2019/08/11 - 2019/08/11
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2019(R1)年8月のこと。
バスの旅です。表紙写真は、この区間のバス停。結構このスタイルが目立つような。
昭和の時代には、北海道のオホーツク海沿岸部の大部分には鉄道が走っていたのでした。
これらの鉄道の区間に廃止の議論が持ち上がったころ、
その頃でも計画だけで走っていなかった区間も鉄道でつなぎ、稚内~網走(あるいは、斜里)間をオホーツク海沿いに鉄道で結ぶ、オホーツク本線なるものにしよう、という話が新聞に載ったのですが、結局実現せず、現在に至っています。
そこで、この「オホーツク本線」になるかも知れなかった区間のうち、可能なところだけでも、バスに乗ってたどってみよう、ということなのでした。
例によって、何回かに分けていこうと思っております。
前回(https://4travel.jp/travelogue/11648102)から続き、ぴったり海岸線近くを走る国道238号線を経て、猿払村のエリアに入っていきます。
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龍神島、というところ、のはず。
島、となっていますが、岩、に近いような気も。 -
手前側が浅く、一気に深くなっていると、海の色が違って見える、のかとも思うのですが、画像で見ると、今ひとつその海の色が伝わってこない。
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ときどき、海岸とちょっと離れ、ちょっと高いところを走ったりします。
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砂浜?原野?草原?なんと表現したらいいか。
天気が今ひとつですが、天気が良ければかなり良い景色になるものと思われます。 -
久しぶりに?海岸に大規模な人工物が。
東浦というところ。
まだ稚内市内です。 -
東浦のバス停。
先ほどの東浦の漁港や民家などの集まったところからはちょっと行き過ぎたような場所にあります。
ここでの乗り降りはありませんでした。
というか、宗谷岬以後、しばらく乗り降りがない状態が続いていたのでした。 -
なんとなく、ですが、原野、というイメージが高まる景色。
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知来別漁港前バス停、のはず。
ついに?稚内市内を離れ、猿払村に入りました。
この待合室、雪かき用と思われる道具も入っているように見えますが、物置、じゃない、はず。
冬でもバスを吹きさらしでなく待てる、というもののはず。 -
ここで、稚内市内の声問以来(https://4travel.jp/travelogue/11648102#photo_link_67385169)、国道からちょっと外れて、内陸側に向かいます。
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ターミナルまで来ました。
ちょっとここで停車します。
トイレ休憩などの趣旨でしょうか。 -
鬼志別バスターミナルです。
旧天北線の鬼志別駅のあったところにあるようです。
旧天北線は、南稚内駅で宗谷本線から分かれた後、しばらくはだいぶ内陸寄りのところ(宗谷岬付近も通らない)を走りますが、内陸側から猿払村に入り、鬼志別駅に至った後、ここからは、だいぶオホーツク海や国道238号線に沿って(あくまでも、だいぶ)走っておりました。
厳密に旧天北線沿いにバスで移動することは、稚内市内と猿払村内の旧沿線を直通するバスがなく、現在は困難となっております。(以前は、旧天北線の代替の意味合いで、稚内~浜頓別~音威子府のバスはそのまま通っていたようなのですが)
なので、本格的にオホーツク本線の跡?をたどるのは、ここから、とも言えます。 -
ターミナルの建物の中には、バス会社の窓口があったりしますが、
目に留まるのは、こちら。
旧天北線の資料が展示されております。
ちなみに、画像右上で目につく「小石駅」は、南稚内から来た場合に鬼石別の一つ前の駅で、猿払村内となっているため、鬼志別ターミナルからバスの便があったはずです。(が、主に村民向けの、いわゆるデマンドバスだったはずなので、乗りたい場合には要確認。)
そして、旧天北線において、鬼志別駅の次は、画像右下に置かれている、芦野駅でした。 -
バスは鬼志別ターミナルを出て、来た道を戻り、国道に復帰してきました。
ここを画像右方向に曲がります。 -
浜鬼志別停留所。
別に旧駅などではありません。
ここからは、こんな感じの待合室がところどころにあります。 -
せっかくの(?)国道238号線ですが、それほど走らず、また内陸沿いに入ります。
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国道から入ってすぐのところにある停留所。
こちらには待合室はありません。
猿骨。猿の骨?
でも、ここは猿払村か。猿払の「猿」は、アイヌ語の「サラ」(葦原)らしいので、猿骨の「猿」も同じような起源なのでしょうかね。 -
ここからは、内陸の道道を走ります。
たぶん、こちらの方が旧天北線に近いところであるような。
猿払村の猿払まで4kmぐらいみたいですが、実際の猿払村の中心は、先ほど通った鬼志別の周辺となります。
そして、芦野開拓、という地名(?)が、この辺の地域の歴史を感じさせる、かな。 -
芦野停留所。
やはり、待合室はこのようなスタイル。
厳寒の冬にバスを待つには、大丈夫なものかと。
なお、旧天北線の芦野駅は、検索してみると、ちょっと離れた場所にあったようです。(google地図検索すると、「JR天北線芦野駅跡」というのが出てきます) -
芦野停留所を出ました。
次の交差点を右に進めば、先ほど走ってきた(バスが)道道を引き続き走ることになり、猿払村猿払へ。まっすぐ進むと、海岸線寄りの国道へ。 -
バスは、この辺りでは国道を走らず、内陸寄りの道道を行きます。
この辺りは、もしかしたら、旧天北線の跡のすぐ近く、あるいは、廃線跡そのものを走っているのかも知れません。 -
奥の方に見えるのは、海ではなくて、沼。
かなり大きな沼のようです。
地質的な事情もあってか、道北には沼が多いような気がしますが(他の地域は開拓されてなくなっただけだったりして)。
11月以降だと、白鳥がたくさん来ていたりするみたいです。
でも、今は(この画像を撮った時点では)、8月。バスの中から眺めるだけ、ということで。ポロ沼 自然・景勝地
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ありました、この待合室。
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こちらが、猿払停留所。
旧天北線の猿払駅の跡地、なのではないかと思われますが、詳細に調べてはおりません。
ちょっと周囲が拓けた感じにはなっておりますが、その地名に反し(?)、猿払村の中心とはなっておりません。 -
猿払停留所を出てからまもなく、バスは国道に復帰します。
浜猿払停留所。 -
網走まで244km。
東京から東海道本線で進んだ場合、244km進むと、静岡県内(御厨~磐田間)まで行くことになります。
ちなみに、旧天北線において猿払駅(→現:猿払停留所)の次は、浅茅野(あさじの)駅でしたが、バスの進行方向右側であったこともあり、通り過ぎてしまっております。
浅茅野駅の次は、飛行場前駅。「飛行場」は短期間あっただけでほとんど使われないままなくなってしまったので、旧天北線の時点で、飛行場の感じはあまりなかったようですが、その飛行場前駅は、だいたい、この辺りから内陸側(画像右側)にちょっといったところにあります。
実際には、バスは飛行場前駅の跡の前は走っていませんが、地図情報は飛行場前駅跡(の近く。ちょっと場所はアバウトです)に置いています。
さらにさらに細かいことを書いておくと、このあたり、内陸側では隣の浜頓別町との境界が迫っているようで、国道はまだ猿払村内ですが、飛行場前駅(跡)は、町村の境を越えて、浜頓別町側にあったとか。 -
国道も、だいぶ内陸寄りを走っています。
猿払村自体は漁業の街というイメージがあります(ホタテで有名ですね)が、
このあたりは酪農地帯ですね。 -
もう1枚。上の画像からほとんど時間は経っていません。
この辺では、国道から海側は猿払村、内陸側が浜頓別町という感じになっているようで、飛行場前駅の次の安別駅は、国道から入って数百メートルで跡にたどりつけそうですが、所在地は浜頓別町になっています。
ちなみに、安別駅の近くには、ポン沼、小沼と、沼が続きますが、バスの進行方向の右側であり、私の関心はこの時点で、酪農地帯の風景に偏っていたので、撮っておりません。
旧天北線は、こういった原野や沼と国道の間を走っていたわけですね。 -
そして、ついに見つけた(?)、酪農地帯の証明(?)。
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沼の景色を犠牲にして(?)撮ったので、もう1枚。
なお、もうちょっと走ると、国道も浜頓別町内に入ることになります。
旧天北線の安別駅の次、山軽駅は、国道からの距離は安別駅とさして変わらない感じではありますが、国道から向かえる道も、駅の所在地も、完全に(?)浜頓別町内となるのでした。
ということで、浜頓別町内の様子は、また別の旅行記で。
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