大人の卒業旅行②～雪のカッパドキアの楽しみ方～

2020/02/02 - 2020/02/02

長年勤めた会社を早期退職することになり、有休消化期間を利用して、同じ境遇のM先輩と「大人の卒業旅行」に行ってきました。

ルートは、トルコ→ボルドー→サンセバスチャン。
無職になることが確定的な2人が、訪れる各地で美味しいものを食べまくります。

カッパドキア2日目は、ラッキーなことに気球ツアーが開催され、タクシーでの観光を挟み、ATVツアーに参加しました。

エリア カッパドキア(トルコ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 自転車 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

気球ツアーに参加するため、6時にホテルでピックアップされ、集合場所に集められました。名前を呼ばれたチームから出発です。
軽食が用意されていましたが、大行列に並ぶ気にならず、お茶だけいただきました。

番号を呼ばれ、いざ車で出発。
程なく出発地点に到着し周りを見回すとすでに沢山の気球が待機しています。

着陸時の姿勢等、簡単なレクチャーを終え、いざ出発。

ゆっくりと上昇します。
飛ぶというより浮かぶといった感じ。

雪の中の絶景です。
風もなく揺れもしませんのでまったく恐怖感はありません。

昨日までの3日間は天候不良で気球は飛ばなかったそう。ですので振替えで今日になったお客さんも非常に多いと思われ、どの気球も満杯です。

拡大して見てください。
優雅に浮いているように見えますが、カゴの中は満員列車並み（笑）

パノラマ撮影してみました。

なにせ満員ですので、M先輩が見切れているのはご愛嬌（笑）

雪と岩と気球のコントラスト。
この時期しか見られない絶景です。

朝日で雪山が真っ赤に染まれば最高ですが、そこまでは望みすぎでしょうか。

どれだけ岩に近づけるかがパイロットの腕の見せ所だそうです。岩と岩の間を通って「ゴール！！（ラグビー）」とかやってくれました。

事故が怖いので、あんまり頑張られても困りますが（笑）

40～50分の飛行時間で東側に流されて着陸します。
我々は地面でしたが、台車に直接降りるバルーンもあります。
すごい技術ですね。

シャンパン風のジュースで乾杯です。

ツアー代金は1人€170。
高いけど、せっかく来たからにはね～

ホテルに戻って遅めの朝食です。

野菜もあって嬉しいですね。
ここのホテルの食堂のおばちゃんはとっても良い人でした。英語はほとんど通じないけど、もてなしの心はビンビン伝わってきます。
卵をこちらの希望に沿って調理してくれるのですが、それがまた美味しい。

食事の際に、ホテルのフロントのお姉さんにテーピングテープを買うための薬局の場所を聞いたら、「OK。部屋で待ってて」と言われました。

調べてから教えに来てくれるのかと思っていたら、なんとテープを買って来てくれました！！
しかもホテルの経費で！！

お姉さん、ありがとうございます（感涙）

ネットを見て勉強してテーピングをしたM先輩の脚です。休場明けの力士ではありません（笑）
曲がらないので安心感はあるようです。

これで出動の準備が整いました。

奇岩の連続および絨毯・焼き物屋めぐりのレッドツアーにそれほど魅力を感じなかったので、この後の予定はパシャバーとATVツアーに決めました。

パジャパーにはタクシーで行きます。
昨日のタクシーの運転手さんが良い人だったので、ホテルで呼んでもらい100TLでまたチャーターしました。

パシャパーは奇岩が立ち並ぶスポットです。

パシャバー地区 自然･景勝地

こちらがカッパドキアの奇岩のメインスポットということで、思う存分満喫しました。
想像していたよりデカイ。

雪道なので滑らないように気をつけながら奇岩の中を散歩します。所要時間は50分ほど。

飽きたとは言いませんが、もう奇岩はじゅうぶんかな～

ギョレメに戻ってお昼ご飯です。
「cappadocian cuisine」というお店に来ました。
人気のお店のようですが、閑散期なので人がいません。
セットメニューを頼みました。こちらは私の（チキン）

カッパドキアン キュイジーヌ 地元の料理

こちらはM先輩の（ビーフ）。
2人の感想としては、美味しかったけど昨日と比べると割と普通のトマトベース味という印象。
スパイシーなトルコっぽいのが食べたければ、むしろ羊肉を選ぶべきかもしれません。

追加でスープとビールを1杯ずつ飲んで€22（約2640円）。トルコリラを切らしていましたがユーロ払いが出来ました。

お店の人はホスピタリティあふれる良い人でした。

15時からのATVツアーに参加します。
ホテルのフロントの超優しいお姉さんのオススメに従い、2時間のツアーにしました。もはや全面的に信頼モードです。
1人（1台ずつ）€40と良いお値段ですが、保険も完備している優良ツアーを選んだとのこと。

お姉さんが言うなら間違いないでしょう。

ATVには、2人乗りのものあるので運転に自信のない方でも大丈夫。運転者の後ろに乗れます。

ATVの最高時速は60km/hほど出るそうですが、免許証は必要ありません。日本では考えられないおおらかさですね。
ツアーでは30km/hくらいで走っていたかと思います。

インストラクターの後ろに、1列に連なって走ります。舗装路だけでなく、ぬかるんだ道や雪の積もった土の上も。

これが楽しいのなんのって！！

ラブバレーまで来ました。

もはやATVに乗ること自体が楽しくて、名所というよりも単なる休憩スポットの扱いですが。

ATVの運転は、車やバイクの経験があれば女性でも問題ないと思われます。

中国人の運転経験のなさそうな若者は、列に全くついて来られず、というかあさっての方向に完全にはぐれてしまって、インストラクターから不可の烙印を押されていましたが、レアケースでしょう（笑）

帰りがけにローズバレーに寄ります。
残念ながら曇っていて夕日に赤く染まる様子は見えそうもありません。

寒いのでお茶を飲みたいなと思っていたら、出店が出ています。

値段を確認せずに2つ頼んだら、30TL（600円）って、ずいぶん高いなっ

頭にきたので勝手に焚き火にあたって元を取ろう、の写真（笑）

晩ご飯は、口コミが良かった「old cappadocia」へ。

マッシュルームのチーズがけ。
大ぶり肉厚のマッシュルームがプリプリで美味しい。

オールド カッパドキア カフェ & レストラン 地元の料理

牛ひき肉のピザ。
スパイシーでビールが進みます。

チキンのトマト煮込み。
これはまあ想像通り。

私はお腹いっぱいでしたが、M先輩のご希望でデザートにバクラヴァを頼みました。
甘くて香ばしくて美味しいです。
私は1つで十分なので、先輩あとはお願いします。

お酒を数杯ずつ飲んで185TL（約3700円）

お店の印象としては、少し店員がダブついていてダラダラした雰囲気が漂っており、今までのお店よりホスピタリティの部分でマイナス評価をつけざるを得ません。
まあ繁忙期は違うのかもしれませんが。

さて、明日は気球の上がっている景色を見てから、イスタンブールに移動します。

この旅行記へのコメント （2）

• ドロミティさん 2020/04/16 14:58:48

  はじめまして♪

  かごすけさん、はじめまして。
  
  大人の卒業旅行カッパドキア編をかごすけさんのソフトな語り口で楽しく拝見いたしました。
  だいぶ昔にツアーでカッパドキアに行ったことがありますが、赤土の逞しいイメージが強かったので、雪に覆われて清らかなまるで違う風景が新鮮でした。
  今は気球やATVなどのエクスカーションもあって数倍楽しそうです。
  私の印象ではトルコは今まで訪問した国の中で一番の親日国だったと思っています。
  ただし、油断しているとお店の人などお金はぼられていたような(;'∀')
  
  拙い私の旅行記をご覧くださり、どうもありがとうございました。
  イスタンブール編も楽しみにお邪魔いたしますのでよろしくお願いいたします。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄﾞﾛﾐﾃｨ
  

  かごすけさん からの返信 2020/04/29 13:09:49

  RE: はじめまして♪

  ドロミティさん、はじめまして。
  書き込みありがとうございます。
  
  普段スマホでしかサイトを見ておらず、書き込みに気づきませんでした。
  とんでもなく遅いレスですみません。。。
  
  ブログをお読みいただきありがとうございました。
  実はそもそもの旅のメインはサンセバスチャンとボルドーで、トルコはついでに
  訪問を計画したのですが、結果的に強く一番印象に残りました。
  モスクも素晴らしかったですし食事も口に合ったのも大きかったです。
  ただ私の場合は思っていたほど「親日ぶり」は感じられませんで、
  中国パワーに押されているなぁという感想を持ちました。
  
  プラハの旅行記を楽しませていただきました！！
  プラハはいつか必ず訪れたいと思っている場所の一つで、ドロミティさんの
  素敵な写真で行きたい気持ちが高まりました。また訪問先も私がイメージしている
  ところとかなり重なっていたので、いつかの訪問の際にも参考にさせていただきたいと思います。
  
  コロナの影響で海外旅行はしばらくは我慢しなければいけませんので、
  終息を願いながら、次の旅行のヒントになりそうな旅行記を読む毎日です。
  
  > かごすけさん、はじめまして。
  >
  > 大人の卒業旅行カッパドキア編をかごすけさんのソフトな語り口で楽しく拝見いたしました。
  > だいぶ昔にツアーでカッパドキアに行ったことがありますが、赤土の逞しいイメージが強かったので、雪に覆われて清らかなまるで違う風景が新鮮でした。
  > 今は気球やATVなどのエクスカーションもあって数倍楽しそうです。
  > 私の印象ではトルコは今まで訪問した国の中で一番の親日国だったと思っています。
  > ただし、油断しているとお店の人などお金はぼられていたような(;'∀')
  >
  > 拙い私の旅行記をご覧くださり、どうもありがとうございました。
  > イスタンブール編も楽しみにお邪魔いたしますのでよろしくお願いいたします。
  > 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄﾞﾛﾐﾃｨ
  >