イタリア7日目　最後の晩餐など

2019/09/17 - 2019/09/17

ミラノ2日目です。レオナルドの最後の晩餐を見るツアーに参加しました。

最近の観光事情に疎くて、最後の晩餐を見るには予約が必要と知ったのは出発の2か月ほど前にガイドブックを買って読んでからでした。早速予約サイトに行きましたが、ミラノ滞在の2日とももう枠はありません。これを見るのがミラノ滞在の目的の一つなのに…。
ツアーを探してみるとありましたので、予約。普通に個人で見るのの４～５倍のお値段ですが、やむを得ません。最後の晩餐からサンマウリツォ教会を見て、スフォルツェスコ城の中庭までの、11時スタートで2時間くらいの歩いてのツアーでした。あとで考えてみると、個人で行ったらあんなに丁寧な説明は聞けなかったし、見落としてしまっただろうサンマウリッツォ教会も入れたし良かったなと思いました。

エリア ミラノ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ミラノ2日目は、最期の晩餐を見るツアーを予約しています。集合時間は11時なので、１～２か所くらいは見る時間がありそうということで、サンタマリアデレグラッツィエ教会の近くのサンタンブロージョというメトロの駅で降りて、その名前の教会を見てみることにしました。

大きくて見ごたえありました。ミラノ最古の聖堂で美しいロマネスク様式の教会です。

ゴシックのような縦長のプロポーションでないので、イタリアらしく（こんなことを言うとイタリア人に怒られるかも）緊張感の少ない伸びやかな空間になっています。

礼拝堂の一つにフレスコ画で描かれたピエタ。
教会そのものは4世紀に創設されたそうですが、今の建物は12世紀ごろに完成したものが多いようです。

サンタマリアデレグラッツィエ教会に着きました。ドームのあたりはブラマンテの設計と言われています。
やはりイタリアらしいプロポーションです。正面の左側に最後の晩餐の展示されている修道院の入り口があり、多くの観光客が入場待ちをしています。


ここで、ガイドから、レシーバーとチケットを受け取り、入場しました。水は持って入ってはいけないとかいろいろルールがあるらしいですが、ちゃんとコインロッカーまで案内してくれたり、親切でした（私たちは荷物も水も持っていなかったので世話になりませんでしたが…。）。

しっくいの上にテンペラというレオナルドの独自の技法で描かれたので、劣化が激しく、修復してもこの程度、光があまり当たらないように保存されている様子がよくわかります。人の放つ赤外線や呼気の二酸化炭素なども嫌うので、入場制限をしているのでしょう。

人数も少ないので、15分間じっくり鑑賞することができました。

ツアーは修道院の食堂だけなので、教会の内部は集合前に見ておきました。ルネサンス期になるやや新しい教会ですが、ミラノ公が直接出資して改築しただけあって内陣には美しく豊かな装飾が施されています。

ガイドさん。徒歩でのツアーですので、道端のこういうものでもちゃんと解説がつきます。

サンマウリッツォ教会のここはミラノのシスティーナ礼拝堂という別名もあるらしいのですが、ガイドブックなどにはあまり載っておらず、こんな美しいところが！と感激でした。女子修道院ということで少し敷居が高い感じで、なにか得した気分でした。壁面一杯フレスコ画で覆われていますがレオナルドの弟子たちの手によるものだそうです。

ラファエロを思わせるようなフレスコ画です。こういうものが何面もあります。

ここにも最後の晩餐があります。この絵では、ユダは右端の仲間外れのような位置にいます。

ミラノカドルナ駅です。市内中心部にあるので、この辺に宿を確保すればよかったと思いました。マルペンサエクスプレスの本数も中央駅からより多く、空港までの所要時間も短いのです。

カドルナ駅の前を通って、スフォルツェスコ城に向かいます。