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ダイジェスト版を作成したことで気が抜け、すっかり中断していたヨーロッパの旅行記。外出もままならないことで、少し時間ができたので自身の備忘録として作成再開しました。2018年の旅ですが、よろしければお付き合いください。<br /><br />==================================<br /><br />2017年のフランスに続いて、2018年も夫を置いてヨーロッパを旅してきました。<br />今回の行先はクロアチアとその周辺諸国。私の中では今、最も行きたいと思っていたクロアチアに、なんとハルシュタットが組み合わされた魅惑的なツアーを見つけてしまい、これは行くしかない!と今回も叔母を誘って10日間の旅へ。<br /><br />ミュンヘンから入り、オーストリア、スロベニア、クロアチアを縦断し、再びミュンヘンへ戻るという移動距離2500kmの強行軍でしたが、美しい風景に魅せられっぱなしの10日間。以前おおまかな行程をダイジェスト版という形でまとめましたが、各都市の旅行記作成を再開しました。<br /><br />ダイジェスト版:https://4travel.jp/travelogue/11441500<br /><br />&lt;行程><br />◆1日目 羽田→ミュンヘン→ザルツブルク<br />◆2日目 ザルツブルク→ハルシュタット→リュブリャーナ<br />◆3日目 リュブリャーナ→ザグレブ→プリトヴィッツェ<br />◆4日目 プリトヴィッツェ湖群国立公園→ドゥブロヴニク<br />◆5日目 ドゥブロヴニク<br />◆6日目 ドゥブロヴニク→モスタル→スプリット<br />◆7日目 スプリット→トロギール→シベニク→オパティア<br />◆8日目 オパティア→ポストイナ鍾乳洞→ブレッド湖→ザルツブルク<br />◆9日目 ザルツブルク→キーム湖→ミュンヘン<br />◆10日目 ミュンヘン→羽田

クロアチア&スロベニア ちょっとだけドイツ・オーストリアも イイトコ撮りの旅 (10) 古代遺跡の街 スプリット

25いいね!

2018/09/18 - 2018/09/27

113位(同エリア648件中)

クッシー

クッシーさん

この旅行記スケジュールを元に

ダイジェスト版を作成したことで気が抜け、すっかり中断していたヨーロッパの旅行記。外出もままならないことで、少し時間ができたので自身の備忘録として作成再開しました。2018年の旅ですが、よろしければお付き合いください。

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2017年のフランスに続いて、2018年も夫を置いてヨーロッパを旅してきました。
今回の行先はクロアチアとその周辺諸国。私の中では今、最も行きたいと思っていたクロアチアに、なんとハルシュタットが組み合わされた魅惑的なツアーを見つけてしまい、これは行くしかない!と今回も叔母を誘って10日間の旅へ。

ミュンヘンから入り、オーストリア、スロベニア、クロアチアを縦断し、再びミュンヘンへ戻るという移動距離2500kmの強行軍でしたが、美しい風景に魅せられっぱなしの10日間。以前おおまかな行程をダイジェスト版という形でまとめましたが、各都市の旅行記作成を再開しました。

ダイジェスト版:https://4travel.jp/travelogue/11441500

<行程>
◆1日目 羽田→ミュンヘン→ザルツブルク
◆2日目 ザルツブルク→ハルシュタット→リュブリャーナ
◆3日目 リュブリャーナ→ザグレブ→プリトヴィッツェ
◆4日目 プリトヴィッツェ湖群国立公園→ドゥブロヴニク
◆5日目 ドゥブロヴニク
◆6日目 ドゥブロヴニク→モスタル→スプリット
◆7日目 スプリット→トロギール→シベニク→オパティア
◆8日目 オパティア→ポストイナ鍾乳洞→ブレッド湖→ザルツブルク
◆9日目 ザルツブルク→キーム湖→ミュンヘン
◆10日目 ミュンヘン→羽田

旅行の満足度
4.5

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  • 旅行7日目<br />本当は前日の午後に見学する予定だったスプリットです。<br /><br />

    旅行7日目
    本当は前日の午後に見学する予定だったスプリットです。

    銀の門 建造物

  • 前日はボスニアヘ・ルツェゴビナのモスタルから再びクロアチアへ入り、夕方世界遺産の街、スプリットを見学という予定でした。が、国境を超えるのにかなり時間がかかりスプリットに着いたのが19時近くになってしまったので、予定変更となりました。国境通過時はパスポートチェックや、観光バスだとドライバーの運転(労働)時間制限のためのチェックなどがあるのですが、場所やシーズン、日によっても厳しさに差があるそうで・・・添乗員さんも時間が読めず苦労するのだとか。でも、臨機応変に予定を変えてくれてさすがです。

    前日はボスニアヘ・ルツェゴビナのモスタルから再びクロアチアへ入り、夕方世界遺産の街、スプリットを見学という予定でした。が、国境を超えるのにかなり時間がかかりスプリットに着いたのが19時近くになってしまったので、予定変更となりました。国境通過時はパスポートチェックや、観光バスだとドライバーの運転(労働)時間制限のためのチェックなどがあるのですが、場所やシーズン、日によっても厳しさに差があるそうで・・・添乗員さんも時間が読めず苦労するのだとか。でも、臨機応変に予定を変えてくれてさすがです。

  • およそ1700年前に古代ローマ皇帝ディオクレティアヌスが建造した宮殿の跡地に、あとからやってきた人々が住んだことから町が誕生したというスプリット。クロアチアでは首都ザグレブに次ぐ第2の都市だそうです。<br /><br />

    およそ1700年前に古代ローマ皇帝ディオクレティアヌスが建造した宮殿の跡地に、あとからやってきた人々が住んだことから町が誕生したというスプリット。クロアチアでは首都ザグレブに次ぐ第2の都市だそうです。

    スプリットの史跡群とディオクレティアヌス宮殿 史跡・遺跡

  • ローマ時代からの建物や史跡群は1979年に世界遺産登録されましたが、観光の目玉はやはりディオクレティアヌス宮殿。<br /><br />3世紀末、内戦の絶えなかったローマ帝国を安定に導いたディオクレティアヌス帝は、20年の統治ののち305年に退位。生まれ故郷のサロナに近いスプリットに宮殿を建て移り住みます。

    ローマ時代からの建物や史跡群は1979年に世界遺産登録されましたが、観光の目玉はやはりディオクレティアヌス宮殿。

    3世紀末、内戦の絶えなかったローマ帝国を安定に導いたディオクレティアヌス帝は、20年の統治ののち305年に退位。生まれ故郷のサロナに近いスプリットに宮殿を建て移り住みます。

    ディオクレティアヌス宮殿 城・宮殿

  • 南北に215m、東西に180mの敷地を高さ20m以上の強固な城壁で囲み、東西南北に4つの門を設けた宮殿には、皇帝の居室、霊廟、3つの神殿などがありました。<br />https://www.hankyu-travel.com/heritage/croatia-slovenia/split.php<br /><br />写真は宮殿内に展示されていたイメージ図です。

    南北に215m、東西に180mの敷地を高さ20m以上の強固な城壁で囲み、東西南北に4つの門を設けた宮殿には、皇帝の居室、霊廟、3つの神殿などがありました。
    https://www.hankyu-travel.com/heritage/croatia-slovenia/split.php

    写真は宮殿内に展示されていたイメージ図です。

  • 東西南北4つの門のうち、 東側の「銀の門」の傍に建つのが大聖堂<br />もともとはディオクレティアヌス帝の霊廟として建てられたものですが、のちにキリスト教の教会として改造されました。ディオクレティアヌス帝はキリスト教を迫害していたのですから、なんとも皮肉な話です。。。<br /><br />それにしても朝の見学となったことで、塔が青空に映えること!

    東西南北4つの門のうち、 東側の「銀の門」の傍に建つのが大聖堂
    もともとはディオクレティアヌス帝の霊廟として建てられたものですが、のちにキリスト教の教会として改造されました。ディオクレティアヌス帝はキリスト教を迫害していたのですから、なんとも皮肉な話です。。。

    それにしても朝の見学となったことで、塔が青空に映えること!

  • 宮殿の中庭ペリスティル<br />左が大聖堂、正面は皇帝の住居への入口になっています。<br />コリント式の柱が美しい景観を生み出していますが・・・

    宮殿の中庭ペリスティル
    左が大聖堂、正面は皇帝の住居への入口になっています。
    コリント式の柱が美しい景観を生み出していますが・・・

    ペリスティル 広場・公園

  • 観光客が次々に訪れ、記念写真を撮る場所でもあります(^^;)<br /><br />

    観光客が次々に訪れ、記念写真を撮る場所でもあります(^^;)

  • そんな観光客を日向ぼっこしながら眺めるニャンコたち<br /><br />

    そんな観光客を日向ぼっこしながら眺めるニャンコたち

  • 大聖堂や皇帝の住居へ行く前に・・・<br />狭い路地を抜け

    大聖堂や皇帝の住居へ行く前に・・・
    狭い路地を抜け

  • 宮殿の北面にある「金の門」にやってきました。

    宮殿の北面にある「金の門」にやってきました。

    金の門 城・宮殿

  • この門を出ると皇帝の生まれ故郷、サロナへと道が続いていたそうです。<br />門の内側からばかり写真を撮ってしまい、表からは撮り忘れたので絵がありません(^^;)

    この門を出ると皇帝の生まれ故郷、サロナへと道が続いていたそうです。
    門の内側からばかり写真を撮ってしまい、表からは撮り忘れたので絵がありません(^^;)

  • 「金の門」の外には巨大な像<br />グルグールニンスキという10世紀に実在した司祭だそうです。

    「金の門」の外には巨大な像
    グルグールニンスキという10世紀に実在した司祭だそうです。

    グルグール ニンスキの像 モニュメント・記念碑

  • 彼の左足の親指に触れると幸運が訪れると言われているため、観光客が順番待ちして撫でて行きます。そのせいで親指はピカピカ! <br />

    彼の左足の親指に触れると幸運が訪れると言われているため、観光客が順番待ちして撫でて行きます。そのせいで親指はピカピカ!

  • 再び宮殿敷地内の狭い路地を歩きます。<br />人ひとりがやっと通れる幅の道も!

    再び宮殿敷地内の狭い路地を歩きます。
    人ひとりがやっと通れる幅の道も!

  • 古代史跡が残る中

    古代史跡が残る中

  • 人々の生活も普通に営まれています。

    人々の生活も普通に営まれています。

  • 大聖堂近くにある洗礼堂<br />もともとは古代ローマの神ユピテルの神殿でしたが、大聖堂と同様、キリスト教施設に改造されました。ツアーでは中に入らず「興味のある人は自由行動の時間に」と言われましたが時間がなく見学できず。<br /><br />入口の黒い像はディオグレティアヌス帝がエジプト遠征をした際に持ち帰ったと言われるスフィンクス。首がないのはキリスト教徒によって壊されてしまったからだそうです。

    大聖堂近くにある洗礼堂
    もともとは古代ローマの神ユピテルの神殿でしたが、大聖堂と同様、キリスト教施設に改造されました。ツアーでは中に入らず「興味のある人は自由行動の時間に」と言われましたが時間がなく見学できず。

    入口の黒い像はディオグレティアヌス帝がエジプト遠征をした際に持ち帰ったと言われるスフィンクス。首がないのはキリスト教徒によって壊されてしまったからだそうです。

    聖イヴァン洗礼堂 寺院・教会

  • 中庭に戻ってきました。<br />皇帝の住居跡への入口にもスフィンクス。大聖堂(もとは皇帝の霊廟)の周りには11体のスフィンクスがあるそうですが、気付かなかったな~

    中庭に戻ってきました。
    皇帝の住居跡への入口にもスフィンクス。大聖堂(もとは皇帝の霊廟)の周りには11体のスフィンクスがあるそうですが、気付かなかったな~

  • 現在は博物館となっている宮殿地下部分へ<br /><br />

    現在は博物館となっている宮殿地下部分へ

  • 皇帝の死後(4世紀)廃墟となっていた宮殿ですが、7世紀にスラブ人などの侵攻によりサロナから逃れてきた住民が宮殿の石材を利用して新たな町を造り住み着いたのがスプリット。<br />そのため皇帝の住居跡も地上部はのちに住み始めた人々によって手が加えられていますが、上部と同じ構造をしていたとされる地下部分はほぼ当時の形で残っているそうです。

    皇帝の死後(4世紀)廃墟となっていた宮殿ですが、7世紀にスラブ人などの侵攻によりサロナから逃れてきた住民が宮殿の石材を利用して新たな町を造り住み着いたのがスプリット。
    そのため皇帝の住居跡も地上部はのちに住み始めた人々によって手が加えられていますが、上部と同じ構造をしていたとされる地下部分はほぼ当時の形で残っているそうです。

  • 余生を過ごすためだけに広大な宮殿を建てたディオクレティアヌス帝、どれだけの権力を持っていたのでしょうね~! 銅像を見る限り、かなりの強面です。

    余生を過ごすためだけに広大な宮殿を建てたディオクレティアヌス帝、どれだけの権力を持っていたのでしょうね~! 銅像を見る限り、かなりの強面です。

  • 現地ガイドさんの説明を聞きながら地下を歩きます。<br />実はここ、まだ発掘が始まって50年ほどだそう。中世にはワインの製造や倉庫として利用されていましたが、人口が増えるにしたがってゴミ集積場と化していったとか。。。奥に見えているのはゴミの遺跡。

    現地ガイドさんの説明を聞きながら地下を歩きます。
    実はここ、まだ発掘が始まって50年ほどだそう。中世にはワインの製造や倉庫として利用されていましたが、人口が増えるにしたがってゴミ集積場と化していったとか。。。奥に見えているのはゴミの遺跡。

  • アップで見るとこんなカンジ<br />もうほとんど土になっています。

    アップで見るとこんなカンジ
    もうほとんど土になっています。

  • でもこのゴミが地下室を埋めていたおかげで、建物が崩壊することなく現存しているのだそうで・・・何が幸いするかわかりませんね(^^;)

    でもこのゴミが地下室を埋めていたおかげで、建物が崩壊することなく現存しているのだそうで・・・何が幸いするかわかりませんね(^^;)

  • ガイドさんと共に一通り宮殿を見学したあとはしばし自由行動<br />クッシーは大聖堂に行ってみました。

    ガイドさんと共に一通り宮殿を見学したあとはしばし自由行動
    クッシーは大聖堂に行ってみました。

  • 正式名称は聖ドムニウス大聖堂<br />もともとはディオクレティアヌス帝の霊廟として建設され、のちにキリスト教の教会に改造されたと前述しましたが、現在祀られているのはなんとディオクレティアヌス帝によるキリスト教弾圧で殉教したサロナの司教、聖ドムニウス。これぞキリスト教徒による「倍返し」ですね~。。。

    正式名称は聖ドムニウス大聖堂
    もともとはディオクレティアヌス帝の霊廟として建設され、のちにキリスト教の教会に改造されたと前述しましたが、現在祀られているのはなんとディオクレティアヌス帝によるキリスト教弾圧で殉教したサロナの司教、聖ドムニウス。これぞキリスト教徒による「倍返し」ですね~。。。

    聖ドムニウス大聖堂 寺院・教会

  • そんなストーリーのある大聖堂ですが、内部は外見からは想像できない荘厳さ!<br />円形空間の真ん中に設けられた聖ドムニウスの祭壇は、表と裏の両方から見ることができるのですが、装飾がとても緻密で美しい!!<br />ちなみにこちらが正面で、ひとつ前の写真は裏になりますが、順路の関係で裏を先に見てしまいました。

    そんなストーリーのある大聖堂ですが、内部は外見からは想像できない荘厳さ!
    円形空間の真ん中に設けられた聖ドムニウスの祭壇は、表と裏の両方から見ることができるのですが、装飾がとても緻密で美しい!!
    ちなみにこちらが正面で、ひとつ前の写真は裏になりますが、順路の関係で裏を先に見てしまいました。

  • 大聖堂の見学は有料ですが、これが見られただけでも十分に入った価値がありました。<br /><br />

    大聖堂の見学は有料ですが、これが見られただけでも十分に入った価値がありました。

  • 他にも目を見張るような聖ストシャの祭壇に施された像や

    他にも目を見張るような聖ストシャの祭壇に施された像や

  • コリント式柱頭の精緻な彫刻

    コリント式柱頭の精緻な彫刻

  • 煌びやかな装飾

    煌びやかな装飾

  • 見どころ満載の大聖堂

    見どころ満載の大聖堂

  • まるで美術館のようでした。<br />結局自由時間は全てここで使ってしまいましたが大満足(^^)

    まるで美術館のようでした。
    結局自由時間は全てここで使ってしまいましたが大満足(^^)

  • 宮殿の外にはカフェが立ち並ぶ通り(プロムナード)があり、すぐ目の前が海なのでリゾート感たっぷり。

    宮殿の外にはカフェが立ち並ぶ通り(プロムナード)があり、すぐ目の前が海なのでリゾート感たっぷり。

    プロムナード 城・宮殿

  • 海風に吹かれながら、ここでお茶でもしたい気分でしたが、ツアーバスは次の目的地、トロギールへ向かいます。

    海風に吹かれながら、ここでお茶でもしたい気分でしたが、ツアーバスは次の目的地、トロギールへ向かいます。

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