
2020/10/16 - 2020/10/16
122位(同エリア219件中)
Reisさん
2020年10月に1泊2日で山形へ旅行しました。仕事の都合で金曜日に休暇がとれることになりました。せっかくの休みなのでどこかに1泊で出かけようと思ったのです。
旅行のテーマは温泉とラーメン。たまにはそんな旅行もよいでしょう。面倒くさがりで事前にしっかりと計画を立てたりはしないのですが、今回は食事をする店と温泉についてはしっかりと決めておきました。また、交通手段は新幹線での往復としましたが、JR東日本の「えきねっとトクだ値」を利用することにしました。
予定としては、10/16(金)の朝に大宮を出発して山形へ。山形市内を観光して当日は山形に宿泊。翌日に赤湯、米沢を観光して新幹線で帰るという日程を考えました。
この旅行記は、旅行初日、山形駅からかみのやま温泉へ向かい、温泉に入ったり、温泉街を散策、山形に戻って夕食をとるまでを記しています。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
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山形駅からかみのやま温泉へは電車だとわずか13分で片道240円なのだが、次の電車は1時間20分後だった。さすがにそんなに待てないのでバスの時刻を調べると13:01発の高松葉山温泉行がかみのやま温泉駅を通るそうだ。時刻は13時ちょうど。バスで行くことに決めた。
バスは5分ほど遅れてやってきた。市街地の道路は混みあっているし、停留所にも頻繁に停まるので時間はかかる。上山市の市街地に入ったところで、浴場前というバス停があり、その次は湯町角。いかにも温泉街らしいバス停である。駅まで行く必要はないのでこのあたりで降りようと条件反射的にバスを降りた。ちなみに所要時間は約40分、料金は590円だった。 -
バスを降りて通りから少し入ると下大湯公衆浴場がある。ここで入浴したいが、まずはその隣にある石段を登り、水岸山慈眼院 観音寺を訪ねる。地元では湯の上観音と呼ばれているようだ。階段の入り口には「最上三十三札所 第十番上山観音」という看板が出ていた。
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観音寺への石段の途中に、洗心の湯があり、湯がちょろちょろと出ていた。「上山七不思議の一つ 出湯の手洗鉢」という札が掲げられていたが、上山七不思議とはどういうものなのだろう。その由来に関しては何の説明も出ていなかったのでわからないままである。
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さて、下大湯公衆浴場で入浴しよう。ここはかみのやま温泉の公衆浴場の中で最も古く沢庵禅師も入浴したと言われている。建物自体は昭和の時代に建てられたものだが、歴史を感じさせる風情がある。入り口を入るとチケットの自販機があるので150円の入浴券を購入する。かみのやま温泉には他にも公衆浴場があるがどこも入浴料は150円のようだ。洗髪をする場合は別に100円が必要なのだが、洗髪料を払うと渡される札に蛇口の栓がついていて、この栓を浴場内の蛇口につけて使うという珍しい仕組みになっている。
普段は地元の人が多く来るようだが、私が入った時はちょうど誰もいなくて貸し切り状態だった。浴槽は2つに仕切られていて広い方は熱く狭い方はやや温いのだが、私にとってはどちらもかなり熱く長い時間浸かってはいられなかった。のぼせ気味となってしまったが、それでも体の芯から温まったようだ。このような温泉に気軽に来られる地元の人達をうらやましく思う。下大湯公衆浴場 温泉
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さて再び歩き始めたものの熱い温泉に入ったせいか、すぐに頭がくらくらしてきた。慌てて近くにあった自販機でスポーツドリンクを買い水分を補給した。
上山市については当初は温泉しか眼中になかったのだが、時間があるので周囲を散策してみようと思う。城下町でもある上山市は当然城跡がある。そしてこの城跡は月岡公園として整備され、模擬天守も建てられ郷土資料館となっている。
月岡公園は下大湯公衆浴場から坂道を登ってすぐのところだった。まず敷地内の月岡神社へ行ってみる。ここは安産のご利益があるそうだ。私には安産は関係ないが、家族の健康を祈り参拝をした。 -
月岡公園からは上山市街が見渡せる。天気が良い静かで穏やかな日も次第に傾きかけている。
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公園内では上山城の模擬天守が堂々と聳え立っている。もともと上山城には天守はなかったので、それがこのような姿で再建されることに違和感はあるが、天守からの景色を楽しみたかった。しかし電車の時間を考えると中途半端である。結局、中に入るのは諦めて、代わりに温泉街を少しだけ散策して駅へ向かうことにした。
公益財団法人上山城郷土資料館 名所・史跡
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かみのやま温泉の温泉街は人通りもほとんどなく静かだった。それなりに大きなホテルにも人が宿泊しているような気配を感じない。そういえば、今日は金曜日だった。週末になるとまた違うのだろうか。
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かみのやま温泉の温泉街は湯町、新湯、十日町、河崎、高松、葉山、金瓶の7地区から構成されているが、今、歩いているのは新湯地区である。駅からは新湯通りという通りが延びていて、通りに面してホテルなどが立ち並んでいるが、こちらもやはり活気には欠けている。
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新湯通りから路地に入ってみると古い建物や看板がそのまま残っていたりする。すでに廃屋になっているような建物も散見される。ある程度の大きさのホテルの中にも休業しているものがあるようで、人の気配がなく窓を見ると障子紙が破れたりして荒廃している様子がうかがえる。
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前川という小さな川を渡って駅へと向かう。さすがに疲れて歩くのが嫌になってきた。
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かみのやま温泉に戻ってきたが、山形方面へ向かう電車が出て行ったばかりのようで、次の電車までは50分くらい待たなくてはならない。
元気であれば、その時間を利用してさらに駅周辺を散策したりするのだが、さすがにもう歩き疲れていたので、おとなしく駅の待合室で待つことにする。それにしてもこんなことなら上山城に入って天守からの景色を眺めておくべきだった。そんな後悔の気持ちもないわけではないが、いまさらそんなことを思っても仕方がない。かみのやま温泉駅 駅
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学校帰りの高校生と一緒に山形行きの普通電車に乗り山形駅へ戻ってきた。予約してあるホテルは山形駅から徒歩数分の場所にある「リッチモンドホテル山形駅前」である。
常日頃からよく利用しているホテルチェーンで、どこでも同じような部屋であり、面白みはないが安心できる。今回はGO TO トラベルキャンペーンで安く宿泊できる。リッチモンドホテル山形駅前 宿・ホテル
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チェックインの際に、GO TO トラベルの地域共通クーポン1000円分が手渡された。利用できる店の一覧が出ていたが、翌朝に山形を離れるので使うなら今しかないと思い夕食に合わせて山形駅の駅ビル「エスパル山形店」の中にある「杵屋エスパル山形店」で羊羹などの和菓子をお土産に購入した。
リッチモンドホテル山形駅前 宿・ホテル
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山形へ来たのだからそばを食べてみたいと思い、夕食は老舗蕎麦屋の「庄司屋 本店」へ行くことにした。山形駅から線路に沿って南へ10分ほど歩いた場所にある。地図を見ながら行ったので迷わなかった。
注文したのは板そば(税込み1490円)。量が多くて食べごたえがある。そしてとにかく美味しい。さすがにそばといえば山形だと思った。
帰りに居酒屋にでも寄ってみようかと思ったが、良さそうな店が見つからず、結局はホテル近くのスーパーで翌朝用のパンと一緒に缶ビールを買ってホテルの部屋で飲んだのだった。
続くそば処 庄司屋 本店 グルメ・レストラン
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