2020　鉄印集め小さな旅　北関東・会津2日間鉄旅（真岡・鹿島臨海・会津・野岩）

2020/12/26 - 2020/12/27

gotoトラベルキャンペーンは年末年始には全国一斉に停止。
年始の旅行（沖縄）はキャンセルしました。
キャンペーンで予約していていたので、行くならば
キャンセル→新規予約
12月中旬の段階では、思うようなチケットも取れず断念。
そんなこともあり、年末に2日間青春18きっぷを使用して、北関東から南東北の3セク鉄印と、常磐線を普通列車で乗ることを目的に乗り鉄2日間。

11月から鉄印目的で、乗り鉄的な旅行へ何度か。
ひとりで鉄道乗っていると、とにかく話す機会がない。
コンビニで買い物は無言でもできるし、食事も食券制の店ならば話をする必要もない。ホテルチェックイン時は名前くらいは話すけれど、なんだか口の筋肉が劣化しそうなくらい、話をしない。
旅の楽しさは、人との出会いもその1つ。
話をしない、ということは、その楽しさの1つを失ってしまっている、由々しきことだよなぁ、と思う。

■ルート
12/26土　大宮－宇都宮－小山－下館－真岡－下館－水戸－大洗－水戸－いわき－仙台（泊）
12/27日　仙台－郡山－会津若松－会津田島－新藤原－東武日光・JR日光－宇都宮－大宮

（出発前の予定）
12/26土　大宮－宇都宮－JR日光・東武日光－新藤原－会津田島－会津若松－郡山－仙台（泊）
12/27日　仙台－いわき－水戸－大洗－水戸－下館－真岡－下館－大宮

■チケット
・JR区間　青春18きっぷ　2回（2日分）使用


■やど
12/26　仙台　Ｒ＆Ｂホテル仙台東口（朝食付）　4,400円－2,740円＝1,660円（＋地域クーポン1,000円）


★数少ない観光要素
・いわき駅の周辺散歩
・会津田島駅保存SL

この旅でゲットした鉄印（行った順）
・真岡鉄道
・鹿島臨海鉄道
・会津鉄道
・野岩鉄道

エリア 田島・南会津(福島)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

12/26（土）

大宮から宇都宮へ向かう途中で日光線の運行状況を確認、なにやら車両故障で一部列車に遅延。少なくても予定していた列車は定時では出発できないことは確実。どうしよう・・都心と違って振替なんてできるべくもなく
・東武宇都宮から新栃木経由→会津方面へ乗り継ぎ間に合わない
・東武日光線の駅までタクシー→高い
結局、JR宇都宮線栗橋から東武日光線に乗り換えていれば、スムーズだったのに、久しぶりに日光線に乗りたいと思ったことが裏目に出てしまいました。

やむを得ず、逆回りで行くことにしました。
小山に戻って水戸線に乗車。

3620E　快速ラビット　大宮7:13－宇都宮8:18
538M　宇都宮8:22－小山8:48
737M　小山9:07－下館9:28

下館駅はJRと真岡鉄道はラッチ内での乗り換えができます。真岡鉄道ではICカードが使えないため、ホーム上にICカードの入出場用機器が設置されています。

鉄印の時は全線乗ることにしています。
ただ、近々乗ったことがある場合は、その限りにあらず・・なんて大甘ルールのもと、今回は鉄印を購入できる真岡駅まで行きます。

2020年8月乗車時の旅行記（真岡鉄道・鹿島臨海鉄道）
https://4travel.jp/travelogue/11642033

ホーム上で乗車券を購入して単行DCに乗ると、なんでこんなにたくさんの人、それもいかにもマニアっぽい人たくさん・・。

113列車　下館9:42－真岡10:05

乗っていたマニアっぽい人、みんな真岡で下車。
折り返しの列車は15分後、さっさと下車して鉄印を購入します。

300円支払って真岡鉄道鉄印。
8月に来た時購入しておけば良かった。

この日SL運行だそう。
受付をしていたので、マニアっぽい人に聞いてみたら、アニメとのコラボでSL運行。TVアニメ「レヱルロマネスク」とのコラボSLすずしろ号。

知らないな、アニメ。
私は全く興味ないし、むしろ鉄道には不釣り合いと思うけれども、宣伝効果で鉄道会社の収入に寄与するならばそれもいいことなんでしょうね。

折り返してすぐに下館へ戻ります。
鉄印目的の人はいなかったようで、帰りの乗客はほんの数人だけ。

116列車　真岡10:23－下館10:49

下館からは水戸線～常磐線～鹿島臨海鉄道を経由して大洗駅へ。

743M　下館11:03－友部11:41
1151M　友部11:44－水戸11:59
137D　水戸12:00－大洗12:17

水戸での1分接続、半ばあきらめていたものの、前を走る人もいたのでギリギリセーフ。鉄道会社としては接続はしない、でしょうね。

駅の売店で鉄印を購入します。

鹿島臨海鉄道も8月に全線乗車したばかりなので、大洗から水戸に戻ることにします。

大洗始発の列車で水戸に戻ります。

1140D　大洗12:31－水戸12:47

水戸からは常磐線で仙台方面へ。
501系10両編成オールロングシート車、首都圏から200km圏内でこんなにも長編成は必要ないような気がします。10両の基本編成の使い道ないんだろうなぁ。

普通車だけで比較すれば、上野東京ラインの10両編成（普通車8両）の運用よりも多いのは不思議。

561M　水戸13:10－いわき14:37

いわきでは40分の乗り継ぎ時間の間に、駅近くを歩いてみます。
いわきの戦い、こういった歴史あるなんて初めて知りました。

旧平城（たぶん、たいらじょう）へいじょうではないと思う。
本丸界隈という案内だけれども、公園内は残念ながら入れませんでした。

龍ヶ城美術館は開いていませんでした。
時間もないので、ざっくり歩いて駅に戻ります。

いわきから仙台まで、2020年3月14日に全線復旧してから初めての乗車です。なので、この区間は明るい時間に乗りたかったのです。水戸での1分接続が間に合ったおかげで途中まではなんとお日様とともに。もし水戸で間に合わなければいわき16:46発になってしまい、復旧区間は暗くなってしまうところでした。

679M　いわき15:19－原ノ町16:38
261M　原ノ町16:48－仙台18:18

仙台でのホテルは12月上旬にも泊まった
Ｒ＆Ｂホテル仙台東口（朝食付）
4,400円－2,740円＝1,660円（＋地域クーポン1,000円）

地域クーポン考えると、1,000円にも満たない宿泊費で泊まれます。
新しくて快適なホテルです。

夕食は近くのスーパーへ行って、地域クーポン1,000円＋54円でこんなにも。
食べすぎのような気もします。

12/27（日）

朝食はパンとゆで卵、飲み物程度。
部屋に持ち帰って食べても良いそうなので、部屋で食べました。

仙台からは東北本線を上ります。

574M　仙台7:45－福島9:08
1134M　福島9:37－郡山10:26

E721系4両と701系2両混結での6両編成。
待っていた場所には701系が来たので、E721系のところへ移動して乗車。
福島では、701系を切り離し、E721系4両はそのまま郡山ゆきに。約30分の停車中、コロナ様の影響もあり半自動扱いしていないドア全開で、北国の冬は厳しい。

郡山からは快速列車、発車15分前にホームへ行ったものの、たぶん新幹線からの乗り継ぎ客だと思う帰省客や旅行客などで4両編成車内のボックス席には空席なくロングシートで行きます。

この列車、快速あいづ。「あいづ」は特急列車の愛称だったので、快速格下げは名前負けしているような気がするんだけどなぁ。快速ばんだい、あたりはどうだろう。

3233M　快速あいづ1号　郡山10:41－会津若松11:50

E721系の快速仕様で、指定席がついています。
快適性考えると、1時間近くも乗車するのだし、この指定席は良いかも。

会津若松で観光するでもなく、すぐに乗り継ぎ。
西若松まではJR只見線で、その先会津鉄道。会津鉄道の車両が会津若松まで乗り入れています。

3309D　会津若松12:00－西若松－会津田島12:56

会津鉄道は単行のDC、てっきりワンマンかと思っていたら車掌が乗務していた。3社連絡の乗車券が買えるか確認してみたら、購入できるとのことで東武日光まで購入。ぺらぺらなレシート状の乗車券で面白みはありません。

西若松－東武日光（会津鉄道・野岩鉄道・東武鉄道3社）3,370円

会津鉄道線内に入ると雪も増えてきます。
湯野上温泉駅では観光に向かうお客さんが10人くらい下車していきました。

沿線の風景はもう冬そのものの雪景色。

会津田島駅はもう雪国そのものでした。

6分で東武特急のリバティ浅草行きに接続します。
同一ホームではありませんが、こ線橋はなく、線路を横切って乗り換えます。

浅草まで3時間ほど。
なんだか、遠い北国まで私鉄の特急が乗り入れていることに驚くような。
会津鉄道や野岩鉄道線内利用の時は、特急料金なしでこのリバティに乗れますので、普通列車代わりとしての足としても利用できます。

会津鉄道の鉄印は、鉄印帳を渡して直接記入と印を押すタイプ。
少々時間がかかります。

駅構内には酒の自販機。
東北ならでは、飲めるのだったらきっと買っていたと思うけれども、残念ながら日本酒飲まないのです。

会津田島駅前は除雪され、大きな駐車場。
SLの案内があったので見学に行ってみます。

駅の横に、雪をかぶったC11が展示してありました。

旧国鉄会津線に時代に走ったC11。

会津若松から乗車した会津鉄道は単行DCが走るローカル線そのもの。会津田島からは電化して、電車が走ります。

東武日光へ直通する電車は東武6050系電車。
会津高原尾瀬口までの会津鉄道、野岩鉄道に乗り入れ新藤原、さらにその先東武鉄道で日光まで向かう列車です。

326列車　会津田島13:49－会津高原尾瀬口－新藤原14:51

6050系電車。
東武鉄道の他、同一形式の電車を会津鉄道と野岩鉄道が所有し、共通で運用についています。

私鉄らしからぬ、ボックスシートが並んだ車内。

かつては快速として、浅草から日光鬼怒川方面は毎時1本走っていたこの形式も、だんだん地方へ追いやられてしまいました。

会津高原尾瀬口駅、国鉄時代の会津滝の原、会津鉄道になってから会津高原。

この線に乗るのは、野岩鉄道が開通した1986年（昭和61年）以来。当時は会津高原までしか電化してなくて、浅草から快速に乗って（もちろん6050系電車）来ました。ここで乗り換えて会津若松へ向かったはずなにに、記憶はほとんどありません。

野岩鉄道を通って、新藤原駅。
東武鉄道鬼怒川線との境界駅です。

窓口で鉄印を依頼します。

鉄印帳を渡して、あらかじめ印刷した用紙を貼り付け、割り印を押す方法でした。なかなか手がかかるやり方ですね。

コンパクトな新藤原駅。

ほとんど何もない駅周辺。
適当に歩いてみましたけど・・トンネルの上に民家が建っています。

フラフラと周辺を散歩します。

20000系リニューアル車、良さそうな車両だけどもロングシート車。
車いすやベビーカー持っている場合は、確かに乗りやすいとは思います。でも、6050系電車は好きなんだよなぁ。

東武鉄道の駅名には、駅番号が振られています。

こちらは、野岩鉄道の駅名。

そういえばここも日光市。
広いんですね、日光。

東武日光までは、会津若松からの直通列車。

3156列車　快速AIZUマウントエクスプレス6号　新藤原15:22－東武日光16:12

特急並みの座席が並ぶ会津鉄道の車両です。

あっ、SL大樹だ。
時刻表を確認してみると、乗り継ぎできる。
もっと早く気づけば良かった・・。

撮影している人たくさん。
こちらは、車中からほんの一瞬だけです。

特急並みの転回式クロスシートが並ぶ会津鉄道AT-700系車両。
特別料金なしで乗れる車両としてはもう最高に近いと思います。

東武日光駅は終着駅、頭端式ホームが並びます。
そこに、東武6050系（南栗橋ゆき）と会津鉄道の車両が顔をそろえています。

日光へ鉄道で来るのはいつ以来？
思い出せないほど遠い昔、いつも車で来るからなぁ。

三角屋根の駅舎は、山への入口のイメージかな。

東武日光駅前には昔の電車が展示してあります。

歩いて2分ほど、JR日光駅はこれまた重厚な造り。

東京からの直通列車がなくなったのが1982年、もう40年も経つ。JR東日本は対日光への鉄道はローカル輸送に徹するんだろうね。鬼怒川にも栗橋から東武乗り入れの特急を運行しているし。宇都宮経由で時間がかかったら、それに運賃や料金高いと乗る人も少ないからしょうがないのだろう。

首都圏の駅よりも乗降客少ない（1日1,000人強）にもかかわらず、みどりの窓口も配置。
駅には今現在でも貴賓室あるようだ、一度くらい見学してみたい。

日光からは205系4両編成、残念ながら改造のいろは車両ではありませんでした。

854M　日光16:28－宇都宮17:08
1595E　宇都宮17:14－大宮18:31

未知のウィルスとの戦いは誰もが手探り状態で戦っている。一市民である私も人並みにウィルスは怖いし、病気にはなりたくはない。政府や自治体の対策の批判は簡単だけれども、私たちが選んだ政治家がそれなりに対応していることをどう自分なりに受け入れるか、人それぞれだろう。

夏から実施されてきたgo to トラベルキャンペーン。
患者増の槍玉にあげられ悪者扱い、いずれ何年か後には、このキャンペーンがウィルス流行にどんな影響を及ぼしたのかはっきりとわかる日がやってくるでしょう。

それまでの間、人様に迷惑をかけないように旅のスタイルを考えつつ、今までのような日常が、ごくあたりまえだった日常が戻ってくることを願うばかりです。

2020年の旅行はこれでおしまいです。お付き合いありがとうございます。
また2021年もぼやき節を聞いてくださいませ。

この旅行記へのコメント （2）

• Matt Yさん 2021/02/02 14:02:06

  常磐線線路付け替え区間

  私の乗り潰しルール（というか使っている乗り潰しオンラインのサイトのルール）だと線路付け替えだと乗り直さなくてはいけないこともあり、この区間なりに行かなくちゃと思っています。
  いわきは生まれた地で母方の実家があるので、本当は駅周りだけでなくもっと回っていただきたいところですが...
  
  会津からの私鉄乗り継ぎルートも魅力的ですね。そこもまだ未乗なので、シートとか見せられると乗りに行きたくなってしまいます。というわけで旅気分そそっていただきありがとうございます。

  tanupamさん からの返信 2021/02/02 23:41:12

  RE: 常磐線線路付け替え区間

  MattYさん
  
  
  こんばんは
  
  > 私の乗り潰しルール（というか使っている乗り潰しオンラインのサイトのルール）だと線路付け替えだと乗り直さなくてはいけないこともあり、この区間なりに行かなくちゃと思っています。
  > いわきは生まれた地で母方の実家があるので、本当は駅周りだけでなくもっと回っていただきたいところですが...
  
  そうそう、いわきは実家があるとおっしゃっていましたね。
  平城などもご存じだったのかな、城下町だとは全く思いませんでした。
  もともといわき市は大きな市なので、見どころも多々ありそうで、機会
  あれば回ってみたいものです。
  
  常磐線は開通後、できれば日中に通りたかったので、会津先回りで
  仙台に泊まり、朝の常磐線で南下してくるつもりだったものが、
  日光線トラブルで先に行くことになってしまい、陽の短いこの時期で
  は途中日没は少々残念でした。
  
  
  
  > 会津からの私鉄乗り継ぎルートも魅力的ですね。そこもまだ未乗なので、シートとか見せられると乗りに行きたくなってしまいます。というわけで旅気分そそっていただきありがとうございます。
  
  会津若松から東京へのルート
  ・磐越西線〜郡山〜東北本線（新幹線）
  ・磐越西線〜新潟〜信越・上越線（新幹線）
  ・只見線〜小出〜上越線（新幹線）
  ・会津鉄道〜野岩鉄道〜東武
  2つ目と3つ目は使いづらいものの、意外やいろいろな道があるものだ
  と感じました。東日本大震災の時は、2番目のルートが活躍しましたし、
  代替ルートがあるのも、旅心も沸くし、魅力的かも・・
  
  Mattさんのことだから、人並みには行かないだろうし、奇抜なルートで
  楽しんでください！
  
  tanupam