長崎市の緊急事態宣言継続中　最終日どうする

2021/05/19 - 2021/05/21

県独自に出された長崎市への緊急事態宣言で、観光施設は閉園、休業が多く、行けるところは限られてしまうので、帰り便の時間までのんびりと回りました。　最終日の記録です。

エリア 長崎市(長崎)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝９時過ぎのグラバー坂。人がまったくいない。

大浦天主堂前には、２人のおじさんが写真撮影中。それ以外は誰もいません。　
５月３１日迄閉鎖の看板が出され、門が閉じられていました。

カトリック大浦教会 寺・神社・教会

グラバー園も同様に閉園中。

グラバー園 名所・史跡

祈念坂を登ってきました。小雨まじりの天気で違った趣が。

祈念坂 名所・史跡

大浦展望公園から長崎市内を見下ろす。

大浦展望公園 公園・植物園

グラバースカイロード。折角なので、利用させていただきました。

グラバースカイロード 乗り物

４トラでもよく紹介されているシマダ果実店は、営業していました。

シマダ果実店 専門店

長崎孔子廟も臨時休館中。どこも入れないので、一旦ホテルに戻って、予定を練り直しです。

孔子廟 中国歴代博物館 美術館・博物館

結局、休館等のない観光地巡りしかないんだけど、どうせなら路面電車も乗ってみようと、ホテル近くの大浦海岸通り停留所から眼鏡橋停留所へ。

眼鏡橋。カップルが１組だけ写真を撮ってましたが、あとは自分達だけ。

眼鏡橋 名所・史跡

御菓子司岩永梅壽軒。創業天保元年の和菓子店。こちらで自宅用のカステラ購入。

岩永 梅寿軒 グルメ・レストラン

１本　1,620円　長崎で最も入手困難なカステラとの話もあるようですが、この日は難なく購入できました。甘すぎずもちもちで美味しかったです。

梅壽軒近くのニューヨーク堂。ズムサタでアイスカステラが紹介されました。

ニューヨーク堂 専門店

バニラ、抹茶、びわ、白玉小倉、チョコ、苺、コーヒーの７種類。

一番人気というバニラを購入。アイスがやわらかくなってから食べて下さいとのアドバイス。　眼鏡橋停留所で電車待ちの時間に美味しく頂きました。

眼鏡橋停留所からホテルに戻ります。

ホテルの駐車場は１２時迄なので、引き取りに行きます。
長崎市内をのんびり楽しむなら、路面電車と徒歩で回るのもいいかも。

車を引き取って、長崎市内を回ります。

車から撮影した出島。こちらも休園中。

出島 名所・史跡

諏訪神社　大門。異国情緒ある長崎くんちの時は、この階段が見物客で埋まるところ。７０段余りの続く階段です。

コロナの影響で、今年も例大祭は中止。

諏訪神社 寺・神社・教会

稲荷神社の大楠。圧倒される大きさです。

大門をくぐった先の拝殿。

拝殿右裏手の稲荷神社の鳥居。

その左横に鎮座する蛭子社。　河川の水上安全と子供の水泳上達、水子守護など水に関わる願事成就の神様。そこにある「川伯の井戸」の川伯（河童）は、蛭子の神の使いと言われている（神社HPから）

蛭子社に置かれたカッパ狛犬。頭が河童のお皿になっている珍しい狛犬。

心のトゲを抜いてもらうべく頭に水をかけて祈願することから、いつもお皿は濡れているのだそうです。

これが川伯の井戸。狛犬が両脇で守っています。

ここは他に、何事にも止め事に効果のある「止め事成就の狛犬」や、昔遊女が船乗りにもう一泊してもらうことを願った「願掛け狛犬」など珍しい狛犬が点在しています。

大門の階段から見下ろした神社の踊り場。ここで長崎くんちの催事が様々執り行われる。

平和公園へ向かう前に近くの中華料理店宝来軒別館で昼食。近所のサラリーマンや地元の人達などで賑やかでした。入り口で検温チェック後に入店。

ランチメニューの太麺皿うどん。1,000円

高菜入り角煮饅頭。２個1,000円

その後、平和公園へ。公園清掃や地元のお散歩する方ぐらいで、ひっそりしていました。

平和公園 公園・植物園

公園内にある長崎刑務所浦上刑務支所跡。爆心地から100m ～350mの距離に建っていた。当時ここにいた職員関係者や受刑者。被告人など計１３４名全員が即死したという。

この跡は、爆風による結果跡ではなく、見学用に工事されたもの。

戦争や原爆の無い世を改めて願い祈る。

その近くの石畳の上で微動だにせず座ったままの白猫。きれいな猫でした。
長崎に多いという尾曲り猫だったかどうかは確認できず。何しろこのまま動かない。

当時東洋一の壮大さを誇った浦上天主堂だったが、原爆の炸裂で周りの壁だけ残して破壊された。この南側の残った側壁は、1958年の新たな天主堂建設の際にここに移設された。（銘板より）

その近くには、被爆当時の地層が保存され見学が可能。家の瓦やレンガ、溶けたガラスや茶碗などが埋まっているのを見ることが出来る。

原爆落下中心地碑。静粛な気持ちに。

建て直された浦上教会。見学路で制限されていますが、内部を観ることはできました（撮影は不可）。

浦上天主堂 寺・神社・教会

こちらも原爆被害の遺跡。山王神社の二の鳥居。別名一本柱鳥居。
爆風で鳥居の半分が吹っ飛んでいる。吹き飛んだ半分は、近くに説明板と一緒に置かれています。

山王神社二の鳥居(一本柱鳥居) 名所・史跡

その奥に進むと山王神社の入り口に２本の被爆クスノ木があります。爆風により枯れ木同然だった後に、直接爆風を受けなかった裏側から新芽が吹き出し、樹勢を盛り返して今の状態にまでなった、苦難を乗り越えて勇気を与えてくれる大樹。
胸高の太さ（幹囲）は８ｍと６ｍ。市の天然記念物指定。福山雅治さんの楽曲”クスノキ”のモデルにもなった。

2006年の台風13号の影響で枝が折れて、その復旧作業中に幹の中に空洞が見つかり、中から原爆の爆風で吹き込んだとみられる石が無数見つかっています。

その石の一つがこれで、木の脇に置かれています。結構な大きさ。

長崎市内を早めに切り上げて、空港近くのレンタカー営業所に車を戻しました。走行距離約600Km。　大変な気候だったけど、無事に戻ってきました。営業所の皆さん終始親切な対応でした。

搭乗まで２時間余り時間があるので、時間潰しに空港３Fの展望デッキへ。鐘が吊るされているのが長崎らしい。

長崎空港 空港

鐘を鳴らす人に幸せを、との願いが込められた幸せの鐘。当然鳴らしてきました。

長崎空港 3F展望デッキ 名所・史跡

よくある撮影スポット。羽の模様は教会のステンドグラスの模様がちりばめられているのだそう。神崎鼻にあったのと同じ撮影スタンドが手前に置かれています。

龍踊りがデザインされた顔出しパネル。こういうのがあると必ず顔出して撮影してしまう夫婦。

滑走路向こうの小高い山にはNAGASAKIの植木文字が見える。

１９時の飛行機なので、空港で夕食。鮨どころ　しょうぶ。
対馬穴子の一本寿司とにぎりを地元の焼酎で頂きました。昨日の寿司屋の失敗をリベンジ。美味しく頂きました。

帰り便は結構な混雑。観光客風が多かった。

今年に入っても自粛の生活が続き、更には身内の不幸などもあったので、結構塞いだ気持ちで過ごす日もありましたが、久しぶりの旅は夫婦にこうした気持ちを切り替えて、普段の生活に改めて向かわせてくれる機会になりました。このような状況下まだまだ先は見えませんが、以前の様に旅を自由に楽しめる日が戻るまで、辛抱強く暮らしてゆこうと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。