2012夏ベルギーとドイツの旅11：ミルテンベルクとアシャッフェンブルク

2012/09/06 - 2012/09/06

　観光７日目、とうとう観光最終日になりました。３泊したヴュルツブルクから最後の宿フランクフルトに移動します。今日はミルテンベルク、アシャッフェンブルクそしてフランクフルトとマイン川沿いの街をまわるコースです。

　旅行の日程は以下の通り：★印がこの旅行記です。
　8月30日(木)　10:30関空～15:25アムステルダム経由16:55～17:40ブリュッセル着（ブリュッセル泊)
　8月31日(金)　ブリュッセル、ディナン（ブリュッセル泊)
　9月01日(土)　ゲント、ブリュージュ（ブリュッセル泊)
　9月02日(日)　ブリュール、ケルン（アーヘン泊)
　9月03日(月)　アーヘン、ヴュルツブルク（ヴュルツブルク泊)
　9月04日(火)　ローテンブルク（ヴュルツブルク泊)
　9月05日(水)　バンベルク、ニュルンベルク（ヴュルツブルク泊)
★9月06日(木)　ミルテンベルク、アシャッフェンブルク、
　　　　　　　　フランクフルト（フランクフルト泊)
　9月07日(金)　11:30フランクフルト～12:45アムステルダム14:40～（機内泊）
　9月08日(土)　8:50関空着

エリア ミルテンベルク(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: KLMオランダ航空

朝のヴュルツブルク、マイン川岸から眺めるマリエンベルク要塞。今日はフランクフルトに移動してから、マイン川に沿ってミルテンベルク、アシャッフェンブルクをまわります。
ヴュルツブルク8:09発のICEでフランクフルトに向かったところ、途中から列車は停止したりノロノロ運転を繰り返し、何が起きたのかもわからないまま、予定の9:14から50分遅れてフランクフルト中央駅に到着。

駅近くのホテルに荷物を預け、10:34フランクフルト発のREで（ICEは運休になっていたため）11:16アシャッフェンブルク到着。11:20発のREに乗り換えてミルテンベルクに11:57到着。駅から南に延びるブリュッケン通りを進んでたどり着いたのがマイン橋Mainbrückeです。
（ここまでかなりの焦りと不安の場面があったのですが、途中の写真が無いものですから場面は一気にここまで跳びます）

マイン川は何事もなかったかのようにのどかに流れています（橋の西側風景）。

旧市街には聖ヤコブ教会とミルテンブルク城が見えます。
城の名前はミルテンベルクではなくミルテンブルクMiltenburgです。ブルク・ミルテンベルクBurg Miltenbergなんて書かれた地図もあってややこしいです。

マイン橋の南側から見たツヴィリング門Zwillingstor。

門を通過してそのまま南東に延びるツィーゲル通りZiegelgasseを進むと。。。

左手に市庁舎Rathausのあるエンゲル広場Engelplatzがあります。

さらに南東方向に延びる小路の先には聖ヨハニス教会Johanniskircheが見えます。

エンゲル広場とは反対側の南西（写真左）に延びるハウプト通りHauptstr.を進みました。曲がり角にあるのは白壁のホテルBrauerei Keller。

ハウプト通りに入って100mほど進んだところで出くわした灰色の木組みの家。思わず注目してしまいます。

ホテルZum Riesen、1158年の創業なのでドイツで現存する最古のホテルと言えそうです。形良し、色も良し、木組みだけでなく装飾も素晴らしい。
リーゼン通りRiesengasseとの合流点で両側が通りなので、余計に見栄えがいいです。

このホテルのある辺りから、通りの両側に木組みの家々がずらりと並び始めます。

木組みの出窓の家は肉屋Bergmann。

通りの向こう、丘の上に城が見えます。西向きのこの通りは背後に緑の山が入るのがいいですね。

木組みでない煉瓦の家（左の旗が裁っている建物）が紛れ込んでいると思ったら、これは旧市庁舎Altes Rathausでした。

木組みの家で賑やかですと表現したくなります。とにかくぎっしりです。

今回の旅行でもあちこちで木組みの家を見ましたが、これだけ群集している箇所はありませんでした。

マルクト広場Marktplatzに到着。シュナッターロッホSchnatterlochと呼ばれているそうですが、どういう意味でしょうか（おしゃべりの穴？）。
広場は南側へ上り坂になった斜面にあります。

広場中央にある泉です。名前がわかりませんが、たいていならマルクトの泉Marktbrunnenで当りです。

マルクト広場で一番目を引く赤い木枠のこの家はSchmuckkästchenというホテルでした。1508年の建築らしいです。

このホテルの左側に階段がありました。名前がシュロス通りSchlossgasseなんで、城に通じる小路らしいですが上りませんでした。今朝のICEの遅延トラブルによる時間ロスを取り戻そうという気持ちがあったのかもしれません。（こういうのって、行っときゃよかったと後で悔やまれますよね）

マルクト広場の南方向の風景。結構な斜面です。

坂の上の左手にあるのが、ミルテンベルク市博物館Museum Stadt Miltenberg。緑色の壁の上に焦げ茶の木枠があります。私の好みは、赤の木枠より焦げ茶の木枠です。

マルクト広場の北側に建つのは聖ヤコブ教会St. Jakobus Kircheです。残念ながら閉まっていました。

マルクト広場からさらに西にハウプト通りが伸びています。こちらも木組みの家が素晴らしい。

しばらく西に進んで引き返しました。今度はマルクト広場（東方向）に向かっています。

マルクト広場を通過してハウプト通りを東に、来た道を戻ります。赤い木組みの出窓の店は酒屋Bauerです。

途中、買い物をしながらエンゲル広場方向に戻りました。少し人が増えてきたようです。

エンゲル広場手前の白壁のホテルBrauerei Kellerを左折すればマイン川です。

階段を上がればマイン橋。これから駅に戻ります。

マイン橋の袂から見た西側の風景。ヴュルツブルク方面（東）から流れてきたマイン川はミルテンベルク辺りで向きを北に変えてアッシャフェンブルクに向かいます。

我々も13:34ミルテンベルク発のRBでアッシャフェンブルクに向かいます。各駅停車のRBでも２等席の隅っこに少しだけ１等席が用意してありますが、グレードの違いは感じません。それにしても車内はガラガラ。

のどかな風景が続く中、マイン川を渡りました。エーレンバッハErlenbach付近でしょうか。その後、列車は14:21アッシャフェンブルクに到着です。

場面は一気にアッシャフェンブルクのシュロス広場Schlossplatzに跳びます。駅前からフロージン通りやエルタール通りをうろうろ歩いてみましたが、特に写すほどではないと思ったのかどうか、とにかく途中の写真が１枚もありません。
広場の西側に建つヨハニスブルク城Schloss Johannisburgです。堂々とした佇まいの城館。

ヨハニスブルク城の南側の面。
マインツ大司教ヨハン・シュヴァイカルトが居城として建設（1605-14年）。赤みがかった建物は赤砂岩が使われているためです。第二次世界大戦が終わる直前にアメリカ軍によって破壊、1951-64年の修復工事で再建されました。

ヨハニスブルク城入り口には、濠に架かる石橋を渡ります。濠には水はなく芝生でした。

ヨハニスブルク城の中庭ですが、何もありません。ただの広い空間です。場内には城博物館もあるようですが、この後フランクフルト散策の時間が無くなるのでパス。

城の西側の面です。こちら側にはマイン川に面したテラスがあります。

テラスから眺めた南方向。マイン川はミルテンベルク方面から北上し。。。

アシャッフェンブルクで向きを変え、西方向に流れていきます。この流れの先にあるフランクフルトが待っています。残された観光時間は少ない！
というわけで、15:36アシャッフェンブルク発のICEでフランクフルトに戻りました（16:04着）。ICEの運転は再開していて助かりました。
それにしても、消化不良のアシャッフェンブルク訪問でした（いつか再訪を）。

（フランクフルト）https://4travel.jp/travelogue/11621343