スイス ツェルマット スキー = 7.チューリッヒ後泊編 =

2020/02/21 - 2020/03/05

ツェルマットで10日間を過ごし、大きな荷物はチューリッヒに駅から送り、身軽になってチューリッヒに移動しました

帰国便の飛行機は13時発なので、当日でも間に合いましたが、もし何かトラブルがあると間に合わなくなる、というのを避けるために、いつも帰国前日はチューリッヒで1泊するようにしています

入国した日は夜チューリッヒ着だったので、ホテルで寝たのと翌朝少し散歩したくらいでした

今回はお昼に着いたら、まずはシュプリングリーでランチをゆっくりいただく、これはチューリッヒでは欠かせない習慣で楽しみの一つです

一方、帰国日はイタリア北部で新型インフルエンザが急増しはじめ、スイス国境では検疫が強化されはじめたところでもありましたが、日本ではそれほど急増していなかったので、一番心配していた日本便の欠航とかにはなっていませんでした

空港職員も普段なら、挨拶でハグしたりしていた人達が、肘をくっ付けあって挨拶するなど、コチラの人たちも少し用心しはじめた感じはありました

そうして我々は無事に帰国しましたが、ヨーロッパから帰ったくらいでは、特に質問もされず、検疫もなく、なんかユルユルで良いのかなぁー、という感じでした

現在も感染した様子もなく過ごしていますが、帰国してわずか1週間のうちに、ヨーロッパではとんでもない勢いで感染拡大し、飛行機他の往来も規制されたり、日本でもヨーロッパからの帰国者は隔離されるようになるなど、世の中の事態の急変ぶりには驚くばかりです

たまたまギリギリセーフだった感じはありますが、今の様子が早くおさまらないと、世の中の全てが回らなくなり停滞していくばかりですし、元に戻るのに何年もかかりそうなので、なんとかならないか祈るばかりです

=======

今回でスイスは26回目、ツェルマットは13回目の訪問となりました
どんだけスイス好きやねん ! と自分でも突っ込みたくなります

飛行機チケットはマイレージの無料航空券でしたが、前年に親族の病気や不幸が続いて、予約していたチケットを2度キャンセルしていたため、使用期限は今回がリミットとなっていました

そんな中、日本で新型コロナウィルス感染が広がる気配がありましたが、既に症状が無い人からも感染する「不顕性感染」の様相を呈していたので、何処にいてもリスクは避けられないのではないか ? と感じていました

またアジア人が旅行先で差別的な扱いを受けたという報道もありましたが、これはメディアが特殊な例を、あたかも何処ででも起っているかのように、大袈裟に報道しているだけだと、あまり気にはしていませんでした

まだよくわかっていないので不気味ということはあっても、それほど重症化率も死亡率も高くはないので、必要以上に恐れることもないのではないか

例が適切ではないかもしれませんが、車に乗る以上は事故のリスクはあるので、「だから車には乗らない」という選択もありだと思います

あえて危険なドライブはしないけど、普段と変わらない生活を送りたい、我が家はコチラの選択をしました

なので結果的に感染したとしても、自分が気をつけているつもりでも、ある程度はやむを得ないのかな、と言う感覚でした

ただ自分が知らぬ間に不顕性感染して、他人にうつすのも申し訳ないと言う思いもありました

ツェルマットはリゾート地であり、世界中からスキー客が集まります

リフトや街中はともかく、ゴンドラやロープウェイでは、短時間とはいえ密室なので気は使いました

寒いのでフェイスマスクはしてましから、他人の喋る反対方向を向いて、出来るだけ飛沫を避けていました

ドアやエレベーターボタンは、利き腕と反対で触るようにし、指で目や鼻、唇は触らない

食べたり飲んだりする前は、手洗いか消毒ウェットで手指を拭く、など日本でも気をつけるべき事は、現地でも注意を払いました

あとは日本で感染が急増して、日本への飛行機が運行停止になる、あるいは現地で自分が感染発症し、現地で足止めをくらう、それが一番の不安材料でした
<我が家が帰国便に乗った翌日の3月5日には、スイスインターナショナルエアラインは成田、関空-チューリッヒ間の減便を決めました>

なので、クレジットカード付帯の保険で、そういう事態になった場合、どこまで保険適用されるのか？などを電話してカード会社に確認を取りました

本人が発症して入院したり、飛行機自体が運行停止になり、当初の旅程が変更になってしまった場合は、本人分の滞在費、飛行機代などは補償されるとの事でしたが、家族の分まではダメとのこと

補償されるとしても、滞在が大幅に伸びた場合を考えると、当面のお金がかなり余分に必要なので、カードからおろせるように多目に銀行口座に入金もしました

他には、スイスの日本大使館の連絡先や、大使館からの情報がすぐに見られるようネットで検索しておき、準備をしました

個人旅行で海外に行くからには、ある程度のリスクを背負って行く、覚悟と言う程おおげさではないですが、まあこんな感じで出かけてきました

今後の旅行される方があれば、何らかの参考になれば幸いです

<2020.3.14現在、ツェルマットは、登山列車やロープウェイなど、残念ながら4月末まで運行停止となり、ゲレンデは閉鎖されました>

= 旅行記は以下に分けて記載します =

1.チューリッヒ前泊編
2.ツェルマット滞在編<ホテル、街、レストラン、クリーニングなど>
3.イタリア側チェルビニア・スキー編
4.ゴルナーグラード側スキー・夜景編
5.スネガ側スキー編
6.ツェルマット・冬のハイキング編
7.チューリッヒ後泊編

エリア チューリッヒ(スイス)

• 旅行の満足度: 4.5
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

ツェルマットを去る日はいつもお天気

しかも前日からの雪で美しい !!

「ツェルマットあるある」なお話でしたぁー

このホテルのバルコニーからの風景

気に入ったのでまた来ることになりそうです

ホテル - ステーキハウス ケミネ ホテル

朝の駅前は人が異常に少なかったです

右の方に少しだけマッターホルンの頭が見えます

駅舎の切符売り場

入って右の奥に荷物を送る受付があります

ツェルマット駅 駅

この2つはチューリッヒ空港に送りました

写真を撮っておき

引き取る時に係員に見せると

色や特徴がわかるので便利です

1つ22フランで

身軽にチューリッヒに移動できます

ツェルマットからフィスプで乗り換え

長いトンネルを抜けてシュピーツあたりに来ると

左側にニーセンの山が見えてきました

チューリッヒでは入国日と同じホテルに宿泊

駅を出てバーンホフ通りの一筋目を左に入ってすぐですので

歩いて5分くらいと近いのに

チューリッヒではリーズナブルな方かな

Townhouse Boutique Hotel ホテル

ブティックホテルらしい佇まい

ミネラルのガスあり1本、なし1本無料なのはありがたいです

ベッドは小さいのでくっ付けて寝ました

バス&トイレルームは広めです

棚もあって使い勝手は良かったです

テーブルもアンティークな雰囲気

まずはバーンホフ通りを湖側に歩き

シュプリングリーへまっしぐら

シュプリュングリ スイーツ

外にはテラス席もありますが

階段を上がって2階の雰囲気がいいです

階段右側にはカウンター席があり

常連さん御用達みたいな感じ

我が家はその外側の低いテーブル席がお気に入りです

白ワイン1dl (9フランと9.5フラン)

ツェルマットのリッフェルアルプリゾートホテルより高いやん !!

クラブハウスサンドのサラダ付き(30)

ローストビーフの薄さは驚きに値します

これは美味しいです

カプチーノ2杯 (6.2)

シュプリングリーのチョコも付いてきます

イチゴタルト(6.5)

この生地が硬目で全体に甘くはなく

酸味が効いていて 美味しいんです

日本の甘けりゃ売れる

柔らかければウケるとは

根本的に作り方が違います

マカロン3個(4.5)

ミニエクレア(3)

クリームシュニッテ(3)

も砂糖甘いだけじゃない

追加のマカロン2個(3)

トータル80.92フラン

って 夕食食べられるくらいの

豪華ランチ & お菓子タイムでした

夕食は軽く済ませるのでコレでいいんです !!

アルコールメニュー

ランチメニュー

セットメニュー

クロワッサンセット食べてる人も多かったですね

コーヒーメニュー

食べ終わったら1階の店舗へ

チョコレートでもなくマカロンでもなく

コチラを必ず買ってしまう私

チーズ、クンメル、パプリカ3種にしてもらい100gで11.4フラン

ワインのつまみにもコーヒーのつまみにもいいです

食後はチューリッヒ湖へ

アジアの団体客がいないので

ほんとにゆっくりできます

高級ホテルの背景には雪山が

リマト川も好きですねー

両側の聖堂や街並みの色合いがいいです

リマト川 滝・河川・湖

川を渡り旧市街の方に歩きました

お店の横のシックなアーケードも雰囲気があります

それぞれの通りが絵になります

街並みにオープンカフェがよく似合います

ここは入国翌日の朝にも通った

一番好きなアウグスティーナ通りです

写真右手緑の建物「イタリアン」はめちゃ美味しいです

旧市街の少し奥まったところにある

Conditorei Cafe Schober

下の teuscher の系列店なので

ケーキなど美味しいお店です

言わずと知れた teuscher

シャンパントリュフは格別です

日本でもバレンタインとかデパートに出ることがあります

トイスチャー (シュトルヒェンガッセ店) スイーツ

大聖堂に久しぶりに入ったら

新型コロナ対策のチラシがありました

リマト川の一番駅舎側に近い橋

Wooden Lovelock Bridge

「愛の南京錠」が両側にびっしり並んでますが

こういうことするカップルに限って別れる気がするなぁー

あくまでも・・・おじさんの印象です

夕食は旧市街の一番駅側近くの中華へ

以前はなかったここの向かい側にも

店舗が拡大されていたので

はやっていたのでしょうが

中国客が減ったからどうでしょうか・・・

チャイナレストラン チョップスティック 中華

我が家の海外での中華料理の定番

ホット&サワースープ(6.5フラン)

黒酢の酸味があるので

西洋料理で疲れた胃がすっきりします

シンガポールヌードル(15)

一番外れの少ないヌードル料理だと思います

細麺でほんのりカレー味

白ワイン2杯 (9)

トータル30.フラン

部屋ではビールと白ワイン

シュプリングーで買ったスナック

さて風呂に入ろうかと思ったら・・・

浴槽の栓がないのに気がつきました

海外では浴槽にお湯を溜めさせないように

わざと置いてないホテルも多いので

フロントに言ってもダメかもしれないので

石鹸皿を置いてミネラルボトルを重しにしてみたら

普通にお湯が溜まって入れました(笑)

入国日に食べた時にクロワッサンが美味しかったので

今回も朝食では種付きのクロワッサンにしました

チューリッヒなど都会で新型コロナの感染者が出ていたので

食事前には念入りに手を消毒ウエットで拭きました

チューリッヒ空港駅に到着したら

チケット売り場横の窓口で荷物を受け取りました

チューリッヒ空港駅 駅

スイス航空などスターアライアンスグループの

チェックインカウンターは

荷物の受け取り場所と同じ階で

少し移動するだけなので超便利です

荷物を預けてチケットをもらったら

空港側の建物に移動します

お店も全面的に綺麗になりましたねー

007といえばオメガ

中国人がいないので

ブランドショップは何処も暇そうでした

キャビアハウスに立ち寄り

スイスチーズを2種

キャビアの一番小さな缶を買いました

その缶の蓋のデザインがこんなお洒落なシリーズ

チューリッヒ空港は大きいので

ゲートEにはシャトルで移動します

マイレージでもらった無料航空券は

行きはルフトハンザでしたが

帰りはスイスインターナショナル・エアライン

行き帰り違うエアラインを使えるのが無料航空券の良さ

コチラのビジネスラウンジ・テラス席からは山々も見えるのですが

今回は寒いので室内にしておきました

室内も割とゆとりのある配置でした

アメリカ人っぽい数名は

コロナウィルスの話ばかりしていましたね

最後の締めはスイスビール

でも冷たくないんだなー

チケットをかざすと

Wi-Fiのパスワードがプリントされて出ます

1人ずつ違うのが凄いな

機材はボーイング777

細やかな配慮のある座席でしたが

横並び席は なんか狭い感じでした

やっぱり交互配列の1人席の方が良いかも

椅子を倒していくと

前のボックスの下に入り込みますが

足の上のスペースが狭くて

寝返りが打てないので

あえてフラットにしませんでした

11時間30分かかると思っていたら

10時間47分に短縮されてました

偏西風が強いのかなー

着席すると

朝食のオーダーをとりにきました

これは合理的だと思います

夕食メニューはコチラ

あまり魅力的ではないなー

と思っていたら和食もあります・・・が

寿司も蕎麦も美味しくなくてオススメしませんとのこと

最初から期待してないけど私は和食にチャレンジ

まあ寿司は海外のスーパーにあるレベル

蕎麦は固まってゴワゴワで 機内で出る蕎麦そのもの

どちらも予想通りでした・・・

たぶんクレーム付ける人が多いから

メニューから外してオススメもしないんでしょうけど

機内で調理して出すわけじゃないんだから

そんな美味しいもの食べようと期待するなよ

と私なんかは思ってしまいます

コチラも美味しいとはいえなくても

クレーム付けるほどではないと思います

ワインも当分の間はスイスワインは飲めないので

白も赤もスイスワインをオーダー

チーズは流石に美味しいですね

チョコレートも当然美味しい

日本とはコクが違います

朝食はクロワッサンを選択していました

やっぱり美味い !!

美味しいスイスのパンが食べられるのは・・・

今度はいつになるのかなぁー

成田に帰っても特に質問や検疫もなく

さらっと帰国できました

そこから長い乗り継ぎ時間をカードラウンジで過ごし

鹿児島に帰りました

京都から引っ越して1年3ケ月ですが

桜島を見ると「帰ってきたー」と思うようになりました

すっかり鹿児島人ってことね

この旅行記へのコメント （4）

• unotvxqさん 2020/03/22 10:42:06

  健脚で羨ましい！

  　私も昨年マッターホルンを見て来ました。スイスには本当に恵みの山ですねぇ、堪能して来ました。いろんな電車に乗ってあまり歩かないコースで、中身の濃い旅行が出来ました。何かに取りつかれたように昨年は行き捲って、今年は休憩しています
  。不思議なかんじ･･
  ロンドンを取り消しされても、いろいろ活動されて素晴らしいです、これからも気をつけて世界を巡って下さい。
  

  toroppeさん からの返信 2020/03/22 14:21:49

  Re: 健脚で羨ましい！

  ご覧頂きありがとうございます😊
  
  こんな世界情勢なので、我家もしばらく海外はお休みですね😅

• unotvxqさん 2020/03/22 04:16:58

  参考になります！

  　バスタブの栓、やってみます((^o^))

  toroppeさん からの返信 2020/03/22 08:23:36

  Re: 参考になります！

  何か使えば何とかなると思います🎶