2019/10/10 - 2019/10/19
159位(同エリア544件中)
TAKさん
定年を控え卒業旅行と称し、ヨーロッパ一人旅に出ました。
初めてのヨーロッパなので、いろいろと欲が出てきます。
1世界遺産のレーティッシュ鉄道ベルニナ線アルブラ線に乗りたい
2マッターホルンとアイガーを見たい
3ロマンチック街道の都市を回りたい
4ノイシュバンシュタイン城やビース教会へ行きたい
ベタながらも上記の願いを果たそうと考えましたが、仕事の都合で出発が10月中旬となると、全てを叶えるツアーは見当たらず。ロマンチック街道バスも、今年から運行日やダイヤが変わり、利用しづらくなりました。
ならば、交通機関も含め全てを自分で手配しようということで、スカイスキャナーやブッキングコムを駆使し、SBB(スイス連邦鉄道)やDB(ドイツ国鉄)のサイトで調べながら(もちろん4トラベルにもお世話になりました)、列車と路線バスを乗り継いで各地を巡る計画を作りました。
その概要は…
10月10日 新千歳発 香港経由
11日 ミラノ・マルペンサ空港 ミラノ中央駅経由
ティラノ駅
レーティッシュ鉄道ベルニナ線乗車
サンモリッツ着
12日 サンモリッツ発
レーティッシュ鉄道アルブラ線(氷河急行)乗車
ツェルマット着
13日 ゴルナーグラード展望台(ツェルマット滞在)
14日 ツェルマット発
ゴッペンシュタイン、カンデルシュテーク経由
グリンデルワルド着
スフィンクス展望台
15日 グリンデルワルド発
スイス&ドイツの鉄道、路線バス7本乗り継ぎ
ローデンブルグ着
16日 ローデンブルグ発
路線バスでディンケルスビュールとネルトリンゲンを経由
ミュンヘン着
17日 ノイシュバンシュタイン城、ビース教会外見学
(ミュンヘン発着現地ツアー)
18日 ミュンヘン発
フランクフルト国際空港から 香港へ
19日 香港経由
新千歳着
スイスとドイツは鉄道の運行が比較的正確なので、上手く乗り継いで回ってきました。
個人旅行を計画されている方、特にテツ分の多い方、参考にしてみてください。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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拡張された新千歳空港国際線ターミナルの出国ゲートです。
奥の方に、従来の出国ゲート(今は閉鎖)が見えます。
旅行サイトを頼りに、どの航空会社を使うか考えましたが、羽田や成田を出発する便は新千歳間の航空運賃がバカになりません。
ならばということで、新千歳からアジアの空港を経由する便を考えました。乗換は羽田・成田を経由する場合と同じ1回ですから。
今回は利用するのはキャセイ航空。チェックインカウンターは、写真左後方。
以前の出発フロアに比べ大分広くなり、カウンターもゆったりしています。新千歳空港 空港
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キャセイ航空581便で香港国際空港へ向かいます。機材はA350-900、シートディスプレイのフライトシミュレータ画面は、リアル感が増しましたが、航空機の姿勢の状況が反映されるまでには至らず、旋回しても地平線は水平のままです。
クラスはもちろんエコノミー。ビル・ゲイツ氏曰く「ファーストクラスに乗っても、到着する時刻は同じさ。」 -
香港国際空港に到着。キャセイ航空233便に乗り換えます。(預けたスーツケースは、ミラノで受け取ります。)外国の空港でトランジットに不安を感じられる方が多いと思いますが、香港国際空港ではターミナルの主要な所に乗継ポイントがあるので、降機後は道なりに進み、このサインを探しましょう。このゲートでセキュリティチェックを受け、エスカレーターで出発フロアーに上がります。(この写真は帰りの時のものです。)
この時、香港市街地ではデモが随所で発生していましたが、空港は円滑に機能していました。香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港
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イタリアとスイスの国境付近を飛行中。アルプスの山々が朝日に映え、遠くに雲海が広がっています。まもなくミラノ・マルペンサ空港に着陸です。
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マルペンサ空港に到着しました。日本人は入国審査ではスマートレーンが使えますが、ゲート付近に目立った表示がなかったので、日本のパスポートを係官に見えるようにして持っていたら、「日本人はこっち。」と誘導してくれました。手続は、パスポートの所持人欄(写真のあるページ)を開いてスキャナに置き、カメラを見つめるだけ。OKが出るとゲートが開きますので、先に進み入国のスタンプを押してもらいます。
預けたスーツケースを受け取り、エスカレーターで下に降りて、列車でミラノ中央駅へ向かいます。
イタリアの鉄道はサイトで事前に購入でき、若干割安なのですが、列車の指定が必要で、飛行機の到着が遅れると、窓口で指定のやり直しとなるので、到着してから切符を購入しました。ミラノ中央駅まで13ユーロ、ミラノ中央駅からティラノ駅まで13ユーロです。
ミラノ中央駅までの切符をバリデーション(ホームの入口で、切符を機械に差し込み、日付等を印字すること)しようとしたのですが、機械が動かず、列車が来てしまったので、「ええい、ままよ。」と乗ってしまったのですが、これが災いのもと。途中で検札がやってきて、向かいに座ったイギリス人のカップルが、バリデーションをしていなかったため罰金(運賃の2倍)を支払うはめになりました。「お前も、同じだ。」と言われましたが、「機械が動かなかったよ。」と主張したところ。「OK!」と切符に手で切り込みを入れ、返してくれました。「ホッ!」バリデーションは忘れないように気をつけなきゃ。ミラノ マルペンサ国際空港 (MXP) 空港
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定刻より少し遅れてミラノ中央駅に到着。ここからティラノ行きの普通列車に乗り換えます。ホームは日によって変わるので、電光掲示板の近くで表示されるのを待ちます。今日は6番ホーム。バリデーションをしようとしましたが、また機械が動きません。「切符を右へスライドさせると良いよ。」と後ろのビジネスマンが教えてくれました。切符を差込口の右縁に当たるように入れると、作動しました。機械が動かないときは、切符を入れ右側に寄せてみましょう。
もちろん、この列車でも発車後程なく検札がありました。ミラノ中央駅 駅
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リゾート地のコモ湖を抜けて、山間部まで来ました。まもなくティラノ駅に到着です。南斜面の山腹には多くのワイナリーがあり、その集落の中心として教会が見えます。アルプスからの水を利用し水力発電をしているようで、導水管も見えます。レーティッシュ鉄道も同様に水力発電を利用しているそうです。
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ほぼ定刻にティラノ駅に到着。隣のレーティッシュ鉄道のティラノ駅に移動し、サンモリッツ行きの普通列車に乗り換えます。接続時間は8分なので、駅舎等を撮る余裕がありません。オープンループ撮影のため列車の最後部に場所を確保します。
レーティシュ鉄道アルブラ線 ベルニナ線と周辺の景観(イタリア) 文化・芸術・歴史
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ティラノ駅を出て少しの間、路面電車のように道路を走ります。普通列車は窓が開くので、撮影には好都合です。
レーティシュ鉄道アルブラ線 ベルニナ線と周辺の景観(イタリア) 文化・芸術・歴史
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お待ちかね、ブルージオのオープンループが見えてきました。ベルニナ線の名所なので、見物人もいます。
ブルージオループ橋 建造物
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いよいよループに入ります。この先左にカーブし、一周してこの橋の上に登っていきます。
ブルージオループ橋 建造物
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ループを一週して、列車はどんどん進んでいきます。
ブルージオループ橋 建造物
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ループを通過し、列車はブルージオ駅に向かいます。
ブルージオループ橋 建造物
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列車はポスキアーボ湖畔を進みます。サンモリッツは、あの山の向こう。
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列車は急な斜面を右へ左へカーブしながら上っていきます。遠くに先ほど通ったポスキアーボ湖が見えます。
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列車は急勾配を登り切り一段落。進行方向左手にピッツベルニナが見えます。このあたりに来ると、ハイキングを終え、サンモリッツ方面へ向かう乗客が乗り始めます。
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列車はビアンコ湖の畔を抜けて、ベルニナ・ディアボレッツァ駅へ向かいます。
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ベルニナ・ディアボレッツア駅で降車します。乗降客の少ない駅は、リクエストストップとなっており、緑のボタンを押して降車することを伝えます。
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ベルニナ・ディアボレッツア駅から2~3分でディアボレッツア展望台へ登るロープウェイ駅に着きます。ロープウェイ駅の改札でスーツケースを預かってもらい、展望台へ向かいます。料金は、往復で36フラン。天気は快晴、氷河を始め山々の姿が眩しい。山頂駅のカフェでエスプレッソを飲みながら一段落。
ディアヴォレッツァ展望台 山・渓谷
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列車に乗る時刻が近くなったので、ロープウェイで下に降ります。ゴンドラからは、隣の駅ベルニナ・ラガルブ駅に停車するベルニナ急行が見えます。
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ベルニナ・ディアボレッツア駅の待合室。列車の運行情報が表示されるなど、改装がなされています。時刻表では、この駅はリクエストストップ駅となっているのですが、停車用のボタンが見当たりません。駅の説明では「ボタンを押すか、ホームに立っていること」となっているので、ホームに立って列車を待ちます。この駅は見通しがよく、乗降客が多いのでボタンは必要ないのかもしれません。
ディアボレッツアのロープウェー その他の交通機関
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乗車したサンモリッツ行きの列車は、なぜかポントレジーナ駅で運転が打ち切りとなり、サンモリッツ駅までは、バスでの代替輸送となりました。サンモリッツ駅に着いて、ホテルに電話で迎えに来てもらいます。本日の宿は、ハウザー・スイス・クオリティ・ホテル。ドルフと呼ばれる市街地の中心部にあります。
レストラン ハウザー 地元の料理
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部屋はシングル。広さも十分です。
レストラン ハウザー 地元の料理
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バスルームもきれいです。
外がまだ明るかったので、周辺を少し散歩し、地階にあるレストランで夕食を済ませます。明日は氷河急行に乗車します。レストラン ハウザー 地元の料理
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