2年ぶりにニューヨークでオペラ　その2　20200128

2020/01/27 - 2020/02/08

つうことで、2日目に。
まずMTAのサービスセンターへ行って高齢者reduced fareカードを作って貰います。
そこからまずメトロポリタン美術館へ。
夜は第一本目のオペラ、ジョージ・ガーシュインの「Porgy & Bess」でございます。

好天気の中、勇躍、Grand Centralまで歩いて、4番線の地下鉄でBowling Greenの駅へ。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

TownePlace Suites by Marriott Times Squareというこのホテルは欧州でいえばMotel Oneにミニキッチンがついたようなものです。つまり実質的なホテルといえますが、朝ご飯がこれくらい。もちろんシリアル、オートミールがあるところがアメリカそのもの。野菜がなにもない。欧州や日本ではホトンでお目にかからないものの中にはターキーのパティがありますねぇ。

42nd Streetを2年前滞在していたHilton Garden Inn Times Squareの前を通り、Bryant Parkを通り過ぎ、Grand Centralの駅まで歩きました。昔はこんな距離なんていうことなかったのに、なんだか、駅まで来たら、疲れた。翌日からは42ndを横切るバスに乗るということを覚えちゃったんだな。

E線に乗ってBowling Greenまで行きます。

Bowling Greenに着いて上に出てみたら、National Museum of the American Indian（国立アメリカインディアン博物館）の前。あっ！あとで戻ってこようと思ったのに、行くのを忘れてしまった！
　Broadwayの向こうにMTAのサインがあるビルがあります。入っていくとそれらしいカウンターが見つからない。レセプショニストの女性に尋ねると、出て左に曲がり、次の角を左に曲がったらそこに入り口があるよ、と教えて貰った。それがこれ。ちゃんと見れば、住所には3 Stone St.と書いてあるじゃないの。

中に入ると、おじさんがいて、何をしに来たの？と聞いてくれる。高齢者割引を貰いに、というと「じゃこの書類に記入して見せてね」という。「市民権を持っていないとダメなの？」と聞くと、その人が「どこでもいいのさ、universeのどこでも！」といったものだから二人で大笑い。
写真のついたIDが必要です。
　次から次に高齢者がやってきます。
窓口の一つには中国系の女性がおられて、てきぱきと受付業務をこなします。そこへ中国系のお爺さんが来ます。このお爺さん英語と中国語ちゃんぽんで彼女に話します。「yes, yes, トイトイトイ！」日本語だったら「イエス、イエス、はいはい」だよなぁと。この場で写真を撮って、そのままメトロカードの裏面に所持者の写真が載ります。全てを終了するまでに40分ぐらいだったでしょうか。そのまま横に一台あるベンディング・マシーンで7-Day Unlimited Passを買います。33ドルの半額で16.50ドルになります。
Unlimited→7 day と進みます。多くの方が書いておられるようにZIP codeはなんでもOK。私はいつも「10000」と入れています。だって、アメリカの住所がないんだから。ホテルのZIP codeで良いのではないでしょうかね。

　それがこれです。顔写真を編集していたら顔が消えちゃって気持ち悪くなっちゃっていて、すみません。番号の上にはちゃんと名前がプリントされます。ここでは消しました。このRは多分「reduced fare」のことでしょう。バスに乗る時はこちら側が運転手に見える、ということになります。

　さて、インディアン博物館のことはすっかり忘れてしまって、1番の地下鉄に乗るためにSouth Ferry Terminalにやってきましたけれど、もうStaten Island行きの無料フェリーニは乗りません。寒いもの。

1番の地下鉄でひたすら北上。79 St.で降ります。

目的地はZabar'sです。
珈琲をがっぽり買い込み、これからの一週間を考えて買い物をしました。
このお店はユダヤ系の古い店です。

ゼイバーズ スーパー・コンビニ

そして角のカフェで昼ご飯です。お客さんは常連とおぼしきお爺さんとお婆さんばかりで、皆さん無言です。100％のオレンジジュースと定番のクリームチーズとsmoked salmonのをベーグルに挟んだもの、そしてコーヒー。この三つでなんと13.00ドル。あとで知るんだけれど、これでもこの辺ではreasonableらしい。
　外の見えるカウンターで食べていると、すぐ目の前の柱に自転車を停めて入ってきた東洋人の若者がいます。彼はなんと私の隣に席を取りtoday's soupとベーグルを食べ始めます。どう見ても日本人ぽいので話しかけるとやっぱり日本人！もうそろそろこっちへ来てから5年だといいます。頑張れ。

　両手にずっしりと荷物を持って1番線の地下鉄で42 St.に戻ります。ヨイショ、ヨイショと階段を上がりますが、来る度に身体が弱っているのを実感します。体力測定に来ているみたいだなぁ。

　さて、今年最初のメトロポリタン・オペラはGeorge Gershwinの作品、Poery & Bessでございます！この演目がかかることは滅多にありませんし、多分ここ以外で上演されることもないだろう、というのが今回の旅行のきっかけでした。この日の切符を買ったのはもうずいぶん前になりますが、いざ9月の幕開けが始まってから、気になってその後の公演日の切符の売れ行き状態を見ると、ほぼ売り切っております。大好評のようです。私はいつもはMEToperaのサイトから直接買うのですが、いわゆる再販サイトで見ると、値段が上がっています。ついに3回の追加公演が決まり、ギルドのメンバーになると優先的に変えるというので、無効になっていたメンバーを復活して追加公演も買いました。当日来てみると、なんとダフ屋が出ています。

メトロポリタン オペラ ハウス 劇場・ホール・ショー

一番上のFamily CircleのF-116が私が買う席で、Porgy & Bessの追加公演以外は全てこの席です。細い手摺りが邪魔になるのですが、通路に面していて、ほぼ真ん中。
　やっぱり通路側の席から上演途中で席を立つ高齢者がちらほらいます。かつてはこんなことはほとんど見たことがありませんが、どんどん観客が高齢化しているということかと思います。インターミッションまで我慢できない人がやっぱりいるんだなぁ。
　

　この花火のようなシャンデリアがMetropolitan Opera Houseの象徴のようなものでございます。

　やっぱり観客の中には、アフリカ系の皆さんが他の演目に比して圧倒的に多くおられます。今日はなぜか高校生がまわりに多く、身を乗り出してしまう人が頻出。これをやられると後ろの人は舞台が見えなくなってしまうのですが、誰かが教えてあげないと、本人は往々にして気がつきません。若い人が多いと受けるポイントが、日頃と違っていて驚かされます。
　オーケストラピットの中に、フルグランドのピアノがいて、ティンパニーどころか、ドラムセットまで拡げてあり、途中ではバンジョーのプレイヤーまで入って、もう超満員の様相を呈しております。パーカッション組はあたかもミュージカルのパーカッショニストのようにお忙しそうです。
　ステージ上は全員がアフリカンの方々ですが、これだけのダンサー、合唱隊、ソリストを集められるところがもう既に凄いです。