2004/07/17 - 2004/07/24
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mugifumiさん
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パリでの自由行動として選んだ「モネの家見学」での光景や、昼食で「やっと」本物の日本料理の味に出会えたこと、そして、お土産の購入などについて「パリから行く小さな旅5(最終回)」としてお伝えします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- JTB
-
<咲き乱れるモネの家の草花>
今日はいよいよ帰国の日です。
しかし、飛行機の出発時刻が夕方のため、ホテルに集合する時刻16時30分までは自由に過ごすことになっています。
そこで、私たちは、午前中は「モネの家」を見学するツアーに参加することにしました。
その集合時刻がマイバス社に8時30分ですから、6時00分にモーニングコールをお願いしました。
このように午前中は、予定が決まっていましたが、午後はどうするのかと思い、かみさんに聞いたら「買い物(お土産の物色)」と素人の画家たちが集まるという「モンマルトルの丘」に行きたい、というのです。
モンマルトルの丘は、添乗員のKさんにデッサン画が欲しいと相談した結果ですが、現地の地下鉄の駅からの略図まで書いていただきましたので、かみさんが是非、行きたかった場所です。
さらに、マイバス社から免税店にいって、その後、オペラ駅から地下鉄を二つ乗り換えてモンマルトルの丘に行き、時間があれば、小生の希望であるシャンゼリゼ通りを散策しながら、凱旋門を見学するという超過密のスケジュールを組んで、モネの家に出かけたのですが・・・
そのモネの家には、パリから高速道路で1時間ぐらいで到着しましたが、その周辺は、「緑が溢れる静かな田園」といった感じでした。
それしても、モネの家は、誠に素晴らしいもので、一度は見ておきべきものだと思ったものです。
家の入口には、係の人が切符を切っていますが、敷地に入ったとたんに細長く整理された通路の両側に色とりどりの草花が目に飛び込んできました。
よく見ると、敷地には緑の囲があり、その周囲と建物に向かって数本の通路が配置されており、通路と通路の間には、ご覧のようにカルフルな草花が咲き乱れていました。 -
<モネの家の正面>
-
<赤いゼラニュームの玄関前>
そして、入口近くの通路を建物がある方向に歩いて行きますと、左右に長い二階建てのモネに家が迎えてくれました。
家の玄関前には、長いすが置かれており、その両側には、赤いゼラニュームの花が辺りを真っ赤に染めていました。
さて、私たちが「ビックリ」したのは、家に入ってからでした。
一階の左側に大きな部屋がありますが、ここは、モネが絵を描いていた部屋らしく、多くの作品がおかれていました。
そして、二階に行きますと、なんと!階段の壁や小さな部屋には、所狭しと「北斎」や「写楽」、「歌麿」などの日本画が無数に展示されていたのです。
その精巧なタッチと大胆な構図、美しさにモネも惚れ込んだのではないでしょうか?
そして、モネ自身の作品も、その影響を大いに受けているものと思われました。
モネの家に来て、「日本芸術のすばらしさを知る。」とは面白いものです。
家の中の見学が終わりますと、睡蓮の舞台となった美しい池を見学するのですが、モネの家の庭から通路をくぐる通路があり、そこを歩いて行きますと、これまた「ビックリ!」の光景が待っていました。 -
<緑が光り輝く睡蓮の池>
まず、緑に覆われた小道を行きますと、せせらぎの音が聞こえてきました。
まさに「緑と清流」という感じの世界で、水清らかな小川が流れており、小川に沿って歩いて行きますと、やがて公園のような一角が見えてきました。
そこは、ご覧のように溢れるような光と緑、そして、蓮の池が見事に調和していて、静かに私たちを迎えていました。
しかも、その主役は「しだれ柳」、池の主役は「蓮の花」です。 -
<緑の絨毯>
欧米人を含めて、観光客は丸い池の周りを内心の感嘆を押さえながら、ただ黙々とシャッターを切っていました。
これは、日本庭園のようですね。おまけに、日本式の橋まであります。
モネがいかに日本に憧れていたのか!が分かる光景でした。 -
<同じく緑の池>
「ここは、一見の価値あり!」じっくり時間をかけて見学したいところですが、滞在時間の1時間があっという間に過ぎてしまいました。 -
<蓮の花の池>
周辺を含めて撮影しましたが、満足できる出来具合ではなかったようです。
今度、ここに来るときは、もっとモネの勉強してからにしたいと思ったものです。 -
<モネの家>
-
<同じく>
こうして、心を残しながらパリに戻ったのですが、パリに近づきますと、高速道路が混雑してきて、これから向かう免税店やモンマルトルの丘での時間が足りなくなりそうです。
パリに入りますと、バスが凱旋門近くを通っているのを発見しました。
これは、「チャンス!」とばかりにカメラを向けたのですが、席が反対側でシャッターチャンスを逃がしてしまいました。
今日は、時間があれば凱旋門にも行きたいと考えていましたが、無理なようで、撮影さえできなかったのがとても残念でなりませんでした。 -
<モネの家からパリに向かう際に見えた光景>
ということで、予定より若干遅れましたが、マイバス社から買い物に行くため、免税店に向かいました。
しかし、その前に「腹が減っては戦ができぬ。」とばかりに、またも、日本料理店が並ぶオペラ通りの横道に行くことにしたのです。
今度は、「うどん、そば」店の先に「札幌ラーメン」の看板が目に入りましたので、その店に向かいましたが、お休みのようです。
ガッカリしながら、その店の右側を見ますと、もう一軒、中華料理店があるのが分かりました。
この店は、活気に満ちていて、何人かが外で席が空くのを待っていました。
幸い、私たちはすぐに座れて、またまた、ラーメンを注文、「焼きそばが良かったかな?」などとも思いながら、小生だけ餃子を注文しました。
いやー、この店の味は、麺も、汁も、餃子も大変、結構なものでした。
久しぶりの日本の味に舌鼓をうった二人でしたが、周りをよく見ますと、ほとんどがフランスの人々のように見えます。
隣の席には、若い男女が五人座っていましたが、カツ丼を食べています。
最初は、箸で食べていたのですが途中からフォークで食べ出しました。
何でも、結構!美味しいものに国境はないのです。
さて、この店から免税店に戻り、地下の売り場でお土産を物色しますが、なかなか決まりません。
なんとか、自分のものや、親戚への小物のお土産が決まり、小生は「ホット」するが、「チョコ」などの定番のものを購入しておいた方が良いのでは?と心配しました。
買い物が終わりますと、「モンマルトルの丘へ行こう!」と思ったのですが、地下鉄の二度の乗り換えや、現地不案内などもあるうえに、時間が意外と少なくなっていました。
仕方がないので、モンマルトルの丘は断念して、オペラ座駅方面へ歩きはじめたのですが、横道にそれてコンコルド広場まで行ってしまいました。
途中、洋装店などを覗いたり、コンコルド広場からシャンゼリゼ通りに行く途中にある公園で一休みするなど、最後のパリを十分、堪能した二人でした。
本音は、もう少し頑張れば、シャンゼリゼ通りから凱旋門まで行けたのかも知れません。
こうして、コンコルド駅から地下鉄の8番線に乗り、ホテルに戻ったのですが、集合時刻の一時間前であるのに、ほとんどの方が戻っていました。
これからシャルル・ドゴール空港に行って、日本に帰りますが、本当に思い出をたくさんいただいた旅でした。
最後に、この旅でご一緒した方々に感謝を込めて「皆さん!メルシー!」
<以上で「パリから行く小さな旅」の旅行記の終了です。小生の拙い写真や文章をお読みいただいた皆さんに厚く感謝申し上げます。次の旅行先でまたお目にかかりましょう!>
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