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2019年10月20日(日)午後5時半前。パナマシティ(Ciudad de Panama)のカスコビエホ(Casco Viejo)に無事到着。パナマビエホ(Panama Viejo)から10㎞足らず、Uberで約20分、5.62バルボア(US$)、620円ほどだった。カスコビエホは、1671年にイギリスのヘンリー・モーガン(Henry Morgan)一味によってパナマビエホ(Panama Viejo)が襲撃され、壊滅させられた後、2年後に新たに造られた町でパナマシティのサンフェリペ(San Felipe)地区にある。スペイン語で旧市街を意味し、同じ意味のカスコアンティグオ(Casco Antiguo)とも呼ばれる。パナマ湾(Golfo de Panama)に突き出した小さな半島で、三方をサンゴ礁に囲まれており、残る1方向には城壁が築かれ強固な防御力を持っていた。<br /><br />18世紀に大きな火災が3回発生し、現在残るのは主に19世紀後半から20世紀前半のものだが、カラフルな色合の建物が多く、スペイン植民地時代のコロニアル調の街並みを今も残しており、撮影スポットとしても観光客に人気。1997年にパナマ歴史地区(Historic District of Panama)として世界文化遺産に登録された。ただし、半島は沖合200mをシンタコステラ(Cinta Costera=湾岸環状道路の意味)と呼ばれる2014年に完成した高架高速道路で取り囲まれており、環境への影響が心配されている。<br /><br />雨も上がり、カスコビエホの一番奥、半島の南東の端にあるフランス広場(Plaza de Francia)から散策開始。ここは18世紀に町の防衛拠点として拓かれたところでラスボヴェダス(Las Bovedas=地下貯蔵庫とか地下牢の意味)と呼ばれ、実際に防波堤の地下は牢獄あるいは兵舎として使われていた。1920年にパナマ運河の建築に対するフランスの貢献を記念して造られた広場で、中心に先端にフランスの象徴である雄鶏の像がある高さ18mのオベリスクがある。オベリスクの前には、運河建設に功績のあったレセップ(Ferdinand de Lesseps)らの胸像が並び、奥には半円形のギャラリーがあり、パナマ運河の歴史が刻まれている。その他広場にはフランス大使館(Embajada de Francia)も隣接しており、その前にはパナマの第5代大統領、パブロ・アローセナ(Pablo Arosemena)の胸像などもある。<br /><br />オベリスクの右手の階段を上がると、広場の南から東に掛けて1903年のパナマ独立に貢献した軍司令官の名を持つエステバン・ウエルタス遊歩道(Paseo Esteban Huertas)が続く。周りはぐるっとシンタコステラに囲まれており、北側はその向こうに新市街の高層ビル群が立ち並んでいる。遊歩道の北側にある冠のような屋根を持つ立派な建物はアニタ・ビジャラス劇場(Teatro Anita Villalaz)。1931年に最高司法裁判所として建てられたもので、1966年から劇場として使われている。その名前はコロンビア生まれのパナマの名女優から付けられた。<br /><br />遊歩道をぐるっと回って、南に突き出した小さな半島部の付け根に戻って来たところで、土産物屋が何軒かあったので、覘いてみると気に入ったパナマTシャツがあったので、10バルボア(US$)で1枚購入。こう云うのはいつでも買えると思ってると結構なくなるんだよなあ。<br /><br />そこからメインの半島の一番南のA通り(Av. A)を東に進むと2ブロックほどで右手にあるのがサントドミンゴ教会跡(El Arco Chato)。1678年に建てられたが、1756年に火事で焼け、以後再建されなかったのだが、正面ファザードは焼け残った。以後そのままの姿が残されていたが、2003年に倒れた。現在は再建されている。その4ブロック先にはラコンパニャデヘスス教会跡(Iglesia de la Compania de Jesus)。こちらは1741年に学校として建てられ、8年後にパナマ初の大学となった。教会もその後着手されたが、1767年にイエズス会が追放され、完成することなく1781年に火事に遭い、さらに1882年の地震で被害を受けたもの。どちらも今まで残ってるのがある意味、不思議。<br /><br />そのすぐ先、今度は左手にあるのがサンホセ教会(Iglesia San Jose)。モーガン一味によって襲撃されたパナマビエホの建物などは徹底的に破壊され、金銀財宝などは持ち去られてしまったが、この教会の黄金の祭壇は、漆喰で塗られ隠されていたために、略奪されることなく残され、ここに移設された。パナマシティ観光の必見スポット。はい、見た。<br /><br />A通りをさらに進む。まだ6時で日没前(日没は18:04)なのだが、天気が悪かったので薄暗くなってきているが、道沿いの建物の感じがとてもいい。サンホセ教会の先、右手はトマス・エレラ広場(Plaza Tomas Herrera)。中央に立つのは19世紀半ばに現在のコロンビアとパナマと周辺国の一部地域から成っていたヌエバ・グラナダ共和国(Republica de la Nueva Granada)の大統領を務めたトマス・エレラ。ここは1781年の火災までは住宅が建っていたが、火災後は闘牛場として使われていた。1928年に闘牛が禁止され、現在の広場となった。北側に建つ白い建物はホテル(American Trade Hotel)だが、2013年に20世紀初頭に建っていたパナマ初の超高層ビル(La Reformada)を復元している。当時の建物はエレベータがある斬新な造りだった。<br /><br />その東にはかつての町の防御壁跡(Baluarte Mano de Tigre)。17世紀に造られた町の西側を守る壁の一部で、1856年に取り壊されたものの残存部。手前に建物の土台のみ残るが、ここには1890年にボヤカ(La Boyaca)と呼ばれる船の形をした木造住宅が別の防御壁を利用して建てられていた。手頃な価格の住宅プロジェクトとして造られたもので、当時実質的な支配国だったコロンビアの砲艦の名前が付けられていた。2005年に復元されたのだが、2018年に火事で焼けてしまった。火事のことを知らなかったので、探したけどなかった訳だ。<br />https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3460831870653479&amp;type=1&amp;l=223fe1adec<br /><br /><br />独立広場付近に続く

パナマ パナマシティ カスコビエホ(Casco Viejo, Ciudad de Panama, Panama)

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2019/10/20 - 2019/10/20

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ちふゆ

ちふゆさん

2019年10月20日(日)午後5時半前。パナマシティ(Ciudad de Panama)のカスコビエホ(Casco Viejo)に無事到着。パナマビエホ(Panama Viejo)から10㎞足らず、Uberで約20分、5.62バルボア(US$)、620円ほどだった。カスコビエホは、1671年にイギリスのヘンリー・モーガン(Henry Morgan)一味によってパナマビエホ(Panama Viejo)が襲撃され、壊滅させられた後、2年後に新たに造られた町でパナマシティのサンフェリペ(San Felipe)地区にある。スペイン語で旧市街を意味し、同じ意味のカスコアンティグオ(Casco Antiguo)とも呼ばれる。パナマ湾(Golfo de Panama)に突き出した小さな半島で、三方をサンゴ礁に囲まれており、残る1方向には城壁が築かれ強固な防御力を持っていた。

18世紀に大きな火災が3回発生し、現在残るのは主に19世紀後半から20世紀前半のものだが、カラフルな色合の建物が多く、スペイン植民地時代のコロニアル調の街並みを今も残しており、撮影スポットとしても観光客に人気。1997年にパナマ歴史地区(Historic District of Panama)として世界文化遺産に登録された。ただし、半島は沖合200mをシンタコステラ(Cinta Costera=湾岸環状道路の意味)と呼ばれる2014年に完成した高架高速道路で取り囲まれており、環境への影響が心配されている。

雨も上がり、カスコビエホの一番奥、半島の南東の端にあるフランス広場(Plaza de Francia)から散策開始。ここは18世紀に町の防衛拠点として拓かれたところでラスボヴェダス(Las Bovedas=地下貯蔵庫とか地下牢の意味)と呼ばれ、実際に防波堤の地下は牢獄あるいは兵舎として使われていた。1920年にパナマ運河の建築に対するフランスの貢献を記念して造られた広場で、中心に先端にフランスの象徴である雄鶏の像がある高さ18mのオベリスクがある。オベリスクの前には、運河建設に功績のあったレセップ(Ferdinand de Lesseps)らの胸像が並び、奥には半円形のギャラリーがあり、パナマ運河の歴史が刻まれている。その他広場にはフランス大使館(Embajada de Francia)も隣接しており、その前にはパナマの第5代大統領、パブロ・アローセナ(Pablo Arosemena)の胸像などもある。

オベリスクの右手の階段を上がると、広場の南から東に掛けて1903年のパナマ独立に貢献した軍司令官の名を持つエステバン・ウエルタス遊歩道(Paseo Esteban Huertas)が続く。周りはぐるっとシンタコステラに囲まれており、北側はその向こうに新市街の高層ビル群が立ち並んでいる。遊歩道の北側にある冠のような屋根を持つ立派な建物はアニタ・ビジャラス劇場(Teatro Anita Villalaz)。1931年に最高司法裁判所として建てられたもので、1966年から劇場として使われている。その名前はコロンビア生まれのパナマの名女優から付けられた。

遊歩道をぐるっと回って、南に突き出した小さな半島部の付け根に戻って来たところで、土産物屋が何軒かあったので、覘いてみると気に入ったパナマTシャツがあったので、10バルボア(US$)で1枚購入。こう云うのはいつでも買えると思ってると結構なくなるんだよなあ。

そこからメインの半島の一番南のA通り(Av. A)を東に進むと2ブロックほどで右手にあるのがサントドミンゴ教会跡(El Arco Chato)。1678年に建てられたが、1756年に火事で焼け、以後再建されなかったのだが、正面ファザードは焼け残った。以後そのままの姿が残されていたが、2003年に倒れた。現在は再建されている。その4ブロック先にはラコンパニャデヘスス教会跡(Iglesia de la Compania de Jesus)。こちらは1741年に学校として建てられ、8年後にパナマ初の大学となった。教会もその後着手されたが、1767年にイエズス会が追放され、完成することなく1781年に火事に遭い、さらに1882年の地震で被害を受けたもの。どちらも今まで残ってるのがある意味、不思議。

そのすぐ先、今度は左手にあるのがサンホセ教会(Iglesia San Jose)。モーガン一味によって襲撃されたパナマビエホの建物などは徹底的に破壊され、金銀財宝などは持ち去られてしまったが、この教会の黄金の祭壇は、漆喰で塗られ隠されていたために、略奪されることなく残され、ここに移設された。パナマシティ観光の必見スポット。はい、見た。

A通りをさらに進む。まだ6時で日没前(日没は18:04)なのだが、天気が悪かったので薄暗くなってきているが、道沿いの建物の感じがとてもいい。サンホセ教会の先、右手はトマス・エレラ広場(Plaza Tomas Herrera)。中央に立つのは19世紀半ばに現在のコロンビアとパナマと周辺国の一部地域から成っていたヌエバ・グラナダ共和国(Republica de la Nueva Granada)の大統領を務めたトマス・エレラ。ここは1781年の火災までは住宅が建っていたが、火災後は闘牛場として使われていた。1928年に闘牛が禁止され、現在の広場となった。北側に建つ白い建物はホテル(American Trade Hotel)だが、2013年に20世紀初頭に建っていたパナマ初の超高層ビル(La Reformada)を復元している。当時の建物はエレベータがある斬新な造りだった。

その東にはかつての町の防御壁跡(Baluarte Mano de Tigre)。17世紀に造られた町の西側を守る壁の一部で、1856年に取り壊されたものの残存部。手前に建物の土台のみ残るが、ここには1890年にボヤカ(La Boyaca)と呼ばれる船の形をした木造住宅が別の防御壁を利用して建てられていた。手頃な価格の住宅プロジェクトとして造られたもので、当時実質的な支配国だったコロンビアの砲艦の名前が付けられていた。2005年に復元されたのだが、2018年に火事で焼けてしまった。火事のことを知らなかったので、探したけどなかった訳だ。
https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3460831870653479&type=1&l=223fe1adec


独立広場付近に続く

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