
2021/03/04 - 2021/03/04
2287位(同エリア4203件中)
じゃばらぽん’sさん
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延び延びになっていた第55回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開が日程を改め開催されると聞き、緊急事態宣言解除後すぐ、京都行きを決定。
もともと1月9日~3月18日の2ヶ月ほどの公開予定が大幅に短縮され3月1日~4月11日の約1ヶ月間となってしまったが、またいつコロナ感染拡大で出歩くことがはばかられるとも限らない。
思い立ったが吉日。 行って帰ってくればこっちのモン。
そのついでに近辺に足を踏み入れたり、踏み入れなかったりしながら、京都日帰りを敢行。
- 旅行の満足度
- 4.0
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スタート地点は阪急電車の松尾大社駅。
この駅は嵐山線の終点、嵐山駅の1つ手前。 -
行く予定ではなかったけれど、駅を出たら目の前に大きな鳥居(一の鳥居)が見えたので、701年に造営された松尾大社にちょっとだけ寄り道。
松尾大社 寺・神社
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一の鳥居を通ると参道があり、二の鳥居がある。
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二の鳥居には脇勧請(わきかんじょう)と呼ばれる榊の束がぶら下がっており、これは神域と人の結界とされているそう。
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結界を突破(笑)して神の領域に入り、目の前の楼門をくぐり抜けると右手に手水舎。
松尾大社では亀と鯉が神の使いと伝えられており、この手水舎にも亀の口から水が・・・・。 -
『松尾造り』と呼ばれる建築様式の屋根をもつ本殿。
この本殿の向かって右側の廊下をくぐると、『延命長寿』『よみがえりの水』と呼ばれる亀の井があるのだけれど、そんなものがあったなんて露知らず、本殿を見て引き返してしまった私はとっても後悔。
あ~、飲んで来ればよかった・・・・。
てのひらに100杯ほど。 -
足早に松尾大社を出て、本来の目的地に向かう。
この道は桜並木になっているようだけど、桜が開花するにはちょっと早い時期。 -
目的地の近くにある西芳寺。(寄り道多いな^^)
西芳寺(苔寺) 寺・神社
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西芳寺は35,000㎡もある、苔で覆われた庭園で有名な、別名『苔寺』です。
西芳寺(苔寺) 寺・神社
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見学するには往復ハガキで申し込む必要があり、参拝冥加料 は¥3,000以上。
つまり¥3,000以上なら、¥10,000でも¥10万でもいいってことですね。
いろいろハードルが高すぎて、外からチラッと眺めるだけで(でも、見えない^^;)退散。 -
やっと本当の目的地に到着(笑)
鈴虫寺(華厳寺) 寺・神社
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妙徳山・華厳寺 。
元は華厳宗でしたが、縁あって現在は臨済宗とのこと。
ここでは鈴虫がたくさん飼われており、別名『鈴虫寺』(別名ばっかだな・・・)で通用するのですが、1年を通じてその鳴き声を聞くことができます(写真撮影は禁止)。
9時から毎1時間ごと、16時まで約30分程の説法があります。
予約制ではないので、激込みとの口コミも見ますが、今日はコロナの影響もあり、私が行った回は10名程でした。 -
鈴虫寺の山門のところには、どんな願い事でもひとつだけ叶えて下さるお地蔵様がいらっしゃいます。
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このお地蔵様、ワラジを履いておられるので、お願い事をすると、そのお願いを叶えに私たちの家まで一軒一軒自ら来てくださ・・・・・・え?
来てくれるの?
そうなんです!
来てくださるのです。
でも、ウチ、結構遠いよ、お地蔵様?
だから近所に来た時ついでに寄って下さればいいですよ。 -
そしてそのお願い事をするには、このお守り(¥300)を、ありがたい説法のあと購入します。
実は私、知り合いの方から頂いて以前このお守り持ってたんです。
でもその後、別の知り合いに譲ったので私の手元を離れてしまったのでした。
なので、今回自分でこの鈴虫寺に来てお守りを購入したかったんです。(ゲットしたぜ!)
お地蔵様の前で、このお守りを両手で挟んでお願い事をします。
ここで大事なポイント!
住所と、名前と、お願い事を言います。
だってお地蔵様は家まで来てくださるのに、住所分からないとねー。
迷子になっちゃうよ^^
もしお願い事が叶ったらお守りを返納しにお礼参りに来ましょう。
私のお願い事?
永遠の命?
いえ、それは松尾大社の『延命長寿』の水を飲むから大丈夫^^ -
以前は、説法中にお茶とお菓子がふるまわれていたのですが、コロナが流行る今、お茶はナシ、お菓子は持ち帰ってくださいとのこと。
鈴虫寺オリジナルのお菓子だそうで、中には鈴虫は入っていないそうです(笑)
お菓子のネーミングが『寿々むし』で、何か、黒いツブツブが練り込まれていましたが、鈴虫 じゃないんだ・・・(笑) -
鈴虫寺のお庭を散策してみました。
帰る頃には次の回の参拝者が数名並んでいました。 -
松尾大社駅まで戻り、1駅電車に乗車、終点の嵐山駅で下車。
この駅のベンチは車輪付き!
人力車ベンチです。
本物の人力車には乗れないので(予算的に?)、これで走ってくれーーー^^阪急嵐山線 乗り物
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阪急電車が『すみっコぐらし』とコラボしているようで、駅のあちこちにイラストが。
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なんと駅長は『くり』らしい(笑)
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外国人観光客が増えてからますます京都から足が遠のいて、嵐山や嵯峨野もかなりご無沙汰。
もう何年も何年も来ていなかった。
最後に来たのはいつだったかも思い出せないくらい。 -
駅を出て渡月橋を渡るとお土産屋さんやショップが両側に並ぶ観光ストリート。
でも、コロナの影響なのかまだオープンしていないのか、閉まっている店も多い。
嵯峨野といえば竹林の道。
でも、昔来た時にはそんな場所があるなんて全然知らなかった。
ガイドブックなんて買わないので、渡月橋付近を歩いて終わった。
で、今回、方角的に北に向かうので人生初めて竹林の道を通ってみた。 -
やっぱり予想どおり、人は少なめ。
嵯峨野 竹林の道 自然・景勝地
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まったく人がいないわけではないけれど、ソーシャルディスタンス取れまくり。
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場所によっては人がいない写真も撮れる状況。
混んでた状態を知らないのでなんとも言えないけど、かなり空いていると思う。 -
その竹林の道を通って来たのは、コスト削減対策で西芳寺(苔寺)ではなく、『平家物語』にも登場する祇王寺。
ここで苔を堪能する予定の、悲しいお財布事情。祇王寺 寺・神社
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こんな階段を上っていくと、門に到着。
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拝観料¥300を支払い、入ります。
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西芳寺(苔寺)に比べればかなり小さなお庭ですがクルリとひと周り。
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滞在中出会った観光客はたった4名。
しかも同時ではなくて、2名ずつの時間差だったので混み合うこともありません。 -
庭にある通路に沿ってゆっくり進む。
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奥に見えているのは草庵。
平清盛の寵愛をうけた白拍子の祇王が出家し、入家した尼寺。
祇王らの木像が安置されている。 -
草庵には『吉野窓』があり、差し込む日差しが季節ごとに変わるので「虹の窓」と称されている。
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草庵の前にはちょっと休めるところもあり、ここに腰をかけて庭を眺めるのもいい。
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でも今日は日帰り。訪問箇所が目白押し。
せっかく京都まで来たので、本当はもっと優雅で、はんなりとした雰囲気でそぞろ歩きたかったのに、いろいろ詰め込みすぎて、はんなりとはほど遠くなってしまった。
行動にははんなりさはミジンも感じられないのでせめて言葉で補っておこう、・・・・・はんなり。 -
祇園寺を出て駅に戻る途中、向井去来ゆかりの落柿舎の前を通る。
去来の師である松尾芭蕉もここを訪れ、そのとき綴った『嵯峨日記』。
向井去来が嵯峨に古家を買いとったと言われているが、1704年の去来没後、庵は荒廃し、場所も分からなくなる。
1770年、俳人、井上重厚によって再建され、現在の場所に移築される。落柿舎 名所・史跡
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落柿舎には入らず。
実は竹林の道を出てから、通り抜けできない道を歩いていたり、間違った路地に入ったりして結構時間を消費してしまっていた。
先を急ぐので、歩行速度は普段の3割増し、・・・・・だがしかし、はんなり。 -
来た時とは違う道から竹林の道に入る。
さっきより人が増えている気がする。
ここは『竹林の散策路』。
入口付近から見るだけにする。 -
その近くにあるのは野宮神社。
やっぱり中まで入らず、早足で通り過ぎる。野宮神社 寺・神社
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今度は京福電鉄の嵐山駅。
駅に入るとちょうど電車が入ってきた。
電車はここが終点。だからこの電車はここを始発として折り返し出発する。
よし、急げ、急げ。
なのに出発時間を確認するにも、駅によくある発車案内パネルがない、ない、ない!
ついでに券売機もない、ない、ない!
ぐるん、ぐるん、ぐるん、構内を券売機探して走り回る、・・・・・はんなり、はんなり、はんなり!
インフォメーションに飛び込み券売機はどこ?と尋ねるとその場で切符を売ってくれた。嵐山駅 (京福電気鉄道) 駅
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嵐山駅には『キモノ・フォレスト』と題して京友禅のポールがたくさん並べられており、夜はライトアップされるみたいだけど、暗くなるまで待ってられないし、時間もない。
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京福電鉄は『鬼滅の刃』とコラボしているみたい(コラボ合戦真っ盛り?)
切符を握りしめ乗り込んだ無限列車・・・・もとい京福電鉄。 -
車内のドアには伊之助くんが・・・・。
無限列車には怖いから乗りたくないんだけど・・・・。
京福電鉄 = 無限列車、のイメージがついてしまってもいいの?
電車内に料金ボックスが置かれてあるのを見て、京福電鉄は後払い制だったかもと思い出した。
どうりで嵐山駅構内に改札がなかったわー。
前に来たのは、もう2ケタ年前のことなので完全に記憶から抹消されてた。 -
ほどなく発車した電車を帷子ノ辻駅で乗り換え、御室仁和寺駅で下車。
-
駅からまっすぐの道、突き当りに見えるのは今日、京都まで来た1番の目的、非公開文化財の特別公開をしている仁和寺の二王門。
今回、仁和寺では金堂と五重塔が公開される。
事前予約もできるようになっていたけど、何時ごろに仁和寺に到着できるか分からなかったのでせず。
新型コロナ感性拡大防止のため、20分間隔での拝観となっており、各時間最大40名とのこと。
多分平日なのでいっぱいになることはないと思うけど、今ちょうど次の回まであと7分! 急げ! -
二王門を入ったら、
仁和寺 寺・神社
-
あ、《仁和寺にある法師》だ!
時間もないのに脊髄反射で写真を撮ってしまう(笑) -
この《仁和寺にある法師》は石清水八幡宮へちゃんと参ったのかな?( by 徒然草 )
おっと、そんな悠長な事を考えてる場合じゃなかった。
二王門を入ったすぐ左手の本坊表門をくぐり、ずんずん進む。
よし、ここで特別公開の拝観料を払うんだな、と思ったらここじゃないと言われた。
ここは御殿の拝観らしい。
しくじった―――。
特別公開はもっともっと先にあるとのこと。
ぎゃー、急げ!
いや、別に急がなくても、20分後の次の回でもぜんぜん構わないんだけど、間に合いそうなら走ってしまう悲しいサガ! ( ”嵯峨”ではなくて”性” ^^; でもここはもう嵯峨じゃないけど)
目標は遠そう・・・。
だって目の前には真っすぐな道の先の赤い中門しか見えない (2枚目の《仁和寺にある法師》の写真参照)
きっとあの第一関門(!)の先・・・・(悲)
走れ! 走れ! 走れ!
あ、でも、はんなり、はんなり、はんなり(笑)!
第一関門突破、いえ中門を通り抜けてもまだまだ続く真っすぐな道!
ここまで走ってきたのと同じくらいの距離がまだある。
特別公開のチケット売り場は二王門から約300m離れた金堂の近くにあった。
もちろん、走っている時には300mあるなんて知らない。
これは後から調べた数字。
この時はただやみくもに真っすぐ真っすぐ、はっきりした場所も分からず走り続けた。
ハァ、ハァ、ハァ、ハァ・・・・・・・・
チケットを買う声が震える。
とりあえず間に合った。よかった・・・・、忘れてた・・・・・はんなり・・・・・。 -
チケットを持ってすぐさま金堂へ。
金堂の正面ではなく西側(向かって左)から入るようになっている。
入口でチケット見せる。
ぜんぜん混んでない。
これは想定内。
でも時間を区切って拝観している様子も見受けられない。
????
「今、混んでいないのでご自由にご覧ください」とのお言葉に脱力・・・。
走る必要なかったや―――ん
ちょっと息を整えてから靴を脱ぎ、金堂に入る仁和寺 寺・神社
-
金堂内には阿弥陀三尊 などの仏像があります。
中は撮影禁止なので今回の特別公開用のポスターを。 -
続いて五重塔。
こちらが私の大本命!
同じく写真撮影は禁止。
この五重塔は内部に入ることはできず、階段を上がった所から中を覗き見する拝観方法。仁和寺 寺・神社
-
五重塔の4面中、東側と南側の2面の扉が開いていて、そこに隙間があるので(ガラスあり)そこから覗き見(笑)するのです。
中には仏像が何体かあるのですが、でも柱!これが極彩色 ですごいんです。
昔々にこんな色が出せるなんて、びっくりポンやがな~。
惚れ惚れ~~。
五重塔は毎年公開されるわけではないので、機会があれば是非見てもらいたいです。
実際今回の公開は京の冬の旅8年ぶりの公開だそうです。
あ、ネットで画像検索すると出てくるので、どんななのかはチェックできますけど^^ -
そして拝観料を支払っていない人から内部を見れないように外側に鉄壁の白いツイタテが建ててありました(笑)
でも五重塔入口にQRコードがあったので拝観料を払わなくても、スマホをかざすと中が見れるようになっているようでした。
私のスマホはバカなので見れませんけど。 -
こちらは敷地内にある重要文化財の鐘楼。
仁和寺の特別公開は金堂と五重塔セットで¥700ですが、なぜ私がこの緊急事態宣言解除後すぐにこの特別公開に来たかと言うと、3月20日から5月9日まで仁和寺では「花まつり」があり、拝観料とは別で入山料が¥500必要なんです。
日本さくら名所100選にもなっている御室桜が開花するのもこの時期なので、お花見とセットで鑑賞するものいいですが、多分、「密」になると思います。
五重塔を後にして、仁和寺の前から、京都では石を投げると学生とバスに当たると言われている(?)バスに乗り、三条京阪前で下車。
市内のほとんどの場所に¥230で乗れるので京都ではバスが便利。 -
嵐山の渡月橋は桂川でしたが、この川は鴨川。
いつもなら等間隔でカップルが座っているけど、やっぱり今日は少ない。
さて、次はここから京阪電鉄に乗り込む。 -
約30分ほど電車に乗り、降り立ったのは淀駅。
駅のホームから真正面に見える建物は・・・・!
あ、なんかここ昔来たことある・・・・、赤エンピツ持って(笑) -
駅前にはピンクの花をつけた木。
今、この写真を見て気づきました。
まだ桜の時期じゃなかったのでこの花は一体何の花?
この駅で降りたのは観光ではなくて、遅めの昼食のため。
もうすぐお昼の営業が終わってしまう―――と急いでお店に向かったから、駅前の花なんて見てなかったわ~。
まんま、花より団子や~ん。
でも行ったのは団子のお店じゃありません。 -
「魚楽」 ( ととらく、と読みます )
着いたときには14時過ぎていたのに満席。
外で待ちます。
外に貼ってあるメニューの写真を見ながらどれにするか最大限に悩む~~。 -
案内された店内は10席あったかなかったかくらい狭い。
悩んで決めたメニューはまぐろ2色丼。 -
目の前が壁のカウンター席でいただきますぅ。
そしてその壁には、外にあったものと同じメニューの写真が。
次に来た時にはどれを食べよう~、なんて考えながら食べていたら、まぐろ2色丼に全然集中できない(笑)
思っていたよりご飯の量が多くて、ネタとご飯のバランスを取ろうと、どんぶりの中を垂直に掘り下げながら食す。
このお店、「かえネタ」というおもしろいシステムがあり、上のネタだけをどんぶりの¥200引きの値段で今食べてるご飯の上にのっけてくれるらしいのです。
でも、現在コロナのためこのシステム停止中でした。
再び京阪電鉄で1駅分乗車して下車。
そう、さっきは昼食だけのために降りた(笑)
さっきの淀駅は、京都市伏見区。
かの有名な伏見稲荷大社がある区だけどかなり離れている。
しまった! 伏見稲荷大社もまだ行ったことがなった。
またの機会に・・・・。
いずれ・・・・。
いつか・・・・。
行けるかな・・・・? -
隣の駅といえども、ここ石清水八幡宮駅は京都府八幡市。
大阪との境で、ギリ京都。
振り向けば大阪。
ここには仁和寺つながりで石清水八幡宮に来てみた。 -
石清水八幡宮駅すぐそばにはケーブルカー乗り場。
これに乗れば約3分で八幡宮山上駅に行けるけど、ケーブルには乗らず、学生時代に習った徒然草のヘタこいた《仁和寺にある法師》の足取りをたどってみます。
歳をとるまで参拝したことがなく残念に思って1人徒歩で石清水八幡宮に向かった仁和寺の法師。 -
ここで現在の地図で確認。
右京区の仁和寺から八幡市の石清水八幡宮。 -
仁和寺から石清水八幡宮までgoogleさんは徒歩約4時間とはじき出した。
でもこれは現在の道路で計った時間。
電車も車もなかった時代。
悪路もあったろうし、通れる道も多くなかったはず。
もっと時間がかかったのは想像に難くない。
どこかで1泊したのかも。
私なら行き倒れてる。 -
下院のこの一ノ鳥居に「八幡宮」と書かれていますがこの先は頓宮殿へ続く。
石清水八幡宮頓宮 寺・神社
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頓宮殿はこのイラストマップの右下。
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仁和寺の法師が来た『極楽寺』はこの頓宮殿の西側にあった。
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1868年の鳥羽伏見の戦いで頓宮殿は焼失し、1915に再建された。
-
頓宮殿の隣には、これも鳥羽伏見の戦いで焼失し、1884年に再建された『高良神社』。
仁和寺の法師は『極楽寺』と『高良神社』に参拝して満足し帰路についた。
帰ってから法師は「みんな山に上っていたけれど、自分の目的は参拝だから行かずに帰ってきた」と話した。
でも、本来の石清水八幡宮はその山の上。
些細なことでも案内人はあった方がいいというオチです。
今ならネットやら何やらで情報はいろいろ収集できるできるけど当時はねぇ・・・。
せめてこの法師に「石清水八幡宮はその山を上ったところだよ」と言っちゃダメなような気がする(笑)
本人は満足して帰って来たんだから、本当のことを知ったらショックでしょ。
さて私はその山の上まで上ります。
徒歩で上るには、なだらかだけど距離が長い表参道と、
急勾配だけど短い距離でたどり着ける裏参道があるのだけれど、
時短のため迷わず『高良神社』のそばの裏参道を上り始めて、ソク後悔(笑)
急勾配すぎて足が進まない・・・・。
あ、ここもまだ京都だった・・・・はんなり・・・・いえ、はんなりどころか、げんなりだ。
でもせっかく途中まで上ったのに、下りて、表参道まで行って再び上り始める潔さもないのでそのまま上る・・・・。
途中何度も休憩しながら上ったのでサクサク上れないし、全く時短になっていなかった。
頂上に着いたときには生まれたての小鹿のように足がピクついてた(笑)
体力にかなり自信のある人にしかこの裏参道はおススメしない。高良神社 寺・神社
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これは『一ツ石』 or 『お百度石』 or 『勝負石』
お百度参りや千度参りの起点となり、また、走馬や競馬の出発点になっていた目印の石。石清水八幡宮 寺・神社
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三ノ鳥居側から見て、参道の向こうには南総門。
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南総門から中の御本殿が見えます。
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南総門とくぐると御本殿。
もう夕方なのとコロナだからか本当に人が少ない。
クルっと御本殿のまわりを一周りして帰ってきました。 -
下りは表参道を。
表参道にはこのように階段がつづら折りになっている『七曲がり』がある。
表参道から石清水八幡宮を目指せばこの『七曲がり』から始まるはずが、裏参道を上った私はヘソ曲がり。
階段をリズミカルに下りる。
「七曲がり、七曲がり、七曲署 ! (←笑 いや違うから)」 -
下り終えた川のそばには何やら趣のある橋。
安居橋(あんごばし)というらしい。
やはりこの橋も鳥羽伏見の戦い(1868年)で焼失し、再興されたもののようです。
おそらくこのあたり一帯は鳥羽伏見の戦いで焼け野原になったのでしょうね。
寄り道 → 『松尾大社』
回り道 → 『西芳寺』 外観
通り道 → 『渡月橋』
抜け道 → 『竹林の道』
よこ道 → 『落柿舎』
など、道草をしながらだったけど、日帰りで、『鈴虫寺 』→ 『祇王寺』 → 『仁和寺』 → 『石清水八幡宮』 と巡った怒涛の1日でした。
みなさま、” はんなり "して頂けましたでしょうか?
え? " ぐったり "、ですって?
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この旅行記へのコメント (5)
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- sanaboさん 2021/10/01 18:20:06
- はんなり京都旅
- じゃばらぽん’sさん、こんにちは~
海外へ行けないコロナ渦、インバウンドのいない今こそが国内旅行(京都など)の
チャンスと思いつつ、なかなか腰が上がらずにいます。
苔寺へ最後に行ったのはウン十年前ですけど、え~~っ、参拝冥加料 が
¥3,000以上ですと?! いつからそんなに暴利をむさぼるようになったの?@@;
永遠の命は松尾大社の『延命長寿』のお水に託し、鈴虫寺のお地蔵様に
何をお願いしたのか、とっても気になりま~す!
仁和寺のチケット売り場まで結局300mも走られたのですね~
そうとわかってたら、そんなに走らないわよね。
しかも「今、混んでいないのでご自由にご覧ください」とのお言葉に
ぽん’sさんは脱力、私は大爆笑でした!!
脊髄反射で写真を撮ってしまわれる(カメラと体が一体化している?)ぽん’sさんは
生まれながらの旅人ですね☆彡
高良神社の急こう配の裏参道では、はんなりではなくげんなり、などなど
笑いのツボに満ち溢れたぽん’sさんならではの楽しい旅行記でした♪
あー、早くヨーロッパに生きたーい! でも東洋人差別が怖いわ~~
sanabo
- sanaboさん からの返信 2021/10/01 18:23:14
- 訂正です
- 言うまでもありませんが、「生きたーい!」ではなく
「行きたーい!」の誤りでした(^^ゞ
- じゃばらぽん’sさん からの返信 2021/10/03 09:33:28
- Re: はんなり京都旅
- おはようございます、sanaboさん^^
いらっしゃいませ~、はんなり京都へ。
あれから季節は移れど、引きこもり生活で毎日変化がなく、
京都に行ったのも随分昔に感じられます。
>苔寺へ最後に行ったのはウン十年前ですけど、え~~っ、参拝冥加料 が
>¥3,000以上ですと?! いつからそんなに暴利をむさぼるようになった
>の?@@;
ということはそんなお値段ではなかったんですね。
確かに苔を美しく保つには金銭がかかるでしょうが、
参拝冥加料がお高くなれは訪問客も減ってしまうのではないでしょうか?
(そ・れ・は、・・・・・私^^;)
>永遠の命は松尾大社の『延命長寿』のお水に託し、鈴虫寺のお地蔵様に
>何をお願いしたのか、とっても気になりま~す!
お願いが叶ってしまうとお守りを返納しなきゃならないので、
(お守りは持っておきたい強欲な私)「世界平和」とか??
なかなか壮大なことを願ったかもしれません(笑)
>あー、早くヨーロッパに生きたーい! でも東洋人差別が怖いわ~~
私もヨーロッパ行きたーい!
やっぱ、差別、あるんでしょうか?
皆が海外旅行に再び行きだして、その様子を見てからにしようかしら。
(それじゃあ、いつになるのやら)
次はヨーロッパ人に生まれ変わりたいsanaboさんは、実は
前世に日本人に生まれ変わりたかったヨーロッパ人だったかもしれないと思うじゃばらぽん’sです。(徳を積まれて仙人のようなsanaboさんの願いが叶ったの。それとも前世に鈴虫寺のお地蔵さんに願ったのかも^^)
じゃばらぽん’s
-
- フィーコさん 2021/05/08 01:09:39
- 淀が急行停まるのよ~
- じゃばらぽん'sさん こんばんは~
同じにおいのする京都の周り方(笑)
私1人ならええねんけど、
友人3人と行った時
友人1が膝痛でタクりまくり。けど松尾大社はお酒の神さまでもありその友人1は呑兵衛なので是非とも参りたい←苔寺からタクッたの(笑)苔寺は予約しましたよー。
で、3000円も払って正座で写経←なんのバツ?膝痛いのに!
松尾大社の酒樽だけ見て亀の井知らんかったわー!
私、昔々大昔枚方に住んでいたの。
京阪で京都は頻繁に訪れていたんやけど、淀で開催日は急行が停まったのーーイライラしたわ。
ぽん'sさん、赤鉛筆を耳にはさんでた?(爆)
フィーコ
- じゃばらぽん’sさん からの返信 2021/05/08 20:57:31
- Re: 淀が急行停まるのよ~
- こんばんは~、フィーコさん
早速コメントありがとうございます。
同じにおい、しますか? クンクン^^
>松尾大社はお酒の神さま
そうなんですか。知らなかった・・・・。
私は飲めないので、そのへんこだわりはぜんぜんないです^^
>苔寺からタクッたの(笑)
え!?
あのあたり流しのタクシーはなさそうなので
呼んだんですよね?
そして苔寺 → 松尾大社まで!?
よく走ってくれましたね、運転手さん。
距離が短すぎて儲けにならないですよね。
1日タクシーをチャーターしたとかならわかりますが。
>で、3000円も払って正座で写経←なんのバツ?膝痛いのに!
3000円払って修行したんですよん^^;
>私、昔々大昔枚方に住んでいたの。
なんと!
「ひらパー」民でしたか!
大菊人形のお膝元 (笑) もうやってませんが。
そして私は行ったことがありませんが^^
>淀で開催日は急行が停まったのーーイライラしたわ。
各駅停車の駅なのに昔行ったとき乗り換えた記憶がないのは、
そういう理由だっだんですね。
カモを直通で運んでいた、と(笑)
>ぽん'sさん、赤鉛筆を耳にはさんでた?(爆)
そうそう、新聞買って!(猛爆)
上司とのお付き合いで行ったんですよ。
宝塚の会場の方もデビュー済み!
そっちは車で行きました。
上司の熱が冷めた頃、足を洗いました(笑)
じゃばらぽん’s
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