2019年10～11月虹が輝く雨季のポルトガル縦断横断１０完・シントラから突風のロカ岬を経て帰国です

2019/11/11 - 2019/11/12

　２０１９年１０～１１月の１６日間ポルトガル縦断横断旅行記の第10回最終回です。深い緑に覆われた山中に豪奢な城や貴族の別荘が点在するシントラは濃霧と雨でした。午後は天候が回復しロカ岬からカスカイスをまわり、リスボンに戻りました。写真はユーラシア西の果て強風の吹くロカ岬です。

　塩対応と日本の共通性のギャップに四苦八苦・満喫しながら鉄分補給で観光ミッション・コンプリートを目指します。

エリア ロカ岬(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

　シントラから435番のバスに乗り、レガレイラ宮殿に向かいます。

シントラ駅 駅

　山の中腹にそびえたっているはずの宮殿は霞んでいました。　リスボンカードを見せたら割引の12.8ユーロで入れました。

レガレイラ宮殿 城・宮殿

　迷宮への入口のような高さ６０ｍほどの吹き抜け階段がこの宮殿のハイライトです。

　最深部まで降りたら黄緑色の水の井戸と小さな滝がありました。

　続いて霧雨の中、グーグルマップをパッドで見ながらムーアの城跡とペーナ宮殿を目指します。

　山道をぐるりと回りこんで登っていきます。

　ペーナ宮殿はチケットカウンターの混雑が激しく、しかも荒天で展示や景色の状態が良くないため、残念ながら入場をキャンセルしました。

ペーナ宮殿 城・宮殿

　まるでミニ万里の長城のようだとムーアの城壁は称えられています。
　7世紀から8世紀にムーア人が築きました。雨がやめばシントラの街と大西洋が望めるのですが・・・

ムーアの城跡 城・宮殿

　あきらめてシントラに向かい、山を降りていくと雨がやみ、霧が晴れシントラの街が望めました。

　シントラ駅前のバス乗り場で403番のロカ岬経由カスカイス行きに乗り、ロカ岬に向かいます。

　バスは路面電車の線路としばらく並行して走ります。

路線バス バス系

　バスは曲がりくねった道を飛ばしてロカ岬に向かいます。たまたま隣席に座ったインド駐在の日本人と車内で話していると妻も私も気持ち悪くなってきました。

　久々にバスで酔いました。リスボン郊外で観光客は多いです。

ロカ岬 海岸・海

　大西洋の断崖の上に「ここに地果て、海始まる」と記されたポルトガル詩人の１節が刻まれた石碑が建っています。

　ロカ岬は風の強い地の果ての岬でした。ここからアジアやアメリカに漕ぎ出したポルトガル人の勇気に感心します。30分ほど滞在してカスカイスへ行く次のバスを待ちます。

カスカイス行きのバスは大西洋沿いの丘陵を走ります。

カスカイスのバスターミナルはビルの中にありました。

バス (カスカイス) バス系

　カスカイスから大西洋沿いにリスボン・カイスドソレ駅に戻ります。電車は沿線も車両も落書きだらけでした。

カスカイス駅 駅

　カスカイス駅を出るとしばらく電車は大西洋岸を走ります。テージョ川の河口に向かう大西洋の風景は、ロカ岬と違って穏やかでした。

ラ・ヴィラ 焼肉

　40分ほどでカイス駅終点に着きました。

カイス ド ソドレ駅 駅

　ロシオ駅近くのレストランでポルトガル最後の夜のディナーをいただきました。

ドン ジョアン ダ カッマラ広場 広場・公園

　サーモンのグリルをいただきました。サーモンは野菜とポテトに覆われんとしています。

　地下鉄レスタウラドーレス駅ブルーラインに乗りました。

レスタウラドレス駅 駅

サンセバスチャン駅でレッドラインに乗り換えて空港に向かいます。

地下鉄 サン セバスチャン駅 駅

　空港行レッドラインは座席が赤く塗られていました。

　賑わうリスボン国際空港に戻り、ドバイ経由で成田に戻りました。4月上旬現在、ＥＵへは少なくとも5月15日まで入国できません。またエミレーツ航空は運行を停止しています。またヨーロッパの旅行記をお届けできるよう心から願っています。

ポルテラ空港 (LIS) 空港