2019/09/28 - 2019/10/08
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ダイスケitさん
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この旅行記のスケジュール
2019/10/03
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地下鉄シテ駅到着(14時半)
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サント・シャペル寺院見物(14時半~15時45分)。
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アパートに戻り、休憩・昼寝(16時~17時半)。
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徒歩でルーヴル美術館へ(17時半~18時)。
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ルーヴル美術館鑑賞(18時~20時半)
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徒歩でアパート帰着(21時前)。
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この旅行記スケジュールを元に
第8回目は、パリ4日目午後のサント・シャペル寺院見物と夕方からのルーヴル美術館鑑賞の模様となる。
この日は、午前中にパリから列車で1時間のシャルトル大聖堂を訪れ、パリの市内に戻ってきたのは14時過ぎとなっていた。あとの予定としては18時にルーヴル美術館を予約していたので、それまでの時間にサント・シャペル寺院を見物することになった。場所的には、シテ島のサント・シャペル寺院から西へ徒歩15分のところにアパートがあり、そこから更に西に15分でルーヴル美術館に到着するので、美術館に出掛ける前にアパートに戻って1時間程休憩をするのに、距離的にも時間的にも好都合なのだ。本当は、すぐ近くのノートルダム大聖堂が焼けていなければ、多少無理をしてでも訪れたかったのだが、残念だった。
サント・シャペル寺院は42年前に、ルーヴル美術館は42年前と17年前に訪れていたのだが、記憶が薄れていることや現在のデジタルカメラで改めて撮影したいために、再訪となった。ただ、再訪であるが故に新鮮な感動や興奮はなく、旅日記のこのページの評価は4.5と落とさざるを得なかった。別にトラブルや不満があった訳ではない(笑)。
旅行の経緯としては、今年春頃に、ANAが来年の東京オリンピックを記念して、これまでにオリンピックが開催されANAが就航している都市の写真を募集してカレンダーを製作するという企画を打ち出した。その都市は、ロンドン・パリ・ミュンヘン・シドニー・ロサンゼルス・メキシコシティ・バンクーバー・北京・東京・札幌・長野に加えて特別に富士山という12個所が対象だった。これに応募していたところ入選となり、その賞品がANA国際線ビジネスクラスのペアチケットというものだった。7月末頃にその知らせが届き、早速時期も都合も良い10月頃に最もお得感のあるヨーロッパ旅行の計画を立てようとしてANAと相談した結果、必ずしも希望通りの便が取れた訳ではなかったが、11日間でウィーンとパリを訪れることになり、下記の旅程となった。ちなみに、採用された写真は、ANAの「Welcome Aboard」という2020年の壁掛けカレンダーに載ることになっている。
1日目:成田~デュッセルドルフ~ウィーン移動、ウィーン泊
2日目:ウィーン観光(シュテファン大聖堂・王宮・ベルヴェデーレ宮殿・オペラ座等)、ウィーン泊
3日目:★ヴァッハウ渓谷日帰りツアー、ウィーン泊
4日目:ウィーン観光(シェーンブルン宮殿・美術史美術館)、ウィーン~パリ移動、パリ泊
5日目:ヴェルサイユ観光、セーヌ川クルーズ、友人と会食、パリ泊
⇒【実際には】ヴェルサイユ観光、友人と会食、パリ泊
6日目:シャルトル半日観光、★エッフェル塔、パリ泊
⇒【実際には】オルセー美術館、オランジェリー美術館、★エッフェル塔、パリ泊
7日目:フォンテンブロー半日観光、パリ観光(サントシャペル寺院・★ルーヴル美術館)、パリ泊
⇒【実際には】シャルトル半日観光、サント・シャペル寺院見物、ルーヴル美術館見物、パリ泊
8日目:パリ観光(オルセー美術館・オランジェリー美術館・サンジェルマン界隈散策)、パリ泊
9日目:★シャンパーニュ・ランス日帰りツアー、パリ泊
10日目:パリ観光(モンマルトル散策・オペラ座)、パリ~ブリュッセル~成田移動、機内泊
11日目:帰国
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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地下鉄のシテ駅に着いたのは、14時半頃。地上に出ると、すぐ近くのパリ警視庁の前に厳重な警戒線が貼られていた。前日の庁内殺人事件の捜査や鑑識のためだろう。
警視庁の反対側にはコンシェルジュリーがあり、その左隣の塔が聳えている建物がサント・シャペル寺院だ。 -
コンシェルジュリーは、14世紀に建てられた王室管理府だが、18世紀のフランス革命の舞台となり、マリー・アントワネットも収容されたところでもある。ただ、この日は訪れることにはなっていない。
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隣のサント・シャペル寺院には数十人の行列が出来ていたが、最後尾に並ぶ。
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ここもパリ・ミュージアム・パスの使用が可能であり、10分程並んで入場出来た。行列はどこでもそうだが、セキュリティ・チェックのために時間を要しているのだ。
寺院の前の庭は狭く、真下から見上げる角度でしか建物全体を撮影出来なかった。 -
サント・シャペル寺院は、パリ最古のステンドグラスで知られる教会で、13世紀に完成している。下の階は、王家の使用人のためのもので、壁が厚く、窓も小さく、低いリブ・ヴォールトを列柱が支える堅固な造りとなっている。
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派手な壁や柱や天井の彩色は19世紀に施されたものであるが、ステンドグラスはここも鮮やかだ。
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奥に立っている像。
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左右の壁には小さなバラ窓が付いている。
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そのバラ窓のアップ。
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反対側のバラ窓。
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階上の礼拝堂に上がる。小学校の体育館を一回り小さくした程度のそれほど大きくない暗い空間に、大勢の人が立ったまま周囲を眺めている。
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2階の礼拝堂は壁を最小限に切り詰め、いわば鳥籠のような構造にして、燦然と輝くステンドグラスで埋め尽くしたゴシック様式の極致ともいえるものになっている。
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中央の祭壇の後ろのステンドグラス。
ひとつひとつの絵が聖書物語になっているのはどこの教会でも一緒だが、1,000以上もある絵を読み解くことは出来ない。 -
横の壁面のステンドグラス。
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色彩を再現するために、カメラの設定を調整しながら撮影。
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横位置でも撮影。
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前のステンドグラスをクローズアップ。後で詳細に眺めても、全く読み解けない。
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天井を見上げながら撮影。本当に鳥籠の骨以外は、ステンドグラスのみという感じだ。
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礼拝堂ファサード入口にあるバラ窓。これも鮮やかな色彩をしており、小さくすると色とりどりの宝石を散りばめたペンダントのようだ。
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入口上のフレスコ画とバラ窓と縦長のステンドグラス。階下から上がって来たのが祭壇近くだったので、入口は最後に行ったことになる。
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この部分は、ひときわ鮮やかな色彩だ。
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バラ窓の下の、フレスコ画。
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礼拝堂からテラスのようなとところに出て、礼拝堂を振り返ってみる。
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礼拝堂ファサード。この扉の上方に、バラ窓があることになる。
1時間弱の見物であったが、15時40分頃に退出となった。 -
隣のコンシェルジュリー前では、見物のグループが記念撮影を行っていた。
この後、シテ島からセーヌ川左岸に出て、徒歩で川沿いに10分ほど歩いてアパートに戻り、18時予約のルーヴル美術館への出発まで、1時間半ほどの休憩(昼寝)を取ることに。歳を取ると、この観光途中の休憩が有難い(笑)。 -
ルーヴル美術館に向けて、17時半にアパートを出た。散策を兼ねて、ぶらぶらとセーヌ河岸を歩く。
ルーヴル美術館は、水曜と金曜は21時45分までオープンしているので、比較的混雑の少ない夜間鑑賞を日本で予約していた(当日は金曜日)。最近は、余りにも混雑が酷いので、パリ・ミュージアム・パスを事前に購入して、入場時刻を予約するシステムが出来ている。もちろん、予約なしでも長時間並ぶ覚悟なら入れるようだが。 -
セーヌ川沿いの歩道に出ている土産物屋。半分常設のような露店がところどころにあって、見ながら歩くのも楽しい。
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ポン・デザール(芸術橋)を通って、対岸に渡ることに。ここは、前日にオルセー美術館に向かう時にも、通ったところだ。
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橋の上から、セーヌ川クルーズ船を眺める。向こうに見えるのは、ポン・ヌフとシテ島の最西端。
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ルーヴル美術館の中庭に入ってきた。中央にガラスのピラミッドがあり、両側の建物が美術館になっている。
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中庭をパノラマ風に撮ったもの。
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美術館への入口は、ピラミッドの下の地下にある。入場しようとしてよく見ると、大勢の人が並んでいる入口と、それほどでもない入口がある。傍にいた係員に訊いてみると、混んでいるのは「モナリザ」を見物したい人の入口、空いているのは「モナリザ」を見ない人の入口とのこと。過去2回ともモナリザは見ているので、今回はパスすることにして、空いている入口へ。
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それにしてもモナリザの人気は凄い! 初めてルーヴルを訪れる人は、やはりモナリザを見ずに帰る訳にはいかないのだろう。
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案内に従って、展示ゾーンへ。
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まずは、古代ギリシャの彫刻が並ぶゾーンへ。館内地図は貰っていたが、残念ながら地図を見ながら計画的に鑑賞とはいかなかった。従い、これが何階か、或いは何翼かも不明のまま、適当に見て来たことになる(笑)。
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古代ギリシャまたはローマ時代の彫刻。
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「眠れるエルマフロディット(男女両性者)」。艶めかしい姿態で眠っているが、反対側に回って見てみると・・・。
付いている! -
半人半獣のケンタウロス像。
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「ミロのヴィーナス」。
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それほど多くの人が集まっている訳ではない。
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確か、高校生の時に日本にやってきて、京都市美術館まで見に行った憶えがある。その後、ここルーヴルで2回観たので、計3回の鑑賞となる。4度目となると、最初に見た時ほどの感激がないのは、残念だ(笑)。
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アフロディーテとエロスの像。
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美術館の窓から中庭を眺める。18時40分だが、まだ暗くなっていない。
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「サモトラケのニケ」を最初に見たのは42年前。次は17年前、その時初めてナイキのロゴマークがこの翼をデザインしたものと知って、驚いたことを憶えている。
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「サモトラケのニケ」。
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「サモトラケのニケ」。
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ルーヴル美術館は元々宮殿だったので、建物や内部の装飾も豪華に仕上げられている。
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天井画。
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明かり取りも十分だ。
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イタリア絵画ゾーンに来て、レオナルド・ダ・ヴィンチの「聖アンナと聖母子」。
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レオナルド・ダ・ヴィンチの「聖アンナと聖母子」。
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同じくレオナルド・ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」。この作品はふたつあり、もうひとはロンドンのナショナル・ギャラリーにあって、3年前に鑑賞したことを憶えている。
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イタリア絵画のゾーン。
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これもラファエロの絵だと思っていたが、タイトルは不明。最も有名な「美しき女庭師(聖母子と幼児聖ヨハネ)」は撮っていない(泣)。
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フランス絵画ゾーンに移動。
ドラクロアの「サルダナパールの死」。素晴らしい・・・
金髪だ! -
ドラクロアの「民衆を導く自由の女神」。
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ジェリコーの「メデューズ号の筏」。
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ナポレオンの戦闘場面の絵もある。
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フランス絵画ゾーンの作品と天井画。
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ダヴィッドの「ナポレオン1世の戴冠式」。前々日にヴェルサイユ宮殿で、もう1枚の絵を観たばかりだ。
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ガイドが熱心に解説している。
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アングルの「オダリスク」。
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廊下の窓から、ピラミッドと中庭を見る。19時45分になっており、やっと暮れなずんで来た。パリの夕暮れは遅いのだ。
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20時過ぎになって、退出することに。地下からエスカレーターで地上階へ。ピラミッドから外の美術館の建物が見えている。
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すっかり暗くなっており、ピラミッドもライトアップされている。
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美術館の前にあるカルーゼル凱旋門もライトアップされている。
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中庭のルイ14世騎馬像。
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暫くの間、中庭でライトアップされた美術館とピラミッドを撮影することになった。
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噴水も小さく出ている。
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結婚記念撮影のカップル。
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小ピラミッドも添えて撮影。
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20時半頃になっており、往路と同じくポン・デザール(芸術橋)を渡って、歩いて帰ることに。橋の上からは、遠くにエッフェル塔が見え、更にはサーチライトも回っていた。
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この帰り道は、時間も遅く暗くなっているため、ポン・ヌフ近くのアパートまで15分程歩いて帰って問題ないだろうかと、出発前に4トラベルの質問箱に問い合わせたのだ。ほとんどの方からは、「問題ないだろう」との回答だったので、気を強くして歩くことにしたという経緯があった(皆さん、親切にもご回答ありがとうございました)。
結果は全くの杞憂で、人通りも多く不安を感じることはなかった。 -
橋の上から見る、シテ島とポン・ヌフ。
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ポン・デザールの正面には、フランス学士院の建物がライトアップされていた。
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まだ土産物屋も開いている。
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21時前にポン・ヌフまで戻ってきた。ルーヴル美術館の閉館時刻の21時45分よりもかなり早く帰ってきたことになるが、3度目のルーヴル美術館だし、混雑もしていなくて目指す彫刻や絵画も一応見ることが出来たので、不足はない。
翌日は、朝少しゆっくりしてオペラ座見物からスタートしよう!
(続く)
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