2019/12/03 - 2019/12/03
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紅映さん
トーハク(東京国立博物館)は明治5年(1872)、文部省博物局が湯島聖堂大成殿において最初の博覧会を開催したときにその産声をあげ、明治15年に上野公園に移り、現在にいたっているそうです。
それぞれの展示館では、日々見応えのある展示が行われていますが、今年の春はしばし休館が続いています。
「政府の要請により、新型コロナウイルス感染防止のため2020年2月27日(木)から臨時休館としていましたが、あらためて要請があり、3月25日(水)以降も当面は臨時休館を延長いたします。なお、その後の予定につきましては、あらためてお知らせいたします。」というものです。
ということで今年は各種の展覧会はもちろんのこと春の庭園開放もなし、どこもかしこも閉鎖のようで、ひたすら籠城。
暇に任せて、2019年の秋の庭園開放の折りにトーハク構内をくるっと回った時の写真をご披露してみることに致します。
旅行記内の記述は主に東京国立博物館の公式HPを参照致しました。
観覧料金(2020年4月1日からの改定料金)
一般(個人)1000円
大学生(個人)500円
70歳以上 無料
高校生以下及び満18歳未満 無料
(2020.4.4 記)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
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トーハク(東京国立博物館)構内図
2019秋の庭園開放の折りに、正面から入って右の方からくるっと回って来ました。 -
本館
正門を入ってまっすぐ正面に建つのが本館です。
現在の本館は昭和天皇の即位を記念して開館しました。東洋風を強く打ち出した「帝冠様式」の代表的建築とされ、平成13年(2001)に重要文化財に指定されました。
日本の美術、工芸、歴史資料を展示しています。東京国立博物館 美術館・博物館
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表慶館
明治33年、皇太子(後の大正天皇)のご成婚を記念して計画され、明治42年に開館した、日本ではじめての本格的な美術館です。
中央と左右に美しいドーム屋根をいただき、上層部の外壁面には製図用具、工具、楽器などをモチーフにしたレリーフがあります。明治末期の洋風建築を代表する建物として昭和53年重要文化財に指定されました。東京国立博物館 美術館・博物館
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表慶館とユリノキと羊の置物
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本館の右手にあるのが東洋館
中国、朝鮮半島、東南アジア、西域、インド、エジプトなどの美術と工芸、考古遺物を展示しています。東京国立博物館 美術館・博物館
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東洋館では「人、神、自然」という展示が行われていました。
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レストラン/ゆりの木
東洋館別棟1F ホテルオークラの経営するレストランです。
レストランゆりの木の前を過ぎた辺りが庭園入口となります。 -
庭園散策マップ
庭園の入口付近に置いてあります。 -
ここから庭園へ入ります。
東京国立博物館の本館北側に広がる庭園は、池を中心に5棟の茶室を配し、四季折々の花や紅葉に彩られる憩いの空間です。かつてあった動植物の研究部門「天産部」の名残で、珍しい樹木や野草が植えられているのも特徴です。
庭園内にある茶室は、茶会・句会等に貸し出されています。
春と秋に庭園が開放されます。
春の庭園開放:2020年3月10日(火)~4月19日(日) 10:00~16:00
秋の庭園開放:2020年10月27日(火)~12月6日(日) 10:00~16:00 -
五重塔
東洋館脇から入って行くとまず右手にあるのがこれ!
高さ5.7mの銅製の塔。最上部の相輪には龍が絡み付き、垂木(たるき)、斗拱(ときょう)の組み物の細部まで入念に作られています。基壇に第5代将軍徳川綱吉が法隆寺に奉納した旨の銘文「大和国法隆寺元禄元年十二月日常憲院徳川綱吉」が線刻されています。 -
春草廬(しゅんそうろ)
江戸時代に摂津淀川改修工事の際に建てた休憩所だそうで、その後大阪へ、さらに原三渓によって横浜の三渓園に移され、またまた所沢市の柳瀬荘内に移築されました。やがて柳瀬荘が当館に寄贈され現在の位置に移されました。 -
転合庵(てんごうあん)入口
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転合庵(てんごうあん) 表側
小堀遠州が桂宮から茶入「於大名(おだいみょう)」を賜った折、その披露のために京都伏見の六地蔵に建てた茶室です。 -
茶室と本館の間の池の呆けたススキが逆光を受けてきれいです♪
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この年の庭園は、紅葉がまったくといっていいほど駄目でした。
毎年、春も秋も庭園解放されると必ず2回くらいは訪ねるのですが、この時ほど彩づいていなかった年はありません。
池の畔のモミジがかろうじて赤くなっていたのがせめてもの救いといったところです。 -
六窓庵(ろくそうあん)
奈良の興福寺慈眼院に建てられたもので、もとは興福寺大乗院内にあり現在奈良国立博物館に移された八窓庵、東大寺塔頭四聖房の隠岐録(おきろく)とともに大和の三茶室といわれました。 -
六窓庵(ろくそうあん)
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ここから眺めるモミジはまったくといっていいほど色づいていません。
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参考写真
2017年11月30日/秋の庭園開放時の写真
上の場所とほぼ同じところです。
この景色に、外国のご夫人が両手を挙げて「ワンダフル!!」と叫んでいましたが、本当に見事な紅葉でした。 -
応挙館 (おうきょかん)
尾張国(現在の愛知県大治町)の天台宗寺院、明眼院の書院として建てられたもので、後に東京品川に移築ののち、当館に寄贈され現在の位置に移されました。
室内に描かれている墨画は、天明4年(1784)、円山応挙(まるやまおうきょ)が明眼院に眼病で滞留していた際に揮亳したものであると伝えられています。 -
九条館(くじょうかん)
京都御所内の九条邸にあったものを東京赤坂の九条邸に移したもので、当主の居室として使われていました。その後、九条家から寄贈され現在の位置に移築されました。
陶製の灯籠
第四代清水六兵衛の作で明治41年(1908)の銘があります。五代六兵衛から寄贈されました。 -
参考写真
2017年11月30日/秋の庭園開放時の写真 -
本館裏
時代の流れでしょうか、ここ何年かコーヒーなどを売る車が店を出しています。
個人的にはミスマッチで賛成しがたいのですが・・・ -
このガラス張りの建物の下をくぐると平成館の横に出ます。
逆に、こちら側から庭園へ入ることも出来ます。
ここは本館と平成館を繋ぐ通路です。 -
平成館
今上陛下のご成婚を記念し、平成11年(1999)に開館しました。
2階はすべて特別展専用の展示室で、入館時の観覧料のほかに料金がかかります。
森鴎外総長室跡
平成館前庭のこの付近には帝室博物館を統括する総長の居室があり、森林太郎(鴎外)は大正6年(1917)から大正11年(1922)に死去するまで、総長としてここで執務しました。東京国立博物館 美術館・博物館
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参考写真
2017年11月30日/秋の庭園開放時の写真
平成館 考古室
1階の考古展示室(2015年10月リニューアルオープン)は入館時の観覧料のみで見学できます。
館内には同時通訳設備と映写室を備えた講堂やラウンジ、ドリンクコーナーがあります。 -
資料館前から見た本館と表慶館
銀杏の黄葉が際立ってきれいでした♪
この年は銀杏の黄葉だけは良かったようです。 -
資料館
日本・東洋の美術・工芸、歴史・考古に関する各種の学術資料を収集・保管し、公開する施設として、昭和59年(1984)に開館しました。
表慶館の裏手で分かりづらいですが、どなたでも利用出来るそうです。 -
法隆寺宝物館
所管の法隆寺献納宝物すべてをまとめて保存・展示する建物です。開館当初は作品の保存上、公開は週1日に限られていましたが、現在は他の展示館と同様、週6日公開されるようになりました。
1階にはホテルオークラのガーデンテラスというレストランがあります。東京国立博物館 美術館・博物館
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黒門/旧因州池田屋敷表門
旧丸の内大名小路(現在の丸の内3丁目)にあった鳥取藩池田家江戸上屋敷の正門です。明治時代、当時の東宮御所正門として移されたのち、高松宮邸に引き継がれ、さらに昭和29年(1954)ここに移築されました。 -
黒門の開門
土日と祝日の10:00-16:00
開門されます。 -
黒門/旧因州池田屋敷表門
表から見た黒門。この門はトーハクの外を向いて建っています。東京国立博物館 美術館・博物館
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正門を入ってすぐ左手になる大きな銀杏はきれいに黄葉していて、午後の陽を眩しくはじいていました。
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銀杏の落葉が辺りを照らすかのように黄色く染めています。
今年2020年の秋の庭園開放までにはきっと新型コロナウイルスの騒動が落ち着いていることを信じて、今はじっと我慢の籠城です!!
朝の来ない夜はない
冬来たりなば春遠からじ
こうした名言を励みに、今はじっと我慢の時・・・ですね♪
いつもご訪問頂きありがとうございます。
最後までお読み頂き誠にありがとうございました。
・・・☆紅映☆・・・
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