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2019年10月20日(日)、午後3時半過ぎ。パナマシティ(Ciudad de Panama)のホテルのチェックインを終えて、観光開始。まずはパナマビエホ(Panama Viejo)に向かうが、出る前にパナマビエホを見た後の移動のためにUberを予約する。多分、パナマビエホには無料Wifiのアクセスポイントはないだろうし、客待ちのタクシーもいなさそうだし、バスは移動に時間掛かるし、バス・地下鉄用のICカードでないと乗れないし、多分売ってるところはなさそうだし、ホテルを出るとネットに接続できなくなるので確認できないし、不安だけど思い切ってパナマビエホの営業終了時間の5時過ぎのピックアップを予約する。<br /><br />まずはパナマビエホへ行くのに呼んだUber、近くまで来てたのに突然キャンセルとなり、改めてもう1回呼ぶ。こんなことが5時過ぎに予約したので起きたらどうしようもないなと思いながら、2回目はちゃんと来てくれて移動開始。パナマビエホは市の東郊外にある遺跡。スペイン語で古いパナマと云う意味。1519年に造られた町で、1671年にイギリスの海賊ヘンリー・モーガン(Henry Morgan)に破壊され、廃墟となった。パナマの総督が、逃げ失せるために自ら町に火を放ったという説もある。<br /><br />海岸線に建物がひしめき合うように立地しており、ほとんど防御施設を持たなかったために、4週間以上に渡って町全体が火に包まれたとの記録が残っている。多くの石材が新しい町の建設のために持ち出され、パナマ建国までのおよそ300年間、省みられる事も無くスペイン人がやってくる前の状態に戻っていた。現在は教会や住居の遺構の一部が残るのみ。1976年に歴史的建造物群として宣言され、2003年に「パナマビエホとパナマ歴史地区(Archaeological Site of Panama Viejo and the Historic District of Panama)」として世界文化遺産に追加された。<br /><br />まずは遺跡公園に入ってない北地区まで移動する。ホテルから7㎞余り、15分足らずで4時前に到着。4.07バルボアで、450円ほど。遺跡公園になってない部分なので、運転手の兄ちゃん、本当にここでいいのかって感じだった。私も自信はないが、1時間あるのでまあなんとかなるだろう。最初に行ったのは、パナマビエホ全体でも一番北端に位置する全長35mほどの橋。1619年に従前の木造橋からアーチ型石造橋に造り変えられたもので、完成は1634年。この橋はパナマビエホとカリブ海側のポルトベロ(Portobelo)とを結ぶ王の道(Camino Real)の入口で、この道を通じて、南米インカの財宝がポルトベロに運ばれ、そこからスペインに船で送られた。渡ってる人が2人いたが、かつてはたくさんのロバが荷物を積んで渡っていったのだろう。<br /><br />その少し南にはサンホセ修道院(Convento de San Jose)。17世紀の最盛期の地図に記されていないことから建設そのものが遅かったものと思われる。東西、南北ともに20mの教会の遺構のみ残る。アーチ型天井も残っていたが、1998年までにすべて崩落して、今は壁のみで、見事に廃墟となっている。また、この東には修道院の建物もあったが、1980年頃に遊び場を建設するために平らにされたそうだ。もったいないことだ。<br /><br />北地区の2つの遺跡を見て、これから遺跡公園の中へ向かうのだが、結構大変だった。事前にいろいろチェックしたのだが、この北地区の近くに公園への入口がありそうでなさそうで、分からなかった。サンホセ修道院の南に入口は存在するのだが、どう見ても観光客は入れそうにない関係者専用にしか見えない。こりゃダメだなと思いながら、セキュリティに聞いてみるが、やはり公園への入口はパナマビエホの西の端にしかないとのこと。覚悟していたことではあるが、これが結構遠い。雨は止むどころかだんだんと強くなってるし、歩道はしばらくないし、参った。<br /><br />雨の中を歩くこと約10分。ようやくチケット売場に到着(下の写真)。入場料は15バルボア(US$)。園内バスが来ると云うのでしばらく待つ。知らなかったのだが、助かった。結構遠かったし、雨もかなり降ってるので歩きたくなかった。<br /><br />10分ほど待って、4時半頃バスが来て移動開始。左手にメルセー修道院(Convento de La Merced)跡、サンフランシスコ会修道院(Convento de San Francisco)跡が続く。それぞれメルセー会(La Merced)とフランシスコ会(Orden Franciscana)の男子修道院だったもの。メルセー修道院は南北50m、東西20mあった礼拝堂のわずかな壁面と基礎部分のみが残っているだけ。北側に祭壇を有し、南の海に向かって建っていたことが分かっているが、北側は建国50周年記念道路によって分断されている。最近の研究では1671年にモーガン一味が町を襲撃した際に拠点としたところとされている。サンフランシスコ会修道院は、もう少し建物の跡が残っている。南北に90mあったことが当時の地図で分かっているが、ここも北側は道路になっている。内部には2ヶ所の中庭があって、高い壁から2階建てだったものと推測されている。共にバスの中から眺めただけ。<br />https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3457264597676873&amp;type=1&amp;l=223fe1adec<br /><br />5分ほどでこの遺跡の一番のポイント、大聖堂(Catedral)前に到着。まずは鐘楼(Torre)に上がる。高さ33mで、元々吹き抜けだったところに階段を設置して、2006年から展望台として登れるようになっている。天気は良くないが、360度の光景はなかなかいい。東には高層ビルが並び、北側は建物の遺跡が続く。西は来た方向で、こちらも先には高層ビルが並び、すぐ下の中央広場の向こうには乗ってきた園内バスが止まっている。南側は森でその先は海で、空港から来る時に通った高速道が見える。この鐘楼は南北55m、東西最大35mの規模の大聖堂の南西部に建っており、鐘楼を降りて大聖堂部分に進む。鐘楼のある南側が祭壇部分で、左右に付属礼拝堂を伴い、ラテン十字(Cruz latina)を模すバシリカ(Basilica)の様相を呈している。町の設立当初には小規模な木造建物だったが、1619年に現存の石組み建物が建設された。屋根はなくなり、壁も一部が残るだけだが、かなりの規模だったことが容易に想像できる。<br />https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3457250567678276&amp;type=1&amp;l=223fe1adec<br /><br /><br />後半へ続く

パナマ パナマシティ パナマビエホ(Panama Viejo, Ciudad de Panama, Panama)

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2019/10/20 - 2019/10/20

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旅行記グループ パナマ

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ちふゆ

ちふゆさん

2019年10月20日(日)、午後3時半過ぎ。パナマシティ(Ciudad de Panama)のホテルのチェックインを終えて、観光開始。まずはパナマビエホ(Panama Viejo)に向かうが、出る前にパナマビエホを見た後の移動のためにUberを予約する。多分、パナマビエホには無料Wifiのアクセスポイントはないだろうし、客待ちのタクシーもいなさそうだし、バスは移動に時間掛かるし、バス・地下鉄用のICカードでないと乗れないし、多分売ってるところはなさそうだし、ホテルを出るとネットに接続できなくなるので確認できないし、不安だけど思い切ってパナマビエホの営業終了時間の5時過ぎのピックアップを予約する。

まずはパナマビエホへ行くのに呼んだUber、近くまで来てたのに突然キャンセルとなり、改めてもう1回呼ぶ。こんなことが5時過ぎに予約したので起きたらどうしようもないなと思いながら、2回目はちゃんと来てくれて移動開始。パナマビエホは市の東郊外にある遺跡。スペイン語で古いパナマと云う意味。1519年に造られた町で、1671年にイギリスの海賊ヘンリー・モーガン(Henry Morgan)に破壊され、廃墟となった。パナマの総督が、逃げ失せるために自ら町に火を放ったという説もある。

海岸線に建物がひしめき合うように立地しており、ほとんど防御施設を持たなかったために、4週間以上に渡って町全体が火に包まれたとの記録が残っている。多くの石材が新しい町の建設のために持ち出され、パナマ建国までのおよそ300年間、省みられる事も無くスペイン人がやってくる前の状態に戻っていた。現在は教会や住居の遺構の一部が残るのみ。1976年に歴史的建造物群として宣言され、2003年に「パナマビエホとパナマ歴史地区(Archaeological Site of Panama Viejo and the Historic District of Panama)」として世界文化遺産に追加された。

まずは遺跡公園に入ってない北地区まで移動する。ホテルから7㎞余り、15分足らずで4時前に到着。4.07バルボアで、450円ほど。遺跡公園になってない部分なので、運転手の兄ちゃん、本当にここでいいのかって感じだった。私も自信はないが、1時間あるのでまあなんとかなるだろう。最初に行ったのは、パナマビエホ全体でも一番北端に位置する全長35mほどの橋。1619年に従前の木造橋からアーチ型石造橋に造り変えられたもので、完成は1634年。この橋はパナマビエホとカリブ海側のポルトベロ(Portobelo)とを結ぶ王の道(Camino Real)の入口で、この道を通じて、南米インカの財宝がポルトベロに運ばれ、そこからスペインに船で送られた。渡ってる人が2人いたが、かつてはたくさんのロバが荷物を積んで渡っていったのだろう。

その少し南にはサンホセ修道院(Convento de San Jose)。17世紀の最盛期の地図に記されていないことから建設そのものが遅かったものと思われる。東西、南北ともに20mの教会の遺構のみ残る。アーチ型天井も残っていたが、1998年までにすべて崩落して、今は壁のみで、見事に廃墟となっている。また、この東には修道院の建物もあったが、1980年頃に遊び場を建設するために平らにされたそうだ。もったいないことだ。

北地区の2つの遺跡を見て、これから遺跡公園の中へ向かうのだが、結構大変だった。事前にいろいろチェックしたのだが、この北地区の近くに公園への入口がありそうでなさそうで、分からなかった。サンホセ修道院の南に入口は存在するのだが、どう見ても観光客は入れそうにない関係者専用にしか見えない。こりゃダメだなと思いながら、セキュリティに聞いてみるが、やはり公園への入口はパナマビエホの西の端にしかないとのこと。覚悟していたことではあるが、これが結構遠い。雨は止むどころかだんだんと強くなってるし、歩道はしばらくないし、参った。

雨の中を歩くこと約10分。ようやくチケット売場に到着(下の写真)。入場料は15バルボア(US$)。園内バスが来ると云うのでしばらく待つ。知らなかったのだが、助かった。結構遠かったし、雨もかなり降ってるので歩きたくなかった。

10分ほど待って、4時半頃バスが来て移動開始。左手にメルセー修道院(Convento de La Merced)跡、サンフランシスコ会修道院(Convento de San Francisco)跡が続く。それぞれメルセー会(La Merced)とフランシスコ会(Orden Franciscana)の男子修道院だったもの。メルセー修道院は南北50m、東西20mあった礼拝堂のわずかな壁面と基礎部分のみが残っているだけ。北側に祭壇を有し、南の海に向かって建っていたことが分かっているが、北側は建国50周年記念道路によって分断されている。最近の研究では1671年にモーガン一味が町を襲撃した際に拠点としたところとされている。サンフランシスコ会修道院は、もう少し建物の跡が残っている。南北に90mあったことが当時の地図で分かっているが、ここも北側は道路になっている。内部には2ヶ所の中庭があって、高い壁から2階建てだったものと推測されている。共にバスの中から眺めただけ。
https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3457264597676873&type=1&l=223fe1adec

5分ほどでこの遺跡の一番のポイント、大聖堂(Catedral)前に到着。まずは鐘楼(Torre)に上がる。高さ33mで、元々吹き抜けだったところに階段を設置して、2006年から展望台として登れるようになっている。天気は良くないが、360度の光景はなかなかいい。東には高層ビルが並び、北側は建物の遺跡が続く。西は来た方向で、こちらも先には高層ビルが並び、すぐ下の中央広場の向こうには乗ってきた園内バスが止まっている。南側は森でその先は海で、空港から来る時に通った高速道が見える。この鐘楼は南北55m、東西最大35mの規模の大聖堂の南西部に建っており、鐘楼を降りて大聖堂部分に進む。鐘楼のある南側が祭壇部分で、左右に付属礼拝堂を伴い、ラテン十字(Cruz latina)を模すバシリカ(Basilica)の様相を呈している。町の設立当初には小規模な木造建物だったが、1619年に現存の石組み建物が建設された。屋根はなくなり、壁も一部が残るだけだが、かなりの規模だったことが容易に想像できる。
https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3457250567678276&type=1&l=223fe1adec


後半へ続く

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