2011年の9月中旬に9泊11日間でイタリアとスイスに行ったときの旅行記です。<br />イタリア＆スイス一人旅はイタリアに7泊、スイスに2泊。イタリアはローマに3泊、フィレンツェに3泊しました。それからスイス入る前にミラノに1泊だけしました。スイスのお目当ての所は、ラショードフォンというフランス国境に近い山間にある時計産業の聖地と呼ばれている街。時計好きには楽しみな所です。。<br />旅のコースはフランスのシャルルドゴール空港経由でローマ入り。ローマ、フィレンツェ、ミラノの移動はイタリア自慢のユーロスターイタリアの高速列車。フィレンツェでは近郊の街へショートトリップで出かけてみます。ミラノからは高速列車に乗ってスイスに入り、一気にフランスとの国境近くのラショードフォンまで移動します。帰りはチューリッヒの街歩きを楽しんだ後、ロンドンヒースロー空港経由で日本に戻ってくるという旅程。<br />いつも通りのきままな一人旅。カメラ片手に街歩き、そしてワイングラスを傾けながらの酒とバラの日々（？）を楽しんできました。<br />撮影:ASAHI PENTAX KM, PENTAX-M 28mm F2.8, M 35mm F2.8, Kodak EB-3

イタリア＆スイス一人旅 vol.3 ～ローマからフィレンツェへ～

10いいね！

2011/09/17 - 2011/09/27

1600位(同エリア3768件中)

エリア

フィレンツェ(イタリア)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

ホテル: 4.0

グルメ: 4.5

同行者: 一人旅

旅行の手配内容: 個別手配

今日は3泊したローマからフィレンツェへの移動の日です。
ローマの街並みに慣れてきたところでローマを離れなければなりません。
街を離れるときはなんとなく寂しい感じになったりしてしまいますが、次の街フィレンツェに期待しながら出発します。
写真は。。すこし早めの朝食。3日目のプレートもボリュームたくさん。メイドさんありがとうお世話になりました～。
ローマ・テルミニ駅発の列車は9時45分。時間に余裕があったので、駅までは地下鉄でなくバス向かうことにしました。バス停前に止まっているサイドカー。うーんシブくてカッコよすぎるー。
バスは朝の渋滞にハマってノロノロ運転。ローマ発の列車の時間が気になりだしてきました。
ようやくバスは列車出発の12分前に駅に到着。すこしハラハラドキドキしました。
列車の番号と行き先をよーく確認してフィレンツェ経由ベネチィア行きの高速列車に乗り込みます。
定刻に出発した列車はゆっくりとローマの街を後にします。
高速移動中です。
一等の列車は3列シートで飲み物付きで快適そのもの。フィレンツェまでは１時間半で到着。
もうすぐフィレンツェに到着です。
11時過ぎに列車はフィレンツェのターミナル駅、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に停車。ここで降りてベネチィアまで行く高速列車を見送ります。さようなら～。
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅の様子。。　なかなかの賑わい。
駅前の風景です。駅前は広い公園のようになっていて空が広く感じられます。
振り返って駅の写真を一枚。
フィレンツェでは3泊します。最初の２泊は街の中心から少し外れたところにあるＢ＆Ｂの安いところ。最後の一泊は街の中心の4星ホテル。違うタイプのホテルに泊まりたいのでそうしました。
街の中心から乗り込んだフィレンツェ名物のミニバスを下りたところ。。
ミニバスは10人も乗るといっぱいという感じ。狭い街の路地をゆっくりしたペースでヒョコヒョコと前後左右に揺れながら走る姿はなかなか可愛い。
Ｂ＆Ｂは普通の街中の建物の中にあります。インターホンで呼び出して重たいドアを開けて中に入ります。
部屋はこんな感じ。超シンプルですがシャワーもちゃんとついています。深夜に戻って寝るだけなのでこれでいいか。。
早速、フィレンツェ街歩きの始まりです。これはＢ＆Ｂ近くのスーパー。
ミニバスのバス停に向かっています。見えているのはバス停があるロータリーの中にある門。
ミニバスに乗るのはやめて歩いて街の中心まで行ってみることにしました。
途中中古カメラ屋さんや雑貨屋さんに立ち寄ったりしながら歩いてゆきます。
15分程歩いたら街の中心にあるドゥオーモのクーポラが見えてきました。
花の都フィレンツェ。まずは街の中心ドゥオーモのクーポラに登ってみます。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂です。フィレンツェを象徴する建物はクーポラの高さ106メートルで世界最大の石造りの大聖堂。
よーく見るとクーポラの屋根の下の窓が一面しかありません。建設途中にミケランジェロに意見を求めたときに「鳥カゴのようで良くない」との一言で他の面の窓の取り付けは中止になったとか。。
大聖堂の前の広場です。みなさん上を向いて歩いていますねー。
大聖堂はドゥオーモ、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼の三つの建築物で構成されいている。ジョットの鐘楼は高さ約84メートル。まずはジョットの鐘楼から登ってみます。
鐘楼の石段を登っています。石の壁の隙間から見ると、クーポラがだんだんと近づいてくるように見えます。
鐘楼の頂上です。頂上は金属製の柵で鳥カゴみたいに覆われています。
雲が浮かぶ青空がとっても綺麗。フィレンツェ万歳～という感じ。。
柵の間からクーポラを撮っています。クーポラの頂上に登っている人が豆粒みたいに見えます。赤茶色の屋根と青空のコントラストがとても綺麗。素晴らしい眺めだー。
フィレンツェの街の北側の眺め。。
フィレンツェの街の西側の眺め。。奥に見えるのがサンタ・マリア・ノヴェッラ教会。その右側に駅が見えている。
クーポラの縦構図も一枚。。
鐘楼から下りてきました。すこし足がガクガクしていますが、いよいよこれからクーポラに登ってみます。
クーポラの頂上にやってきました。
身を乗り出してクーポラの影を入れて街並みを撮ります。
前からこれをやりたかったんだよねー。いい天気に恵まれてよかったー。
クーポラからのフィレンツェの街の眺め。
右側の高い塔のある建物がヴェッキオ宮。正面奥に見えるのがサンタ・クローチェ教会。ご覧のとおり主な見所にはどこでも気軽に歩いていけるコンパクトな街。
こちらは先程登った鐘楼を見下ろしたところ。
クーポラからの眺めを十分楽しめました。それではクーポラから下ることにします。
クーポラの屋根の内部の写真です。
ご覧の通りの狭い階段を下ります。
屋根は二重になっていてその間に階段が設けられていて、身体を斜めにして延々と階段を歩いていると平衡感覚もなくなってきます。閉所恐怖症の人は要注意。。
ドゥオーモの天井に描かれている「最後の審判」。
写真が暗くなってしまいました。建物に直接描かれている絵を見ることは、そこに行かないと見られない貴重な体験。。
これはドゥオーモのすぐ隣にある付属美術館にあるミケランジェロ作「未完のピエタ」。
ミケランジェロは製作の途中でイエスの左の手足とマリアの腕を壊して制作を放棄。大理石の質が悪かったので壊したという説や、イエスの足が事故で壊れたので止めを刺したという説があります。後年弟子により修復されましたがイエスの左足は壊されたままとなっている。
階段を登り下りしてちょっと疲れたのでアイスを食べながら休憩。
クーポラとアイスのコラボ写真。。
次はベッキオ橋を目指して街を歩きます。フィレンツェ名物のお菓子がとても美味しそう。
街歩きで見かけた街の芸術家。
街を流れるアルノ川に架かるベッキオ橋にやってきました。
写真は橋の下流からのベッキオ橋の姿。。
橋の両側には貴金属やアクセサリーを売る店が並んでいてとても煌びやか。
橋の中央はすこし広くなっていて川の流れを見渡すことができます。
アルノ川の眺めです。静かな川の流をいつまでも見ていたい気分。。。
次は奥に見える小高い丘にあるミケランジェロ広場を目指して歩きます。
ミケランジェロ広場の入り口です。20分くらいは歩いたかなー。
これから坂を登って行きます。
ミケランジェロ広場。ここからフィレンツェの街を一望することができます。
フィレンツェの街の眺め。。旅行ガイドでおなじみのアングルですね。この景色を見ることができて幸せ。
広場では70年代の音楽で盛り上がっていました。階段に腰を下ろして一緒に唄います。世界がひとつになったような気分です。
遠くの山に日が傾きフィレンツェの一日が暮れてゆきます。
ミケランジェロ広場からバスに乗って街に戻ってきました。
今日の晩ご飯はＢ＆Ｂの近くのトラットリアにします。
まずはパスタ。平たいパスタはモチモチしていて美味しかったー。
次は白身の魚。ちょっと淡白すぎたかな。オリーブオイルを多めにかけていただきました。明日はフィレンツェから近郊の街へのショートトリップを楽しみます。

イタリア＆スイス一人旅 vol.4 ～サン・ジミニャーノとシエナ街歩き～に続きます。