深秋の鎌倉をハイキングウォーキング

2018/11/29 - 2018/12/01

2018年秋の鎌倉旅二日目は、鎌倉在住の知人に紅葉ハイキングウォーキングに誘っていただきました。

エリア 鎌倉(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: じゃらん

２０１８年１１月３０日、鎌倉旅二日目の朝です。
宿泊したホテルから鶴岡八幡宮は徒歩2分ぐらいでしょうか。

朝7時前の鶴岡八幡宮は静寂。
昼間の喧騒が嘘みたいです。
お参りをして今日の安全をお願いします。

さぁさ、朝食よ。

鶴岡八幡宮 寺・神社・教会

朝食は「モン・ペシェ・ミニョン」

「わたしのお気に入り」という意味らしいけれど、舌がもつれてフランス人でないとうまく言えないでしょう（笑）
みなさん「ビゴの店」って言ってるみたいです。
フランスのパン作りの巨匠、ビゴ氏のお弟子さんのお店なのです。

モン・ペシェ・ミニョン グルメ・レストラン

ほら、「ビゴの店」とも書いてるし…。

人気のお店と聞いていて、張り切ってオープン時間と同時にお店に入りました。
が、まだ大部分が焼きあがっていない感じ。
で、ツナとトマトのサンドイッチを買って、二階のイートインスペースで食べます。

パンがめちゃめちゃ美味しいんですけど！
ここはハード系のパンが有名ですが、わたしはソフトなパンが好みです。

椅子の背もたれ部分が可愛い。
コーヒーは紙コップが少し残念。。

ビゴの店は、二階堂と十二所方面の岐れ道の前にあります。

平日の朝7時半過ぎ、車の交通量も増えてきました。
わたしも今日の行動を開始します。

この日、鎌倉在住のお知り合いＮさんに、源氏山ハイキングを誘っていただき、鎌倉駅西口で待ち合わせ。
きのう、源氏山で下見してきたそうで、紅葉の綺麗どころをピンポイントで案内してくださいました。

鎌倉西口→今小路→銭洗弁財天に向かって歩きます。
佐助トンネルはヒンヤリ。

銭洗弁財天宇賀福神社にちょっと立ち寄りましょう。

ここの清水でお金を清めると、お金に困らないという言い伝え、有名ですよね。
誰もが知ってる鎌倉観光名所のひとつです。

銭洗弁財天宇賀福神社 寺・神社・教会

社会見学の元気な学生が多いです。
みな一生懸命「銭」を洗ってる。

銭洗い弁財天から、源氏山公園目指して、急な坂道を歩きます。

色づいた木々が見えてきました。

源氏山公園に到着。
冬の柔らかな陽に透かして、きれいな紅葉が現れました。

源氏山公園 公園・植物園

この時期の花といえば「サザンカ」。

上を見ても、下（落ち葉）を見ても綺麗です。

今年の鎌倉（2018年）は、台風２４号の塩害の被害が甚大で、紅葉はどこも残念なことになってますが、源氏山公園は穴場でした。
アップダウンがあるものの、一見の価値がありますね。

紅葉を楽しんだわたしとＮさんは、源氏山公園を後にして下りに入ります。

この日一番の難所「化粧坂」（けわいざか）

鎌倉七切通しのひとつで、国の指定史跡となってます。
三方を山で囲まれている鎌倉は、外との行き来には、険しい峠を越えなければならず、切通しは交通の要路であると同時に、外敵の侵攻から守るためのものでもありました。
新田義貞が鎌倉攻めした際、激戦地となったという化粧坂。
そんな曰く付きもあって、一人では歩きたくないかな～というところ。

化粧坂 名所・史跡

夜中に小雨が降ったので、ぬかるんでるし、石や切り株で、足元がじめじめゴツゴツ。

そんな険しく急勾配ところを無事通過。
扇が谷の海蔵寺に到着しました。

鮮やかな赤色はお馴染みの野点傘のみ。
ここの紅葉も色付きが悪かった。。

海蔵寺 寺・神社・教会

長寿寺はどうかしら？と、今度は扇ガ谷と山ノ内地区を結ぶ坂、亀ヶ谷坂（かめがやつさか）の急こう配を上って下って行ってみます。

亀ヶ谷坂切通し 名所・史跡

長寿寺は普段一般公開してませんが、春と秋に季節限定公開をしています。
ここの紅葉もとてもきれいなのですが、今年はそれほどではありません。
でも、ここのお寺さんは、日本書院風の本堂の中がとても良いのです。

長寿寺 寺・神社・教会

本堂の窓から紅葉を愛でることができます。
それほどでもない、とはいえ、と書きましたが、やはり長寿寺の紅葉はよそと違う趣があります。

長寿寺は、建長寺の離れた塔頭です。
禅寺の清々しさに、触れたひとときでした。

鎌倉に住んでるというのに、Ｎさんは長寿寺を見学したのは初めてとのこと。
ここは普段公開してないだけに、穴場的でオススメです。

ここを出てちょうど１１時半。
ランチは歩くけれど、行きたいところがあるんです、と誘いわたし主導で由比ヶ浜まで歩きます。
えっ！　ゆいがはま?　健脚な二人だからこそできる強行軍。
ランチはまた改めて書きましょうか。

ランチをして、その後テニスをしに行くというＮさんと別れ、わたしは北鎌倉の円覚寺までやってきました。
午前中「楽々ハイキング」のつもりがかなりの「強行軍ハイキング」になってしまって、脚がもう限界か?と思いきや、変なスイッチが入ったのか、午後のわたしも「歩け歩け」なのでした。

円覚寺 寺・神社・教会

円覚寺のお寺カフェ「安寧」が好きなんです。
安寧は、円覚寺の塔頭如意庵の中にあります。
（円覚寺は広大な禅寺で、円覚寺の中にもいくつものお寺が存在しています。
そのお寺のことを「塔頭」と呼びますよ）

「水・木・金」の平日限定で営業してるので、土日に行くと安寧はお休みなんです。

しかし安寧は、2020年5月を以って閉店されたようです。
この日が安寧へ行った最後の日になっちゃいました。

如意庵 寺・神社・教会

「安寧あんみつ」、とっても美味しいです。
一時間程前にランチ食べたのに、歩くことでカロリー消費したはずよ（笑）

お庭に面してて、とても静かな鎌倉時間を過ごせます。

閉店したのはなんとも残念でなりません。

北鎌倉円覚寺は、塩害の被害を受けたものの、紅葉の綺麗な箇所もありました。


塔頭龍陰庵へ上がるところ。

龍陰庵へ上がるところにこんなお地蔵さまが、ほっこり佇んでいます。

長谷寺の「なごみ地蔵さま」は有名ですが、それとほぼ同じものがここにもあります。
知っているかたは「鎌倉通」です。

国宝の梵鐘への上り口の、イチョウの木は美しかったです。

総門の階段脇の紅葉は、例年はもっともっと美しいですが…。


ほんと良く歩きました。
さすがにもう歩きたくない。
ＪＲで鎌倉駅に戻りホテルで休みましょう。

～つづく～