
2020/10/16 - 2020/10/16
493位(同エリア980件中)
Reisさん
2020年10月に1泊2日で山形へ旅行しました。仕事の都合で金曜日に休暇がとれることになりました。せっかくの休みなのでどこかに1泊で出かけようと思ったのです。
旅行のテーマは温泉とラーメン。たまにはそんな旅行もよいでしょう。面倒くさがりで事前にしっかりと計画を立てたりはしないのですが、今回は食事をする店と温泉についてはしっかりと決めておきました。また、交通手段は新幹線での往復としましたが、JR東日本の「えきねっとトクだ値」を利用することにしました。
予定としては、10/16(金)の朝に大宮を出発して山形へ。山形市内を観光して当日は山形に宿泊。翌日に赤湯、米沢を観光して新幹線で帰るという日程を考えました。
この旅行記は、旅行初日、山形に到着し市内散策するまでを記しています。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 新幹線 徒歩
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大宮駅を6:38に発車したつばさ121号に乗車した。指定券を購入済みだが、その必要はないくらい車内はすいていた。
普段の私は電車の中ではつい居眠りをしてしまうのだが、今日は眠くはならず車窓の景色を眺めて過ごした。特に福島から米沢までの山岳地帯の車窓風景は楽しく久しぶりに列車で旅行をしているという気分を味わった。山形へは8:57に到着。山形駅 駅
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駅を出てまず向かったのが、霞城セントラルの最上階の24階にある展望スペースだ。ここから町全体を見渡すのだ。霞城セントラルは山形駅から屋根付きの通路で直結しているので迷うことはなかった。普通のオフィスビルなのでエレベータではビジネスマンと一緒になり、今日がウィークデイであることを実感する。
霞城セントラル 名所・史跡
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ウィークデイの朝ということで展望スペースには誰も人はいなかった。誰もいない展望スペースからの眺めは素晴らしかった。眼下に山形市街地、その向こうには山が見える。東西南北ともに似たような景色が広がっており、このあたりの地形が盆地であることがよくわかる。きっと夜は綺麗な夜景が見られるのだろう。今日は山形駅近くのホテルに宿泊する予定なので、夜にもう一度見に来ようと思った。
霞城セントラル 名所・史跡
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次に山形城跡へ向かった。山形城跡は現在は霞城公園として整備されている。霞城セントラルからは徒歩でも10分もかからずに着いてしまった。外濠を渡り南門から入ると目の前には体育館がある。体育館の裏手に回ると石垣があり、水のない堀に木造の大手橋がかかっている。これを渡ると本丸への入り口となる一文字門である。公園内は散歩をする地元の人たちの姿がちらほらと見られるがとても静かだった。
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霞城公園は当初は運動公園として整備されてきたが、その後史跡公園として整備する方針となっているらしい。なるほど、現在も公園内には体育館や野球場がある一方で、本丸周辺の発掘作業は行われているなど、中途半端な印象がある。しかし、いずれは霞城公園内の運動場は他へ移転し、山形城を可能な限り復元するのだという。
山形城跡(霞城公園) 名所・史跡
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山形城二ノ丸東大手門櫓の内部も公開されていた。入口で名前や連絡先を記入して中に入る。これといった展示はなく10分くらいで見学を終えて外に出た。
山形城跡(霞城公園) 名所・史跡
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東大手門を出て市街地の方へ歩き出したところで、もう一か所行きたいと思っていた山形市郷土館が城跡の中にあることに気づき引き返した。
山形市郷土館の建物は旧済生館病院本館であったが、病院が改築された際に国のとなったのだ。現在は入場無料で内部の見学ができる。ただし、コロナウィルスの対策として、ここでも名前や連絡先を記入することになっていた。旧済生館本館(山形市郷土館) 美術館・博物館
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旧済生館病院本館の建物はとてもユニークだ。1階部分はドーナツのように円形となっていて中央に中庭がある。その姿はスケールこそ違うが福建省の土楼を思わせるものである。
旧済生館本館(山形市郷土館) 美術館・博物館
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次に向かったのは山形県郷土館である。たった今見学した「山形市郷土館」はかつての済生館病院の本館であったが、「山形県郷土館」はかつての県庁、県会議事堂を修復したものであり、文翔館という愛称がつけられている。
市街中心部から延びる通りがT字路で突き当たった正面に立派な門があり、かつての県庁として使われていた3階建ての建物が堂々と聳え立っている。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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見学順路に従って見学する。内部は、当時の県庁舎の様子を再現した部屋や山形県の歴史や文化に関する展示のある部屋などがあり、なかなか興味深く思った以上に見学に時間を使うことになった。
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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旧県庁舎の隣に移設された県会議事堂は渡り廊下でつながっており、見学順路にもなっている。一番の見どころは議場ホールだろう。現在はコンサートや演劇公演、地域イベントなどの文化活動に利用されているそうだ。
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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文翔館の見学を終えたのが11時20分ごろ。少し早いがもう昼食に向かおうと思う。昼食は山形のご当地グルメとして知られる冷やしラーメンを食べてみようと思っている。この冷やしラーメンの発祥の店「栄屋本店」は文翔館から近い。
スマホで地図を見ながら店の方へ歩くとやがて目の前にレトロな建物が見えてきた。山形の老舗百貨店「大沼」だ。今年1月に自己破産申請し320年の歴史に幕を閉じたことはニュースで耳にしていた。この建物は1956年に大沼が百貨店となった時に建てられたものでかなり年季が入っているが、もはや人の気配はなく寂しさを感じる。 -
スマホで地図を確認しながら歩いていたので、迷うことなく「栄屋本店」にたどり着いた。まだ正午になっていないので店内はまだ客は少なかった。
テーブル席は壁側に向けられていたが、これはコロナウィルス対策で客が向かい合って座ることがないように配慮しているのではないかと思う。一応、メニューを一通り眺めたが注文するものはすでに決まっていた。栄屋本店 グルメ・レストラン
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「冷しラーメン」(800円)。一見すると普通のラーメンのようにも見えるが、ラーメンにはあまり使われないキュウリがあり、そしてスープには氷がいくつか浮いている。さっそく食べてみると、とてもさっぱりした味わい。麺も歯ごたえがある。冷やしラーメンを食べるのは初めてだが、全く違和感なくおいしく食べることができた。
栄屋本店 グルメ・レストラン
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腹が満たされたので周辺を散策してみよう。特にあてもなく栄屋本店から北へ延びる通りを進んでいく。道の両側には商店が立ち並び繁華街であることがわかるが人通りはとても少ない。先月、訪問した金沢とは対照的だが、落ち着いて街歩きが楽しめるので、私はこちらの方が都合がよい。
「花小路」というゲートがあった。このあたりは歓楽街のような街並みだが、金曜の正午すぎはまだひっそりとしていた。 -
市内散策をしていると、時々魅力的な建物が目に入る。この旧西村写真館はその中の一つ。1921年に建てられたそうだが、1995年に写真館の営業は終了したとのこと。
さて、市内を散策しながら山形駅まで戻ってきた。ゆっくり歩いてきたつもりだったが、まだ午後1時である。時間があれば、かみのやま温泉に行ってみようと思っていたが、どうやら行けそうだ。行ってみることにしよう。
続く
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