2017/02/04 - 2017/02/04
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nanochanさん
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1日目は、仕事を終えた後、伏見・宇治の寺社を訪れました。
2日目は、今まで訪れたことのない京都市内の寺社に行くことにしました。
今日の大きな目的は、「アフロ仏」として有名な「五劫思惟阿弥陀仏」に会いに行くこと。そして、「大将軍八神社」に行き、御朱印行脚をしている人にとってあこがれの御朱印帳を手に入れることの2つです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 徒歩
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1<八坂神社 西楼門(重要文化財)>
昨日に続いて、2日目の早朝から参拝に。
それは、1日300枚限定の「青龍」の御朱印をいただくため。
ところで、東山の顔として親しまれている八坂神社の西楼門ですが、実際は「裏門」。 正門は、南楼門です。八坂神社 寺・神社・教会
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2<八坂神社 舞殿(重要文化財)>
舞殿は、その名の通り舞などの奉納行事が行われる場所。
夜になると、花街から奉納された提灯に明かりが灯り、一気に華やいだ装いになります。ここで行われるナイトウェディングは、若者に人気だそうです。 -
3<八坂神社 本殿(重要文化財)>
八坂神社の本殿は、本殿と拝殿が一つの屋根で覆われた「祇園造」と呼ばれる特殊な構造。
言い伝えでは、本殿の下には大地のエネルギーが集結する龍穴があり、そこに棲む青龍が京都を守っているとのこと。 -
4<八坂神社 限定御朱印>
朝一で、無事に「青龍」の御朱印をいただきました。【初穂料】500円
平安京は、陰陽道に基づき「四神相応」の地に築かれ、北を玄武(げんぶ)、東を蒼龍(そうりゅう)、西を白虎(びゃっこ)、南を朱雀(すざく)が守っています。そんなわけで、京都の東の方位にある八坂神社で「青龍」(蒼龍)の御朱印が授与されているのです。 -
5<金戒光明寺(こんかいこうみょうじ) 高麗門>
祇園からバスで熊野神社へ行き、下車後に、春日北通りを東へ。
見えてきたのは、立派な「金戒光明寺」の高麗門。
高麗門は、2本の柱に切妻屋根を乗せた城郭に用いられる門で、寺社の門としては極めて珍しい造り。それは、家康がこの寺を京都の防御拠点の一つとしてとらえていたからです。金戒光明寺(黒谷さん) 寺・神社・教会
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6<京都守護職本陣>
金戒光明寺は、幕末に京都守護職に就任した会津藩主「松平容保」が本陣を置いた場所。会津藩士のみでは手が回りきらなかったため、守護職御預かりとして「新選組」をその支配下に置き、治安の維持に当たらせました。ここは、「新撰組」誕生の地でもあります。 -
7<金戒光明寺 山門>
山門は応仁の乱で消失し、江戸時代末期に再建されました。
大きな扁額には、法然上人が比叡山から下りて初めて草庵を結んだことを表す「浄土真宗最初門」の文字が書かれています。
特別拝観期間だと、山門に上ることができます。 -
8<広い階段を上がると・・・>
山門からの広い階段を上ると「御影堂」が見えてきました。 -
9<御影堂(大殿)>
昭和9年に火災で焼失後、昭和19年に再建されました。戦時中にこれほどの建物が再建されることは希だと思います。信者の篤い信仰心があってこそでしょう。
堂内には、宗祖「法然上人」の75歳の座像が祀られています。 -
10<紫雲の庭(しうんのにわ)>
冬の特別拝観期間中だったため、御影堂の内部とともに、大方丈や裏手の回遊式庭園「紫雲の庭」の拝観もしました。
この庭は法然上人の生涯を庭石で表現したもの、とのことですが、凡人には「ふ~ん、そうなん」という感じでした。 -
11<石畳>
紫雲の庭の奥にある鎧之池に向かいます。そこに向かう石畳は、近年に造られたものですが、その模様には何やら意味がありそうです・・・。 -
12<カメさんだ!>
甲羅が黒いカメさんがいてはりました。 -
13<オタマジャクシ?>
こちらは、オタマジャクシでしょうか? -
14<鎧之池>
ここは、源平合戦の一ノ谷の戦いで平敦盛を討った熊谷直実が出家して庵を結んだ場所といわれています。 -
イチオシ
15<五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゆいあみだぶつ)>
紫雲の庭を見てから向かったのが、三重の塔に上る石段の東側にある、知る人ぞ知る金戒光明寺のパワーブッダ「アフロ仏」。
この頭髪の形状から「アフロ仏」と言われますが、本当のお名前は「五劫思惟阿弥陀仏」。これは、衆生を救わんと、気の遠くなるような長い時間(五劫)、修行(思惟)をされた結果、髪の毛が超伸びてアフロヘアーみたくなっちゃったという有り難~いお姿。全国でも16体ほどしかなく、石造りは特に珍しいそうです。(江戸時代作) -
16<三重塔(文殊塔)重要文化財 >
五劫思惟阿弥陀仏を拝んだ後、長い階段を上がります。
そびえ立つのは、1633年建立の三重の塔。塔内に運慶の作と伝わる渡海文殊菩薩「中山文殊」が安置されていたため「文殊塔」とも言われています。 -
17<京都市街一望>
これは、三重の塔から西側を見た景色。京都市街が一望できます。
ここが高台にあり、軍勢の動きを監視できるという点から、松平容保が会津藩の本陣を置いたことも合点がいきます。 -
18<金戒光明寺 御朱印>
中央の墨書は、上部に「浄土真宗」下部に「最初門」の文字。
左側には、大本山 金戒光明寺と書かれています。達筆すぎて、すぐには読めませんでした。真ん中の朱印は「仏」「宝」「僧」を表す三宝印。 -
19<真如堂(しんにょどう)>
金戒光明寺のすぐ北隣にあるのが「真如堂」。
正式名を「鈴聲山 真正極楽寺」といい、比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺です。いわゆる「台密」の密教寺院ですね。真如堂 (真正極楽寺) 寺・神社・教会
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20<本堂>
この寺は、桜と紅葉の名所の一つですが、冬の時期は訪れる人もまばら。
古くから、女性を救済する寺として知られ、地元では親しみを持って「真如堂さん」と呼ばれているそうです。 -
21<三重塔>
この美しい三重の塔と紅葉の写真は、よく京都を紹介するビデオや写真で目にします。真如堂のシンボル的な建物です。 -
22<真如堂 御朱印>
中央の墨書「無量寿」は、本尊である阿弥陀如来の別名である「無量寿如来」のことです。無限の寿(ことぶき)とは、有り難いお言葉です。
その下は、阿弥陀如来を表す梵字の「キリーク」の御宝印。 -
23<大将軍八神社(だいしょうぐんはちじんじゃ)>
黒谷からバスで西に向かい、北野にある神社へ向かいました。
ここは「大将軍八神社」という、すごく強そうな名前の神社。
ただし、名前とは反対で、すごくこじんまりとしてますけどね。大将軍八神社 寺・神社・教会
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24<平安京守護神社>
大将軍神社は、平安京造営の際に各方位守護のために桓武天皇の勅願でいくつか建立された神社です。この地の大将軍神社は、江戸中期に素戔嗚尊(スサノオノミコト)とその御子八神、暦神の八神が合祀され、「大将軍八神社」となりました。 -
25<本殿前のモニュメント>
星の台座の八角形の石には、中国の風水で用いられる「八卦(はっけ)」の「離・巽・坤・兌・乾・震・坎・艮」の八文字が刻まれています。
この神社にしかないモニュメントです。 -
26<方位をつかさどる星神>
大将軍神は方位をつかさどる星神のことで、中国の風水思想から起こった信仰です。今でも、京都の人たちは、建築や引っ越し、結婚、旅行などを行うときには、この神社に参拝するそうです。 -
27<大将軍八神社 御朱印>
中央には、元々の神社の名「星神 大将軍」。その下には「大将軍八神社」の文字とともに「八卦」の八文字。右上の金色の神紋がかっこいい。 -
イチオシ
28<大将軍八神社 御朱印帳>
この神社の御朱印帳は、そのデザインにより人気があります。
青色の地にいろいろな星座の柄が入っていて、角度を変えると見えなかった模様が見えるようになります。裏表紙には、金色の北極星と北斗七星。まさに「星神」の御朱印帳です。
※画面をクリックして、拡大して見てください。 -
29<京都御所>
大将軍八神社でお目当ての御朱印帳を入手したあと、次の訪問地に向かいました。ここがどこか分かりますか?分かる方は、かなりの京都通。
ここは、京都御所の「清所門」です。京都御所 名所・史跡
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30<白梅>
京都御所は、2016年の夏から通年公開となり、基本的に月曜日以外はいつでも拝観できるようになりました。そんなことで、初訪問。
御所内の白梅は、二分咲きといったところでしょうか。 -
31<宜秋門(ぎしゅうもん)>
清所門をくぐった受付で、警察官の手荷物検査を受け、その後、入館証を首から掛けて、順路に従い個人で拝観します。
この立派な門は、平安宮内裏外側の西正面にある「宜秋門」です。 -
32<御車寄(おくるまよせ)>
これは、昇殿を許された者が正式に参内する時の玄関「御車寄」。
檜皮葺(ひわだぶき)の唐破風屋根が美しい。 -
33<承明門(じょうめいもん)>
この朱塗りの門は、紫宸殿正面の「承明門」。
12脚の大きな門で、天皇の行幸や上皇御即位後の出入りに用いられます。
もちろん、下々はここから入れません。見るだけョ! -
34<紫宸殿(ししんでん)>
ほ~っ、でっかいなぁ、というのが第一印象。
そして、やはり気品があるなぁ、というのが第二印象。
右近の橘、左近の桜が咲いていれば、さぞや美しいことでしょう。京都御所 名所・史跡
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35<御池庭(おいけにわ)>
ここは、拝観最後の場所にある小御所の前庭「御池庭」。
江戸時代初期の作で、小堀遠州も関わったとされています。
池に沿って玉石で州浜を描く姿を初めて見ました。
京都御所は拝観料無料だから、とてもお勧めです。 -
36<京都国立博物館>
最後に、京都国立博物館に行きました。
京都には、今まで20回以上は来ていると思うけど、ここは今まで訪れたことがありませんでした。「京ハク」の歴史は古く、前身は120年以上前に設立された『帝国京都博物館』です。京都国立博物館 美術館・博物館
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37<明治古都館(めいじことかん)(重要文化財)>
この「明治古都館」(旧本館)は、日本建築界の巨人「片山東熊」の手によるもので、バロック様式と日本様式が融合した西洋風古典主義の傑作です。現在は閉館していて、残念ながら中には入れません。 -
38<三角形の破風(はふ)彫刻>
玄関の上にある三角形の破風には、美術、建築、芸能の神仏「毘首羯磨(びしゅかつま)」と「技芸天(ぎげいてん)」の2人がギリシャ彫刻のような姿で横たわっています。ヨーロッパの博物館や美術館を思い出しました。 -
39<夕暮れ迫る京都>
右側にあるのは、現在の本館にあたる「平成知新館」。
時間がなくて1時間だけの見学でしたが、数々の仏像や国宝の屏風を見られて満足でした。外に出ると、夕焼けの中に京都タワーの姿がくっきりと見えました。
「Go! 朱印 Trip to節分の京都2017 Feb. 2日目」は、以上です。2日目も積極的に活動し、たくさんの美しいもの、素晴らしいもの、美味しいものに触れられてよかったです。最後までごらんいただき、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- masamimさん 2021/03/07 10:35:45
- Go! 朱印 Trip to節分の京都、とても良かったです。
- nanochanさんこんにちは!masamimと申します。
2月の京都の旅、楽しく拝見しました。
行かれたお寺や神社について、画像と一緒に分かりやすく解説が付されていてとてもためになる旅行記でした。
さすがに20回も京都に行かれてるだけあって、私などは知らないお寺が紹介されていて興味深かったです。
しかしアフロ仏には驚きましたが、あこがれの大将軍八神社の御朱印帳いいですね・・
それぞれのお寺の御朱印の書も、力強かったり繊細であったりとそれぞれに実に素晴らしいです。
私も次回行くときには、夜の祇園界隈と修学旅行で行ったきりの京都御所には必ず行ってみようと思います。
- nanochanさん からの返信 2021/03/07 12:46:47
- RE: Go! 朱印 Trip to節分の京都、とても良かったです。
- masamimさんこんにちは nanochanです。
私の旅行記にコメントをいただきありがとうございました。
コロナで、昨年の1月以来県外への移動を自粛していて、旅行ができずストレスがたまっています。その分を過去の旅行記作成やみなさんの旅行記拝見で発散?しています。
masamimさんの旅行記もたくさん拝見させていただきました。セブ島が本当にお好きなんですね。南国の開放的な雰囲気とおいしそうな食べ物、そしてうっとりするほど美しい海中の景色を見れば、十分納得です。
コロナ禍が終わり、また海外旅行ができるようになれば、私もセブ島に行ってみたくなりました。今後ともよろしくお願いします。
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旅行記グループ Go! 朱印 Trip 2017
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