2026/07/29 - 2026/07/29
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AandMさん
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ローマのボルゲーゼ美術館は、フィレンツェのウフィツィ美術館ほど有名ではありませんが、イタリア・ルネサンスおよびバロック美術を中心に優れた絵画や彫刻が展示されています。教皇パウルス5世を出した名門貴族のボルゲーゼ家の歴代美術コレクションを中心に、カラバッジョやラファエロの絵画やベルニーニの彫刻などがあり、1903年からイタリア国立美術館として一般公開されています。建物内部の造りも豪華です。
人気が高く、訪問10日ほど前に美術館のホームページを見ましたが、入場チケット(18ユーロ/大人)は全て売り切れでした。旅行業者(Viator)が取り扱っている美術館ツアー入場券の方は購入可能でした。価格が倍以上もしましたが、思い切って購入。旅行業者からメールで送られてきたのは、訪問日指定時間(13:00)の10-20分前に美術館入口前で待つようにとの指示書だけ。「大丈夫かな?」と一抹の心配もありましたが、ともかく出かけてみることにしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- ITAエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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前日のヴァチカン美術館訪問でテルミニ駅前からタクシーを利用しました。駅前のタクシー・スタンドからの利用は、正規料金(メータ表示通り)でしたので、今回も大丈夫だろうと考え、タクシーを利用することにしました。
テルミニ駅 駅
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15分ほどでビンチャーナ通りにあるボルゲーゼ公園入口に到着。タクシー料金は15ユーロの正規料金でした。公園入口に「ボルゲーゼ美術館」の表示が出ています。
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ボルゲーゼ公園の地図もありました。広大な公園の北東部に美術館があります。赤色星印で示されている個所が現在地で、美術館は数十メートル先にあるはずです。
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公園内を進むと、右側に大きな建物が見えてきました。ボルゲーゼ美術館です。入館指定時間(13:00)の15分前でしたが、美術館入口前には誰もおらず、表示もありません。
「・・・?」という感じでしたが、暫くすると携帯電話の呼び出し音が鳴りました。英語で「これから行くので入口前で待っていてくれ」とのこと。数分でガイドさんが現れ、他の客と一緒に美術館内部に案内してくれました。一安心です。ボルゲーゼ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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1階のクロークに荷物を預けます。この美術館では小型ショルダー・バッグなどの小さな荷物も預ける必要があり、館内に持ち込める物はスマホやカメラ程度となります。ちなみに以前は写真撮影が禁止されていたとのことですが、現在はフラッシュや三脚を使用しなければ写真撮影は問題ありません。
旅行社のガイドさんから入場券を受け取り、展示室に進みます。ガイドさん案内は入館までで、後は自由に見学して下さいとのこと。ボルゲーゼ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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美術館1階は彫刻、2階は絵画中心で展示されています。最初の展示室に入りました。見事な大理石彫刻が並んでいますが、それにも増して部屋の立派さに驚かされます。
ボルゲーゼ美術館の建物は中世時代にローマ教皇や枢機卿を輩出したイタリア屈指の名門貴族の別荘でした。王宮にも劣らない豪華さである理由、理解できます。 -
部屋の中央にあるのは、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニが1621-1622に製作した「プロセルピアの略奪」と題する白大理石の彫像。
春の女神プロセルピアを冥界のプルート神が略奪するギリシャ神話の題材に由来します。シビオーネ・ボルゲーゼ枢機卿の依頼で製作された彫刻です。 -
角度を変えて「プロセルピアの略奪」を鑑賞します。
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彫像の部分拡大。プロセルピア肌の窪み方など硬い大理石質感を感じさせない繊細さで彫られていることが分かります。
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ピーター・ポール・ルーベンスが1636-1638年に描いた「オルフェとエウテュディケ」、題材はギリシャ神話です。
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「鷲の頭部型ハンドル付きのアンフィラ対」、黒大理石を彫り込んだ17世紀初めの作品
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見事な大理石胸像が並んでいます。実在した人物を模して製作されたものです。中世イタリアの富裕貴族の間では、絵の他に胸像として姿を残す方法が用いられていたことが窺えます。
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部屋通路上にも、大理石の彫像やレリーフがあります。
美術館建物の完成は1616-1620年。これら彫像やレリーフ像はイタリア・ルネッサンス期の最高技術で製作されたものでしょう。 -
イタリア・ルネッサンス期には古代ギリシャや古代ローマの文化が尊重されました。これは紀元200-300年のローマ時代に製作されたモザイク画「漁業の様子」
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「眠る3人の幼子天使」。エジディオ・デッラ・リヴィエラによる1609年の作品
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「トロイアを逃れるアエネス、アニキセス、アスカニス」、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作品(1619年)
古代ローマの叙事詩「アエネーイス」の一場面、トロイア戦争で炎上する町から脱出する祖父、父、息子の姿を描いた彫像。ベルニーニが20歳頃に製作 -
「真実」と題するジャン・ロレンツォ・ベルニーニの作品。製作は1646-1652年
ベルニーニは、一時、世間からぬれぎぬをかけられて苦境に陥りましたが、批判に対し、「いつか時が経てば真実が必ず明らかになる」という強い意志を込めてこの像を製作したそうです。 -
黒大理石に彫られたレリーフは「プッティのバッカナール」と題するジョバンニ・カンビの作品。16人のプッティ(幼い愛神)が彫られています。1649-1651年の製作。
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「ケレスとして修復されたイシス・ペラキア像」、古代ローマ時代の紀元160-180年頃の製作。ケレスは農耕の女神でイシス・ペラキアは航海の守護神。
17世紀半ばに頭部や四肢などの白い大理石部材が追加・補足され、ローマ神話の豊穣の女神ケレス(Ceres)として修復されています。 -
床タイル画、古代ローマ時代の製作
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黒色タイルを背景に顔が浮かび上がる構成は、前掲の床タイル画(女性像)と同様。これらの床タイル画は対で製作されていると分かります。
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「テンドリーナ型のヴィーナス」
シラクサで発見された「ランドリナのアフロディテ」の系譜を引く作例で、なめらかな肉体美と、腰回りにまとった布地が生み出す陰影のコントラストが特徴。紀元1世紀頃の古代ローマ時代に製作された作品 -
「踊るサテュロス」、2世紀の製作
「サテュロス」はギリシャ神話に登場する酒の神バッカスに仕える半人半獣の精霊 -
「ゴリアテの首を持つダビデ」、カラバッジョが1609-1610年に描いた絵画
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「執筆する聖ピエロニムス」、カラバッジョの1606年の作品
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「果物籠を持つ少年」、カラバッジョ作品で、製作は1593-1594年
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天井フレスコ画、展示作品にも劣らない名作ですが画家の名前などは分かりません。
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彫像が展示されている部屋の中には、モザイク床になっている例もあります。ただ、この部屋は柵の外からの見学だけで、中には入れません。
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野菜を模した彫像、大理石の模様が巧みに活用されています。
台北の国立故宮博物院にある白菜を模した彫刻、「翠玉白菜」と類似しているように思います。ただ、故宮博物院の「翠玉白菜」の素材は宝石の翡翠が使われており、希少性の点で各段の違いがあります。 -
「四大元素の戦い」と題するルイ・フィンソンの作品(1611年)
四大元素とは、地、水、空気、火のことで、元素を人に見立てて描かれています。 -
部屋の天井画、フレスコ画の周辺飾りも見応えがあります。
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「バッカスのヘルマ」、ルイジ・ヴァラディエの1773年の作品
ピンク・アラバスター大理石の上にブロンズ製のバッカス頭が乗せられています。「ヘルマ」とは、古代ギリシャや古代ローマで採用された様式で、柱上に頭部を乗せた彫刻のこと。 -
「勝利のヴィーナスとしてのポーリーヌ・ボルゲーゼ」、アントニア・カノーヴァによる1804-1808年の製作品
「ポーリーヌ・ボルゲーゼ」はナポレオン・ポナパルトの妹。当初、カノーヴァは衣服を着た女神ディアナとして彫る予定でしたが、ポーリーヌ本人がヴィーナスとしての裸身での表現を強く希望したと言われています。 -
別角度から見た「勝利のヴィーナスとしてのポーリーヌ・ボルゲーゼ」
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彫像の部分拡大
素材は硬い大理石ですが、柔らかい肌の質感、クッションのへこみなどが見事に彫刻されています。足や爪などのリアルな表現力に驚かされます。 -
「レダ、白鳥、エロス」、3世紀初めのローマ時代に製作された彫像
「レダ」はギリシャ神話に登場するスパルタ王妃、白鳥は姿を変えたゼウス -
「ヘラクレスの功績が彫られた柱状の石棺(前面)」、紀元160-170年のローマ時代の作品
ヘラクレスの各種偉業が彫られています。 -
石棺の裏側、「ヘラクレスの功績が彫られた柱状の石棺(後面)」
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「ダビデ像」、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作品(1624年)
枢機卿であったシビオーネ・ボルゲーゼが注文して作らせた作品 -
「アポロンとダフネ」、ジアン・ロレンツォ・ベルニーニによる1622-1625年の作品
題材はギリシャ神話で、アポロンが逃げるダフネに追いつき触れた瞬間にダフネが月桂樹に変化して姿を変えていく様子が見事な大理石像として彫られています。 -
こちらは絵画「アポロンとダフネ」、ピエロ・デル・ポッライオーロが1470-1475年に描いたもの。ダフネの両手が葉の茂る月桂樹として描かれ、また衣服をしっかり纏っています。
彫像と絵を比べてみると、ベルニーニの彫像作品の方に、躍動感と臨場感が強く感じられることが分かります。 -
「エロスとイルカを伴うメディチ型のアフロディーテ像」
古代ローマ時代の2世紀初めのヘレニズム期の原作を模倣して中世時代に製作された彫像です。 -
「アラバスター製のライオン」、1世紀の古代ローマ時代の作品
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展示室は豪華絢爛、天井のフレスコ画と周辺装飾は注目に値します。
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この部屋にも沢山の胸像が展示されています。
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窓の外はボルゲーゼ公園、噴水の周囲に立派な彫像が配置されています。
ボルゲーゼ公園 広場・公園
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沢山の胸像、恐らく当時実在した人物を模して製作されたようです。幾つかの胸像をじっくり鑑賞してみたいと思います。
この中年男性は穏やかな表情をされています。温厚な性格の方だったと思われます。 -
引き締まった顔の男性像
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坊主頭の中年男性、個性的な表情をされています。癖のある強い性格だったのではないでしょうか?
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大人しい表情の若い男性像
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思慮深い表情の男性像
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強い意志力が感じられる引き締まった表情の青年像
これらの胸像、いずれも衣服部分は薄茶色系大理石、顔の部分は濃い茶系大理石で彫り上げられています。絵画などで目にする中世のイタリア人男性は白人で、顔の色はこれら胸像ほど濃くは無かったはずです。濃い茶系大理石を用いたのには、それなりの訳があったと思われます。日焼けした顔の方が健康的で逞しく見える、といった理由で用いられたのでしょうか。 -
「パラスとアクラネ」、ギリシャ神話を題材にしたピーター・ポール・ルーベンスの絵画。 1636-1637年の作品
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「漁師のいる風景」、ジョバン・フランチェスコ・グリマルの作品(17世紀)
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「ヴィーナスとアドニス」、タペストリー作品(1616-1617年)
フランチェスコ・マルバーニの絵画デザインンをフランドルでタペストリーに織り上げたもの。狩りに出かけるアドニスと引き留めるヴィーナスが描かれています。 -
「パンとシリンクス」、タペストリー(1680年)
牧神パンとニンフ(精霊)のシリンクスの物語。パンがシリンクスを恋し、シリンクスを追って触れた途端、シリンクスが葦に姿を変える様子が描かれています。月桂樹に姿を変える「アポロンとダフネ」の神話と似ています。 -
部屋の天井装飾に目を奪われます。
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「ミネルバとアラクネ」、ジャコポ・ロブスチが1575-1585年に描いた作品
題材は「オウディウス神話」。織物の得意なアラクネが女神ミネルバに挑戦し、神々の不祥事を描いたタペストリーを織り上げました。激怒したミネルバがアラクネを蜘蛛の姿に変えました。 -
「家族の肖像」、ペルナルディーノ・ルチーニオの作品(1535年)
ルネッサンス期に描かれた北イタリアの家族の肖像画 -
「ギケス、カンダウルス、ロドベ」、ドッソ・ドッシの作品(1508-1510年)
ギリシャの歴史家ヘロドトスの「歴史」に書かれた内容が題材
リディア王のカンタウレスが護衛官であったギケスに王妃ロドベの美しさを自慢し、ひっそりと裸身のロドベを見せました。怒ったロドベがキケスをそそのかしてカンダウルスを殺害させ、キケスが王そしてロドベが王妃になったエピソードに基づいています。 -
「神話と寓意」、ドッソ・ドッシ作品(1528年)
月桂冠をかぶリ横たわっているのは「眠れるヴィーナス」 -
「最後の晩餐」、セコボ・バッサーノによる1546年の作品
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「ピュグマリオンとガラテア」と題するジーン=レオン・ジェロームの作品(1890年)
ギリシャ神話の「ピュグマリオンとガラテア」を題材にした絵画。神話では、自ら作り上げた理想の美しい彫像に恋をした彫刻家が、愛の女神の力でその像に命を吹き込んでもらう物語が語られています。 -
同じ画家による別角度で描いた「ピュグマリオンとガラテア」、1890年の製作
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「ディアナの狩猟」、ドメニキーノが1616-1617年描いた作品でバロック期の傑作
神話が題材、月の女神ディアナがニンフ達と狩猟を楽しむ光景が描かれています。 -
「ディアナの狩猟」画面下部に描かれているニンフ(精霊)は正面を向いています。上部中央で、三日月の冠をかぶり手に弓をもっている女神ディアナよりも鑑賞者の視線を画面に引んでいるように思います。美しく魅力的な絵画です。
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「アンドロメダを助けるペルセウス」、ルティリオ・マネティの作品(1610-1613年)
ギリシャ神話の英雄ペルセウスが、岩に縛り付けられたエチオピアの王女アンドロメダを救出する場面が描かれています。 -
「キューピッドに目隠しをするヴィーナス」、ティツィアーノ・ヴェチェッリオが1565年に描いた作品
ヴィーナスが、膝の上のキューピッドの目にリボンで目隠しをしようとしている場面が描かれています。 -
「聖愛と俗愛」、ティツィアーノ・ヴェチェッリオが1514年に描いた傑作絵画
衣装を着た女性が「俗愛」を、肌が露わな女性はヴィーナスで「聖愛」を表し、キューピッドが聖愛と俗愛の調整をしている姿が描かれています。 -
「男の肖像」、アントネ・ダ・メッシーナが1435年に描いた作品
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「ジュリオ・サッチュティ枢機卿の肖像」、ピエトロ・ダ・コルトーナの作品(1627年)
絵の前にある像も同じ人物の彫像のようです。 -
「聖母子と賢ジョバンニーノ」、ロレンツォ・ディ・クレディの作品(1495年)
「ジョバンニーノ」とは幼いヨハネのことです。
美しい絵画ですが、残念ながら光の画面反射が写り込んでいます。 -
「キリストの埋葬」、ラッファエロの作品(1483年)
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「一角獣を抱く貴婦人」、ラファエロが1505年に描いたもので、レオナルド・ダ・ビンチの影響が認められる、と解釈されています。
そう言えば、モナ・リザと構図が似ているように見えます。 -
「レダ」、ミケーレ・トシー作品(1560-1570年)
スパルタ王妃レダに白鳥に化けたゼウスが寄り添っています。
正面からは光反射が写り込みましたので、斜め方向から撮影しました。 -
「ヴィーナスとハチの巣を持つキューピッド」、クラナッハ・ルーカス(父)が1531年に描いた作品
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「ヴィーナス、キューピッドそしてサキュロス」、アレサンドロ・バロターリが17世紀初めに描いた絵画
題材はギリシャ神話で、美の女神ヴィーナス、恋の神キューピッド、そして自然や欲望を象徴する半人半獣の精霊サキュロスが一緒に描かれ、人間の欲望や愛の姿を伝えています。 -
「ダナエ」、アントニオ・アレグリ・コレッジョが1531年に描いた作品
黄金の雨に化身した主神ゼウスがダナエを誘惑する様子が描かれています。 -
「レダと白鳥」、1517年。レオナルド・ダ・ビンチの追従者(弟子)の作品とされています。題材はギリシャ神話で、スパルタ王妃と白鳥に姿を変えたゼウスが描かれています。
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こちらは彫像の「レダと白鳥」、2世紀頃の製作
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「ルクレティア」、トシーニ・ミケーレが1560-1570年に描いた作品
ルクレティアは古代ローマ時代の伝説的な貞節女性 -
美術館の窓の向こうには、綺麗に手入れがされた公園が広がっています。豪華絢爛な美術品を続けて鑑賞しているとき、ふと外を眺めることで一時の休養になります。
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1階、次いで2階にある展示作品を一通り見終えましたので、階段を下ります。
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1階にあるカフェ・レストランで、休息を兼ねて遅い昼食を取りました。ハム・サンドイッチとコーラを注文しました。昼食時間ピークを過ぎていましたので、空き席があり、ゆったりと食事をすることが出来ました。
この後、クロークに預けていたバッグなどを受け取り、美術館を出ました。 -
美術館を出た正面の景観。緑の木々に覆われた広大な公園が広がっています。外の気温は30℃以上の猛烈な暑さでした。暑すぎるためか、公園を歩いている人も殆どいません。
ボルゲーゼ公園 広場・公園
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出口の右側にも公園が広がっています。こちら方向に進むと、前方に「ローマ動物園」がありますが、人は殆ど歩いていません。
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出口の左側の景観、数十メートル歩くと公園外を走るピンチャーナ通りに出ます。美術館に来たときに利用した通りで、公園を出て2-3分歩けばバス停があるはずです。
タクシーを捕まえられればタクシーでホテルに帰りたいと思いますが、捕まらなければバス利用で帰ります。 -
通りに向かって進みながら、先程見学したボルゲーゼ美術館を振り返りました。2026年7月下旬のローマは、これまでに経験したことが無いほどの猛暑でしたが、美術館内は空調されていて快適でした。
ボルゲーゼ美術館は、中世ローマで最も裕福な貴族の別荘であったためか、建物の造りと装飾が豪華でした。古代ギリシャ、古代ローマ、そして中世ルネッサンス期に製作された超一流美術品が揃っていました。フィレンツェのウフィツィ美術館やパリのルーブル美術館ほど大規模ではありませんが、中身の濃いユニークな美術館だと感じました。旅行社に支払った料金は正規の美術館入館料の2倍以上と高価でしたが、思い切って訪問して良かったと思います。
この後、公園外のピンチャーナ通りに出たら、丁度客待ちしているタクシーに出会いました。ホテルのあるテルミニ駅までの値段を聞いたところ、「道路混み具合に依存するけど、15-20ユーロ・・」との返答でした。ボッタくり料金ではありません。無事に問題なくホテルまで戻ることができました。ボルゲーゼ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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