密を避けて山陰をドライブ　～石見銀山～

2020/07/05 - 2020/07/05

2020年7月。
休日の出勤が続いたこともあり、密を避けての山陰への小旅行。

最終日。
そもそも鳥取から出発の予定だったものが松江からの出発に変更されたので、予定は全て見直しになりました。

宍道湖のシジミが好きなので、それを食べることは勿論ですが、
一度行ってみたかった石見銀山が松江から行けない距離ではないので、
思い切ってそこにアプローチしてみました。

かなりイメージは思っていたものと違い、昔ながらの街並みが綺麗に保存されつつ、あちらこちらの銀山採掘跡が当時の賑わいを感じさせ、そしてレンタサイクルでガンガン走れるのが楽しかったです。

初日：出雲空港⇒北栄町(コナンの街）⇒はわい温泉⇒鳥取砂丘⇒余部鉄橋⇒天橋立
2日目：天橋立⇒京丹後⇒玄武洞⇒城崎
3日目：城崎⇒出石⇒鳥取（白兎神社）⇒松江
最終日：松江⇒一畑神社⇒石見銀山⇒出雲

エリア 大田・石見銀山(島根)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

最終日。
当初鳥取に宿泊するはずだったのが、ホテル側のキャンセルで松江に来てしまったので、この日の予定は全く考えていませんでした。

松江タウン中心に攻めるか、出雲を攻めるか、新しい所に行くかをちょっとだけ悩み、せっかくなのでこの日は石見銀山に行くことに。

朝食の前に、松江の宿泊先、松江しんじ湖温泉　ホテル一畑の周りを少し散策しました。

松江しんじ湖温泉　ホテル　一畑 宿・ホテル

目の前が宍道湖になっています。

出雲方向に長い湖で、朝からシジミ漁をされている方もいました。

宍道湖 自然・景勝地

ホテルの朝食。

コロナの影響で、最近はどこもお重にしたり、予め食事を取り分けていたりと、大変ですね。

ホテルの裏手が、一畑電車の「松江しんじ湖温泉」駅。

松江しんじ湖温泉駅 駅

駅には足湯もあるのですが・・・こちらもコロナで営業中止。

松江しんじ湖温泉 温泉

さらに、ホテルのお隣が宍道湖しじみ館。

松江を拠点にした理由は「しじみ」だったのですが・・

宍道湖しじみ館 美術館・博物館

こちらもコロナで残念でした・・・

気を取り直して、ドライブです。

この日は石見銀山観光のイントロ（取り敢えず行ってみて、次にしっかり観光するための下見）の予定です。

宍道湖北岸を走り、道の駅で休憩です。

道の駅 秋鹿なぎさ公園 道の駅

この道の駅も、宍道湖の景色を楽しめるようになっています。

この道の駅に寄った理由は、「シジミ汁」。

この後石見銀山でシジミ汁は離れてしまうので、まず食しておかねばなりません。

ということで、

カフェレスト フォーシーズン グルメ・レストラン

トーストとコーヒーのセットに、シジミ汁をアラカルトで付けました。

続いて、一畑薬師に向かいました。

駐車場から薬師に向かう途中の道からは、宍道湖が。

一畑薬師に登る階段。

エスカレーター付けてください・・・ｗ

一畑薬師。

目の薬師様として有名で、目に関するお守りも売っているほど。

年齢的に目も弱ってくる時期ですし、出雲や松江で見かける「一畑」が何者かを知りたくて訪問しました。

一畑寺(一畑薬師) 寺・神社・教会

鐘楼堂。
鐘は明治24年鋳造。

戦時中は軍事物資への転用が図られたものの、工場で停電などの問題が色々起こり、鐘は溶かされずに戻ってきたのだとか。

目の薬師様らしく、目に効くおまもりもありました。
パソコンをよく使う仕事なので、一つ入手しました。

境内はアジサイがきれいに咲いていました。
少し歩く必要はありますが、いいところですね。

続いて、本日のメインイベント・石見銀山観光。

石見銀山エリアへは車の乗り入れができなくて、世界遺産センターからバスで移動と前日に急いで調べた際に読んだので、直行しました。

跡から観光している限り、入口のあたりは空いていれば停められましたね・・

石見銀山世界遺産センター 美術館・博物館

世界遺産センター内には、石見銀山の全体に関する展示があるので、最初に見ておくとよいかと思います。

・・・が、これは帰りに見たもので・・・

石見銀山地区へのバスがすぐに来てしまったので、時間を無駄にしないために飛び乗りました。
（それほど本数は多くない）

さて、石見銀山で何をしましょう、なのですが・・・

ここまで来たら一つぐらい銀山跡を見よう、そのためには龍源寺間歩に行くしかない！

となり、電動機付きチャリをバス停（大森代官所）近くの自転車レンタル屋さんで借りました。

龍源寺間歩まではひたすら結構な登りのため、電動機ないと辛いと思います。

借りたチャリですｗ

大森の街の歴史保存地区に入っていきます。

観世音寺。

少し高いところにお寺が建っていて、ここから街並みを見下ろせます・・・

が、見るのは帰り道に。

チャリを飛ばしますｗ

観世音寺 寺・神社・教会

歴史保存地区の通りです。

石見銀山 名所・史跡

途中にアジサイが咲いていたりで、きれいでした。

清水谷製錬所跡。

石見銀山で採掘された銀の精錬所の跡です。

清水谷製錬所跡 名所・史跡

清水寺。

石見銀山の中にある小さな羅漢寺。

清水寺 名所・史跡

このあたりから、両側に銀山の採掘跡が見えてきます。

福神山間歩。

福神山間歩 自然・景勝地

上り坂をずっとレンタサイクルで上がって、龍源寺間歩。

間歩とは、銀鉱石を採掘するための坑道のことです。

大久保間歩に次ぐ規模で、昭和１８年まで稼働していたそうです。
こちらの間歩は、個人で訪れて簡単に観光できます。

龍源寺間歩 名所・史跡

入ってみましょう。

某ベトナムのクチトンネルほどではないですが、狭いです（笑）

正直言って、個人で入って歩くと全く分かりません。

前にガイド付きのツアーの人がいて、このあたりに銀の鉱脈があるとか丁寧に説明してたので、後ろをついていきました。

スマホの懐中電灯も必須です。

間歩の奥まで行って、脱出です。

実際には、この先も坑道になっています。
観光用に入るには狭い感じですね。

龍源寺間歩からチャリに戻る途中の山の上に、佐毘売山神社。

もちろん、登りませんw
いや、自転車３時間以内に返さないといけないのよ・・・

佐毘売山神社 寺・神社・教会

帰りはひたすら下りで楽チンです。
正直、ペダル漕ぐ必要ありませんでした。

帰る途中にあった、渡辺家住宅。

主屋は、1811年の建築で、銀山附地役人坂本氏の住居でした。

渡辺氏に引き継がれた後も建物のたたずまいはそのまま残し、石見銀山に現存する唯一の武家屋敷だそうです。

渡辺家 名所・史跡

そして、今はレストラン、いや、食事処としても利用されております！

お昼食べてなかったので、当時の邸宅で食事ができるなんて、こんなありがたいことはないですね。

お店の名前は「せせらぎ茶房　まぶの家」です。

五百羅漢の方に向かってみました。

石見銀山公園。
まぁ、最初にこっちから入るべきだったんだな、とｗ

石見銀山公園 公園・植物園

世界遺産の碑もありました。
これを見ないと気分は盛り上がりませんね。

羅漢寺。

１７６６年に、石見銀山で働いていて亡くなった人の霊や祖先の霊を供養するために建てられました。

羅漢寺 寺・神社・教会

通りを挟んだ反対側には、各々２５０体ずつの羅漢を安置する五百羅漢があります。

五百羅漢はそれぞれ違った姿や表情をしており、当時の人々はここに来て亡くなった両親や子供の面影を見ていたそうです。

大森の街並みの中を、代官所の方に戻りました。

大森の町並み 名所・史跡

大森町並み交流センター。

旧大森裁判所の建物を利用しています。

町並み交流センター 美術館・博物館

観世音寺再び。

まだ時間があったので、お寺のところまで登ってみます。

観世音寺 寺・神社・教会

お寺の境内。

意外にと言っては何ですが普通です。

大森の街をお寺の高台から一望できます。

今は観光ですが、昔は銀山ですから、今よりもっと栄えていて労働者でゴチャゴチャしていたんでしょうね。

城上神社。

毛利家が１５７７年に造営したと言われるお寺です。

城上神社 寺・神社・教会

このお寺の名物は泣き龍。

泣き龍の下で手をたたくと、音が反射して龍の鳴き声のように音が響き渡ります。

石見銀山資料館。

ここが旧代官所跡になります。
資料館の建物自体は明治３５年建造と言われています。
それでも十分歴史があります。

石見銀山資料館 美術館・博物館

バスを待つまでの間、バス停に近いカフェ・カリアーリで休憩。

カフェ カリアーリ グルメ・レストラン

歩き回った、いや、チャリで走り回った後のジェラートうまい。

出雲空港までの帰り道。

山陰道の無料区間のICの入り口にある、キララ多伎。

レストランや売店、温泉などもそろったとても大きな道の駅です。

道の駅 キララ多伎 道の駅

旅行最終日。
翌日は仕事なので、翌日の朝に食べるパンを買いました。

キララベーカリー グルメ・レストラン

少しだけ時間が余ったので、空港に行く前に温泉へ。

道の駅・湯の川。
ただ、ここには温泉はないです。

道の駅 湯の川 道の駅

日本三大美人の湯に入れる場所を探してみて・・

少し南側の山側にある、ひかわ美人の湯に行きました。

内風呂は大きくないのですが、露天に出ると大きな岩を配置した雄大な露天風呂。
気持ちよく入浴できます。

ひかわ美人の湯 温泉

出雲空港に到着。

出雲空港（出雲縁結び空港） 空港

最後にシジミ汁にありつきたく、空港内のレストランに。

この時期、まだ多くのレストランがコロナ対策で休業していました。
このお店も時短営業。

レストラン 至誠 やくも グルメ・レストラン

出雲そば、シジミ汁、アナゴご飯という、出雲っぽいセットで旅行を締めました。

飲み屋的なおつまみメニューも多いので、コロナ対策で車で羽田まで来てなければ、お酒も楽しめたのですが。

空港内にはそれほど売店もないです。

乗り入れているのがJALだけなので、ブルースカイと・・

JAL PLAZA 出雲空港 出発ロビー店 グルメ・レストラン

地元出雲の一畑百貨店が出店しています。

いずも 出雲空港ショップ グルメ・レストラン