ぐるっと東北　乗り鉄たび３（山越えルートを行く、花輪線・北上線）

2020/10/09 - 2020/10/11

コロナ禍の今年は秋の期間限定の乗り放題切符が発売された、JR全線の普通列車乗り放題の１８きっぷのミニ版で、３日間￥７８５０とかなりお得な切符ですので、これを使って東北地方を乗り鉄たびです。観光列車にも指定券を購入すれば乗車できる、1日目は新潟からは「海里」に乗って酒田まで、酒田の街をサイクリングした後は秋田まで、日本海の美食も味わう。２日目は「リゾートしらかみ」で五能線の列車旅。大館で途中下車した後は鹿角花輪まで。３日目最終日は秋田から岩手へと山間の路線を乗ってみよう。

エリア 秋田

• 旅行の満足度: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: タクシー JALグループ JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

３日目、鹿角花輪駅から出発、宿泊したホテルは駅前で、７時からの朝食を食べてからでも余裕がある

鹿角花輪駅 駅

花輪線、０７：３１発の盛岡行が入線してきた

日曜日の朝とあって通学する学生の姿もなく車内はのんびり
鹿角花輪から盛岡まで行く列車は１日６本しかないローカル路線

列車は湯瀬温泉駅を過ぎると秋田県から岩手県へと県境を越えて行く

県境付近の急勾配を上り下りして岩手県に入った、
０８：１５　荒屋新町に停車

荒屋新町駅 駅

盛岡方面から大館行の列車と交換です、前方には山が迫る

さらに急勾配を上りたどり着いたのは　安比高原駅

安比高原駅 駅

木々が少しだけ色ついていました
冬にはスキー場で賑わうのでしょうか

安比高原からは急勾配を下り　０８：４８　松尾八幡平駅に停車
この路線には秋田県側には同じような八幡平駅があります

松尾八幡平駅 駅

０９：１２　好摩駅に停車、花輪線の終点駅
これよりIGRいわて銀河鉄道線に乗り入れです

好摩駅 駅

０９：４０　終点盛岡駅に到着
好摩から盛岡間はIGRいわて銀河鉄道のため「乗り放題パス」は適用外のため￥６６０必要でした。

盛岡駅 駅

IGRの改札を出てからJRの改札口に乗り換えます、
この後のプランは決めていなかったのですが、待ち時間が短く出発する秋田新幹線乗り入れの田沢湖線に乗ってみましょう、線路幅が違うのがよくわかりますね

１０：００　盛岡発雫石行の田沢湖線の各停に乗車

幅が狭い在来線の線路をクロスして盛岡駅を後に高架に上がる

その後高架線で新幹線の専用路線と合流しこまちが走る線路を共用して走る

途中2駅に停車して１０：１７　この列車の終点、雫石駅に到着、
この先、田沢湖、角館、大曲へと進む普通列車は１４：５４までない
その間に新幹線こまちが走るが、それでは面白くないので盛岡に折り返すことにする

雫石駅 駅

東京行のこまち14号が来ました

１０：３５　雫石駅に停車する　こまち14号
を見送った後、１０：４０　先ほど乗車してきた普通列車で盛岡へ

盛岡駅の手前で高架の新幹線線路から分かれて在来線の地上線路へと分岐する

１０：５５　田沢湖線の列車が盛岡に到着
ホームを移り　１１：０７　東北本線一ノ関行に乗り換え

盛岡駅 駅

１１：４４　花巻駅で下車、以前にSL銀河に乗車した三陸方面へ行く釜石線との分岐駅です

花巻駅 駅

前回は通過しただけでしたので昼食を食べがてら花巻の町に降りてみます

わんこそば発祥の蕎麦屋さんは賑わっていましたが、素通りして別の蕎麦屋さんでせいろ蕎麦２枚ととろろを頂く、普通にうまい

花巻駅に戻ってきた、13:19発北上行に乗車します

おや、向かいのホームに獅子踊り！
下り線の出発表示に「団体貸し切り列車」とあったのでそのイベント用かな？

１３：３２　北上駅で下車

北上駅 駅

向かいホームには多くの人だかりと、見たこと無い車両が停車していました
皇族のお召列車編成でも使われる「E665系なごみ」車両でした

団体貸切専用列車として運行されていたようです、ホームにはお出迎え用イベントに踊りの衣装をまとった人たちが列車を見送っていました、

新幹線トレインジャーも発見、イベントが終わってお疲れ様でした

前もって知っていれば、北上駅にもう少し早く来ていたのですが、乗り継ぎ時間があまりなくすぐに　１３：４０　北上発横手行に乗り込みます、これより北上線です

北上線、北上から横手まで行く列車は1両だけのディーゼルカー
快速列車ですがほとんど全駅に停車していく

東北線を離れてからは、1直線に山手に進む

やがて山間に進むにつれ、勾配とカーブが増えトンネルをくぐり、右手に湖が見えてきた

１４：１６　ゆだ錦秋湖駅に停車

ゆだ錦秋湖駅 駅

山と湖が織りなす景色の中に赤い鉄橋が映える和賀川橋梁

大自然の中を列車は進む
紅葉の頃ならさらにいい景色だろうな

森と湖が織りなす景色、曇り空で少し残念

１４：２２　ほっとゆだ駅に停車、時間があれば温泉に入りたいが、次の列車は3時間後ですのであきらめましょう、北上行の対向列車と交換して出発

ほっとゆだ駅 駅

１４：２７　ゆだ高原駅に停車、岩手県最後の駅この先は秋田県に入ります

ゆだ高原駅 駅

列車は勾配を下り、ようやく快速らしく3駅だけ通過して横手盆地に入って来た、ブドウ畑が広がる

１４：５１　北上線とこの列車の終点、横手駅に到着です

横手駅 駅

陸橋を渡り奥羽本線を行く横手発秋田行に乗り換え　１５：０２発

１５：２０　大曲駅に停車、盛岡からの秋田新幹線との合流する駅です

大曲駅 駅

はたして幅の違う線路はどうなっているの？
大曲からしばらくは新幹線線路と並列でしたが、途中で在来線の軌道に新幹線が乗り入れてきます

車輪幅の違いを3本線路で対応しています、神宮寺駅です

秋田発東京行の新幹線こまちが来ました

普通列車と新幹線車両がすれ違う、秋田新幹線ならではの体験でした

３本線路は新幹線同士のすれ違いも可能にするために設けられたのでしょうね、
この先はまた、在来線と新幹線の並走区間になります

１５：５５　和田駅で下車、飛行機の時間が無いので終点の秋田駅よりも秋田空港に近いのでここからタクシーです、空港まで約１５分￥３３００かかりました

和田駅 駅

秋田出身の菅新総理誕生で盛り上がる秋田空港から機上の人になって帰ります・・・

秋田空港 空港