2019年10～11月虹が輝く雨季のポルトガル縦断横断３．コインブラでアカデミズムに漂う

2019/11/02 - 2019/11/03

　２０１９年１０～１１月の１６日間ポルトガル縦断横断旅行記の第３回です。写真は川沿いに輝くコインブラ市内です。アカデミズムが町の中から漂ってきます。また勉強したくなる雰囲気の町でした。
　塩対応と日本の共通性のギャップに四苦八苦・満喫しながら鉄分補給で観光ミッション・コンプリートを目指します。

エリア コインブラ(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

インターシティは市街地から離れたコインブラＢ駅に着きました。
リスボンだったらオリエンテ駅、ポルトだったらカンパーニャ駅なのになぜＢ駅なの？
田舎にあり駅を建てたときに、土地に地名がなかったので仮名のＢ駅がそのまま使われていると思いました。
しかしコインブラを離れて考えると、大学の町なので代数専攻の数学科出身市長が決めたのかもしれない、とも思いました。

コインブラB駅 駅

コインブラ(A)駅から1駅だけのリレー電車がやってきました。

Ａ駅に近づくとモンデコ川と並行に走ります。

リスボン・アポロニアやポルト・サンベントに比べるとこじんまりと落ち着いた上品な駅に着きました。

コインブラ駅 駅

宿にチェックインしてから繁華街に遅いランチに向かいました。コンパクトな町なのですぐに繁華街の美味しそうな店が見つかりました。

リスボンエッグタルト（ナタ）、というお菓子を売る会社が経営するカフェだそうです。サラダとドリンクのセットをいただきました。

サンタクルス修道院に向かいました。5月8日広場といい、観光客で賑わっています。

サンタ クルス修道院 寺院・教会

祭壇の彫刻はルネサンス時代の傑作と言われているそうです。16世紀の改築時に設けられたそうです。（最初の建造は12世紀だそうです。）

アズレージョという青いタイル画との説教壇の彫刻が修道院の荘厳さを醸し出します。

モンデゴ川に戻りアルメディーナ門をくぐり旧市街中心に向かいます。

アルメディーナ門 観光名所

ポルトガルがモロッコ軍を追い返してスペインから分離独立したときの国王が12世紀に創建したカテゴラルです。旧カテゴラルの旧は、中国語の老、のように尊敬の念がこもった旧、と思います。要塞のような質実剛健な外観です。

旧カテドラル (コインブラの旧大聖堂) 寺院・教会

サンタクルス修道院と同時代の建造ですが、黄金の彫刻が豪奢で、国の発展を知らしめようとしたようです。

コインブラ大学に来ました。右の時計塔は大学のシンボルで、通称ヤギ、と言われているそうです。

旧大学 建造物

14世紀に大学を創設したジョアン3世が学生ににらみを利かせていました。

ジョアン三世像 モニュメント・記念碑

16世紀、植民地権益でポルトガルが繁栄したころのカテドラルです。日本は関ケ原の頃で、銃で儲けたお金も寄与してそうです。バロック様式で豪華な造りです。この後、国内産業の育成に失敗しスペインに一時併合されます。

新カテドラル (コインブラ) 寺院・教会

大学図書館の入口近くにコインブラ大学の学内見学チケット販売所があります。

モンデゴ川の対岸にサンタクララ橋で渡り、対岸からコインブラ大学を見つめます。

日暮れにはライトアップされ抒情的、幻想的な風景になります。

ヴェルデ ド モンデゴ公園 広場・公園

グーグル検索で評判のよい庶民むけの繁盛店に入りました。

新鮮な魚を客が自ら確認し、日本の焼き鳥のように店頭で焼き上げて、テーブルに運びます。

アジが焼きあがりました。

勤め帰りの警察官がハウスワインと焼き物で仲間で一杯かわす地元の繁盛店でした。
Adega Paco Do Conde

宿の天窓から見た、夜明けのコインブラ大学も負けず劣らず幻想的でした。ポルトガルの宿はロフト付き天窓付きが多いです。