還暦道産子オヤジの卒業旅行３・４日目　氷河急行に乗ってツェルマットへGo!

2019/10/10 - 2019/10/19

還暦道産子オヤジの卒業旅行
３日目は、サンモリッツから氷河急行でツェルマットへ向かい、ツェルマットに滞在、翌日４日目にはゴルナーグラード展望台等を訪れます。
２日間の行程
１０月１２日　　9:45　サンモリッツ駅
　　　　　　　　　　　　　　氷河急行９０３列車
　　　　　　　 17:10　ツェルマット駅
１０月１３日　　8:00　ツェルマット駅（登山鉄道）
　　　　　　　 8:33　ゴルナーグラード駅
　　　　　　　　　　　　　　ゴルナーグラード展望台
　　　　　　　　　　　　　　リッフェル湖
　　　　　　　 12:15　ツェルマット駅
　　　　　　　　　　　　　　ツェルマット市街散策
　　　　　　　 　

エリア ツェルマット(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

３日目、出発まで時間があるので、ホテルから湖畔におりてみます。７時過ぎの様子ですが、まだ夏時間なのでやっと山に陽が当たり始めるところです。水面には朝靄がかかり幻想的な雰囲気です。

サンモリッツ湖 滝・河川・湖

湖畔から見た老舗ホテルのハドラッツ・パレスホテルです。サンモリッツはこの時期はシーズンオフなので、このホテルや有名ブティックは休業中。人通りも少ない状況です。
ドルフは道が湖畔に平行に作られているので、道路を歩いて中心部から湖畔へ降りるには遠回りしなければなりませんが、このホテルの隣から湖畔まで長いエスカレーターがあるので、これを使うと簡単に湖畔へ来ることができます。大きな駐車場にも接続し、さらにサンモリッツ駅にも歩道がつながっています。

サンモリッツ湖 滝・河川・湖

朝食を終え、ポスタ・ヴェリア広場にも、陽が当たってきました。さあ、ホテルを出発です。

レストラン ハウザー 地元の料理

サンモリッツ駅までは、ホテルの方が送ってくれました。

サン モリッツ駅 駅

氷河急行903列車に乗車します。後ろから２両目の２等車に乗車します。座席は25番、進行方向左側の窓側席です。運賃は通常価格152フランですが、ハーフフェアカードとスーパー・セイバー・デイパスの組み合わせで49フランです。これは事前にＳＢＢのサイトで購入しました。指定料金はローシーズンなので33フラン。座席は、氷河急行のサイトから予約しましたが、指定料金はハーフフェアカードを使っても半額にはなりません。
列車は明後日から運休となるためか、満席です。2等車は1両分をクールからの乗客のために空けている場合があるので、サンモリッツからは満席となっていても、クールからであれば乗車できることがあるようです。

サン モリッツ駅 駅

氷河急行は全席指定なので、自分が楽しみたい風景により大きく変わります。座席番号は図のようになっています。（今年から最上級のグランクラスができましたが、割愛します。）１等車は４人が向かい合う席と２人で向かい合う席、２等車は全て４人向かい合う席です。ランドバーサ橋を見るなら、進行方向左側が良いので、１等車では15、25、35、45、55、65（60番台のボックスがない車両もあります）番、２等も同じ番号の席だと、座ったまま橋を楽しむことができます。クールからは進行方向が逆になるのと、どちらかというと進行方向左側の景色が良いので、下１桁２番の座席が一番風景を楽しめる席となります。座席指定やツアーで座席を希望する際の参考にしてください。

フィリズ－ルを過ぎてランドバーサ橋を通過します。事前にイヤホンから案内が聞こえます（日本語のチャンネルもあります。）。心持ち速度を落としてくれる様ですがトンネルを抜けるとすぐに橋ですから、トンネルを抜ける前からカメラを構えました。

ランドヴァッサー橋 建造物

クールから進行方向を変えて進みます。天気も良く、車窓にはのどかな風景が広がります。このあたりは昼食を食べながらの優雅な列車旅です。
ちなみに、事前にランチを予約しましたが、列車内でも注文することができます。周りでは、自分でランチを持ち込んでいる人、飲み物だけ注文する人、様々です。「この辺のおいしい水からビールが造られます。」と案内が入った直後にビールを販売に来るなど、商売上手です。

ディセンティスを出ると、時々急に列車のスピードが落ち、ドドーンという音とともに車体に振動が来ることがありますが、原因はこのラックレール。勾配がきついので、機関車についている歯車とこのギザギザのレールをかみ合わせて走ります。

オーバーアルプ峠を越え、ネーチェン駅で対向列車を待ちます。世界一のんびり走ると言われる急行列車の本領発揮です。

急斜面を九十九折りのように下っていきます。アンデルマットの街が見えてきました。

午後5時過ぎ、終点のツェルマットに到着です。マッターホルンが出迎えてくれました。さあ、ホテルまで歩きます。
氷河急行に乗ると、駅の窓口で乗車証明書をもらえるのですが、この時うっかりして、もらうのを忘れてしましました。でも翌日窓口へ行くと、「いつの日付にする？」と聞いてくれ、乗車した日付の証明書を出してくれました。

ツェルマット駅 駅

今日の宿は、サンスターホテルツェルマット、ここに2泊します。駅から歩くこと約5分。マッターホルンビューのシングルルームを予約しました。このホテルの地階にはジャグジーとサウナ等があるので、水着を持参しましょう。

サンスター ホテル ツェルマット ホテル

部屋のミニバ－には、ビールからジュース、ミネラルウォーターが揃い、全て無料です。旅行ガイドでミネラルウォーターに「炭酸ガス入り」と「ガスなし」があると書かれています。同じ会社のミネラルウォーターを並べてみました。左側の下部に「AVEC ADJONCTION DE GAZ」と表示があり、これが「ガス入り」、右側には「NON GAZEUSE」と表示があり、これが「ガスなし」です。会社により違いますが、購入時にここら辺を確かめましょう。

サンスター ホテル ツェルマット ホテル

口コミでは、シャワールームの位置が変わった位置にあるとの声もありますが、私の部屋はいたって普通の位置。ただし全面硝子張り（1人なのでかまわないのですが）でドアがありません。外にお湯を飛ばさないように注意してシャワーを浴びました。
夕食は駅前に行き、ガイドブックでも有名な「ロゼ・ストール」でチーズフォンデユとワインいただきました。

サンスター ホテル ツェルマット ホテル

4日目、目を覚ますとマッターホルンが見えます。マッターホルンビューの部屋を選んだ価値があります。

サンスター ホテル ツェルマット ホテル

ゴルナーグラート鉄道でゴルナーグラート展望台へ向かいます。運賃はスイスハーフフェアカードを提示すると半額になり、往復49フラン、戻らなければ途中下車は可能です。当初7時の始発列車に乗ろうと思いましたが、思いのほか陽が昇るのが遅いので、次の8時発の列車に乗りました。

ゴルナーグラート鉄道 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

夏であれば、この列車も混むのでしょうが、10月中旬ということで、ガラガラです。マッターホルンを眺めるため、進行方向右手に座ります。

ゴルナーグラート鉄道 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

ゴルナーグラート駅に到着しました。グレーシャーパラダイスの気温は-4℃と表示されていますが、ここは4℃くらいだったと記憶しています。

ゴルナーグラート展望台 自然･景勝地

上層に薄い雲がありますが、その合間から陽が差し込んできます。展望台からはゴルナー氷河を始め、モンテローザ、リスカムといった周囲の山全てを見渡すことができます。

ゴルナーグラート展望台 自然･景勝地

展望台からハイキングコースを少し進み、クルムホテルとマッターホルンを暫し眺めます。

ゴルナーグラード駅から列車でローデンボーデン駅まで降り、リッフェル湖へ向かいます。10時を過ぎ、ハイカーなどで賑わってきました。人が途切れた時を狙いましたが、雲が出てきたのと風が強く湖面が波立ち、なかなか良い写真が撮れません。

リッフェル湖 滝・河川・湖

ツェルマットに降りてきました。これ以降は一日中マッターホルンから雲が取れないと判断し、街中を散策することに予定を変更します。

ゴルナーグラート鉄道 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

昼間のツェルマット駅前の様子です。至る所ベランダに花が飾られ、美しい街並みです。ガイドブックに掲載されてますが、電気自動車は小さい車体ながら、街中至る所で活躍しています。

キルヒ橋、別名日本人橋へ来ました。マッター・フィスパ川とマッターホルンの取り合わせがきれいです。

土産店を覗きながら、バンホフ（駅前）通を歩きます。この通は一部を除き車両が入ってこないので、のんびり散策できます。レストランのテラス席でビールを飲み、家族や職場への土産も買いました。自分用にはスイスワイン。日本ではなかなか手に入らないので、帰り道にホテルの近くのスーパーマーケットに立ち寄り、チーズと併せ購入しました。夕食は、これもガイドブックで掲載されているヴァリサーカンネでラクレットを食べ、ツェルマットの最後の夜を満喫しました。明日は、列車でグリンデルワルドに向かいます。

ヴァリザーカンネ イタリアン