2025/03/17 - 2025/03/19
1位(同エリア679件中)
beachさん
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この旅行記のスケジュール
2025/03/18
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Riva(リヴァ)
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Dioklecijanova palača(ディオクレティアヌス宮殿)
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Vestibul(ヴェスティブル)
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Katedrala Svetog Duje(聖ドムニウス大聖堂)
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Zvonik(鐘楼)
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Grgur Ninski(グルグール・ニンスキ)
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Trg Republike(共和国広場)
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Šperun (シュペルン)
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Prva Vidilica na Marjanu(マルヤンの丘の展望台)
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Zapadna obala(西海岸)
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Kavana Central Restaurant(ツェントラル)
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この旅行記スケジュールを元に
今回は、ドイツから2泊3日で初のクロアチアを旅行してきました。クロアチアの魅力が凝縮されたダルマチア地方。かつてのローマ皇帝ディオクレティアヌスが退位後の隠居に選んだ場所スプリト。古代、中世、現代が息づく町をご紹介いたします。
---Reiseplan---
■3/17 スプリト
■3/18 スプリト
■3/19 スプリト
<観光ポイント>
街ぶら自由旅
●元ローマ皇帝が建てたディオクレティアヌス宮殿を見学
●スプリトの絶景スポットをご紹介
●ダルマチア地方名物の「ブルデット」「マグロステーキ」を実食
●世界遺産に登録された旧市街の4つ星ホテルに宿泊
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ユーロウイングス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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■Montag, 17 - Dienstag, 18, März 2025
Dobar dan!今回は初めて訪れる国、クロアチアのスプリトに2泊3日で行ってきました。
少し長くなりますが、1つの記事にまとめています。 -
先月のローマでオフシーズンの味を占め、今回もオフシーズンのリゾート地を狙いました。雨の予報でしたが、航空券が安いので一か八かで決定。
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クロアチア第二の都市スプリトは、アドリア海に面するダルマチア地方に位置します。デュッセルドルフからは、約2時間のフライト。
<行き>
■Eurowings(99,99EUR)
12:55 Düsseldorf (DUS) 発
14:50 Split (SPU) 着
<帰り>
■Eurowings(69,99EUR)
12:55 Split (SPU) 発
15:00 Düsseldorf (DUS) 着 -
今回も、もちろん安定のユーロウイングス。3月のスプリトへのフライトはヨーロッパ各地からも少なく、クロアチア国内の移動もバスがメインのようでした。
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美しいアドリア海が眼下に見えてきました。行きの飛行機は強風のためかなり揺れましたが、寝ぼけていたので問題なしです。
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Zračna luka Sveti Jeronim Split(スプリト空港)
2019年に新設されたスプリト空港の新ターミナル。
ハイシーズンにはかなり混雑する空港なのですが、今の時期はとにかく人がいない…。同じ便の方たちも地元の方のようで駐車場へと消えました。
シャトルバス乗り場らしき所にはバスがなく、利用者もいないようで一旦途方に暮れます。(空港発は時刻表がなく、到着便に合わせての出発になります)
これがオフシーズンの落とし穴。
「ローマ=空いててラッキー」一方「スプリト=人がいなさ過ぎて不安」
どこかのホテルの送迎車のようなワゴンに「Shuttle Bus」と書いてあるので、まさかと思いつつも乗れるのか確認をすると、どうやらその車がそのシャトルバスのようでした。チケットはその場で購入。スプリット空港 (SPU) 空港
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Autobusni Kolodvor Split(スプリト バスターミナル)
空港から町の中心部のバスターミナルまでは約30分(片道8ユーロ)。
想像していたバスとは異なり、名ばかりシャトルバスは10人乗りのワゴン。オフシーズンの対応のようです。
帰りも同じワゴンで、定員オーバーをしたらどうするのだろうと思っていましたが、計算されたようにぴったり10人の満席でした。
それにしても、思った以上にクロアチア語(スラヴ語群)がヒントを感じない言語だと気がつく(苦笑) -
Luka Split(スプリト港)
バスを降りると目の前はもう海!!南欧ムードを漂わせる真っ青なアドリア海が広がっています。そしてリゾートを思わせるヤシ(科)の木。 -
JADROLINIJA(ヤドロリニヤ)
クロアチア最大の旅客船会社。クロアチア国内や島、近隣国イタリアまでフェリーが運航しています。 -
クロアチアのスプリトは、古代ローマから近代まで、さまざまな支配勢力の影響を受けてきた都市として知られています。
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まず最初にこの地に名を残したのはローマ帝国で、特に3世紀末から4世紀初頭にかけて古代ローマのディオクレティアヌス帝が築いた「ディオクレティアヌス宮殿」がその象徴です。
ローマ帝国滅亡の後に廃墟と化した宮殿には、後に異民族が住み始め、宮殿の基礎部分はそのままに、その上に建物を増築する形で旧市街として発展しました。
要するに、宮殿の上に築かれた町なのです。 -
次に中世に入ると、アドリア海の制海権を握っていたヴェネツィア共和国がこの地を支配し、建築や商業に大きな影響を与えました。
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そして20世紀には、ユーゴスラビアの一部となり、第二次世界大戦後には社会主義体制のもとで再構築されました。
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これらの歴史的要素が重なり合うことで、スプリトは古代ローマの威厳、ヴェネツィア風の華やかさ、そしてユーゴ時代の面影が共存する独特な雰囲気を持つ都市となっています。
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Riva(リヴァ)
市内で最も活気のある海沿いの遊歩道リヴァ。カフェやレストランが並んでいて、市民の憩いの場にもなっています。
この日はフラワーマーケットが開催されていました。とても穏やかな雰囲気です。 -
Voćni trg(果物広場)
城壁内に入ると、そこはもうタイムスリップしたような風景。
長い年月を経て磨かれた石畳は、かなり滑るので要注意です。ゴツゴツした石畳は慣れているのですが、この滑る感じは初めてでヒヤヒヤしました。 -
緑色の鎧戸は完全にイタリアの雰囲気を感じますね。
今回も、最初にホテルに荷物を預けてから観光をすることにします。 -
建物の間から見える海の景色が美しいです。
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路地の造りは、ヴェネツィアやジェノヴァを思い出すような港町特有の雰囲気もあります。
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Stara gradska vijećnica(旧市庁舎)
旧市街の中心部「Narodoni trg(ナロドゥニ広場)/ 通称:ピアッツァ」にある旧市庁舎。 -
□3/17 - 3/19(2泊)
▼HOTEL
Split泊「Central Square Heritage Hotel」★★★★(個室):EUR 112+観光税
旧市街の中心部ナロドゥニ広場にある4つ星ホテル。「Kuća Nakić(ナキッチ・ハウス)」という19世紀に建てられたアールヌーボー様式の建物です。
バスターミナルから徒歩10分。言うまでもなく、レストランやスーパー、港も全て徒歩圏内。クロアチア・世界遺産に泊まる贅沢!スプリトの4つ星ホテル! by beachさんセントラル スクエア ヘリテージ ホテル ホテル
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ハイシーズンには価格が5倍にもなるホテル!
日本での知名度はそこまで高くないスプリトですが、ヨーロッパでは人気リゾート地として知られています。
特に毎年行われるヨーロッパのエレクトロ音楽イベント「Ultra」開催の3日間(2025年は7/11-7/13)は絶対に日程から外された方が良いです。 -
いつも安宿ばかりご紹介をしているので、ごく稀な4つ星ホテルです。
実のところ、1つ星や安宿でコスパ最強を見つけ出した方がやってやった感はあるんですよね(笑) -
高ポイントは、アメニティがロクシタンだったこと!地味に嬉しい。しかし、4つ星でもバスタブにありつけないのは惜しいですね。
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今回のスプリトの観光ポイントをご紹介します。小さな町なので1日あれば、だいたい観て回ることが可能です。
<観光>
・世界遺産「ディオクレティアヌス宮殿」
・スプリトの絶景スポット「鐘楼」と「マルヤンの丘」
・魚市場、青空市場
<お食事>
ダルマチア地方名物「ブルデット」「マグロステーキ」 -
当初雨予報でしたが、この通り雲一つない快晴を勝ち取りました!
写真からは春の陽気、もしくは夏を感じますよね?
いえいえ、気温がまさかの3度!風もあって激寒です(ドイツより寒い)。
寝間着として持ってきたヒートテックを急遽重ねて、2枚ヒートテックを着ることに。そしてあまりの寒さのため、何度もホテルに退避するのでした…。 -
Zlatna vrata(金の門)
さて、ディオクレティアヌス宮殿への主な入り口は東西南北に4つあり、それぞれ「金の門」「銀の門」「銅の門」「鉄の門」と呼ばれています。
北門にあたる「金の門」。
ディオクレティアヌスの故郷ローマ帝国の州都サロナへ続く道があったので正門の位置づけです。皇帝と家族だけが通れる門として使用されました。金の門 城・宮殿
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Srebrna vrata(銀の門)
東門にあたる「銀の門」。銀の門 建造物
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Mjedena vrata(銅の門)
南門にあたる「銅の門」。建造時には海に面しており、ディオクレティアヌスが船で宮殿を出入りする際にはこの門を使ったと言われています。青銅の門 城・宮殿
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Željeznih vrata(鉄の門)
そして、西門にあたる「鉄の門」。鉄の門 城・宮殿
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鉄の門の上にある時計台は、珍しい24時間表示になっています。
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鉄の門から少し進んだ場所にある石の手。この彫刻の真相は、現在の研究ではまだ解明されておらず、ミステリーのひとつになっているそうです。恐らく王冠を持っていたのではないか説。
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古代ローマ時代の遺跡と荘厳な石柱がそびえ立つスプリト旧市街。
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Dioklecijanova palača(ディオクレティアヌス宮殿)
3世紀末から4世紀初頭にかけて、第44代ローマ皇帝ディオクレティアヌスが退位後の隠居として建てた宮殿。
3世紀末、内戦の絶えなかったローマ帝国を安定に導いた皇帝。元々は貧困層の出身ながら皇帝にまで上り詰め、政治手腕に才覚があったことでも有名です。
20年の統治ののち305年に退位しました。それまで終身制だった皇帝の座を、史上初めて自ら生前退位した皇帝のひとりです。
ディオクレティアヌス宮殿は、世界の中でも極めて保存状態の良いローマ時代の宮殿建築として世界遺産に登録されています。ディオクレティアヌス宮殿 城・宮殿
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Peristil(ペリスティル・中庭)
祭儀の場として使用されていた列柱広場。
歴史が交差する宮殿都市スプリト。時を超えた皇帝の遺産です。
《動画》
https://x.com/beachDE0913/status/1904490999218380883 -
東西に並んでいる12本のコリント式の石柱。
石柱の色が皇帝の住居側は赤(紫)色になっています。当時、赤の花こう岩は高価であり、さらにディオクレティアヌスのシンボルカラーがワインレッドだったこともあり、彼の高位や権威を象徴していているとも言えます。 -
ペリスティルに置かれたスフィンクスは、当時ディオクレティアヌスがエジプト遠征の際に持ち帰ったもの!12体のうち頭が残っているのは1体のみです。
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305年、55歳で退位したディオクレティアヌスは故郷(厳密にはダルマティア属州サロナ)のスプリトに戻ってきます。
そして、夢だったキャベツ栽培をするのです。そう!引退後はキャベツ栽培に全力投資。
有能が故に復権を願う者も少なくなかったですが…
「自分の畑で大切なキャベツを育てることが、どれだけ大変が知るべきだ」
「権力よりも、ローマ帝国よりも美味しくて健康に良いキャベツを育てるのだ!」
と、キャベツに並々ならぬ熱意を向けて余生を過ごすのです。
この考えに、私はとことん賛同!最高にかっこいいですね。 -
ペリスティルから階段を上がるとヴェスティブルに出ます。
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Vestibul(ヴェスティブル)
ディオクレティアヌスの住居部分への玄関の役割を果たしていた場所です。 -
かつてはモザイクで装飾され、天井部分には円屋根、壁のくぼみには彫刻が置かれていました。素晴らしい空間です。
《動画》
https://x.com/beachDE0913/status/1904828357197361194 -
Podrumi Dioklecijanove palače(地下宮殿)
ペリスティルから階段を下がると地下に出ます。
建造当時は空間自体は食料庫やワイン蔵として利用されていて、中世にはゴミ捨て場として利用されていたそうです。
残念ながらが、有料エリアは閉館中でした。 -
ディオクレティアヌスの住居部分にあたる、海に面した散歩回廊。
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ここは、もともと食堂があった場所とされています。ローマ時代ですから、横たわって食べて、満腹になったら吐き戻してまた食べる…。
今考えるとかなりぶっ飛んでいる文化も、古代ローマ帝国の魅惑です。 -
この角度から見ると、ディオクレティアヌス宮殿がまさに「城+宮殿+要塞」の要素全てを兼ね備えた建築であったことが見て取れます。
特に地下部分のアーチ状の構造はローマ建築の象徴ですね。 -
宮殿内には古代のモザイクが残されています。壁の多くのモザイクは失われていますが、床は非常に良い保存状態で残されています。
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5世紀のモザイク。
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5世紀のモザイク。細部の美しさが印象的です。
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Katedrala Svetog Duje(聖ドムニウス大聖堂)
当初ディオクレティアヌス帝の霊廟として建てられたのですが、後に破壊され、キリスト教の大聖堂へと改修されてしまいました。
"しまいました" という表現ですが、引っかかりますよね。
そう、ディオクレティアヌスは、キリスト教を弾圧していた人物としても知られています。ですので、今この状況を本人が知ったら複雑でしょうね…。聖ドムニウス大聖堂 寺院・教会
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この教会に祀られている聖ドムニウスは、ディオクレティアヌス帝の迫害によって殉教した司教です…。
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入口の立派な扉はクルミ材で作られています。
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この扉の彫刻は、13世紀初頭のロマネスク芸術の傑作と言われています。
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大聖堂の内部。古代ローマの装飾はほとんど残されていません。
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祭壇。
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12世紀に建造された、高さ58mの鐘楼には階段で上ることができます。スプリトの絶景スポット1つ目です。
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塔の構造上ずっと吹きっさらしです。閉塞的な塔を上るよりは開放的で私は楽でした。
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グルグルとひたすら階段を上るのですが、足元はスケスケ。高所恐怖症の人には少々キツイかもしれません。
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鐘楼を上ると、空と海、スプリトの青の世界が広がっていました。
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写真では伝わらないのですが、この日は警報が出るほどの強風!!!そんで激寒!カメラを持つ手もなかなか固定できません(笑)
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高さ53mの鐘楼からは、アドリア海と世界遺産の旧市街を一望。オフシーズンでも晴れればこの景色を見ることができます。
正面には、この後登るマルヤンの丘が見えています。 -
クロアチアの魅力が凝縮されたダルマチア地方の美しき景色。
青く澄み渡るアドリア海、オレンジ色の屋根、そして古代ローマ時代から残る歴史的建造物。古代、中世、現代が息づく町です。
《動画》
https://x.com/beachDE0913/status/1902703457380737255 -
金の門がある南側。
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高さ20m以上の城壁に囲まれているのが分かります。当時はその先がすぐに海でした。
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サロナへと続く北側。
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鉄の門、ナロドゥニ広場がある西側。
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銀の門、青空市場がある東側。
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地上に降りてきました。神々しいスフィンクス。
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jupiterov Hram(ユピテル神殿 / 洗礼室)
古代ローマ人の主神であるジュピター神に捧げられた神殿です。古代後期から中世初期にかけて、神殿はキリスト教の聖ニコラスに捧げられた洗礼堂に改築されました。
この日は閉館しており、内部は見学できませんでした。 -
こちらにもエジプトから持ち帰ったスフィンクスが置かれていますが、残念ながら頭部は破壊されてありません。
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大聖堂の宝物殿も見学しました。
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旧市街の小路。一般人の住居です。世界遺産の中に住むのは羨ましい気もしますが、大変なことも多そうですね。
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ローマ時代からある水飲み場。
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Grgur Ninski(グルグール・ニンスキ)
10世紀の司教グルグール・ニンスキの像。ラテン語の聖書をクロアチア語(グラゴール文字)で聖書を翻訳した、クロアチア版ルター的な方。グルグール ニンスキの像 モニュメント・記念碑
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グルグールさん、超巨大です。
「左足の親指を触りながらお願い事をすると叶う」と言われているパワースポット。私もグルグールさんの足の指をなでなで。 -
Zlatna vrata(金の門)
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Crkva i samostan sv. Frane(聖フランシスコ教会と修道院)
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Trg Republike(共和国広場)
19から20世紀にかけてヴェネツィアのサンマルコ広場をモチーフに造られた広場。Prokurative広場 広場・公園
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赤い建物に黄色と緑の装飾が施され、色彩豊かな景観を呈しています。
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再びリヴァに戻ってきました。
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この場所の雰囲気はいつ訪れても良いです。
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Matejuška(マリーナ)
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Zapadna obala(西海岸)
リヴァから続く遊歩道を海岸沿いに進むと、旧市街を一望できる対岸に来ることができます。
ここからの景色は、夕焼け、夜景、どの時間も映えるのでおすすめです。 -
Šperun (シュペルン)
ちょうどお昼時になったので、目的のレストランに来ました!
フランスのミッテラン元大統領も訪れたという、郷土料理が美味しいと評判のカジュアルなレストラン「シュペルン」。シュペルン シーフード
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気さくなウエイターさんと、アットホームな雰囲気の店内がとても素敵です。
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Brujet(ブルデット):14.60EUR
クロアチアのダルマチア地方の名物料理「ブルデット」を注文。
魚介類をトマトベースのスープで煮込んだクロアチア料理です。
この日の具材は、アナゴとアンコウとカサゴでした。魚介の旨味が凝縮されたスープは、残り一滴まで余すことなく頂きたい一品です。とても身体が温まりました。 -
お腹も満たされたので、2つ目の絶景ポイントに向かいたいと思います。
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路地に描かれた絵も素敵。ここに描かれているのは、ディオクレティアヌスの娘ガレリア・ウァレリア。
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まるで日本の神社の参道ような感じの階段を上ります。
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途中で出会ったネコちゃん。こっちだよーと言わんばかりのペース配分。一緒に上る。
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岩合光昭さんの「世界ネコ歩き」が始まりました。
最終的にはキャットポイントなる場所にめちゃくちゃいっぱいのネコちゃんがいました。 -
Prva Vidilica na Marjanu(マルヤンの丘の展望台)
ここまでは約300段の階段、約15分ほどで到着しました。素晴らしいスプリトのパノラマの景色が広がっています。 -
マルヤンの丘からの眺めは午後が順光。
●午前中の絶景スポット1:鐘楼
●午後の絶景スポット2:マルヤンの丘
をおすすめします! -
Crkvica Sv. Nikole(聖ニコラス教会)
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先ほどの展望台から更に進むと、マルヤン森林公園に出ます。大きなサボテンの脇を進みます。このあたりまで来ると観光客はほぼいません。
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Vrh Veli križ(Telegrin)(テレグリン)
麓からトータルで約40分ほど階段を上り、標高178m、丘の山頂テレグリンに到着!! -
クロアチアの国旗がはためいています。
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西にはアドリア海を見守るように立つ十字架。
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海は癒されますね。
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近年のバカンスでは、ヨットチャーターで近くの島に行ったりするアクティビティも人気のようです。
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山頂で暫く海を眺めていたところ、帰りは夕焼けに。
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アドリア海に沈む夕日が、旧市街のオレンジの屋根とディオクレティアヌス宮殿を黄金色に染めます。
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夕暮れに染まるスプリトは、またひときわ心を奪われます。
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空と海のグラデーションが何とも美しい。
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マリーナから見た旧市街。徐々に赤く染まっていきます。
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赤く染まった鐘楼とモソル山脈。
まるでディオクレティアヌスのシンボルカラーであるワインレッドを思わせるように、スプリトの旧市街は夕陽に照らされ美しく染まっていました。 -
刻々と変わる空の色と煌びやかにライトアップされる旧市街。
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夕闇に包まれてくるスプリトの町。
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赤の世界から青の世界へ。
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寒さも忘れてと言いたいところですが、もの凄く寒かったです。海風を全身で受けて限界に到達…。
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寒い寒い…一旦ホテルに戻ります。
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ライトアップされたリヴァもロマンチックですよね。
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Kavana Central Restaurant(ツェントラル)
今夜のディナーは、宿泊しているホテルと同じナロドゥニ広場にある、1776年創業のスプリト最古のカフェ「ツェントラル」。
Kavana(カヴァナ)とは、旧ユーゴスラビア諸地域でみられる大衆食堂の呼称です。 -
老舗感と気品が漂う店内です。
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ドリンクはジンジャービールを注文。
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Odrezak tune(ツナステーキ):30.00EUR
ダルマチア地方を代表する名物のひとつ「マグロステーキ」を注文。なかなか良いお値段ですが、絶対に食べたかったので!! -
アドリア海でとれた新鮮なマグロをミディアムレアで頂きます。
味付けはシンプルに塩胡椒とオリーブオイル。引き締まった身と豊潤味わいが口の中に広がります。本音は…照り焼きにしたいかも(笑) -
夜のディオクレティアヌス宮殿は、昼間とは違った幻想的な雰囲気に包まれます。
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人がいないので異世界のような感じ。ちなみにまだ20時前です。治安は良いです。
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ライトアップされた古代ローマの遺構が幻想的に浮かび上がり、歴史と現代が調和した神秘的な雰囲気に包まれる特別な空間です。
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ホテルに戻ってきました。
ベッドメイキングでタオルが貝殻になっていました。素敵!本日も大の字で就寝。 -
■Mittwoch, 19, März 2025
Dobro jutro!3日目の朝です。最終日は10時半のバスで空港に向かいます。 -
ホテルの窓からは海が見えます。カモメの鳴き声と爽やかな朝の空気。
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朝食はホテルのすぐそばのパン屋さんで調達してきました。
・BUREK MOTANI SA SIROM:1.40EUR
・PALAČINKA:1.30EUR
「ビュレク」というバルカン半島や旧オスマン領域発祥のパイ(クリームチーズ入り)とクレープ(あんずジャム入り)。 -
Marmontova ulica(マルモントヴァ通り)
1806年から1813年までのフランス支配時代に造られた大理石の通り。 -
マルモントヴァ通りにあるのが、朝一で向かった魚市場です。
実はこの魚市場のすぐ近くには温泉が湧いており、硫黄臭のおかげでハエが寄ってこないそうです。確かに虫もハエも全くいなかったです。 -
Peškarija(魚市場)
アドリア海で水揚げされた鮮魚が売られています。観光地とは一味違った、地元の人が集まる場所。とても興味深いです。 -
新鮮な魚介類が沢山並んでいます。
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特にスプリト周辺で豊富に水揚げされるエビ「Škampi(シュカンピ)」。いわゆる手長エビです。
「Buzara(ブザラ)」という、シュカンピを白ワインとガーリックで煮た伝統料理が人気です。 -
昨日食べたマグロのキロ価格も気になったり。
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普段見たことがない魚がいたりと興味津々です。ちなみに魚は全く詳しくありません。
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レジェンド感が漂う、魚を捌くイケオジ。
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魚市場を後にして、リヴァを通り青空市場に向かいます。
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Pazar(青空市場)
続いてやって来たのは、青果や花、肉を扱う青空市場です。 -
お花を見ると気持ちが明るくなりますね!
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色鮮やかな果物。葉つきのレモンやオレンジがとても美味しそうです。
ドライフルーツも沢山あり、試食させてもらったドライイチジクがとても美味しかったです。ダルマチア地方は、イチジクやラベンダーの栽培で有名なんですよ! -
りんごも山積み。
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生ハムやチーズ、サラミなども売っています。
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魚市場も、青空市場も日常の一コマが垣間見られます。もちろんスプリトにはスーパーもありますが、やはり市場の鮮度には勝てないので、廃れないのでしょう。
何より市民の憩いの場にもなっているのでしょうね。 -
野菜は量り売りしています。
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ダルマチアのハチミツも有名ですよ。
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これにてスプリトの観光は終了です。
当初は雨でも良いと思っていましたが、正直晴れてこその景色がありますね。寒かったとはいえ、お日様に恵まれて本当に良かったです。
クロアチア観光と言えば、ドゥブロブニクやザグレブが有名ですが、スプリトもなかなか良いと思います! -
ここからはお土産紹介。
ダルマチア地方の特産品のひとつ絵皿。カラフルなお皿に地中海の植物がデザインされています。可愛いですね。 -
実はクロアチアのイストラ半島はトリュフの名産地!トリュフ商品もお土産におすすめです。トリュフオイルや塩、そしてポテトチップスなど。
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ダルマチア地方名産のイチジクやラベンダーの商品。ドライイチジクケーキ(ラベンダー風味)やラベンダーグッズなども女子ウケが良さそうですね。
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Domacica(ドマツィツァ)
クロアチアで人気のチョコクッキー。ですが、要注意です!中身のクッキーは、個包装されていないので、バラ撒きお土産には不向きです。
ちなみにスプリト空港は免税店が1店舗で小さいので、なるべく市内のスーパーやお土産屋さんで調達しておきましょう。 -
Zračna luka Sveti Jeronim Split(スプリト空港)
帰りも相変わらず人がいない空港。ガッラガラでした。 -
滑走路が1本の小さな空港です。飛行機まで普通に歩いて搭乗します。
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今回も快晴のアルプスを上空から眺めることができました。
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クロアチアのお土産。
●ダルマチア産の赤ワイン
「Matela Crljenak Kaštelanski 2019(ツーリエンナーク・カーステランスキー)」スプリト近郊のカシュテラ地域のワイナリー「マテーラ」で生産された赤ワイン
●「Napolitanke(ナポリタンケ)」のウエハース
●ダルマチア名産のイチジクが入ったショートブレット -
ローマ帝国に魅せられてやってきた悠久の地スプリト。
そこで感じたのは、皇帝ディオクレティアヌスの威厳や権力よりも、その背後にあるひとりの人間としての姿でした。
晩年をこの場所で穏やかに過ごした彼の選択を思うと、自分に正直に生きようとした人物の思いが静かに息づく場所のように思えました。
私も人生折り返し地点、これからの生き方を考えさせられる歳になりました。
それではまた。Doviđenja : )
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この旅行記へのコメント (6)
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- クサポンさん 2025/05/05 22:59:44
- 私も行きます!スプリト
- beachさん
クサポンです。
オフシーズンのスプリトは人が少なくていいですね。
お天気も良く、寒そうには見えまん^_^
私は7月にスプリト滞在夜間12時間のスケジュールですが、ポイントを、抑えて楽しみたいと思っていたのでとても参考になります(^。^)
行くまで熟読させていただきます♪
- beachさん からの返信 2025/05/06 09:47:13
- RE: 私も行きます!スプリト
- クサポンさん
こんにちは(^^)/
コメントありがとうございます!
そうなのですよ!写真からは絶対に伝わらない気温ですね(笑)
なんと7月にスプリトに行かれるのですね!(^^)!ちょうどコメントで、6月に行かれた方から「暑くて暑くて」と思い出のお話しをお伺いしました。
ということは・・・7月、暑さ対策万全で挑んでください(*^^*)
スプリトの旧市街自体は、本当にコンパクトなので12時間でも十分楽しめると思います。夜景も綺麗ですし!街歩きの参考になれば嬉しいです。
素敵なご旅行になると良いですね!
少し気が早いですが、クサポンさんの旅行記も楽しみにしています(^^♪
beach
-
- フィーコさん 2025/05/05 00:14:07
- とても寒いとは思えないスプリト
- beachさん こんばんは。
初めまして?コメントします。
ドイツにお住まいで羨ましい。
(移動がね)
スプリトは私6月に行き 暑くて暑くてツアーでしたけど主な観光はガイドさんと一緒。
そのあと自由行動の時、塔に登るの同行者に却下され(涙)
グルーグルさんの足指なでた覚えはあります。
ヴェスティブルで男性合唱が聴けてとってもよかったのを思い出しました。
自由行動時間とはいえ、暑いものだから座り込んで時間切れ。
モザイクなんてあったの、覚えていない。
そもそも団体でゾロゾロ連れて行かれた?行ってないように思います。
青空に映えるオレンジの屋根~
ワタシの中では「あー暑そう」
beachさんは寒い寒いと。
同じ風景みるには、季節関係ないから(お天気次第ですけど)オフシーズンがよさそうですね。
フィーコ
- beachさん からの返信 2025/05/06 09:39:27
- RE: とても寒いとは思えないスプリト
- フィーコさん
こんばんは(^^)/
いつもありがとうございます!
フィーコさんもスプリトに行かれたのですね!(^^)!
6月はベストシーズンのように感じますが既に暑いのですね。確かに、昨年私もイタリアに6月に行きましたが、うだるような暑さだったのを思い出しました。地中海気候は晴れが多くて良いのですが、夏は何せ暑いですよね。しかしながら、ドイツにいると憧れてしまう、さんさんと照る太陽と青い海。
ヴェスティブルで男性合唱やローマ兵の格好をした人たちは、オフシーズンなのでいませんでした。観光客さえいないので(苦笑)
写真を整理しながら、この気温は絶対に伝わらないだろうなと思っていました(笑)ベストシーズンは一瞬なんでしょうね(^_^;)
ヨーロッパ在住ですと、隣国が近いので国内旅行の感覚です。しかし、そろそろ本帰国も視野に入れないとと考えている今日この頃です。
beach
-
- ことりsweetさん 2025/05/03 01:16:43
- スプリト♪
- beachさん、こんばんは。
クロアチアを旅してきたんですね。
私も以前クロアチアに憧れて旅してきました。
あの縦に長~い国のどの都市に行くかが当時の
悩みどころでした。
そして私もスプリトをマストとして選びました。
ディオクレティアヌス宮殿行きました~。
ここでイタリア、ヴェネツィア、ローマを
すごく感じて、その後の初めてのイタリア旅へと
繋がっていきましたっけ。
>実のところ、1つ星や安宿でコスパ最強を見つけ出した方がやってやった感はあるんですよね(笑)
beachさんの宿泊選びの気持ちわかります!
ウチもコスパでまず選んでますが、その中にも
よい雰囲気のホテルに出会えると嬉しくなりますね。
さまざまな風景と、お気に入りのお土産たち。
ラベンダーグッズも楽しいですね。
オレンジの屋根瓦といい、懐かしくみせていただきました。
ことりsweet
- beachさん からの返信 2025/05/03 07:38:47
- RE: スプリト♪
- ことりsweetさん
こんばんは(^^)/
コメントありがとうございます!
ことりsweetさんのスプリトも拝読させていただきました!
ホテルのアニバーサリーのワインサービス、素敵ですね(*^^*)人の優しさに触れた旅は、さらに思い出深いものになりますよね。
ことりsweetさんは、クロアチアをきっかけにイタリアだったのですね!私はイタリアからクロアチアへと導かれました。歴史好きからすると、点と点が繋がっていく感覚も旅の醍醐味ですよね。
宿選びが同じ感覚で嬉しいです。私の場合は、さすがにドミトリーは年齢的にキツイかなと思っていますが、星1は結構際どい賭けをしています(苦笑)でもレセプションの方が親切だったたり、当たりもありますよね~!
ことりsweetさんの思い出と重ねて旅行記を読んで頂けたのでしたら、とても嬉しく思います(^^♪
今月末には、またひとっ飛びしてきます!(^^)!
beach
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