マンギスタウ紀行２～トゥズバイル塩湖ツアー～

2017/09/12 - 2017/09/14

９月10日にアスタナ万博が閉幕し、帰国までに５日の猶予がありました。その期間を利用して、同僚とカザフスタンにいるうちに行っておきたかった場所へ行きました。

それは、トゥズバイル塩湖。塩湖といえばウユニ湖が有名ですが、カザフスタンにも天気によっては鏡になる湖があるのです。その湖がある場所はカザフスタンの西の果て、マンギスタウ州。ここにはウスチュルト台地やイスラム聖地など見どころがたくさんありますが、むきだしの自然に囲まれたところで公共交通機関がないため基本的に旅行会社のお世話になる必要があります。いくつか旅行会社を調べましたが、アルマトイからセットになったツアーが多く高額です。起点となるアクタウからのツアーを探しましたが、シャクパック・アタやベケット・アタなどのイスラム聖地はアクタウからだと方向が逆で別々に行く必要があるとのことだったので、時間、お金の問題で断念しました。

コンタクトを取ったのは2社。Silk Road Adventures というところと、Caravanistan というところです。前者はそういえば初めての海外一人旅でウズベキスタンに行った時もお世話になったところでしたが、今回は高すぎたので断念。後者の担当者とやりとりをして、ホテルで現地の旅行会社の担当者が待ってるのでその人に代金をお支払いというシステムでした。


今回の日程

９月12日　アスタナ→アクタウ
９月13日　アクタウ→ウスチュルト台地・トゥズバイル塩湖ツアー→アクタウ　★いまここ
９月14日　アクタウ→アスタナ

エリア その他の都市(カザフスタン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

朝8時、ガイドのナジェージダさんと、運転手としてナターリアさんの息子さんがホテルに迎えに来ました。ツアー開始です。

ガイドのナジェージタさんがかなり熱心に説明をしてくれます。ロシア語で話してくれましたが、英語もいけるようでした。歴史や宗教的な話は全く背景を知らずに聞くとなかなか難しく、半分程度しか理解できませんでした。こちらが明らかにポカーンとしていると「English？」と聞いてくれるんだけど、イングリッシュだと余計わからないんだ(泣)ロシア語についてくのに精いっぱいで行きは景色を見る余裕がほとんどなかったのだけど、終始こんな感じでした。

途中で通りかかった墓地。

２人が道の途中でスイカとメロンを物色しています。

今日のお昼にみんなで食べましょうとのことです。

トイレはお馴染みの、穴、仕切りなし。

そしてお昼すぎ、トゥズバイル塩湖に到着！ウスチュルト台地の白い崖から見下ろした塩湖は、鏡じゃなーい！

シーズンが合わず、水が干上がってしまっていました。ただひたすらに白く広い。圧倒される。

崖の上にある、スフィンクスに見える岩だそうです。

車はまた先に進んで、自然が作り出した白い奇っ怪な岩たちのふもとでお昼休憩。

しかし、ここ数日の暴飲暴食と車酔いで胃が完全にやられてしまった私、この時はマーライオンと化しておりとても食べられる状態ではなかった…。

メロン…！食べたいのに…！

お昼休憩後、今度は塩湖の反対側へ。塩湖の底を走りながらウスチュルト台地の岩群を眺めます。

目の前に白い岩群が続きます。

真っ白な湖面。

塩湖の底を歩きます。砂に塩が混じっていて近くで見るとキラキラしています。

写真だとわかりづらいですが、向こうに少しだけ水が残っており鏡になっています。

乗ってきた車。湖底は意外と草が生えています。

青と白のコントラスト。

見どころのひとつ、穴が開いた岩です。

近づいてみまます。

白い岩の上に登りました。なお運転手さんがカメラマンを兼ねていて、あとで写真を送ってくれました(綺麗に撮れてるのは送っていただいた写真)。

足元がパラパラと崩れてきて、かなり体力を消耗します。

帰りの車の中から、崖を駆け上って行くキツネを発見！

羊渋滞、牛渋滞にはキルギスで慣れたけど、ラクダ渋滞は初めてだなぁ。

アクタウに戻ってきたのは20時ごろでした。ガイドさん、運転手さんは私たちのために最後にスイカをプレゼントしてくれたり、旅行会社のナターリアさんもホテルにお土産を預けておいてくれたり、とても良くしてくださいました。お腹壊してごはんが全然食べれず、帰りの車でもほぼ死んでいたのが本当に申し訳ない。

翌日は朝6時半にホテルをチェックアウトし、お昼前にアスタナに到着。家帰って体重測ったら3キロ落ちてた…しんどいですがこれからあと１日で帰国準備です。

アクタウ国際空港 (SCO) 空港