2019年10～11月虹が輝く雨季のポルトガル縦断横断（海鮮が凄いよ）1.リスボンの光と影

2019/10/29 - 2019/10/31

　２０１９年１０～１１月の１６日間ポルトガル縦断横断旅行記の第１回です。写真は小雨が断続的に降り続くリスボン近郊のモンサントから移動中での突然の虹です。塩対応という雨がやみ、突然さす日光のような助けを借りて、なんとか試練を乗り切った後に見ましたので、とても感動しました。
。
　塩対応と日本の共通性のギャップに四苦八苦・満喫しながら鉄分補給で観光ミッション・コンプリートを目指します。

エリア リスボン(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 2.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

往復共に乗継の待ち時間が２時間以内でしたので、奮発してエミレーツ航空でリスボンに向かいます。しかしほぼ24時間ぶっ続けのフライトはかなりしんどく、リスボンで降りるときに、不覚にも愛用のマイ枕を機内に置いてきてしまいました。

成田空港 第二ターミナル TEIラウンジ 空港ラウンジ

リスボン空港の長いイミグレ行列と、広すぎてどこにあるのか行方不明のスーツケースを大捜索し、何とか２時間で入国クリアしました。実はポルトガルのこのような旅行者に忍び寄る影はひたすら続きます。出口近くのインフォでリスボンカードを購入しました。（一人２０ユーロ）

ポルテラ空港 (LIS) 空港

出発前にＱ＆ＡでtantokonさんからＳＩＭの有益なアドバイスをいただきました。しかし予想外の疲労で、ここは時は金なりと自分に言い聞かせてインフォ隣のボーダフォンでＳＩＭカードを２０ユーロで入手しました。結局、宿の鍵受取でこれからまた大苦戦し電話とメールをしまくったことを考えると、残念ながら正解でした。

空港駅で地下鉄バス共通24時間券6.9ユーロを買い、宿近くのリスボンアポロニア駅に向かいました。

アポロニア駅近くにMILITAR美術館がありました。建物はひたすら光輝くように美しい。そして宿の入口で鍵を預かっている人を待ちますが、一向に来ません。そこで電話やメールをしますが、まったく連絡が取れません。途方に暮れて隣の雑貨屋の親父に救いを求めると、何か合言葉でもあるのか彼らの電話はつながり、この鍵だよと渡されました。２時間の苦行からやっと解放されました。安宿にはこういう暗いオーナーがいるんですね。

ポルトガル国鉄 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

薄暗くなってやっと有名な市電に乗りましたが、すっかり暗くなってしまいました。フィゲイラ広場はなんとピンクのライトアップです。

フィゲイラ広場 広場・公園

ところで市電はレトロなデザインなのに、ど派手な黄色い塗装です。

車内はつり革がなく、混んだ時には乗客は周りの座席や備品を必死に掴んで踏ん張ります。観光客はアトラクション気分です。地元の方は観光収入用路線と割り切って、近所の人だけの足になっているようです。実際に線路はあるが郊外路線は市電が運行していない場所が多かったです。

土地勘が沸かない初日の夕食は、いつも美味しい食堂にめぐりあえません。今回も日本語の客引きについていったら、機内食に比べればまだマシという夕食でした。タコのリゾットです。

ミソがついた宿ですが、足を伸ばして寝て、シャワー浴びてすっきりして2日目を迎えました。今日の２時半までは昨日買ったメトロバス市電乗り放題券が有効なので足を伸ばして郊外のジェロニモス修道院に向かいました。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

修道院の手前にエッグタルトの名店があるそうなので買ってみました。隣がスタバですのでコーヒー片手に持ち込んで食べました。一つ1.15ユーロと他より高かったですが、創業より守っているクリームの上品な甘さ、食感と皮のパリパリさは抜群でした。

パステラリア パステイス デ ベレン パン屋

修道院には見学者の長い列がありました。しかしリスボンカードを有効にすると使えるファストパス入口がなかったのでカードは温存して並んで入りました。

長い列を待ち入りました。荘厳な内装が美しいです。

修道院を出て海に出ると、大航海時代の船を模した発見のモニュメントが栄光の時代を表していました。

発見のモニュメント モニュメント・記念碑

海へ向かう船を見送り、無事帰って来た船を迎えるベレンの塔です。

ベレンの塔 建造物

海沿いの市電は広い道を通るので最新型の車両でした。この車両ならば市民の足の責任を果たせそうです。終点のソドレ駅は地下鉄グリーンラインの終着駅でもあります。

カイス ド ソドレ駅 駅

リベイラマーケットで降りてお昼にします。

リベイラ ダス ナウス通り 散歩・街歩き

昨夜の失敗に懲りて行列店に並びました。ポルトガル語メニューの字が良く読めないので日替わりの一品を頼みます。

焼きタラ（バカリャウ）のアヒージョでした。タラの焼き加減やアヒージョの味付けが絶妙でした。

次に、24時間券の期限切れ数分前に地下鉄の次の駅を降りて、中心街の観光に向かいます。

降りた駅構内では、なんと！事前に気になっていたLycaモバイルがＳＩＭカードを配っていました。
誰も受け取りたがりませんでしたが受け取ってみました。
ＳＩＭをスマホにセットしたらＡＴＭ振り込むか取扱店で入金すれば格安な月額プランで使えるようです。

バイシャ シアード駅 駅

市電12号線沿いにLycaモバイルの取扱店がありました。
なりふり構わずシェア拡大を進めているようですね。
先に記したＱ＆Ａのリンクを以下に示します。
https://4travel.jp/os_qa_each-73990.html

サンタジュスタエレベーターを眺めに行きました。

サンタ ジュスタのエレベーター アクティビティ・乗り物体験

隣接の美術館やリスボン市内が一望できます。

カルモ教会 寺院・教会

エレベータの下側は長い待ち行列ができていました。

ケーブルカー終点の展望台もリスボンを一望できるそうです。3.8ユーロですが観光客は並んで乗車していました。

ケーブルカー その他の交通機関

サンペドロアルカンデ展望台からはサンジョルジェ城が見渡せます。

サン ペドロ デ アルカンタラ展望台 広場・公園

夕食は宿近くのチョイ飲み客がひっきりなしに入れ替わる大衆料理店にチャレンジしました。

カルサーダグラッサ通り 散歩・街歩き

写真のように飾り気がないポテト大盛目玉焼きステーキです。昨夜は24ユーロ払いましたが今夜は16ユーロで大満足でした。

この旅行記へのコメント （2）

• tantokonさん 2019/11/08 12:13:45

  ポルトからですか？

  グラッツさん
  
  旅行記を楽しく拝見させていただきました。１６日間ということはまだ帰国されていないのでしょうね、もしかして今はポルトからでしょうか。私も２０１６年の１１月頃スペインとポルトガル（リスボンとシントラとアルブフェイラ）に行きました。この時期マドリード行きの飛行機が超格安で売られていて、マドリードからリスボンまで６００ｋｍ、レンタカーで行けば直行便より安いじゃない、、という思考回路で旅行しましたが、リスボン市内を運転する自信はなかったので、シントラに宿をとりリスボン市内には列車で観光に向かいました。この旅行の宿泊もほとんどがアパートだったので
  鍵の受け渡し、その苦労よ～く解ります。それにいまどきの個人旅行ではネット環境と特にアパート宿泊だと電話は欠かせないですからね、
  おそらくグラッツさんも私と同じような旅スタイルのように思います（勝手な想像ですが）、、ヾ(^-^；)
  
  ”ＳＩＭの有益なアドバイス”とおっしゃっていただけましたが、そんなことないですよね｜￣ー￣;｜、、むしろこの旅行記の方が有益な情報でしょう、それにオリエンテ駅かと思ってましたがアポローニャ駅だったですし(｡>д<｡)、
  それとポルトガルに行ったのは昨年じゃなく３年前でした<(_ _)>。
  
  
  それではよいご旅行を、
  tantokon
  

  クラッツさん からの返信 2019/11/08 13:05:18

  Re: ポルトからですか？

  こんにちは。
  過分なご評価痛み入ります。
  昨日ポルトから600キロ以上の鉄分補給して最南部のファロに着きました。
  残念ながら半日滞在で、ヨーロッパ南西端やスペイン国境は行かずにトンボ帰りでエボラに北上します。
  数年前はSIMは贅沢、WiFiだけで頑張ってましたが今はSIM無しでは異郷の外出ができません。
  次のSIMレポート楽しみにしております。クラッツ