2019年末南イタリア旅行3 ナポリからバーリへ

2019/12/25 - 2019/12/25

2019年12月クリスマスのイタリアに夫婦で行って来ました。
今回は南イタリアが目的地。2005年にイタリアにローマから日帰りツァーでナポリとポンペイに行ったことがありますがそれ以来。

航空券はJALでヘルシンキ経由ローマ往復を購入。成田ヘルシンキ間は往復ともマイルでアップグレードしビジネスクラス利用です。
ナポリからバーリのバス、バーリからローマの列車は出発前にネットで購入。ホテルは出発直前に予約サイト経由で予約しました。
日程
12月23日伊丹発成田経由でローマ、列車でナポリへナポリ2泊
12月25日ナポリからバスでバーリへ、バーリ3泊
12月29日バーリから列車でローマへ。ローマ2泊
12月31日ローマ発ヘルシンキ経由で成田へ。羽田へ移動して伊丹へ。

クリスマスの日、午前中ナポリ市内を徒歩で散策し、午後ナポリからバーリへ移動します。クリスマスの日は教会以外は開いていないので教会を巡りました。
教会も入場料を取るようなところは閉まっているようで、カラヴァッジョのある教会も閉まってました。

エリア バーリ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

ホテルの窓からベスヴィオス山が見えました。

スターホテルズ テルミナス ホテル

反対側、他の部屋のテラスに通じる仕切りは開いたまま。火事などの避難路となっているからかも知れません。
今日は昼の12時半のバスでバーリへ移動です。
チェックアウト時間は12時なので荷物をまとめておいて11時半までには戻り、チェックアウトすることにしました。ナポリの街を見て回るのに貴重品はセイフティボックスに入れておけるのはありがたいです。

街を歩いてドゥオーモを目指します。クリスマスの朝はナポリの街もほとんど人がいませんでした。でも掃除の人がいたのにはびっくり。

昨日来て閉まっていたドゥオーモ。朝開く時間に来ました。ここには写っていませんが前には軍の警備の車と警察官もいました。人が集まる場所にはどこにも警備の軍人がいてテロ対策が治安の改善に役立ていると思いました。ちなみにこの横の通りにはホームレスが寝ています。

ドゥオーモ (サン ジェンナーロ) 寺院・教会

14世紀に建てられたドゥオーモは何度か改築されています。
中央祭壇の「被昇天の聖母」

見事なプレセビオ

サン・ジェンナーロ礼拝堂

身廊の途中から左に行くとサンタ・レスティトゥータ聖堂がありますが、開くのは9時からでした。

ようやく人が来て灯りがつきました。
ここは4世紀の初期キリスト教聖堂でしたがゴシック時代と17世紀に改修されてます。バロック様式の美しい装飾で飾られてます。

聖母子のモザイクとフレスコ画が素晴らしい。

この右奥にあるのが西洋で一番古い洗礼堂サン・ジョヴァンニ・イ・フォンテ洗礼堂です。チケット2ユーロを払って入ります。

この扉を開けて入ります。

ここが5世紀初めに建てられた洗礼堂。

床には古い洗礼盤。

四角の建物の中に8角形の天蓋が覆っています。

天蓋の中心にあるモザイクには星空とキリストを表す文字クリスモンが描かれ神の手が出てきています。

天蓋のモザイクには「サマリアの女」

生命の泉の水を飲む鹿が上部に描かれていて下の四隅にはそれぞれ人、獅子、牛、鷲が描かれているようです。

この角のライオンは綺麗に残ってます。

サンタ・キアーラ教会に来てみました。

サンタ キアーラ教会 寺院・教会

内部はシンプル。

ガラスに入ったプレセビオが飾ってありました。人形だけで無く中の細かい精密な道具類も職人技が光ります。

キリスト降誕の場面の東方の3賢人の人形も見入ってしまいます。

ロベルト1世の墓。

実はここに来たのは敷地内にある修道院のマヨルカ焼きに飾られた回廊が目的だったのです。回廊の入口に書いてある時間まで待ったのですが、開くことが無く諦めました。

歩いてジェズ・ヌオーヴォ広場に来ました。

広場に面してあったジェス　ヌォーヴォ教会。宮殿の壁を利用したので教会とは思えない正面入口。　

ジェズ ヌォーヴォ教会 寺院・教会

内部は豪華に装飾されてます。

ファサードの内面に書かれた壁画「神殿から追放されるヘリオドロス」

ここのプレセビオ

他の教会も立ち寄りましたが開いていなかったり修復中だったり。
クリスマスの時期しか見られない物もありますが入れないところが多くてナポリには宿題がたくさん残りました。旧市街を通って帰ります。

ホテルに戻って荷物をまとめチェックアウト。駅のすぐ近くなので良かったです。

スターホテルズ テルミナス ホテル

バスターミナルに向かって駅の裏へ。

前日に場所だけは確認していたのですが、チケット売り場まで来てどこで待てば良いまでは確認していませんでした。来てみると昨日はたくさん停まっていたバスが全然おらず、バス停もどこで待てば良いかわかりません。直ぐそばにあるバスのチケット売り場も今日は開いていません。事前にチケット買って置いて良かった。
このバス停には様々な方向へ行く長距離バスが来るようです。
係員がいないのでおばさん3人組に聞いてみたら、ここで待ってれば来るよ、と教えてくれ、スマホの画面を見せて聞いた私に、スマホは隠しておかないと危ない、と注意してくれました。
列車に比べると庶民層の利用が多いようです。

12時半、時間通りにバスは来ました。紙に書いた行き先が前方に張ってあるだけ。

運転手にスマホの画面を見せて無事乗車出来ました。
荷物は大きなスーツケースはバスの荷物入れに各自入れます。
預ける人は多くなく、それほど大きくない荷物ですが、周りにこのバスに乗らない人もたくさんいたので持って行かれるのでは無いかと心配になりました。
自由席でしたが、前方席は座ってはいけないといわれて後ろのドア近くに座りました。バーリまで3時間あまり、トイレはついていますがＷｉｆｉはありませんでした。クリスマスで移動する人が少ないのか、二人分で手数料込みで8ユーロちょっとと激安。

バスはベスヴィオス山を右に見ながら高速に乗って行きました。

昔ポンペイに同じ時期に来たときには雪だったのに今年は暖冬で良かったと思いました。

途中風力発電をたくさん見ました。

バーリ中央駅裏のバス発着所に到着。クリスマスのこの日はバスが全然いませんでしたが、別の日に行くとたくさんのバスがいつもいました。

通りを渡って駅に向かいます。

工事中の場所を通って行くとバーリ駅のホームに入れて、反対側に行くための通路がありました。係員か警官がいつもいて連絡通路に案内していました。

バーリ駅 (国鉄) 駅

ここは階段しか無くスーツケースを持って降ります。

地下通路。ホームにもここから行けます。バーリ駅はバリアフリーじゃ無いなと思っていたらもう一本別の通路が有り、そちらは広くてエスカレーター、エレベーターもありました。

無事駅の正面へ。

クリスマスの日でもチケットカウンターは開いてました。

駅の正面をまっすぐ歩いて行くとホテルまで歩いて行けるようです。タクシーは2台ほど停まってましたが、バスは全く動いていませんでした。

クリスマスの日だからか駅前のロータリーにある観光案内所は開いてません。

観光案内所(バーリ) 散歩・街歩き

反対側から駅を見ますが噴水が上がってます。実はこの通りの入口には軍の車が停まっていて銃を持った軍人が複数警備していました。バーリは治安が問題だと言われていたのですがここもテロ対策が行われた結果治安が回復しているのかも知れません。

駅前から続く道は歩行者天国になっていて途中の広場近くの道ではクリスマスのイベント用の飾りがありました。

ウンベルト広場 広場・公園

クリスマスの飾り物。この先がショッピングゾーンになります。

ルイヴィトンなどの有名店などが軒を連ねてます。当然すべて閉まってます。

ルイ ヴィトン (バーリ店) ブランドショップ

クリスマスで全く人がいませんでした。

突き当たりに広いヴィットリオエマヌエーレ2世通りがあります。ここの大通りの北側少し行ったところが旧市街。

ヴィットリオ エマヌエーレ2世 通り 散歩・街歩き

公園のようになっている通りを歩いて行きます。

広い通りが終わって1ブロックほどでホテル。荷物を転がしながら15分程度で到着。新市街で道がガタガタしていなかったのであまり苦ではありませんでした。
ナポリでは夜到着だったので駅近のホテルに滞在しましたが、バーリでは鉄道で移動することはわかっていたのですが、4泊するので駅の近くは避け治安が良いことと旧市街の観光に便利な場所を選びました。
ホテルは旧市街と新市街の境目に近く、旧市街にも直ぐ行けて周りにレストランなども多くて良かったです。ただし、クリスマスはどこも開いてませんでした。
ホテルに到着後、ナポリで購入しておいたパンなどを夕食として疲れて寝てしまいました。

Palace Hotel ホテル