
2020/01/03 - 2020/01/09
72位(同エリア328件中)
ひよどりさん
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JRの青春18切符と近江鉄道・山陽電鉄の1日フリーパスを使って、6泊7日の旅をしてきました。
近江八幡に2泊、姫路に3泊、掛川に1泊の行程を組みました。
今回の旅行記は、旅行4日目後半のうち、更にその前半、瀬戸内海に近い、明石の南側を散策した時の記録です。
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魚棚商店街 1
明石訪問は、予定外、計画外の行動でした。
午前中、高砂市の「生石神社」で、ミステリアスな宙に浮く巨石を見た後、11:28に最寄りのJR宝殿駅を発ち、備前焼の窯跡を見に伊部に行くつもりでした。
https://4travel.jp/travelogue/11601879?preview=true
ところが道に迷い、想定外に時間を費やしてしまい、11:28に間に合いません。次の赤穂線を待つと、伊部には、14時を大きく回ってしまいます。魚の棚商店街 市場・商店街
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魚棚商店街 2
さて、何処に行こうか、思案しました。
町歩きでハズレを引かないポイントと言えば、
・賑やかな商店街
・城址
・海が見える
・歴史のある建造物
だと思っています。
明石は、全部揃っています。そして、何よりポイントが駅近です。
子午線東経135度も通っています。
JR宝殿駅から30分程で着きました。 -
魚棚商店街 3
まず、向かったのは、賑やかな商店街です。
魚棚(うおんたな)商店街は、明石駅南口1、2分の所にあります。
地域の台所的要素と、明石焼き目的のお客さんとで、にぎわっています。
明石港で水揚げされた新鮮な魚が並び、旅行中であることが、ちょっと恨めしい気持ちになります。
商店街の事務所「海の駅」(休憩コーナー)で、とてもいいマップを手に入れました。 -
商店街から南下して→明石港→海を見ながら東に→東経135度付近を北上→山陽電鉄「人丸」駅→人丸神社→都心回遊路「時の道」→明石城
散策ルートは決まりました。
地図右下の「中崎公会堂」、ここが気になります。夏目漱石とゆかりのある場所のようです。 -
明石港 1
商店街から200m程で港に着きます。 -
明石港 2
淡路島に渡れます。淡路ジェノバライン 乗り物
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明石港 3
卸売市場水産分配場 -
明石港 4
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明石港 5
昼間の港町は人影もまばらです。 -
明石港 5
前の写真の近景。銅板葺きです。
こういう建物、大好きです。 -
観光道路 1
港から、中崎公会堂を目指し、東に進みます。
観光道路と呼ばれる浜光明寺の北側の道を通りました。小店が並んでいます。 -
観光道路 2
奥行きが狭い店舗が、お寺(浜光明寺)の敷地にめり込むように建っています。
参道の屋台が常設したのかな? -
観光道路 3
奥行きは1間あるのかな? -
観光道路 4
こぎれいなテイクアウトの店。
この店以外にも、たこ焼き、コロッケ、チゲなどの店舗が一列に並んでいます。 -
観光道路5
最近開業したテナントが目に飛び込んできますが、その片隅には、歴史を物語るディープな一角があります。 -
中崎遊園地 1
観光道路を更に東に進みます。
土手に松。海が近いです。 -
中崎遊園地 2
土手を登ってみました。 -
中崎遊園地 3
遠くに天文科学館の時計が見えます。(写真中央)
子午線の町を実感。明石市立天文科学館 美術館・博物館
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中崎遊園地 4
遊園地の外れまで来ました。 -
観光道路→中崎遊園地→中崎公会堂に到着です。
公会堂のことは、魚棚でマップを見るまで、知りませんでした。
公会堂というと、コンクリートの建物が思い浮かびます。ところが、地図では、木造建物の姿で描かれています。そして、「夏目漱石が講演」と付記もあり、明治に建てられたことがわかります。 -
中崎公会堂 1
公会堂という近代的な目的をもつ建物が、木造?
どんなものかちょっときになりました。
好奇心という程大げさな気持ちではないけれど・・・
想像を超える立派なものでした。中崎公会堂 名所・史跡
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中崎公会堂 2
社寺のようです。
この建物の見所は、奈良時代から近代までの様々な建築技法と意匠を取り入れているところにあるようです。(解説板より)
車寄せの柱は、エンタシス。 -
中崎公会堂 3
既存の建物を公会堂に転用したのかと思っていましたが、解説板を読むと、建設当初から、公会堂として建てられ、こけら落としが、夏目漱石の講演だったようです。 -
中崎公会堂 4
正面玄関に向かって左側。次の写真は、左側の白い外壁に続く北面の様子です。 -
中崎公会堂 5
古来よりの伝統的な寺院のスタイルに、近代的なガラス戸を調和させています。 -
中崎公会堂 6
銅製の雨樋。 -
中崎公会堂 7
凝った釘隠し。 -
中崎公会堂 8
残念ながら、当日は、月曜日でした。 -
中崎公会堂 9
ガラス越しに覗くと、室内の周囲に廊下が回っています。 -
中崎公会堂 10
引き戸の向こうが所謂ホールのような空間なのでしょう。内陣と呼びたい雰囲気です。 -
中崎公会堂 11
建物の全体を見ようと、南側の道路に回りました。
丁度、歩道橋があり、眺めを期待して上りました。(写真左上:歩道橋の階段) -
歩道橋からは、椰子の木の向こうに明石大橋も見えました。
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中崎公会堂 12
目の高さに屋根があります。
2階建てのように見えますが、平屋です。内部は、木造トラス構造で、広々とした空間が造らているようです。(明石市観光協会hp) -
中崎公会堂 12
建てられたのが明治44年、西暦1911年、辰野金吾が活躍していた時期でもあり、洋風の建物が繁栄の象徴でもありました。
その時期に、敢えて、流れに逆らうように、伝統的な木造建築の公会堂を建てたことは、興味深い事ですね。
伝統を遺す心意気もあったでしょう。
「でも、やっぱり和風」の方が、身近でしっくり落ちついたのかもしれませんね。
以前訪れた下関の秋田商会は、公会堂と同時期の建物ですが(1915年竣工、鉄骨鉄筋コンクリート造3階地下1階)、その生活空間は、畳敷きの和室でした。
https://4travel.jp/travelogue/11381427
外面は、「洋」でも、内なる「和」は、なかなか捨てられるものではないですね。
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中崎公会堂界隈 1
もう少し、公会堂の回りをブラブラします。
海岸に近いこの辺りは、かつては、白砂青松の風景が広がる風光明媚な場所だったのでしょう。 -
中崎公会堂界隈 2
料亭だったと思われる立派な建物が残っていました。 -
中崎公会堂界隈 3
上質の木材を使っていたのでしょうね。 -
中崎公会堂界隈 4
営業を止めてどの位経つのでしょう? -
中崎公会堂界隈 5
大広間だったのかな? -
中崎公会堂界隈 6
後でわかったことですが、現在も営業している料亭もありました。
「人丸花壇」です。遠景ですが、写真は撮ってありました。傍まで行かなかったことが残念です。
14:45、天文台方面に向かって北上します。
続きは、次の旅行記です。よろしかったら、アクセスして見て下さい。
https://i.4travel.jp/travelogue/edit/11602615料亭旅館 人丸花壇 宿・ホテル
2名1室合計 17,600円~
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