京都～秋田　0泊3日　実質日帰り1人旅　③ 鉄道と温泉とオリオンバス ・JR高速バス乗車記

2019/11/04 - 2019/11/06

敦賀から新日本海フェリーで秋田県へ。目的は100名城巡りと鉄道と温泉です。
朝10時に出港、秋田には翌日の早朝に到着。丸一日観光し、その日の夜行バスで秋田を離れ、東京駅で昼行の高速バスに乗り換え、京都駅に帰りました。
移動時間はフェリーが19時間40分。高速バスは2回で17時間。合計36時間40分。現地観光時間は約17時間でした。
船中一泊・車中一泊の、実質ゼロ泊3日の節約旅です。
今回は完結編。
城巡りの後、特急つがるで鷹ノ巣へ。秋田内陸縦貫鉄道に乗り、途中マタギの湯に寄り、角館へ。
大曲から夜行バスで東京駅へ翌朝到着、1時間半後にJRバス昼行バスで京都へと帰ってきました。

エリア 秋田

秋田駅から特急つがるに乗車します。鷹ノ巣までたった1時間12分ほどですが、特急に乗るのは久しぶりなので気分も上がります！
写真右側がつがる、左側は新潟行きのいなほ。

ホームに駅弁売りのおじさんがいました。

自由席。すいてました。

車窓からの秋田平野
癒される景色です

車内では秋田駅のお惣菜屋さんで買ったポテトをつまみつつ…

あっという間に鷹ノ巣駅到着。
世界一の大太鼓のまち、だそうです！

秋田内陸縦貫鉄道の鷹巣駅はすぐお隣。JRとは違って駅名に「ノ」が無いんですね。
ここに着いてまずこれから行こうと思っている「マタギの湯」さんに電話して、阿仁マタギ駅までお迎えをお願いしておきました。到着時刻に合わせて待っててくれるそうです。

この駅で、「片道寄り道きっぷ」を購入。途中下車が一度だけ出来るので、阿仁マタギ駅で途中下車して温泉に入り、角館へ向かうことにします。
ただ、今から乗るのが たまたま急行のため、阿仁マタギ駅までは別途急行券が必要でした。

この鷹巣駅からは1日10本。本数はやはり少ないです。14:40発の急行「もりよし3号」に乗り、目的地の阿仁マタギ駅には15:52着。急行は観光アテンダントさんが乗車されるということで約70分楽しみたいと思います^_^

黄色のかわいい一両の気動車、もりよし号がやってきました。
お客さんはほぼアジアの方々。

ボックス席とロングシート。
車内は秋田犬の写真で埋め尽くされてる感じ^_^

こちらが前です。
出発～！

森と、田んぼと川と、田舎の風景、ディーゼルの音と揺れが心地よいです。
東北なので関西よりは紅葉がすすんでいると思ってましたが思ったほどでもなかった気がしました。でも所により色付いてるもみじの葉っぱは、本当にきれいな鮮やかな赤色でした。

アテンダントさんによる車内販売が始まりました。お土産や飲み物など色々あり、皆さん購入されてました。
秋田犬 関係の グッズが多かったです。私は秋田内陸縦貫鉄道のキャラクター「じゅうべえ&ないりっくん」の生キャラメルサブレを購入。家に帰ってから食べましたがしっとり柔らかな生地にキャラメル味が挟まれていて甘くて美味しかったです。
お土産物はかなり秋田犬推しでしたがアテンダントさんの私物のバッグは猫ちゃん柄でした、どうでもいい話ですけど(^-^;
どこまで乗るの？とか、話しかけ下さって、いい思い出になりました^_^

途中、阿仁合駅という駅は、少し賑わってました。色んな列車も見られるところで、ここで途中下車というのもアリと思いました。
ほかにも温泉付き駅舎があったり、田沢湖から近い駅があったり、魅力的なところがたくさんありそうなのですが、今思うと途中下車せずにこのまま終点の角館まで乗ったら良かったかな、とも思いました。なぜかというとこの時間、途中下車する事で一本後はもう外は真っ暗。景色が見えないなんて本当にもったいないからです。

時々、アテンダントさんが写真スポットを教えてくれて、運転手さんもスピードをゆるめてくれます。もりよし号だからかな？普通列車にはこのような事があるかは分からないです。

外国人観光客の方々は本格的なカメラをお持ちの方が多くて、何人かは列車の先頭の窓から離れず立ったままずっと写真を撮りまくってました。私も撮りたいと思いましたがもう私の入る隙間は無かったです(^_^;)アテンダントさんが「右手に～が見え…」と案内すると一斉に右側の窓に皆がへばりついて写真を撮り、「左手に～」というと今度は全員左側へ、という感じで、私が写真撮れそうな空いてる窓が無い(^_^;)
そんな中、この写真は一瞬の隙に後ろ側から撮りました笑

定刻少し遅れ気味の15:55、阿仁マタギ駅に到着しました。
ありがとう～もりよし号。

見事な単線の風景。近くにクマ牧場や滝もあるみたいでした。
右下の写真、分かりにくいですがホームから吊り橋が見えました。渡ったら集落でもあるのでしょうか…
列車を降りてすぐ、お迎えの車が見えたので、この写真3枚をサッサと撮ってホームを降りました。

駅のホームは少し高台になっていて、階段を降りていくと目の前に止めて下さってました。

駅からほんの3分ほどで到着。
余談ですがこの運転手さん、迎えに行けと言われて仕方なく送迎してる感が、態度に全面的に溢れていました…ほんとにめんどくさかったのでしょう。

16:00ちょっと前にマタギの湯に到着し、一本後の次の列車に合わせて駅まで送って頂く時間が17:50。約2時間の滞在です。
こちらの施設は宿泊もできて、マタギ資料館も併設されていて、とある有名鉄道系YouTuberが紹介してるのを見て行くことを決め、温泉入って～マタギ資料館見て帰ろう～とあまり何も考えずにここに来てしまいました。
結果、先にゆっくり温泉に入ってしまった為、資料館は5時で閉館してしまって見学する事は叶わず、残り1時間が無駄になってしまいました。全く暖房の効いていない誰もいない うす暗い寒いフロントの前のロビーのソファで、置いてあった釣りキチ三平のマンガを見て過ごし、すっかり冷えた身体でこの施設を後にしました。
もうここの施設の人は私の存在は無いものとしてるとしか思えないんですけど、でもちゃんと約束の時間には運転手のさっきのおじさん来てくれました。

そして阿仁マタギ駅に到着。
運転手さん、やはり無言で不機嫌なままで…私が降りるとすぐさまブォーンとアクセル全開で帰っていきました。
それにしても駅前が真っ暗！誰もいないし寒いし、なんか怖いなぁ(>_<)

ホームに待合室があり、ここに女性が一人いらっしゃって、本当にホッとしました^ - ^

もー写真がボケボケで最悪ですけど(^^; 約10分後、定刻通りに列車がやってきました。

ガタンゴトン、ガタンゴトン…ぽつんぽつんと灯りが流れていく、夜汽車に揺られて旅をしている感覚を楽しみつつ、1時間ほどで角館駅に到着。
とはいえやっぱり明るい時間の景色が見たかったのは本音かな（´-`）
すぐ横には秋田新幹線こまちが止まってました。

またまた写真がボケボケですけど(^^;; 角館駅前です。歩きながら適当に撮ったらこうなりますね
この日は武家屋敷の紅葉ライトアップがあるという事を事前に調べていたのでそれを見に行こうと思ってたのですが、駅から歩けど歩けど真っ暗で誰もいなくて、おかしいと思い途中でもう一度調べたら、場所がかなり遠いところの武家屋敷の一部でやってる事が分かり(T_T)歩けない距離では無いかもしれないけど帰りの夜行バスに乗るのに大曲まで行かないといけないし晩ごはんの時間もいるし。諦めて引き返しました(>_>)

本当は角館でライトアップ見てごはんも食べてから新幹線で大曲まで行く予定でしたが、結局角館では何もしなかったので、在来線の終電に間に合ったのでこれに乗って夜行バスの乗車地である大曲へ向かいました。

大曲の花火は有名ですよね！当日はすごい人なんだろうなぁ。

駅から数分のところの北野水産という居酒屋さんで晩ごはんにします。駅近くは思ったよりお店があまりなかったです。
お店の中は空いていて、カウンターに通されました。

比内地鶏のタレ&塩(2本で1200円くらい)最高に美味しかったです。お通しも美味しかった^_^
ほかにも秋田名物が色々メニューにあり、食べたいものがいっぱい。ぜんぶ美味しそう^_^
このお店、玄関に和太鼓が置いてあって、確か入る時も叩いていた気がしますが帰る時もドドンと叩き、最後靴を履いて帰る際には店員のお姉さんが私の背中に火打ち石でカッカッと火花散らしてくれました

大曲駅へ戻り、夜行バスを待ちます。
かなり外は冷えてきて、バスターミナルで待つのは寒すぎたので、しばらくこのみどりの窓口の待合室で待たせて頂きました。暖房も効いていてかなり助かりました。

オリオンバス、東京駅鍛冶橋駐車場行き
秋田駅発→大曲駅22:35発→横手駅→東京7:30着
定刻通りに大曲駅到着、出発しました。

今回はかなりの節約旅行の為、久しぶりに4列シートの夜行バスをチョイス。「女性安心」の文字もあったし。座席は選べなかったですが実際、私はたまたま最前列の窓際で、隣は若い女子で、足元も充分足が伸ばせたし背もたれは全席あらかじめMAXまで倒されてましたので何の文句もありません(^^)途中3回ほど休憩ありましたが隣の女子が降りなかったので私も降りませんでした。車内にトイレは無いです。前方何列かは女性のようでしたがチラッとしか見てないので分かりません。
※事情により写真ぼけてます。

窓際はそれなりに寒いので、コート着たまま寝ました。
秋田から東京まで、なんと3000円。キャンペーンか何かだったのかもしれないけど安いですよね。若い人がたくさん乗ってたのもわかります。
翌朝は首都高速の渋滞とかで到着が30分くらい遅れました。

到着するのが遅れましたがある程度は想定内。
京都行のバスは9:20発なのでまだ1時間以上あります。お手洗いや身支度を軽く整えて、「六厘舎」へ朝つけ麺を食べに行きました。

並ばずに入れて良かった^_^ 初めての朝つけ麺でしたが美味しかったです♪

JRバス、青春昼特急7号。4列シートのダブルデッカー。ここもまた節約の為、今回は4列で。割引済み価格で3040円でした。

2階席。なぜか前方のみに中央に仕切りカーテンがありましたが誰も利用してませんでした。
そんなに混んでなくて、私の隣も空いてて良かったです。

足柄SAで20分の休憩。富士山がとても綺麗でした！
ロッテリアでバスで食べる用にナゲット等を購入しました。

皆さん富士山の写真撮っておられました。あいにく私は左側の席でしたが、お天気も良く、走行中でもスマホ構えたらサッと綺麗に富士山撮れます(^o^)
次は右側の席を予約しようと思います、太陽の光も眩しい時間が長かった気もするので…。海が見えるのは良いんですけどね(^ ^)

京都駅には16:57に到着予定でしたが、高速降りてから渋滞がひどく、30分遅れで到着しました。
今回の旅はあまり計画が思うようにうまく行かなかった所があり心残りもありますが乗り物にたくさん乗れたのでこれはこれで楽しい旅でした(o^^o)
長い旅行記を見て下さってありがとうございましたm(_ _)m