３泊５日の弾丸初ローマ、下手くそなスリにも遭遇　最終日 part2

2019/10/21 - 2019/10/26

HISのスーパーサマーセールにて、69800円の初ヨーロッパ弾丸旅行。
夢のローマ、ヴァチカン、こんな価格で行けるなら、直行便でなくてもまぁいいかと。
カタール航空も中東乗換も初でした。

25日後編。ローマの旅も残すところあと半日です。さすがに3泊だとドタバタですが、初イタリアとしてまずはローマだけに絞ったので、無理がなく満足です。

エリア ローマ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 利用旅行会社: エイチ・アイ・エス

サン・ピエトロ大聖堂のクーポラより広場の真後ろ側、庭園を臨む。
これはヴァチカン行政庁の建物で、正面の緑は現教皇フランシスコの紋章が形取られています。

で、再び螺旋階段で降ります。下りは楽勝ですね。

さて、もう一度サン・ピエトロ大聖堂へ。
早朝と違ってかなりの人です。

これらの彫像は本当にどれも動き出しそうに見えます。

人のサイズからここがいかに巨大な空間かわかります。

どこまでも豪華です。

この墓碑彫刻の方も話し出しそうな・・・

窓も絵の一部のような

一つ下の階層、グロッタの天井につけられたものでしょうか。少しだけ内部を見ることができます。
グロッタには歴代教皇や王達の棺が並ぶとのこと。
さらにその下、ネクロポリスはローマ時代の墓地で、まさにペテロも眠るとされています。
ネクロポリスツアーなるものもあるようですが、ガイドは英語のみ。

朝昇ったクーポラの内側を下から眺めるとこの高さ。

人物が映り込まないとサイズ感が不明ですが、ここは本当に巨大な空間です。

この高さに彫刻をどのように設置するのか・・・

イベントを控えて椅子だらけです。
ベルニーニのバルダッキーノは近くで見たかった・・・

今度はピエタのそばまで近づくことができました。人だかりをかき分けて一番前へ。

メダルのような胸像墓碑。

「キリストの変容」再び。巨大です。

ナルテックスに出て、外へ。まだ10時です。

聖人たちにさよならを。

大聖堂を出て右側へ降りると、ゲートにスイス衛兵が立っています。

ファサードは素晴らしい眺めです。

行列は相変わらず。

ヴァチカン市国をあとにして、サンタンジェロ方面へ向かいます。

テヴェレ川へ。

サンタンジェロ城前にて。
橋には天使像が並んでいます。うちベルニーニ作の2体はあまりの素晴らしさに雨ざらしにならないよう屋内に移され、ここにはレプリカが置かれているそう。
天使がそれぞれキリスト受難の道具を持っていたことはあとで知りました。

この川沿いに歩くことにしました。

一通りは少なく、のんびり歩けます。もっとも観光客の大半はバス移動のようです。この頃まだ地下鉄はストライキ決行中でした。

10月のヨーロッパ、良いですね。絵のようです。

このあと、ホテルをチェックアウト、テルミニ駅までタクシー移動、スーツケースを預けて身軽になります。
駅の近くの「SANTI」でランチを。
多分他にも美味しい店はたくさんあったはずですが、二度目の訪問。

テルミニ駅前で、どことなく風紀の悪そうな景色を眺めながらトラムを待ち、乗り込みます。そしてここマッジョーレ門で乗り換えてサンジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂を目指します。
古代ローマ時代の水道橋が残っています。

今回のSIMはなぜかネットにほとんど繋がらず、たくさんマークしたgoogle mapが使えませんでした。旅慣れた連れに任せてなんとか乗り切り。

サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂。
ここでも聖人たちがお出迎え。サン・ピエトロ寺院のようです。

ここはヴァチカン以前のカトリックの総本山とのこと。
同じくらい広くて、天井が高くて、くらくらします。

聖ペトロと聖パウロの頭蓋骨の一部が聖遺物としておさめられています。

シンプルで美しい天使たち

パイプオルガンが。
大理石や天井の装飾が豪華です。

キリストと使途のモザイク画。

このあと、徒歩で移動です。

ティラミスの店「Pompi」へ。
こちらの店舗は座って食べるスペースがあるとの情報。

あとで気づいたのですが、ケーキのショーケースをカウンター代わりに使えば、テーブル席より安く上がったようです。

ティラミスにエスプレッソお砂糖たっぷりの組み合わせは甘すぎて失敗でした。

見た目も激甘感満載のPompiのケーキたち。

店のスタッフの男性たちはとても上品でした。

また今度行くことがあったら、ティラミスには紅茶でいいかも。

ストロベリーなど、フレーバーティラミスがあることは初めて知りました。

そうこうしているうちに、地下鉄ストライキが終わったようです。

ローマの地下鉄駅はどこも薄暗く、やっぱり一人では乗れそうにないです。

スリ未遂事件ですが、
一度、朝の山手線並みに込んだ地下鉄に乗り込んだところ、すぐそばに不自然にこちらを向いて立つ少年（中学生くらい）が連れのバッグの上に自分のバッグを乗せ、視界を遮ってこっそりジップを開けていました。
私の位置からそれが丸見えで（笑）
その手をはたいたところ、大慌てで引っ込めましたが、
華麗なスリではなかったので、何事もなく。
ただ、言い訳なのかなんだか分かりませんが何か言っていました。
いずれにしろ、日本よりは注意が必要ですね。アジア人観光客は目立ちますし。

そして市内の石畳。車が通ると心地よい音がします。

ピンヒールの靴は履けませんね。

テルミニ駅から三越やバッグ屋さんを巡って、最後のティラミスを。

ずっとピスタチオのジェラートばかり食べていたので、レモンにしてみました。
店のお兄さんは明るくて優しいです。

外観など画像が抜けてますが、最後に訪れたのは、サンタ・マリア・マッジョーレ教会。二度目です。

「Ave Regina pacis」と題されたこの彫像が、今回の旅で一番心に残りました。

床のモザイクが素晴らしいのですが、撮りきれません。

ローマ教皇は海外へ出向く前と帰国後にはこのサンタ・マリア・マッジョーレで祈ることを習慣にされているそう。

18時をまわり、そろそろ空港を目指します。

テルミニ駅前からバスで約40分。

フィウミチーノ空港は、別名レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港ですね。

今度も無事に帰ろうね。

広い空港内は「スカイブリッジ」という自動運転システムで移動。

経由地ドーハにて、もう一度例の巨大クマちゃんを。

さて今回の旅はすべてが初でした。
カタール航空はさすがリッチなお国の飛行機らしく、エコノミーでもアメニティはあるし、映画もたくさん、座席も快適、トイレは行く旅に便座シートが敷かれこまめに清掃されており、さらにカタールオリジナル香水まで置かれていました。

ただ、食事が微妙でした。往復6食すべてを色々な特別食に変えたのは失敗でした。普通にメニュー通りの標準的なものの方が美味しそうに見えましたがどうでしょう。

ローマは物価が高いですね。食事や買い物が東京都心価格とほぼ一緒。
そんな中、サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラのハーブキャンディーとハーブソープはもっとたくさん買ってくれば良かったと思えるものでした。

この旅行記へのコメント （2）

• チェブコさん 2020/02/17 17:13:05

  ローマ観光ステキ！！

  美麗さん
  初めまして
  今年の９月にローマに行こうと思い、とりあえずエアとホテルだけを
  押さえているので、美麗さんの旅行記がとても参考になりそうです。
  当初は他の都市に行くことも考えていましたが、やはりローマ一都市に
  絞った方が良さそうな気がしてきました。
  当方は歩き回るのがそんなに得意な方ではないので余計かもしれません。
  天使と悪魔ツアーといい、ヴァチカンといい興味があるところが満載なので
  しっかり予習して行きたいと思います。

  美麗さん からの返信 2020/02/17 20:53:42

  Re: ローマ観光ステキ！！

  チェブコさん　初めまして！コメントありがとうございます(^^)
  旅慣れていらしゃるようなので、私の拙い記事がお役に立てることがもしあればとても嬉しいです。
  有名な観光地でも行列ができるとか興味のないところはそぎ落としてこの行程になりました。時間とお金にゆとりがあったら複数都市回りたいところですが、ローマだけで結構へとへとでした。
  予習もわくわくと愉しいですよね。素敵な旅になりますことをお祈りしております！