《バチカン市国》バチカン美術館で朝食を。

2019/11/04 - 2019/11/04

2016年に初めて訪れたバチカン市国を今回は充分に満喫しようと、
半年前にバチカン美術館のチケットを予約しました。
バチカン美術館で朝食をいただいて開館前の早朝から入館できる特別チケットです。
優雅に鑑賞できる特権を買うということで通常より高いお値段でした。
が、その価値はありました。
開館した後の人のなだれ込みようといったら、思うように歩けないほどでしたから。


2019年
10月18日(金）～19日(土）ルッカ
10月20日(日）ボローニャ
10月21日(月）ラヴェンナ
10月22日(火）ウルビーノ
10月23日(水）アルベロベッロ
10月24日(木）アルベロベッロ～マテーラ
10月25日(金）マテーラ
10月26日(土）ナポリ
10月27日(日）・・・休憩・・・
10月28日(月）グッビオ
10月29日(火）ファーノ
10月30日(水）～11月2日(土）※レンタカー
シエナ～ボルテッラ～モンテプルチャーノ～ピエンツァ～モンタルチーノ
11月3日(日）ローマ
11月4日(月）バチカン市国★
11月5日(火）帰国

エリア バチカン(バチカン)

7:15入館予定のため6:30に宿を出てバスで向かいます

バチカン美術館での朝食・早朝入館チケットは、
バチカン美術館のオンラインチケットオフィスで事前予約購入しました。
Breakfast at the Museums - Early entrance to the Museums and Breakfast
68.00 EUR

7時前に着くとすでに列ができていました。
予約客と、ツアー客団体も別で列をなしていました。

入館すると、まずはこのドゥオモの見える広場へ案内されました。
こちらは写真撮影にどうぞ、ということのようで特別ここで何かがあるわけではありませんでした。

夜中に雨が降っていたようで地面が濡れていますが
今日は晴れ予報！

わーキレイ

バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

本来であればこの中庭エリアでオープンエアのなか朝食をいただけたのですが
時期が冬期だったため室内での朝食です
ちょっぴり残念

なんだか…USJを思い起こしました

朝食会場のカフェは人でごった返していました
座席も見ておわかりのとおり、隣の人と密接するほどぎゅうぎゅうです
さらにビュッフェスタイルなので長蛇の列ができます
8時から美術館に入れるのでゆっくり食べている暇はありません
この時点で7:45
おかわりに立つ時間はまったくありませんので一度に好きなものはゲットしておくことをおすすめします

システィナ礼拝堂へ行きたかったので一番に目指したのですが、
まだ開いていませんでした。。。
というか、こちらからは入れないのか？

朝日とバチカン市国一望、なんて清々しいんでしょう

システィナ礼拝堂を目指してさまよっています
シモネッティ設計「八角形の中庭（ベルヴェデーレの中庭）」

矢印は書いてあるんですけどねー
がっちり閉まってますよねー

開かずの扉の前でちょっとだけ待ちながら辺りを撮影しますが
結局よくわからず右往左往して違うルートを進むことにしました

正規ルートぽいところを進みます
この時点では全然人がいません
初めてなので、人がいないという状況がどれだけ貴重なことなのか
後で知ることになります

天井画が美しい「ミューズの間」
トンマーゾ・コンカ作の天井フレスコ画

後に、ここを3回くらい通ることになります。。

お友達と一緒に来ましたが、鑑賞に干渉しないように別行動をとることにしました。
ケンカをしたわけでも仲が悪いわけでもありませんｗｗ
一人旅のできる友達と旅行するとき、たびたびこういうことが自然に出来るので
自分の好きなことに好きなだけ時間をかけてもお互いに気を遣わず旅ができます
こんな旅仲間がまた大好きです。

おそらく一般的には別行動しようと言うと、
え？嘘でしょ？せっかく一緒に来てるのに？嫌なの？ひどくない？！しかも外国で？！と内心思われるか相手を傷つけてしまう可能性があるかと思います。。

天井も必見の美しさなので、ただ前を向いて歩いているだけでは済みません

扉をくぐるたび美しさで圧倒されます

「地図のギャラリー」
このまっすぐと続く黄金の天井に最高に圧倒されました
16世紀に作られたイタリア各地の地図が廊下の両側に展示されています

バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

天井一面にびっしりと埋め尽くされています

この時、私はとにかく人の少ないうちにシスティナ礼拝堂に早く行きたくて
速足で写真を流し撮りしながらこの廊下を進んでしまったので
もっとゆっくり鑑賞するべきだったと後悔しました。

もう一度見たくて後でもう一度来たのですが、
その時には一般向けの開館時間が過ぎていたので一方通行になっていて
ここに来るまでに果てしなく遠回りになり時間がかかったうえに、
廊下が人でびっしり埋め尽くされ写真や鑑賞どころの雰囲気ではなくなっていました。。

黄金の豪華絢爛な廊下から、青く落ち着いた空間へ
気分が変わってまた新鮮です

イエスキリスト磔の絵

果てしなく続く廊下をまっすぐ進みます

システィナ礼拝堂でのコンクラーベの様子の写真

何枚写真を撮っても撮り足りません

一般より早く入館できる特権は、高くても買う価値ありです

後に、この廊下の床が見えないくらいの人が押し寄せます

すっきり晴れ渡りました
なんて気持ちが良いんでしょう

ちなみに、システィナ礼拝堂内は撮影禁止でした。
残念ですが、理解できます。

礼拝堂内は、人で混雑して気温が上昇しとても暑かったです。

9時を過ぎました。
もう一度見たくて地図のギャラリーに戻ってみるともう人だらけ。

イタリア各地と教会領地の地図が40点展示されているそうです

地図のギャラリーの出口
バチカンの紋章とレリーフ

お次は、有名なラファエロの間を目指してみようと思います

す、すばらしい・・・！

色鮮やか

この窓さえアート

ラファエロの最高傑作と言われる「アテネの学堂」

聖体の論議

歴史を感じる色味

天井だか壁だかもはや部屋一体

とても惹かれました

本当に天使が降ってきそう

貸しきって見たい・・・

以上、バチカン美術館でした。

この出口にある螺旋階段もすごいです

上りと下りが1つの階段のように見えるとか。

外に出てきました
噴水とオベリスクが一直線に見えました

サン ピエトロ広場 広場・公園

あぁ、懐かしい
2016年に初めてイタリアを訪れたときに、最初に来た場所
偶然空港で出会ったベトナム人のジャッキーと一緒に来たな～笑

参照↓私の旅行記
《イタリア》憧れの緑のトスカーナ！初海外レンタカー1人旅①ローマ・バチカン編

いざ、サン・ピエトロ大聖堂へ！

サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会

大聖堂内は無料で見学できます。
クーポラへ登りたければ10ユーロ（エレベーター）、8ユーロ（階段）

私はクーポラへ登ってから、あとでゆっくり大聖堂内を見学しようとチケット購入へ向かいます。

そしてこのとき不運と超幸運な出来事が起きるのです。

チケット購入の列に並んだあげく、財布に現金が入ってない！！！！？
私のなけなしの５ユーロ札１枚・・・
クレジットカードは使えなかったのです。。

やだーここまで来てクーポラに登れないなんて、５ユーロ・・・
私には１０ユーロ・・・８ユーロさえないなんて・・・・

窓口で強面の男性が対応してくれたのですが、
私が悲しんで困っていると
私から５ユーロ札をスッと受け取り、
特別割引チケット←５ユーロ　をくれたのです！！
優しーーーーい(;_;)
本当にありがとうございます。ありがとうございます。
なんども御礼を言って、エレベーターに乗ることができました
感謝感激です

廊下の天井、素晴らしいです

途中まで上ってきました

これはやっぱり上りたいですよ

エレベーターのルートも、途中からは階段です
この階段がまた狭いんです

狭いでしょう

クーポラまであと165段


そして汗をかいてついに・・・！

バチカン市国を一望

サン・ピエトロ大聖堂へ来たら、絶対にクーポラへは登るべきです

そしてこの景色を堪能されてください

うーん、見下ろした建物も美しい

なかなかこんな目の前では見られないでしょう

サンピエトロ広場から見上げていた数々の聖人たちを
すぐ後ろから見ることができます

絵葉書のような光景


さて、それではこれからサン・ピエトロ大聖堂内の見学に向かいたいと思います

クーポラ (円屋根) 建造物

入口出口あたり

黄金に輝く天井

前に来たときも柵なんてありましたっけ

これ以上前に進めないのでみんな腕を伸ばして撮影しています

私もうまく腕を伸ばして撮りました

かっこよすぎでしょう

好きだなぁ

なかなかの観光客数です

毎度毎度大量に写真を撮ってしまいますが
観光客が映りこむか、暗くてピンボケしています

何回も行ったり来たりしながら堪能します

ちなみに、トム・ハンクス主演の「天使と悪魔」という映画で
最後のシーンに出てきたのがこちらですよね

光沢のある彫刻

帰り時がわかりません
ずっと眺めていてしまいます

この天井・・吸い込まれそう

こ、こわい・・・

出てきました

運良くあまり並ぶことなくスムーズに見学して出てこられました

外に出てからもまだ感動は終わりません

この荘厳な佇まい
至近距離で見上げられる幸せ

この椅子に座ってローマ教皇を見てみたい・・・

出てすぐにあるバチカン市国の有名な黄色い郵便ポスト
ここのお土産ショップでハガキを買って、
お手紙を書いてこのポストに投函すると
バチカンから郵便を送ることができます。

私も以前来た時に送りました(^^)
ハガキにPRIORITYと書いておくと早く着きます

POSTE VATICANE

バチカンの紋章のコインが欲しくて
お土産屋さんでさんざん探しました
意外と売っていなくて、店員さんに聞いてそれっぽいものを購入しました

柱の美しさとこの技術が素晴らしすぎます

さようなら、サン・ピエトロ大聖堂、また来る日まで

そびえ立つオベリスクに、鳩が飛ぶ

噴水の水も心なしか神聖に感じられます


さて、ここで友達と合流！
やっと会えたー！
さーお昼ごはん行こー♪

シンプルなトマトのパスタ

そして、友達念願のニョッキ

私の定番ティラミス



満足のバチカン市国でした。ありがとうございました