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古い写真をスキャンする旅のシリーズの続き。これは私の初の海外の旅で、長年の憧れであったヨーロッパを、1974年12月19日福岡空港発、羽田空港乗り継ぎのJALで出発した。どちらもジャンボ・ジェット機だった。羽田空港からアラスカのアンカレッジ空港まで行き、給油のため途中降機。それからパリまで行く予定の日本航空便だったのだが、確か乗務員ストのため、デンマークのコペンハーゲン空港までしか飛べないといういきなりのハプニングだった。(これ以後、多分日本航空で欧米に行ったことはない。)  <br /><br />期せずして、行く予定のなかったデンマークのコペンハーゲン空港でチェックアウトして近辺を歩いた。これが私の初のヨーロッパでの第一歩となった。12月20日朝10時ごろのことだ。日本航空の飛行機はパリまで飛ばず、結局、SASスカンジナビア航空に乗り継いで、パリのル・ブールジェ空港に到着することになった。実は到着予定のオルリー空港に、高校時代の友人が出迎えることになっていた!当時は連絡は簡単ではない!電話しか手段はないのだが、友人は既にパリの宿を出ており、捕まらない。その友人の実家に連絡を入れたところ、緊急手配してくださって、そこのパリ駐在員がコンタクトをとってくれるといういきなりの面倒な状況になったのだった。ただ、無事、連絡がつき、リンドバークがかつて着陸したパリの空港で合流したのだった。凱旋門の近くに友人は既に一年くらいいたのだが、同じ場所に宿泊。<br /><br />ガイドブックしか資料のない時代だし、初日はパリ観光バスに乗った。その後、気に入ったところを個別に回った。夜は初日は友人の手配などで、ディナーに招かれた。シャトーブリアンをご馳走された!当然、翌日はパリ・オペラ座にも行き、プッチーニの「ラ・ボエーム」を見た。クリスマス直前でもあり、「ラ・ボエーム」はぴったりのオペラだった。ジャッキア指揮で、ギオーがソプラノだったことは今でも覚えている。この指揮者はオーベルニュの歌のレコードでもしっていた。次に、マドレーヌ寺院では、バッハのオルガン曲演奏を聞けて、これも感動した。ここは、かつてフォーレがオルガンを演奏していた由緒ある場所なのだ。<br /><br />一枚目は今は一部消失して再建中のノートルダム寺院の屋上から撮影した。カメラはこの旅を前に練習していたCanon FTbで、交換レンズは3本と三脚、強力フラッシュ、特殊フィルターなどフル装備だった!プリント写真は東洋現像所でやってもらい、一枚80円だった。プロカメラマンにも少しだけ指導してもらっていた。<br />(2020年9月12日記す)<br /><br />

1974年初のヨーロッパ1(パリ)

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1974/12/19 - 1974/12/23

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tad

tadさん

古い写真をスキャンする旅のシリーズの続き。これは私の初の海外の旅で、長年の憧れであったヨーロッパを、1974年12月19日福岡空港発、羽田空港乗り継ぎのJALで出発した。どちらもジャンボ・ジェット機だった。羽田空港からアラスカのアンカレッジ空港まで行き、給油のため途中降機。それからパリまで行く予定の日本航空便だったのだが、確か乗務員ストのため、デンマークのコペンハーゲン空港までしか飛べないといういきなりのハプニングだった。(これ以後、多分日本航空で欧米に行ったことはない。)

期せずして、行く予定のなかったデンマークのコペンハーゲン空港でチェックアウトして近辺を歩いた。これが私の初のヨーロッパでの第一歩となった。12月20日朝10時ごろのことだ。日本航空の飛行機はパリまで飛ばず、結局、SASスカンジナビア航空に乗り継いで、パリのル・ブールジェ空港に到着することになった。実は到着予定のオルリー空港に、高校時代の友人が出迎えることになっていた!当時は連絡は簡単ではない!電話しか手段はないのだが、友人は既にパリの宿を出ており、捕まらない。その友人の実家に連絡を入れたところ、緊急手配してくださって、そこのパリ駐在員がコンタクトをとってくれるといういきなりの面倒な状況になったのだった。ただ、無事、連絡がつき、リンドバークがかつて着陸したパリの空港で合流したのだった。凱旋門の近くに友人は既に一年くらいいたのだが、同じ場所に宿泊。

ガイドブックしか資料のない時代だし、初日はパリ観光バスに乗った。その後、気に入ったところを個別に回った。夜は初日は友人の手配などで、ディナーに招かれた。シャトーブリアンをご馳走された!当然、翌日はパリ・オペラ座にも行き、プッチーニの「ラ・ボエーム」を見た。クリスマス直前でもあり、「ラ・ボエーム」はぴったりのオペラだった。ジャッキア指揮で、ギオーがソプラノだったことは今でも覚えている。この指揮者はオーベルニュの歌のレコードでもしっていた。次に、マドレーヌ寺院では、バッハのオルガン曲演奏を聞けて、これも感動した。ここは、かつてフォーレがオルガンを演奏していた由緒ある場所なのだ。

一枚目は今は一部消失して再建中のノートルダム寺院の屋上から撮影した。カメラはこの旅を前に練習していたCanon FTbで、交換レンズは3本と三脚、強力フラッシュ、特殊フィルターなどフル装備だった!プリント写真は東洋現像所でやってもらい、一枚80円だった。プロカメラマンにも少しだけ指導してもらっていた。
(2020年9月12日記す)

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