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 鳥栖に所用があり、4泊。<br /> 東京への帰り道、下関で途中下車、物見遊山で3泊。7泊8日の道中となりました。<br /><br /> 下関では、唐戸市場、赤間神社、レトロな洋館を巡り、関門トンネル人道を通り、対岸門司港を散策してきました。<br /><br /> 今回の旅行記は、下関で訪れた「日本遺産 関門“ノスタルジック”海峡」に指定された洋館の昼と夜の様子を、概ね、西から東の順で紹介したいと思います。

下関 洋館巡り 昼と夜 2018年6月《6》

4いいね!

2018/06/10 - 2018/06/17

1002位(同エリア1376件中)

旅行記グループ 2018年6月 鳥栖・下関・門司

0

60

ひよどり

ひよどりさん

 鳥栖に所用があり、4泊。
 東京への帰り道、下関で途中下車、物見遊山で3泊。7泊8日の道中となりました。

 下関では、唐戸市場、赤間神社、レトロな洋館を巡り、関門トンネル人道を通り、対岸門司港を散策してきました。

 今回の旅行記は、下関で訪れた「日本遺産 関門“ノスタルジック”海峡」に指定された洋館の昼と夜の様子を、概ね、西から東の順で紹介したいと思います。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
JR特急 徒歩

PR

  •  山口銀行旧本店  1<br /><br /> 下関滞在中、3度、訪ねました。<br /> 1度目は、下関駅から旧山陽道を経由して、ホテルに向かう途中、外観の観賞、<br /> 2度目は、内部の見学、<br /> 3度目は、ライトアップされた外観の鑑賞です。

     山口銀行旧本店 1

     下関滞在中、3度、訪ねました。
     1度目は、下関駅から旧山陽道を経由して、ホテルに向かう途中、外観の観賞、
     2度目は、内部の見学、
     3度目は、ライトアップされた外観の鑑賞です。

  •  山口銀行旧本店  2<br /> <br /> 最近、旅行先を検討する時の検索ワードの一つが、「近代建築」です。<br /> <br /> 帰路、福岡、山口、広島辺りで途中下車候補を探しました。「下関 近代建築」と入力、ヒットした山口銀行と秋田商会の写真に引きつけられ、下関に滞在することに決めました。<br /><br /> そういう訳で、ホテルに着く前に、思いがけず山口銀行を見つけたので、感激して駆け寄り、パネル読み、屋舎を見上げ、写真を撮ってはしゃいでおりましたら、遠慮がちに一人の男性が声を掛けてきました。その方は、待ち合わせでもしているのでしょうか、私が訪れる前から、銀行の前に立っていました。<br /> その方は、「ここの資料館の者ですが、夜間ライトアップもしているのでよかったら、見に来てください。」と声を掛けして下さいました。<br /> このお誘いのおかげで、大変美しい夜の様子を見ることができました。(旅行記表紙写真)<br />  <br /> 写真は、東側から。道路に面していない側面も立派です。

     山口銀行旧本店 2
     
     最近、旅行先を検討する時の検索ワードの一つが、「近代建築」です。
     
     帰路、福岡、山口、広島辺りで途中下車候補を探しました。「下関 近代建築」と入力、ヒットした山口銀行と秋田商会の写真に引きつけられ、下関に滞在することに決めました。

     そういう訳で、ホテルに着く前に、思いがけず山口銀行を見つけたので、感激して駆け寄り、パネル読み、屋舎を見上げ、写真を撮ってはしゃいでおりましたら、遠慮がちに一人の男性が声を掛けてきました。その方は、待ち合わせでもしているのでしょうか、私が訪れる前から、銀行の前に立っていました。
     その方は、「ここの資料館の者ですが、夜間ライトアップもしているのでよかったら、見に来てください。」と声を掛けして下さいました。
     このお誘いのおかげで、大変美しい夜の様子を見ることができました。(旅行記表紙写真)
      
     写真は、東側から。道路に面していない側面も立派です。

  •  山口銀行旧本店  3<br /><br /> 翌日、内部を見学するため来館。受付に昨日の方がいらしたので、<br />「ライトアップの情報、ありがとうございました。」<br /> と謝意を伝えると、部屋から出て来て下さり、館内の案内をして下さいました。

     山口銀行旧本店 3

     翌日、内部を見学するため来館。受付に昨日の方がいらしたので、
    「ライトアップの情報、ありがとうございました。」
     と謝意を伝えると、部屋から出て来て下さり、館内の案内をして下さいました。

  •  山口銀行旧本店  4<br /><br /> 建物の説明は元より、関門海峡のこと、幕末の武器商「ジャーディン・マセソン商会」のこと等、解説は、歴史、地理、多岐に渡りました。<br /> 中でも、印象に残ったのは、<br />「地元の人は、この海のことを(地形を硯に見立てて)『硯の海』と呼んでいます。」 <br /> という話です。<br /> 『硯の海』、使ってみたたくなるような響きのある言葉です。

     山口銀行旧本店 4

     建物の説明は元より、関門海峡のこと、幕末の武器商「ジャーディン・マセソン商会」のこと等、解説は、歴史、地理、多岐に渡りました。
     中でも、印象に残ったのは、
    「地元の人は、この海のことを(地形を硯に見立てて)『硯の海』と呼んでいます。」 
     という話です。
     『硯の海』、使ってみたたくなるような響きのある言葉です。

  •  山口銀行旧本店  8

     山口銀行旧本店 8

  •  山口銀行旧本店  5<br /><br /> 3度目の訪問です。<br /><br /> 抑えられた光量で、レリーフの陰影が浮き上がり、幻想的です。

     山口銀行旧本店 5

     3度目の訪問です。

     抑えられた光量で、レリーフの陰影が浮き上がり、幻想的です。

  •  山口銀行旧本店  6

     山口銀行旧本店 6

  •  山口銀行旧本店  7<br /><br /> ここは、ホテルから離れた場所なので、声を掛けて頂かなければ、ライトアップだけの為に、もう一度訪れることは無かったと思います。そして、この美しい光景を見ることもなかったと思います。<br /> 月並みですが、「旅先の一期一会」に感謝です。

     山口銀行旧本店 7

     ここは、ホテルから離れた場所なので、声を掛けて頂かなければ、ライトアップだけの為に、もう一度訪れることは無かったと思います。そして、この美しい光景を見ることもなかったと思います。
     月並みですが、「旅先の一期一会」に感謝です。

  •  山口銀行旧本店  9<br /><br /> 4日間滞在の下関を離れる前に、名残を惜しんで、撮影しました。<br /><br /> この数日間、歩き回り、歴史的空間と風光明媚な景観に触れ、すっかり、下関贔屓になりました。そのスタートとなった建物です。

     山口銀行旧本店 9

     4日間滞在の下関を離れる前に、名残を惜しんで、撮影しました。

     この数日間、歩き回り、歴史的空間と風光明媚な景観に触れ、すっかり、下関贔屓になりました。そのスタートとなった建物です。

  •  中国労働金庫下関支店  1<br /><br /> 街のあちこちに、<br />「150th 維新発祥の地 下関」の幟が立ちます。<br /><br /> 旧山陽道、幟の向こうに見えるのは、「中国労働金庫下関支店」です。

     中国労働金庫下関支店 1

     街のあちこちに、
    「150th 維新発祥の地 下関」の幟が立ちます。

     旧山陽道、幟の向こうに見えるのは、「中国労働金庫下関支店」です。

  •  中国労働金庫下関支店  2<br /><br /> 1934年に建てられました。<br /> シンプルな外観です。<br /><br /> 斜向かいと言うには少し離れていますが、対面側には、下関所縁の金子みすずの顕彰碑がある寿公園があります。その近くに、伊藤博文夫妻の新居跡もあります。

     中国労働金庫下関支店 2

     1934年に建てられました。
     シンプルな外観です。

     斜向かいと言うには少し離れていますが、対面側には、下関所縁の金子みすずの顕彰碑がある寿公園があります。その近くに、伊藤博文夫妻の新居跡もあります。

  •  田中絹代ぶんか館  <br /><br /> 旧逓信省電信局電話課の建物です。<br /><br /> 入館は、16:30迄ですが、残念ながら間に合いませんでした。東京より日没時刻が遅く、明るいので、つい油断してしまいました。<br /><br /> この場所は、旧山陽道から道2本分程北側なので、観光で来ている者には、町はずれ感があります。<br /> 写真右、煉瓦造の旧宮崎商会、隣地の駐車場の古い塀には、商工会議所と刻まれています。<br /> 旧山陽道同様、この通りは、かつて、街のメインストリートの一つであり、この地域は、大手の銀行や企業のビルが立ち並ぶ、現在の駅前のような雰囲気があったのでしょう。

     田中絹代ぶんか館

     旧逓信省電信局電話課の建物です。

     入館は、16:30迄ですが、残念ながら間に合いませんでした。東京より日没時刻が遅く、明るいので、つい油断してしまいました。

     この場所は、旧山陽道から道2本分程北側なので、観光で来ている者には、町はずれ感があります。
     写真右、煉瓦造の旧宮崎商会、隣地の駐車場の古い塀には、商工会議所と刻まれています。
     旧山陽道同様、この通りは、かつて、街のメインストリートの一つであり、この地域は、大手の銀行や企業のビルが立ち並ぶ、現在の駅前のような雰囲気があったのでしょう。

  •  下關商工會議所跡

     下關商工會議所跡

  •  宮崎商会<br /> <br /> 現在は、医院になっています。

     宮崎商会
     
     現在は、医院になっています。

  •  教法寺  1<br /><br /> 旧宮崎商会から、大通りを挟んで100mにも満たない場所にあります。唐戸のアーケード商店街の北側に位置しています。東に100mも行けば、妓楼「大坂屋」のあった花街。南に300m程で、山陽道。山陽道を西に進めば、阿弥陀寺(現赤間神宮)です。<br /><br /> ここは、阿弥陀寺(現赤間神宮)を屯所とする奇兵隊が、教法寺を宿所とする萩藩正規軍の先鋒隊を襲撃し、隊員を斬殺した事件で有名な寺です。(教法寺事件)<br /><br /> この境内に、大正12年落慶の洋館の一部が残っています。<br /> 事件のあった本堂は、空襲で失われてしまいました。

     教法寺 1

     旧宮崎商会から、大通りを挟んで100mにも満たない場所にあります。唐戸のアーケード商店街の北側に位置しています。東に100mも行けば、妓楼「大坂屋」のあった花街。南に300m程で、山陽道。山陽道を西に進めば、阿弥陀寺(現赤間神宮)です。

     ここは、阿弥陀寺(現赤間神宮)を屯所とする奇兵隊が、教法寺を宿所とする萩藩正規軍の先鋒隊を襲撃し、隊員を斬殺した事件で有名な寺です。(教法寺事件)

     この境内に、大正12年落慶の洋館の一部が残っています。
     事件のあった本堂は、空襲で失われてしまいました。

  •  教法寺  2<br /><br /> 解説板には、古い写真が掲示され、洋館の全容がわかりました。<br /><br /> 写真右の木造の建物が、教法寺事件の舞台となった本堂です。<br />

     教法寺 2

     解説板には、古い写真が掲示され、洋館の全容がわかりました。

     写真右の木造の建物が、教法寺事件の舞台となった本堂です。

  •  下関南部町郵便局  1<br /><br /><br /> 教法寺から南下して、再び山陽道へ。<br /> 唐戸港を中心に、関門海峡の風景を眺めながら回れる、主要観光スポットが集中しています。<br /><br /> この郵便局もその一つです。<br /> 案内プレートによると、明治33年に建てられ、現役郵便局の中で、日本で一番古い建物だそうです。<br /> そして、懐かしい赤い円筒形のポストもここが発祥の地だそうです。

     下関南部町郵便局 1


     教法寺から南下して、再び山陽道へ。
     唐戸港を中心に、関門海峡の風景を眺めながら回れる、主要観光スポットが集中しています。

     この郵便局もその一つです。
     案内プレートによると、明治33年に建てられ、現役郵便局の中で、日本で一番古い建物だそうです。
     そして、懐かしい赤い円筒形のポストもここが発祥の地だそうです。

  •  下関南部町郵便局  2

     下関南部町郵便局 2

  •  下関南部町郵便局  3<br /><br /> 夜間ライトアップもしています。<br /> まばゆい光は、建物だけではなく、周囲全体を明るくしています。

     下関南部町郵便局 3

     夜間ライトアップもしています。
     まばゆい光は、建物だけではなく、周囲全体を明るくしています。

  •  旧秋田商会ビル  1<br /><br /> 南部町郵便局の光は、東隣の建物も照らし、その明暗は気迫をも生み出しているように感じました。<br /><br /> 大正4年に海運商秋田寅之助が建てた、本社兼居宅です。<br /><br /> 私を下関に引き寄せた建物です。

     旧秋田商会ビル 1

     南部町郵便局の光は、東隣の建物も照らし、その明暗は気迫をも生み出しているように感じました。

     大正4年に海運商秋田寅之助が建てた、本社兼居宅です。

     私を下関に引き寄せた建物です。

  •  旧秋田商会ビル  2<br /><br /> 円屋根の塔屋と屋上の樹木の組み合わせ、唯一無二の景観です。<br /><br /> 開館時刻の10:30、鍵が開くのを待って入館しました。<br /> 管理の方(女性)が建物の見所を幾つか説明して下さいました。<br /> 「ゆっくりご覧ください」という言葉をいただき、2階、3階、隅々までじっくり見ました。<br /> <br /> 

     旧秋田商会ビル 2

     円屋根の塔屋と屋上の樹木の組み合わせ、唯一無二の景観です。

     開館時刻の10:30、鍵が開くのを待って入館しました。
     管理の方(女性)が建物の見所を幾つか説明して下さいました。
     「ゆっくりご覧ください」という言葉をいただき、2階、3階、隅々までじっくり見ました。
     
     

  •  旧秋田商会ビル  3 (1階)<br /><br /> 入り口付近。<br /> 平成30年3月まで、下関観光情報センターでした。<br /> 下関観光のパンフレットは、各種置いてあります。<br /><br /> 内装、床材、備品等、建設当初の物が大切に残されているそうです。<br /><br /> <br />

     旧秋田商会ビル 3 (1階)

     入り口付近。
     平成30年3月まで、下関観光情報センターでした。
     下関観光のパンフレットは、各種置いてあります。

     内装、床材、備品等、建設当初の物が大切に残されているそうです。

     

  •  旧秋田商会ビル  4 (1階)<br /><br /> 1階は、本社として使われていました。<br /> 窓の向こうに、南部町郵便局が見えます。

     旧秋田商会ビル 4 (1階)

     1階は、本社として使われていました。
     窓の向こうに、南部町郵便局が見えます。

  •  旧秋田商会ビル  5 (1階)<br /><br /> 管理の方から、什器類も当初のままだと、聞きました。

     旧秋田商会ビル 5 (1階)

     管理の方から、什器類も当初のままだと、聞きました。

  •  旧秋田商会ビル  6<br /><br /> 2階に上がります。<br /><br /> 毛利の家紋が手摺の柱に付いてます。<br /> 質問すると、「ここを建てられた秋田寅之助さんは、毛利の家紋を許される程の貢献をなさった方」と返答がありました。

     旧秋田商会ビル 6

     2階に上がります。

     毛利の家紋が手摺の柱に付いてます。
     質問すると、「ここを建てられた秋田寅之助さんは、毛利の家紋を許される程の貢献をなさった方」と返答がありました。

  •  旧秋田商会ビル  7 (2階)<br /><br /> 2・3階は、私的空間です。<br /><br /> 西隣の郵便局がよく見えます。瓦葺きの屋根だったのですね。

     旧秋田商会ビル 7 (2階)

     2・3階は、私的空間です。

     西隣の郵便局がよく見えます。瓦葺きの屋根だったのですね。

  •  旧秋田商会ビル  8 (2階)<br /><br /> 円筒形の塔屋部分の床です。

     旧秋田商会ビル 8 (2階)

     円筒形の塔屋部分の床です。

  •  旧秋田商会ビル  9 (2階)<br /><br /> 和室。<br /> 外壁に沿って廊下が一周しています。廊下は、和と洋を隔離する役目を果たし、洋館の鞘をまとった伝統的な和風建築の拵えに思えました。

     旧秋田商会ビル 9 (2階)

     和室。
     外壁に沿って廊下が一周しています。廊下は、和と洋を隔離する役目を果たし、洋館の鞘をまとった伝統的な和風建築の拵えに思えました。

  •  旧秋田商会ビル  10 (2階)<br /><br /> 2階南側、格調の高い書院造りの間。<br /><br /> 秋田商会、木材商でもありました。<br /> 素人目でも、銘木をあしらっていることがわかります。<br /> <br /><br /> 

     旧秋田商会ビル 10 (2階)

     2階南側、格調の高い書院造りの間。

     秋田商会、木材商でもありました。
     素人目でも、銘木をあしらっていることがわかります。
     

     

  •  旧秋田商会ビル  11 (3階)<br /><br /> 3階に着きました。<br /> 2階同様、廊下が外周する和室空間です。

     旧秋田商会ビル 11 (3階)

     3階に着きました。
     2階同様、廊下が外周する和室空間です。

  •  旧秋田商会ビル  12 (3階)<br /><br /> この建物の見所の一つの座敷です。<br /> 中央の柱を外し、大広間に変身できるようになっています。

     旧秋田商会ビル 12 (3階)

     この建物の見所の一つの座敷です。
     中央の柱を外し、大広間に変身できるようになっています。

  •  旧秋田商会ビル  13<br /><br /> 外した柱を元のように戻せるようになっています。<br /> <br /> この字体を見ていると、そう体裁に拘る方でもなかったのかな?と思います。<br /> <br /> 長女梅子の愛用したオルガンや秋田家で使われていた調度品・家具類もこの階に置かれいます。<br /> 家族の名前が記されたものもあり、生活の一面を知ることができました。<br /> 

     旧秋田商会ビル 13

     外した柱を元のように戻せるようになっています。
     
     この字体を見ていると、そう体裁に拘る方でもなかったのかな?と思います。
     
     長女梅子の愛用したオルガンや秋田家で使われていた調度品・家具類もこの階に置かれいます。
     家族の名前が記されたものもあり、生活の一面を知ることができました。
     

  •  旧秋田商会ビル  14 (3階)<br /><br /> この階も一番南側の部屋は、書院造りとなっています。

     旧秋田商会ビル 14 (3階)

     この階も一番南側の部屋は、書院造りとなっています。

  •  旧秋田商会ビル  15 (3階)<br /><br /> 「通常お見せする場所ではないのですが、3階には、マジョリカタイルを使った水洗トイレがあります。是非、見ていって下さい。」<br /> 管理人さん、お薦めスポットです。

     旧秋田商会ビル 15 (3階)

     「通常お見せする場所ではないのですが、3階には、マジョリカタイルを使った水洗トイレがあります。是非、見ていって下さい。」
     管理人さん、お薦めスポットです。

  •  旧秋田商会ビル  16 (3階)<br /><br /> マジョリカタイル。<br /><br /> 寅之助さん、お嬢さんを喜ばせたかったのかな?と思いました。<br />

     旧秋田商会ビル 16 (3階)

     マジョリカタイル。

     寅之助さん、お嬢さんを喜ばせたかったのかな?と思いました。

  •  旧秋田商会ビル  17 (3階)<br /><br /> 屋上へと続く螺旋階段。<br /><br /> 非公開ですが、屋上に、日本庭園「棲霞園」があります。<br /> 世界最古級の屋上庭園と言われています。<br /><br /><br />

     旧秋田商会ビル 17 (3階)

     屋上へと続く螺旋階段。

     非公開ですが、屋上に、日本庭園「棲霞園」があります。
     世界最古級の屋上庭園と言われています。


  •  旧秋田商会ビル  18 (3階)<br /><br /> 東側の窓からは、旧下関英国領事館が見えます。<br /> わかりにくいと思いますが、歩道橋もあります。<br /> 次は、館外に出て、歩道橋から外観を見てみます。

     旧秋田商会ビル 18 (3階)

     東側の窓からは、旧下関英国領事館が見えます。
     わかりにくいと思いますが、歩道橋もあります。
     次は、館外に出て、歩道橋から外観を見てみます。

  •  歩道橋から  1<br /> <br /> 歩道橋から西を眺めれば、屋上庭園があるのが、わかりました。日本家屋の屋根も少し見えます。<br /><br /> 建築当時、建物の前は、海。そして、高い塔屋は、灯台の役目を果たしていました。

     歩道橋から 1
     
     歩道橋から西を眺めれば、屋上庭園があるのが、わかりました。日本家屋の屋根も少し見えます。

     建築当時、建物の前は、海。そして、高い塔屋は、灯台の役目を果たしていました。

  •  歩道橋から  2<br /><br /> 同じ場所の夜の眺め。<br /> 電球色で光を放っているのは、南部町郵便局、その右隣が、旧秋田商会ビルです。

     歩道橋から 2

     同じ場所の夜の眺め。
     電球色で光を放っているのは、南部町郵便局、その右隣が、旧秋田商会ビルです。

  •  歩道橋から  3<br /><br /> 同じ歩道橋から、東を眺めれば、旧英国下関領事館(写真中央)も見えます。<br /> 更に、先には、関門橋の光も捉えることができます。<br /> 下関の観光スポットが凝縮している場所です。

     歩道橋から 3

     同じ歩道橋から、東を眺めれば、旧英国下関領事館(写真中央)も見えます。
     更に、先には、関門橋の光も捉えることができます。
     下関の観光スポットが凝縮している場所です。

  •  旧下関英国領事館  1<br /><br /> 旧秋田商会ビルに掲示されていた1枚の写真です。<br /><br /> 明治末年頃のジャーディン・マセソン商会(左後)と旧英国下関領事館(右前)の写真です。<br /> ジャーディン・マセソン商会は、長州五傑の洋行や、日本の近代化に大きく深く関わったイギリスの貿易商社です。

     旧下関英国領事館 1

     旧秋田商会ビルに掲示されていた1枚の写真です。

     明治末年頃のジャーディン・マセソン商会(左後)と旧英国下関領事館(右前)の写真です。
     ジャーディン・マセソン商会は、長州五傑の洋行や、日本の近代化に大きく深く関わったイギリスの貿易商社です。

  •  旧下関英国領事館  2<br /><br /> 明治39年に建てられ、昭和15年まで、領事館として使われました。<br /> <br /> 5年半近くの年月をかけて保存修理工事を行い、平成26年に現在の状態になりました。<br /><br /> 山陽道から撮影。

     旧下関英国領事館 2

     明治39年に建てられ、昭和15年まで、領事館として使われました。
     
     5年半近くの年月をかけて保存修理工事を行い、平成26年に現在の状態になりました。

     山陽道から撮影。

  •  旧下関英国領事館  3<br /><br /> 庭側。自由に出入りができます。<br /> 灯りの点いている部屋は、領事室です。

     旧下関英国領事館 3

     庭側。自由に出入りができます。
     灯りの点いている部屋は、領事室です。

  •  旧下関英国領事館  4<br /><br /> 開口部の多い建物です。<br /> 一人で好き勝手に出たり、入ったり、見ている間に、1階4部屋しかないのに、夫とはぐれてしまいました。<br /> あっちを覗いたり、こっちを覗いたりして、探していましたら、フロアーでお迎えしてくれた館長さんに「お連れさんは、あちらから出られて、右に行きましたよ」って、声を掛けられました。助かりました。

     旧下関英国領事館 4

     開口部の多い建物です。
     一人で好き勝手に出たり、入ったり、見ている間に、1階4部屋しかないのに、夫とはぐれてしまいました。
     あっちを覗いたり、こっちを覗いたりして、探していましたら、フロアーでお迎えしてくれた館長さんに「お連れさんは、あちらから出られて、右に行きましたよ」って、声を掛けられました。助かりました。

  •  旧下関英国領事館  5<br /><br /> 領事室、椅子に座るのもOK。写真撮影用に、伊達眼鏡まで用意してあります。<br /> エリザベス女王が描かれた額も飾られています。

     旧下関英国領事館 5

     領事室、椅子に座るのもOK。写真撮影用に、伊達眼鏡まで用意してあります。
     エリザベス女王が描かれた額も飾られています。

  •  旧下関英国領事館  <br /><br /> 夜景。

     旧下関英国領事館

     夜景。

  •  旧英国下関領事館の東500m程、海を見下ろす高台に、藤原義江記念館(旧リンガー邸)があります。<br /><br /> 写真左、山の斜面の建物です。<br /> 写真右端が赤間神宮。その左、黄色っぽい屋根の「春帆楼」から記念館まで、小径が通じています。<br /> 少し遠回りになりますが、小径経由で、昭和初期に建てられたモダンな私邸を訪れたいと思います。<br /> 

     旧英国下関領事館の東500m程、海を見下ろす高台に、藤原義江記念館(旧リンガー邸)があります。

     写真左、山の斜面の建物です。
     写真右端が赤間神宮。その左、黄色っぽい屋根の「春帆楼」から記念館まで、小径が通じています。
     少し遠回りになりますが、小径経由で、昭和初期に建てられたモダンな私邸を訪れたいと思います。
     

  •  春帆楼(奥)と日清講和記念館(手前)<br /><br /> 下関条約調印の場となった春帆楼の建物は、空襲で焼失。<br /> 昭和12年に、下関条約の歴史的意義を後世に伝える為、建てられた日清講和記念館は戦火を免れました。

     春帆楼(奥)と日清講和記念館(手前)

     下関条約調印の場となった春帆楼の建物は、空襲で焼失。
     昭和12年に、下関条約の歴史的意義を後世に伝える為、建てられた日清講和記念館は戦火を免れました。

  •  日清講和記念館  1<br /><br /> 洋館ではありませんが、扉や窓、装飾の一部分は洋風の和洋折衷の建物です。

     日清講和記念館 1

     洋館ではありませんが、扉や窓、装飾の一部分は洋風の和洋折衷の建物です。

  •  日清講和記念館  2<br /><br /> 館内。

     日清講和記念館 2

     館内。

  •  日清講和記念館  3<br /><br /> 講和会議場の再現。足元には火鉢も置かれ、協議が寒い季節に行われたことを物語っています。

     日清講和記念館 3

     講和会議場の再現。足元には火鉢も置かれ、協議が寒い季節に行われたことを物語っています。

  •  日清講和記念館  4<br /><br /> 左から、伊藤博文、陸奥宗光、伊東巳代治の椅子。<br /> 伊藤博文の正面には、李鴻章が座りました。

     日清講和記念館 4

     左から、伊藤博文、陸奥宗光、伊東巳代治の椅子。
     伊藤博文の正面には、李鴻章が座りました。

  •  李鴻章道から藤原義江記念館へ  1<br /><br /> 3回目の講和会議の後、宿泊先の引接寺(いんじょじ)の門前で、銃撃された李鴻章が、その後、安全の為に、大通りを避けて行き来した道です。

     李鴻章道から藤原義江記念館へ 1

     3回目の講和会議の後、宿泊先の引接寺(いんじょじ)の門前で、銃撃された李鴻章が、その後、安全の為に、大通りを避けて行き来した道です。

  •  李鴻章道藤原義江記念館へ  2 <br /><br /> 藤原義江記念館に行くには、幾つもの階段を上ります。

     李鴻章道藤原義江記念館へ 2

     藤原義江記念館に行くには、幾つもの階段を上ります。

  •  李鴻章道藤原義江記念館へ   3

     李鴻章道藤原義江記念館へ 3

  •  李鴻章道藤原義江記念館へ  4<br /><br /> 記念館は、崖の端に建っています。西側の崖下に李鴻章の宿舎になった引接寺があります。

     李鴻章道藤原義江記念館へ 4

     記念館は、崖の端に建っています。西側の崖下に李鴻章の宿舎になった引接寺があります。

  •  藤原義江記念館  1<br /><br /> 昭和11年に建てられました。<br /> 「紅葉館」とも言われ、イギリスの商社ホーム・リンガー商会の社長令息の私邸です。<br /><br /> シンプルで、周囲の緑に溶け込む建物です。

     藤原義江記念館 1

     昭和11年に建てられました。
     「紅葉館」とも言われ、イギリスの商社ホーム・リンガー商会の社長令息の私邸です。

     シンプルで、周囲の緑に溶け込む建物です。

  •  藤原義江記念館  2<br /><br /> 呼び鈴を押すと、隣棟の管理人さんが鍵を開けに来て下さいます。<br /> 館内に案内され、簡単な説明を聞きます。<br /><br /> 管理人さんは藤原義江の歌曲を流してくれます。<br /> 「サンタルチア」始め、知っている曲ばかりなので、ついつい、一緒に口ずさんでしまいます。

     藤原義江記念館 2

     呼び鈴を押すと、隣棟の管理人さんが鍵を開けに来て下さいます。
     館内に案内され、簡単な説明を聞きます。

     管理人さんは藤原義江の歌曲を流してくれます。
     「サンタルチア」始め、知っている曲ばかりなので、ついつい、一緒に口ずさんでしまいます。

  •  藤原義江記念館  3<br /><br /> 館内は、撮影禁止です。<br /> 入館は、無料ですが、心付けを入れる箱があります。<br /> 3階建てですが、見学は、1階だけです。<br /><br /> 

     藤原義江記念館 3

     館内は、撮影禁止です。
     入館は、無料ですが、心付けを入れる箱があります。
     3階建てですが、見学は、1階だけです。

     

  •  藤原義江記念館  4<br /><br /> 庭には、風見鶏。耳の奥には、「サンタルチア」の歌声が残っています。<br /> 対岸の門司の景色も一望できます。<br /> <br /> ここは、いい場所です。<br /> 歌を聴いた後だから味わえる、安寧感なのでしょうか?<br /><br /> 風が気持ち良い、離れ難い場所でした。<br /><br /> 今回訪れた山口銀行、旧秋田商会、旧英国領事館、そして藤原記念館と建物を大切にする方にお出迎えされ、言葉を交わし、温かい気持ちになれました。

     藤原義江記念館 4

     庭には、風見鶏。耳の奥には、「サンタルチア」の歌声が残っています。
     対岸の門司の景色も一望できます。
     
     ここは、いい場所です。
     歌を聴いた後だから味わえる、安寧感なのでしょうか?

     風が気持ち良い、離れ難い場所でした。

     今回訪れた山口銀行、旧秋田商会、旧英国領事館、そして藤原記念館と建物を大切にする方にお出迎えされ、言葉を交わし、温かい気持ちになれました。

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