2020/01/25 - 2020/01/26
118位(同エリア585件中)
温味楽さん
こんばんは。1月最後の週末に、「雪景色」を求めて奥日光へ向かう計画を立てておりました。しかしこの2019年度の冬は、雪国に行っても雪がない。という記録的な暖冬に見舞われ、雪に埋もれる銀世界も夢のまた夢。という状況に…その為今回は「冬の奥日光なのに、歩き回る観光」も出来てしまったという結果になり、「異常」とも言える冬の奥日光旅行の模様を紹介致します。
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★10:20
旅の出発は東武のターミナル浅草駅から。浅草駅 (東武鉄道 地下鉄) 駅
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浅草には雷門に、
浅草雷門通り商店街 市場・商店街
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スカイツリー等、東京を代表するランドマークが点在する観光地。
そんな東京観光の一等地から、東武鉄道はこれまた日本を代表する観光地である日光までを結んでいる路線です。東京スカイツリー 名所・史跡
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乗車するのは東武の看板特急「スペーシア」ではなく、旧型特急車の「きりふり」。
浅草駅 (東武鉄道 地下鉄) 駅
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普通に見れば「こんなボロ電車が!」とお思いでしょうが、古い電車が好きな私はこの方が落ち着くんですよね~
浅草駅 (東武鉄道 地下鉄) 駅
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整然としつつも、殺風景な車内は「旅情」を楽しむのにもってこいの空間そのもの。ボロくても特急電車なのでスピードも速く、複々線区間に田園地帯をガンガンかっ飛ばします。
新栃木駅 駅
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★12:35
奥日光への玄関口、東武日光までは約2時間で到着。
この先はバスの旅となりますが…東武日光駅 駅
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やってきた湯元温泉行きバスは超満員!
日光の市街地を抜けても座ることは叶わず… -
カーブの続くいろは坂を、この状態で越えるのは嫌!
なので途中で下車して少し歩くことに。 -
東照宮や神橋等、人で賑わうランドマークのある日光の市街地を過ぎれば閑静な山里になります。こうなれば歩くのも苦になりません。
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結局7つ先のバス停まで歩き、そこから次のバスに乗ることに。
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そして次のバスに乗ったら…何とガラガラじゃ~ん!
座席にも余裕で着席でき、楽々いろは坂を越えることが出来ました。
行程に余裕があるとき、バスがやたら混んでいたら1本見送ってみるのも良いかもしれませんね。 -
★13:45
いろは坂を登った先にある明智平には14時前に到着。明智平 名所・史跡
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ここからロープウェイで行く明智平にはまだ一度も行ったことがないので、行ってみることにしましょう。
明智平ロープウェイ 乗り物
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★13:50
列の先頭で順番を待てたので、ベストポジションからの絶景を楽しみます。明智平ロープウェイ 乗り物
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遠くに日光の市街地、眼下にはいろは坂の大自然…
明智平ロープウェイ 乗り物
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ロープウェイならではの楽しみを存分に満喫します。
明智平ロープウェイ 乗り物
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が、遊歩道が閉鎖される冬の楽しみはこれだけ…つまり展望台からの眺めを楽しむこと以外に、することはな~んにもありません。(トイレや屋内休憩所すら無い)これで往復700円あまりは、ちょっと高いかな…と思ってしまったのも事実で、ついでになら良いですがわざわざ時間を工面してまでここに来る意味はないと思います。
明智平展望台 自然・景勝地
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空中散歩は5分ほどで終了。ロープウェイの終点は展望台になっており…
明智平展望台 自然・景勝地
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市街地方面には雄大な大パノラマを楽しめます。
明智平展望台 自然・景勝地
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奥日光方面には中禅寺湖、
明智平展望台 自然・景勝地
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復路のロープウェイは行列が出来てしまいましたが、一時的に定時の10分おき→5分おきに変更して対処していました。1台に16人しか乗れない小さなロープウェイですが、だからこそできる定時運行にとらわれない、臨機応変な良い対応ですね。
明智平展望台 自然・景勝地
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その後は朝から何も食べていなかった為、腹が減ってたまりません。レストハウスを覗くと、食べ物はチーズの巻物くらいしか売っていませんでした。しかしこれが結構な食べ応えがあり、350円というリーズナブルな価格も魅力です。
明智平パノラマレストハウス グルメ・レストラン
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★14:45
そして湯元温泉行きのバスに乗車。あとは基本湯元温泉の宿に向かうだけなのですが…滝があるという、湯元温泉手前の「湯滝入口」でバスを下車。湯滝 自然・景勝地
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ここから歩いて湯滝を目指そう…と思ったら…
湯滝 自然・景勝地
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ガチガチのアイスバーンで普通に歩くと滑る滑る…
引き返そうと思いましたが、足を上げずに滑る力で歩いたらスムーズに進めたので
先へ進みます。湯滝 自然・景勝地
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バス停から歩いて6分ほどで、湯滝に到着。本来この時期なら滝は凍りつくはずで、こんな旅仕様の軽装ではここに来ることはできないでしょう。
湯滝 自然・景勝地
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土産物店も静まり返り、暖冬であっても奥日光の観光は冬眠中。
湯滝 自然・景勝地
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復路も滑ってバス停に戻りますが、上り坂だったので往路よりも足が取られる場面が多かったです。やっぱり冬の奥日光観光は舐めてかからない方が良いですね。
湯滝 自然・景勝地
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★15:55
当初は滝から湯元温泉まで歩く予定でしたが、思っていたより滝まで時間が掛かってしまったこともありバスに乗って湯元温泉を目指します。湯滝 自然・景勝地
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★16:02
そして16時過ぎ、湯元温泉に到着。湯ノ平湿原 / 湯元源泉地 自然・景勝地
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湖畔を軽く散歩した後、今宵の宿に引き揚げます。
湯ノ平湿原 / 湯元源泉地 自然・景勝地
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今回お世話になる宿は、「湯守釜屋」さん。
バスフリーパスとのセットプランで安く利用出来たので決定。奥日光湯元温泉 湯守釜屋 宿・ホテル
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部屋は「本館特別室」でも同じ値段だったのでこれを選択。とは言っても本館客室との違いは「手前に4畳の小部屋がある」程度で特別室という程のものでもない感じです。
奥日光湯元温泉 湯守釜屋 宿・ホテル
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部屋にはWi-Fiはなくてコンセントもかなり少ないです。大人数での利用がメインの部屋なので、コンセントはちょっと問題でしょう。
奥日光湯元温泉 湯守釜屋 宿・ホテル
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でも、手前の小部屋は窓から遠くて外の灯りが漏れないこと、寒くなりにくいことで寝るのにぴったりでした。
奥日光湯元温泉 湯守釜屋 宿・ホテル
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その他水回り。ウォシュレット付きのトイレはちょっとレトロな感じ。
奥日光湯元温泉 湯守釜屋 宿・ホテル
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トイレとは別に、洗面所そして、
奥日光湯元温泉 湯守釜屋 宿・ホテル
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ユニットバスが独立して設けられています。
まあここでユニットバスを使う方は稀でしょうが。奥日光湯元温泉 湯守釜屋 宿・ホテル
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温泉は本館と愛山荘(旧館)の2箇所にありますが、泉質はどちらも同じです。
掛け流しの硫黄泉で、なかなかの泉質です。奥日光湯元温泉 湯守釜屋 宿・ホテル
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ただ愛山荘の温泉は、内湯のみのこと、近くのトイレが臭くそこから臭いが漏れているのか硫黄の匂いかわかりませんが、不快な臭いが漂っている時もありました。
つまりここの温泉は、「本館の温泉だけ入れば良い」ということだと思います。奥日光湯元温泉 湯守釜屋 宿・ホテル
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★19:00
そして夕食は会場食。今回はライト会席プランとのことで、量はそこそこ。奥日光湯元温泉 湯守釜屋 宿・ホテル
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内容は、「悪い」というわけではないのですが、「良い」とも思えない感じ。
プラスアルファの材料になる、何かが足らないのです。奥日光湯元温泉 湯守釜屋 宿・ホテル
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でも夕食時に頼んだ地酒が美味しかったので、良しとしましょう。
奥日光湯元温泉 湯守釜屋 宿・ホテル
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★21:05
夕食の量が少ない為か、夜食としてうどんがラウンジで提供されますが…
小さなお椀に少ししか入っていないじゃん…普通のどんぶりをイメージしていたので
ガッカリ。やっぱり「中途半端さ」が否めません…奥日光湯元温泉 湯守釜屋 宿・ホテル
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その後はアルコールの力もあって、風呂に入らず就寝しました。
奥日光湯元温泉 湯守釜屋 宿・ホテル
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★8:30
起床後、朝風呂を済ませた後に朝食の時間。
和食の朝食で、温泉旅館の朝食としてはやや
物足りない感も…奥日光湯元温泉 湯守釜屋 宿・ホテル
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★9:30
そして準備を整えチェックアウト。バスの発車時間まで、周囲を散策。湯ノ湖 自然・景勝地
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シャーベット状の雪ですが、超暖冬の今シーズンにここまで深い積雪に出会えたのはこれが初めて。
湯ノ湖 自然・景勝地
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ズボズボ埋まりながら、雪景色を楽しみます。
湯ノ湖 自然・景勝地
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その後、湯元温泉奥の「湯ノ平湿原」へ。
湯ノ平湿原 / 湯元源泉地 自然・景勝地
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この辺りは湯元温泉の源泉が湧き出る場所。その為湯気が断続的に噴出する光景が見られます。
湯ノ平湿原 / 湯元源泉地 自然・景勝地
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さて、そろそろバスの時間が迫ってきました。バス停に向かいましょうか。
湯ノ平湿原 / 湯元源泉地 自然・景勝地
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★10:20
軽い散策を終え、バスに乗るとこれまたほぼ満席!流石にこの時間なら空いてるかと思っていたのでこれまたびっくり。そんな状況を見越してか2台体制での運行で、途中からの乗車は先行する2号車のみの乗車となっていました。 -
すると、雲が取れて青空が覗きはじめました!いや~美しい景色。
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★10:35
バス乗車後、15分ほどで到着する三本松で下車。 -
ここに来て、すっかり青空になりました~
こうなると外に出ても気持ちいいです。 -
バスの待ち時間を利用し道路を渡った場所にある、戦場ヶ原展望台へ移動。
戦場ヶ原 自然・景勝地
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道路のすぐ脇にあるここなら冬でも容易に来ることができるのが良いですね。
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★10:55
さて、次のバスに乗車しましょう。お!今度のバスはハイデッカーのセレガではありませんか。 -
床が高くてゆったりしているこのバスなら、美しい日光の車窓も存分に楽しめます。
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★11:01
しかしながら、乗車後すぐに次の目的地「竜頭の滝」に到着です。竜頭ノ滝 自然・景勝地
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茶屋近くの展望スペースから、竜頭の滝を眺めた後…
竜頭ノ滝 自然・景勝地
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階段を登ってみるとガチガチのアイスバーン!これ、上りはまだ良いのですが、下りが本当に怖いです。特に階段部が全部アイスバーンになると、歩いて降りることは不可能になります。冬季間は立ち入り禁止でも良いのではないでしょうか…
竜頭ノ滝 自然・景勝地
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そんな危険な階段を上がった場所からの眺め。まあこんなものでしょう。と言った感じの景色です。
竜頭ノ滝 自然・景勝地
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★11:34
その後は中禅寺湖まで、歩いて移動してみることに。 -
車道とは別に、湖に沿った遊歩道が中禅寺湖のメインストリートまでずっとあるので、車に気にかけることなく歩けます。(欲を言うと、ベンチの数が少なく感じたのでもう少し欲しい)
中禅寺湖 自然・景勝地
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景色の変化は乏しく、木々の間を行く歩道が続きます。(木々が邪魔して、中禅寺湖の眺めが意外に楽しめないのです)
中禅寺湖 自然・景勝地
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なので一旦遊歩道から離脱し、湖畔に降りてみました。雪が全く積もっておらず、1月の奥日光とは思えない景色ですね…だって遊歩道を普通の靴で歩けちゃうのですから。
中禅寺湖 自然・景勝地
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木々の緑が美しい夏に来たら、きっと気持ちいいかもしれませんね。
中禅寺湖 自然・景勝地
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今年は記録的な暖冬のお陰で、冬にも関わらず、奥日光を長く歩くことが出来ました。
中禅寺湖 自然・景勝地
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★12:30
そしてお昼過ぎ、中禅寺湖のメインストリートに到着。湖のほとりにあるこの喫茶店「Adonisさん」の雰囲気に惹かれ、入ってみたら… -
注文した850円のピラフは、「どう見ても冷凍レンチン」もの…
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スープすら付かないでこれは、「高すぎる」と言っても過言ではないと思います…
中禅寺湖界隈は、そのロケーションの素晴らしさを生かしきれていない飲食店が少なくないようにも感じました。最近流行りのお洒落なカフェレストランが欲しいな~ -
そして近くの湖畔展望テラスへ。エレベーターがあるので容易に行けますが、眺めは大したことなく…
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早々と麓の日光市街へ下山することにしました。
中禅寺湖 自然・景勝地
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★13:10
そして中禅寺湖バスターミナルから、日光市街行きのバスに乗車。そしたら先ほど乗車したセレガがやって来ました!実は私、第1いろは坂を通るのはこれが初めて。中禅寺湖 自然・景勝地
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窓側席を確保し、眺めの良いバスからの眺めを楽しみます。
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「いろは坂」の名がつく通り、つづら折りのカーブが続く第1いろは坂。
遥か下にあるカーブまで見渡せるほどで、周囲の絶景も楽しめますがバスにはかなり辛いカーブのようです。いろは坂 紅葉
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後続車に追い越しさせるスペースも少なく、殆どのバスは満員。これでは渋滞が多発してしまうのも無理はなく、交通量に対し、道路のスペックが追いついていない感じがします。
いろは坂 紅葉
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私としては「鉄道やバス専用道路」もしくは「下りの新道」があっても良いのでは。と思います。色々調べてみると、かつては「日光市街から明智平まで、路面電車→ケーブルカー」を乗り継いで行くことができたそう。
景色はきっと絶景でしょうし、箱根が電車とバスを両立出来ているのだから廃止がもう少し遅ければ、日光も出来たと思います。又、明智平から中禅寺湖に行くトンネルは現在一方通行になりましたがトンネルを付け替え、旧道トンネルを封鎖してしまったそう。日光の交通量を考えると、これは非常に勿体ないことと思います。いろは坂 紅葉
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これを下り1車線に転用していれば、中禅寺湖から明智平までのアクセスは勿論、その先を拡幅してバイパス的に出来た可能性もあります。日光の交通は、渋滞の緩和に使えるものを潰してしまっていることが多く、もうちょっと頭をひねって欲しかった所です。
いろは坂 紅葉
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★14:00
いろは坂を下り、神橋バス停で下車。
バス車中から見えるその橋が気になっていたので今回立ち寄り。神橋 名所・史跡
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橋を渡るには料金がかかるのですが、外からでも橋を見ることは可能。ていうか橋を渡ると逆に橋本体は見えないのですよね…
神橋 名所・史跡
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ということで課金せずに去ってしまいました。少し料金を上げても良いので、お茶の提供等お金を払うにふさわしい付加価値がないと、私のようになかなかお金を払う気にならない方も少なくないのではないでしょうか。
神橋 名所・史跡
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★14:10
その後は市街地を歩き、日光の駅前へ。 -
昼ごはんが残念だったので、東武日光駅前にあるこちらのレストランで追加の昼ごはんを摂ります。
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こちらではゆば丼を頂け、満足満足。日光の食事はいろは坂の下で摂った方が良いのかもしれませんね。
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食後は乗車予定の列車の発車時間まで間があったので、日光杉並木を歩いてみることに。
日光杉並木 自然・景勝地
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はじめは国道沿いに広がる並木道ですが…
日光杉並木 自然・景勝地
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暫く行くと車両通行不可の道になり、ドラマの撮影にでも使えそうな良い雰囲気に~
日光杉並木 自然・景勝地
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このまま1駅先の上今市まで歩いて行ってしまおうかとも思いましたが、既に沢山歩いて疲労気味なので断念。東武日光駅に戻ったのでした。
日光杉並木 自然・景勝地
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★15:34
そしていよいよ列車の時間がやって来ました。
東武日光から乗車する南栗橋行き区間急行は、6050系の4両編成。東武日光駅 駅
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車内は2ドアでボックスシートが並ぶレイアウトで、国鉄型車両のような雰囲気で旅情満点!トイレも付いています。
東武日光線 乗り物
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しかも観光客は特急に乗る方が多いようで鹿沼辺りまではガラガラでした。
東武日光線 乗り物
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6050系の車内から、長閑な山間の車窓や、
東武日光線 乗り物
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山に沈みゆく夕日を眺めまったり。
東武日光線 乗り物
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そんな列車の旅を楽しむのにぴったりな6050系ですが、残念ながら近い将来、地下鉄日比谷線のお古のロングシート・トイレなしの通勤電車になる可能性があります…
東武日光線 乗り物
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かつては浅草から日光・会津田島まで6050系で行けた、今思えば夢のような列車がありました。現代の長距離の普通列車の旅は、乗り換え&車両快適性低下のダブルパンチで所要時間は伸びるし、車内は都会の電車のようなロングシートばかり。
東武日光線 乗り物
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これでは鉄道の旅の良さを楽しめる訳がありません。
東武日光線 乗り物
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そんな思いを感じながら、南栗橋に到着。もう6050系の急行に乗れるのはこれで最後かな。ロングシートの急行電車に乗り換えたところで、現実に戻されたのでした…
南栗橋駅 駅
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