
2020/11/21 - 2020/11/23
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Fidelioさん
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「あぶり餅」という食べ物があります。
きな粉をまぶした一口サイズの炙ったお餅に、甘い白味噌のタレを塗った京都の食べ物です。
その歴史は古く、今宮神社の参道の店が応仁の乱や飢饉の際に人々に配ったことがその由縁といわれています。
「京都に行ったらあぶり餅を食べたい!」という母のたっての希望がありましたので、今回の京都旅行も今宮神社のあぶり餅を食べることを中心にして予定を立てていたのです(笑)
そんなことがありまして、大徳寺の後は今宮神社へと向かいます…
「旅先では、美味しいものを食べる!」
これが我が家のモットーです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
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-
※第3幕の旅行記はこちらから
https://4travel.jp/travelogue/11669173
さて、大徳寺を抜け、今宮神社へやって来ました。
冒頭にも書きました通り、今宮神社はあぶり餅で知られる所で、参道にはあぶり餅を売る店が並んでいます。
10時の開店を前に、店先でお餅を焼く香ばしい匂いが参道に漂います。今宮神社 寺・神社
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元々この土地には疫神を祀る社があったそうで、西暦1001年に、朝廷によって船岡山で祀っていた疫神が移され、それを祀るために建てられたのがこの今宮神社です。(当時は今宮社という名前でした。)
その後、応仁の乱や飢饉で荒廃、焼失しましたが、豊臣秀吉の時代に再興されました。
また、今宮神社は玉の輿のご利益があると言われていますが、それを期待するのは無理だと思います(笑)
いえ、許されるはずがありません。
いいですか?「玉の輿」の意味とは、お金持ちの人を配偶者に持つことで自身も高貴な身分に成り上がるということですが、そもそも最初から他人のお金を当てにするってどうなのよ。当然のことながらお金を稼ぐことはたとえ1円でも大変なことで、お金持ちと言われる人だってそこに至るまでにさまざまな苦労や努力を重ねてきたはずです。にも関わらずだ、そんな苦労もせずに「リッチな生活を送りたい~」と甘い汁を啜ってやろうという魂胆はどうなのよ、え?そんなもの聞いたら仏も1度でキレるでしょうよ。そんなにお金が欲しけりゃねぇ、今の時代副業とか資産運用とかいろいろやり方があるのにロクに苦労もし
ー(筆者暴走につき強制終了)ー -
では、境内を散策しましょう。
境内の中心、本殿の正面にあるのが登録有形文化財にも指定されている、元禄7年(1694年)に建てられた拝殿。
ちょうど、七五三の儀のひとつである「碁盤の儀」をやっていて、小さい男の子が泣きながらもお父さんお母さんに支えられながら挑戦していました。
かわいいね~ -
境内社へと続く鳥居があって、
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見事に赤色に染まった紅葉の木。
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デジカメの設定を変えるとまた違った紅葉の顔が見えます。
パッと刹那的に燃え上がるような赤。 -
赤を極めた、濃厚な赤。
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たとえ世界の色が赤だけになっても、紅葉はこんなにも明るい。
…まあそんな世界嫌だけど(笑) -
緩やかな石段を登って境内社の小さな祠へ。
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上から見てみても、地面に落ちた真っ赤な紅葉の葉っぱが目立ちます。
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石段だけを見ればなんの変哲もない石材だけれど、紅葉の葉で着飾ると一気に華やかに。
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京都御所のイチョウが黄色の絨毯なら、これはまさしく赤の絨毯。
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楼門(ろうもん)。
非常に風格のある造りですが、意外にも建てられたのは大正15年(1926年)。何百年も歴史のある京都の寺社の感覚から見れば、この楼門はまだ出来たてほやほやの新品ですね(笑)
大正15年って、うちのじいちゃんの方が先輩じゃん。 -
一通り散策を終えたあとはお待ちかねの…
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はい、参拝後のお楽しみであり、今回の旅行のチェックポイントでもあります、名物あぶり餅をいただきます!
今宮神社の参道には、一文字屋和輔(1000年を越える突出して圧倒的な老舗!ええぇΣ(゚Д゚))と江戸時代から続くかざりやの2軒があり、今回は比較的空いていたかざりやでいただくことにします。 -
そしてやって来ました、こちらがあぶり餅です。
注文を受けてから餅をこねて焼くので、出来たてホヤホヤです。
いただきマンモス! -
外はパリッとして、中はモチモチ(餅だからそりゃそうだw)、絶妙な焦げの部分がこれまた美味しい。
白味噌のタレは甘じょっぱく、餅を一口食べたらお皿に残ってるタレに付けてまた食べて、を繰り返してしまうほどハマってしまう味です。
元々は、飢饉や内乱で苦しんだ住民たちに振る舞われたというあぶり餅。炭水化物や塩分、糖分も含まれているので、非常食としては最適かもしれませんね。
平和になった今の時代になっても、美味しく食べられています。あぶり餅 本家 根元 かざりや グルメ・レストラン
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お店の外観。
中庭も風情があってなかなか落ち着いた雰囲気ですよ。 -
ごちそうさまでした。
あぶり餅、初めて食べましたが、無限に食べられそうなくらい美味しかったです。
では、今宮神社を後にしましょう。 -
楼門を敷地の外から。
今宮神社は疫神のお社。どうか、何卒、このコロナで苦しんでいる世界をお救いください。頼みましたよ今宮さん!
次は、下鴨神社へ向かいます。
(またバス停間違えた(泣))
〈第4幕〉【2日目:今宮神社編】 了
⇛〈第5幕〉【2日目︰下鴨神社編】へ続く※近日公開予定!
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旅行記グループ
2020秋 関西・京都 紅葉めぐりの旅 〜古都に彩る秋の色〜
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