宝覚寺訪問

2019/06/29 - 2019/06/29

台中の宝覚寺に行きました。

エリア 台中(台湾)

• 交通手段: 鉄道 レンタカー タクシー 徒歩
• 航空会社: チャイナエアライン
• 旅行の手配内容: 個別手配

毎年恒例の友人との台湾旅行で台中の宝覚寺に行きました。
とにかく目印は金色の布袋様だろうと。

巨大な布袋様の像が見えました。衣には「卍」の模様がありました。にこやかな笑顔に見えます。

こちらが本殿。本殿前には二頭の白象と灯篭が見えます。この石造りの建物は木造の本堂を守る、いわば鞘堂の役目を果たしています。

こちらが木造の本堂で、昭和3年に建立されたとのことです。正式名称は「鷲屏山寶覺禪寺（鷲屏山宝覚禅寺　しゅうへいざんほうがくぜんじ）」といい、臨済宗妙心寺派のお寺です。

本堂の中には3体の仏さまの像がありました。中央が御本尊の「釈迦牟尼仏」お釈迦様です。

本堂の前の2体の白象はお釈迦様の化身と言われているそうです。

奥へ進むとこんな布袋様の像が迎えてくれました。参詣者が撫でるのでしょうか、布袋様のお腹の塗装がはがれています。

字数を数えると21文字なので、漢詩ではなさそうです。
「大肚包容了郄人間多少事満腔歓喜笑開天下古今愁」と彫られています。
「大きな腹の中に様々なものを満たし、愁いを笑い飛ばす」とでもいうことでしょうか。この布袋様の腹は何で満たされているのでしょうか。

巨大です。台座には「皆大歓喜」とあります。「みんな大喜び」ですか。

傍らには池がありますが、放生池でしょうか。

池の中にはこんな魚がいましたが、鯉や金魚の類ではなく、ナマズ（熱帯魚に行くと「プレコ」と呼ばれる）のように見えました。

本堂前に戻るとこんなものがありました。中に線香が1本立っているようです。

色んなガイドブックを見ても書かれていないのですが、広い駐車場のようになっていました。

駐車場のような広場の左手に中部地区　日本人遺骨安置所というのがありました。

日本統治時代に台湾でお亡くなりになった邦人の遺骨を集めたものらしいのですが、国が変わっても維持していただけるのはありがたいことだと思います。

その傍らには東部北部地区　日本人遺骨安置所の碑がありました。

和平英魂観音亭の扁額がかかっています。「英魂」というのは「英霊」に通じるものだと思います。その下には「佛光普照」の文字が見えます。「仏の慈悲はあまねく照らす」ということです。

傍らには李登輝総統揮毫の「靈安故郷」の碑がありました。下には東郷神社宮司の揮毫による「英靈鎭魂」の文字が。

「追遠亭銘記」とあります。こちらは日本語版です。

同じく、中国語版。日台の軍人軍属を慰霊するもののようです。

その傍らには軍艦旗を戴いた芳名録がありました。「英霊故郷慰霊碑」「和平英魂観音亭」の建立に際して寄進をした日台の関係者の名が刻まれています。

台座には「海交永固」と刻まれています。「海交」は海軍軍人の交わりということでしょうか。日台の旧海軍関係者が末永く提携していこうということでしょう。

外に出ると道路には仕切りが書いてあり、「収費停車處」とされています。３０分１５元（50円強）で駐車できるようです。

駐車しておくと写真のような駐車票が挟まれます。支払い方法は裏面にあるようです。

私たちは近所のスーパーの駐車場に入れたので、買い物をして駐車料がタダになるトークンをもらって精算しました。この後は、昼食に向かいました。