大人の卒業旅行⑤～ボルドー2泊でワインざんまい～

2020/02/05 - 2020/02/06

長年勤めた会社を早期退職することになり、有休消化期間を利用して、同じ境遇のM先輩と「大人の卒業旅行」に行ってきました。

ルートは、トルコ→ボルドー→サンセバスチャン。
無職になることが確定的な2人が、訪れる各地で美味しいものを食べまくります。

5日目、6日目はボルドーです。
ツアーに申し込んでのワイナリー見学とワイン博物館にワインバー、ワインを買い込んでの部屋飲みを楽しみました。

エリア ボルドー(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 1.0
• グルメ: 5.0

宿の方に手配してもらったタクシーで早朝のイスタンブール新空港に来ました。
ブルーモスク付近の宿を5時すぎに出発したら、6時前に着いちゃった。

ボルドー行きの飛行機の搭乗を待つ間、空港のカフェでお茶をします。
昨日買ったロクムをつまみながら。

ボルドー空港に着きました。
空港の傍らにはブドウの木。このブドウでワインが作られているとか。

さすがボルドー。

市街地に向けて路線バスで向かいます。

サンジャン駅の少し手前「capcins市場」で下車しました。
市場が終わる前に、買い物と昼ご飯を済ます算段です。

お昼ご飯はここに決めました。
お店の雰囲気と地元民らしき賑わいに惹かれまして。

牡蠣とワインのセットをいただきまーす。

市場のカキだけに新鮮そのもの。
フレッシュな磯の香り。
おいし～

あとは、こちらでM先輩チョイスのチーズを買いました。
日本で買うとかなり高いチーズがお手頃なお値段だそうです。

この市場、とっても雰囲気が良かったです。

実は私、フランス初体験でして、色々な悪い噂を聞いていたものですから、かなり身構えておりました。

ところがどっこい、バルのお姉さんもチーズ屋のおじさんも皆んなフレンドリーじゃないですか！！
英語も積極的に話してくれるし。

ちなみにM先輩はかつてパリでちょっと嫌な思いをしたらしく、フランス人に対して警戒気味です（笑）

トラムに乗って「ワイン博物館」に来ました。
ワイン1杯試飲券付きで1人€20。
VELTRAで前売り券を買っておけば、1人€16とお得です。

前売りを買ったことを忘れて更に通常料金を払って入場するというミスをしないように気をつけて下さいね。

そうです。私のことです（無念）！！

シテデュヴァン 博物館・美術館・ギャラリー

リュックサックを入れられるコインロッカーがあるので便利です。
€1だか€2だかを入れて使います。

コインはちゃんと戻ってきましたよ～

展示はモダンな雰囲気で、内容はかなり充実しています。全部のオーディオを聞いてまわると、3～4時間くらいかかるのではないでしょうか。

まあ、我々はさらっとですが。

様々なワイン専門家（ワイナリー経営者・ショップ・愛好家etc.）が、それぞれの立場に基づいてワイン業界のあれこれ（格付けとは？・美味しいワインとは？etc.）について解説してくれたり。

ワインの香りを表現するときに例えに挙がるものの匂いを実際に嗅げたりします。

これで自信を持って「カシスの香りと、、、」とか言えますね（笑）

一生懸命嗅いでるM先輩。

中には臭いやつもあるんですよ～

展示を見終えて、お楽しみの試飲タイムです。
最上階の8階にあります。

8種類くらいの中から選んで試飲ができます。

近くで見ると濁っているガロンヌ川を遠く眺めながら（笑）

博物館を出てトラムに乗り街へ出ました。
想像していた以上に賑わいのある街ですね。

名物「カヌレ」をいただきました。
カステラみたいなのを想像していましたが、中はしっとりモチモチ。

booking.comで予約したアパートを目指します。

少し苦労しましたが、なんとかオーナーさんと出会えました。

が、本当の苦労はここからでした。

我々は「2ベッドルーム」を予約していたのにも関わらず、「2つベッドルームを使用するなら€20の追加料金を払って」とオーナーが謎の主張してきます。

納得がいかないので反論すると、「こっちはロジカルな話をしている。嫌なら返金するからキャンセルにしましょう。私はそれでも構わない」とどこまでも高圧的です。

一瞬キャンセルも考えましたが、既に18時近い時間を考えると新たな宿泊先を探すのも大変だし、とりあえず折れて€20支払いました。。。

なんだこれ？おかしくない？
せっかくの旅行の楽しい気分が台無しです、、、

おまけにリビングの電気がつかなかったり、トイレの調子が悪かったり、洗濯機の蓋が開かなかったり、掃除が行き届いていなかったり、最悪の部屋でした。
なのにオーナーは一言も謝らないという、、、

「フランスはこういう事もあり得るよね～」とM先輩は妙に納得をしていましたが。

※後日談ですが、このやり取りをbooking.comにクレームを入れたところ、無事に€20を返金してもらえました。オーナーに何らかのペナルティを与えて欲しいものです。

気分はかなり落ちましたが、夕食に出かけます。
「Aux quatre coins du vin」というお店に来ました。

色々なワインを少量ずつ飲めるお店です。システムについてお店の人が英語で丁寧に説明してくれました。

あのオーナー以外はみんな良い人。

おつまみとワインで楽しみます。

モノによっては、ほんの少量で何万円の高級ワインもあるんです。流石に手を出しませんでしたが。

翌日は1日がかりのワイナリーツアーに参加しました。

ガイド兼ドライバーさんの迎えの車に8:00に乗り込み、ワイナリーに向かいます。
ツアーと言っても参加者は我々のみです。

有名なシャトーマルゴー等に寄り道しながら、午前中は、左岸Médoc地区へ。

ワイナリーのスタッフから説明を受けながら、見学をして回ります。
もちろんガイドさんが日本語で通訳してくれます。

試飲タイムには、2種類のワインを比べられます。

午前中にMédocのワイナリー見学を終えて、午後からは川の反対側Saint-Émilion地区の見学の為、1時間半ほどのドライブです。

ドライブの最中も、ガイドさんからワインに関する知識や今のお仕事についての話など、いろいろと伺うことができました。

話の中で「おふたりは何のお仕事をされているんですか？」と聞かれたので、「無職です！！ふたりとも！！」と答えたら、爆笑してくれました。

まあ、まさかの答えだったでしょう（笑）

Saint-Émilion地区に移動して来ました。

ワイナリーに行く前に、昼食を含めた街の散策タイムが2時間ほどあります。

昼食はガイドさんオススメの「L'Envers du Décor」へ。
コース料理をいただきました。

ランヴェール デュ デコー フレンチ

パンプキンスープとライスコロッケ

マッシュポテトの下に鴨肉。

美味しかったけど、ボリュームが多くて少し飽きたのは間違いないです。

Saint-Émilionの高級ワインを1杯ずつ頼んだら、ランチなのに結構かかっちゃいました。
2人で€94（約11400円）

M先輩はデザートまで。
私はもう入りません。

食後は小1時間ほど街を散策します。
Saint-Émilionは教会を中心に細々と暮らしを紡いできた小さな街です。

なかなか趣のある街です。

ガイドさんとの待ち合わせそばの教会「Eglise Collégiale」に入ってみました。

天気が良いので中庭が映えます。

ガイドさんと合流して、Saint-Émilionのワイナリーを見学します。
午前中のMédocと比べると、小規模なワイナリーが多い地区です。
訪れたこちらのワイナリーでは、ワインの保存に洞窟を利用しているそうです。

一通りのツアーを終え、17:00に市街地で降ろしてもらいました。
ガイドさん、ありがとうございました。

運転もしてないのに疲れたな～
MédocとSaint-Émilionの両方を回るのは移動時間も多くて結構大変でした。どちらか１つであれば、街並みの美しさと私のワインの好みで、Saint-Émilionをオススメします。

ツアーから帰って部屋で一服。
そろそろ日本の味が恋しくなってきました。

「味噌ラーメンを食べに行きましょう」との提案を却下されちゃいましたので、日本から持参したインスタント味噌汁でしのぎます。

夕方、買い物を兼ねて散歩に出ました。
ガロンヌ川沿いは市民の憩いのスポットになっています。

電動一輪車がすごい勢いで走り去って行きました。
どうやら会社帰りみたいです。

ボルドーは美しい街でゴミもなくて人も優しくて素敵な街でした。

ただ1人の残念な人を除いて、とても良い印象。

今日は部屋飲みです。
ワインショップとパン屋と肉屋とスーパーで買い出しをしました。

バゲットは1本€1と安くて、カリっとしてモチっとしてとても美味しい。感動しました。
さすが本場ですね。

ワインは、ツアー中にお話を聞いて興味を持ったポムロールのワインです。€22でしたが、日本で買うとおそらく4000～5000円。もちろんめっちゃ美味しかったです！！

明日は列車（TGV）でサンセバスチャンに向けて移動します。