横浜国大付属鎌倉小石垣下の白花タンポポ－2018年秋

2020/11/16 - 2020/11/16

　今年の秋も横浜国大付属鎌倉小の石垣下に生えている白花タンポポが開花した。1輪は咲き終え、3輪が開花中で、1輪は半分開花中である。この2週間は雨が降らなかったので白花タンポポが開花するのには水が足りてはいなかったのではないだろうか？それにしても明日の朝は4輪も同時に咲いているものと期待されるが、本当に賑やかになるだろう。しかし、この白花タンポポの花に気が付く人など誰もいないだろう。タンポポは黄色、白花タンポポは春に咲くものという固定観念、先入観があるから、秋の今では目に入っても白花タンポポであることが認識できないのだろう。
　子供たちも登下校時にこの白花タンポポの花に気が付くことはないだろう。ただし、私が秋から春に掛けて開花する白花タンポポ（すなわち鎌倉タンポポ）とその色変わりの黄花タンポポ（すなわち横浜タンポポ）を国大付属鎌倉小にあげているので、秋から春に掛けての長い季節に亘って日本タンポポが開花することや、黄色い花を咲かせる黄花タンポポだけではなく、白い花を咲かせる白花タンポポがあることも、あるいは理科の先生が児童たちに話していれば、白花を付ける鎌倉タンポポから突然変異して黄花を付ける横浜タンポポが発生したことも知っているかも知れない。少なくても、こうした鎌倉タンポポと横浜タンポポから植物の多様性を感じてもらいたいと望んでいる。もし、それが出来たなら、その子は末は博士になれようか。
（表紙写真は鎌倉タンポポと思われる白花タンポポ）

エリア 鎌倉(神奈川)

秋に開花した横浜国大付属鎌倉小の石垣下に生えている白花タンポポ。

鎌倉タンポポと思われる白花タンポポ。

鎌倉タンポポと思われる白花タンポポ。

鎌倉タンポポと思われる白花タンポポ。

3日後（11/19）には1輪だけが咲いていた。3日前に咲き出した1輪である。

開花している白花タンポポ（11/19）。

この秋最初に開花した5輪は全て萎んでしまった（11/22）。後は綿毛になるのを待つだけだ。この種を蒔けば、秋から春に開花する白花タンポポ（そう、鎌倉タンポポ）が芽を出す。