津和野散策とＤＬやまぐち号と徳佐八幡宮のしだれ桜

2021/03/21 - 2021/03/21

2021年7月から10月にかけて開催される山口ゆめ回廊博覧会の100日前イベントに行ったところ、アニメーターの故大塚康生さんのパネル展を津和野でやっているという情報を得ました。
3月にお亡くなりになったので追悼展かと思いきや、『大塚康生画集「ルパン三世」と車と機関車と』発刊記念という、元々の企画展でした。
せっかくなので旦那と一緒に見に行ったら、思いもかけずＤＬやまぐち号や早くも満開になっていた徳佐八幡宮のしだれ桜を見ることができたのでした。

エリア 津和野(島根)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

お昼は道の駅長門峡のレストランで。
阿東和牛が名物です。

ちょうど横の山口線をやまぐち号が走ってきたのでお手ふりします。
やっぱり（の理由は後ほど）お客はだいぶ少なそうでした。

御食事処 長門峡 グルメ・レストラン

ちょっと奮発して、和牛ラーメン。
1000円だけど、Ａ4か5ランクの阿東和牛のお肉（薄切り一枚肉）が入ってます。
味付けは塩ラーメンかな？シナチクじゃなくて若竹？が入ってたりワカメ等がたっぷり入ってたりと食べ応えありました。

長門峡道の駅の名物のひとつがいとこのチェーンソーアート（無名のときからイベントでことあるごとに実演やってました）なんですけど、コロナ禍の今はお触りご遠慮くださいになってました。

道の駅 長門峡 くんくのだいち 道の駅

かなり久々の津和野に到着。
目当ての場所はグーグルマップさんで発見できたけど、駐車場がなくて右往左往。
最終的には、ぐるぐる回って、津和野駅横の駐車場となりました。
１日５００円ですが、あとで見たら、駅の送迎用か３０分以内は無料となってました。

ちょうど新山口駅から走ってきて津和野駅に到着していたやまぐち号が、お客さんを降ろして帰り便までの待機のため、移動をしている最中。

今年はＳＬ（蒸気機関車）ではなくＤＬ（ディーゼル機関車）です。
ＳＬの調子が悪いときの代行をすることはありましたが、最初からダイヤに組み込まれて走るのは初めてじゃないかなあ？
Ｃ５７は長期修理、Ｄ５１は長期点検に入っているのです。

客車が新調されてからは、まだ乗っていません。
ディーゼル機関車で乗客は少なそうなので、当日天気がいいときを狙って乗車しようかなあ。
旅行自粛でまだＪＲ西日本の株主優待券残ってますし・・・

津和野駅のタクシーのデザインはご当地キャラのつわみんだなあ、と眺めながら徒歩でてくてく。

津和野駅 駅

いとこ作のお猿さんが目印のおそば＆甘味のお店の横を通り、

鯉の米屋さんやら初ＳＬしたときに行ったイタリアンレストラン（店名は変更）を通り過ぎ、観光案内板発見。

旦那が発見。
なぜか、乙女峠の説明写真が公衆電話。

受話器が二つついて３人で話ができる、日本に３台しか現存してないという特製公衆電話だそうです。

乙女峠、行ったことないなあ、と言ったら、旦那は行ったことがあるといい、意見がかみあいません。
だれか違う人と行ったかな（笑）

津和野町日本遺産センターに到着。
最初名前を見たとき津和野駅近くの写真館みたいなところと思ってたら場所が違ってました。
たしかこの付近に浮世絵美術館があったはずなので、跡地にできたのかなあ？

後で関連サイトを見たら駐車場が３台あったようなのですが、このときは見当たらず。
裏にでもあったのかな？
センターのサイトには見当たらなかったんだけど？？
https://tsuwano100.net/facility/

入り口で発見。
むつみの猫寺、雲林寺さんと、おきつねさんの太鼓山稲荷神社がコラボして御朱印されているようです。

開催中に逝去されました大塚康生さんは、津和野町出身で、幼少期から上京まで山口で過ごされました。
こどもの時は小郡駅（現新山口駅）に行ってはＳＬを描写されてたんだとか。
山口県庁で１年働かれた後は、厚生省で麻薬捜査官されて、そののちアニメの世界に入られて、活躍されました。
未来少年コナンとか、ルパン三世とか、当時夢中になってみた作品をたくさん作られました。
合掌。

大塚さんありがとうのメッセージボード？も設置されてました。
絵がうまい人が多すぎて、とても書き込めません・・・

企画展をされてた２階には津和野の鷺舞等の展示もされてます。

実は知らなかった、津和野踊り。

１階の展示コーナーでは、職員さんに色々情報いただき、修理中だけど日曜なら内部は公開しているという津和野カトリック教会に行ってみることにしました。

津和野のデザインマンホールはちょうど歩いている殿町周辺の風景と地名の由来のつわぶきみたいですねえ。

日本遺産センターから雨が降ったりやんだりの道を散策。

津和野カトリック教会は改修中。
工事してない日曜等は内部が見学できます。

津和野には何度も来てるのに、なぜか中を見学した記憶がありません。

津和野カトリック教会 寺・神社・教会

右の建物は、乙女峠の資料館。
隣の売店？も含めて無人状態でしたが、鍵は開いていたので見学させていただきました。

津和野カトリック教会 寺・神社・教会

案内の人はいないので確認はできなかったものの、禁止表示はなかったので

撮影したけど、良かったのかな？
あちこちのブログに内部の写真があがってたので大丈夫そうだけど・・・

畳敷きの教会なので、土足禁止です。

途中のお堀にあまりいなくてちょっと心配だった津和野のメタボ鯉さんがたを見つけて安心したのは、

殿町掘割 名所・史跡

津和野の藩校養老館。
ずいぶん昔に見学したことがありますが、中はリニューアルした模様。

こちらで、竜王戦が行われたんだそうです。

藩校養老館（津和野町立民俗資料館） 美術館・博物館

あいにくの雨模様なんで、鷺舞の銅像には近寄りませんでしたが、こちらも川沿いの桜が見頃になりつつありました。

道を変えて津和野駅に戻る途中に、乙女峠がありました。
たしか昔一人で来たときに行こうか迷って行かなかったはずですが、旦那は行ったと言ってます。
せっかくカトリック教会を見たことだから、セットで行ってみましょう。

津和野駅近くの踏切を越えたら、人だかり。

ＤＬやまぐち号が休憩中。
そろそろ客車と接続する時間なんでしょう。県外ナンバーの鉄オタさんたちがいました。

やまぐち号のプレートと言ったら黄色に鶴がメジャーですが、今回はピンク？

後で調べたら、復路のみ季節によって限定プレートが使われるようで、こちらは桜モチーフだったのでした。

さて、乙女峠なんですが、行った直後に二人の意見が一致しました。

ここは来たことない！
なかなかの山道が続きます。
雨で若干滑りやすくなってますので、手すりがなければ挫折するところでした。

ゼイゼイ言いながらも到着。
キリシタン殉教地の乙女峠。

遠く長崎から流されて、受けた迫害を思えば、
ここまで上がるくらいたいしたことではないのですが。

乙女峠のマリア聖堂周辺も早くも桜模様。

乙女峠マリア聖堂 寺・神社・教会

観光案内板ではメインになっていた受話器が二つの公衆電話発見。
デュエットフォンというそうで、1990年、ＮＴＴが電話事業100周年を記念して開発、設置されたとか。

最近は普通の公衆電話も見かけなくなってます（スマホがあるから気にしなくなってるのかも）が、とりあえず記念撮影。

マリア聖堂の中に入ったら、狭いながらもちょっと荘厳な感じで、こちらも撮影禁止表示はなかったものの、なんだか撮るのは憚られたのでした。
津和野カトリック教会の展示で、この地の悲しい歴史を知ったせいもあります。

キリスト教が厳禁だった明治元年に長崎から送られてきた153人の隠れキリシタンは、津和野藩の改宗のすすめに応じず、ついに拷問によって37人が殉教の道を選びました。その際、日本で唯一、聖母マリアが降臨された地といわれています。
（津和野町観光協会サイトより）

さらに奥には殉教者のお墓へと続く道もあるようなんですが、ここまで来るのが限界。
ということで帰ります。

ちょっと滑る道にびびりつつ、下っていけば、再びＤＬやまぐち号。

この後、駐車場に続いてないかなあ、と来た道（踏切）とは反対側に進んで行ったものの、どうも線路に阻まれ駐車場まで行けそうになかったので、踏切に向かう進路に変更。

ちょうど客車に接続するための作業をされてました。

いったん踏み切り近くまで移動して線路の接続を変えまして、

客車へと向かうやまぐち号に群がる鉄オタさん方。
この後は帰り道の撮影をされるようで、大急ぎで車で移動されてました。
県外ナンバーも来てまして、ちょっとまた人の往来が増えてきた印象がありました。

合併で隣町になっちゃってますが、自分も県外者か・・・

津和野駅前の展示ＳＬは、場所はここだったっけ？と思いつつ、

駐車場に戻って、帰宅です。

帰りに立ち寄り。
徳佐八幡宮。
鳥居横の駐車場が桜の保全のためにと５００円と有料になってました。
もっとも料金箱が置いてあるだけ（しかもちょっとわかりにくい）だから、ちゃんと入れてもらえているのかなあ？
募金しとけばよかったかな？

勝手知ったるなので、小学校のグラウンド、と思ったら今年は駐車場利用されてなかった（コロナ禍の影響か、満開時期早すぎて対応してなかったのかも）ものの、奥の八幡宮の駐車場がかろうじて空いてたので停められました。

徳佐八幡宮 寺・神社・教会

お参りして、参道を歩きます。

いくつか種類があるんでしょうねえ。
ピンクが強めなのとか

白いのとか、色々です。

八幡宮周辺はまだあまり咲いてなかったりもしましたが、参道はほぼ満開で堪能しました。

八幡宮から自宅を目指せば、途中でやまぐち号を追い抜いちゃいました。
撮影スポットの長門峡駅近くの赤い橋で走ってるところを見ながら帰宅したのでした。