伊吹島　粟島 瀬戸内国際芸術祭モデルコース通りの旅

2019/10/26 - 2019/10/26

閉幕が迫る瀬戸内国際芸術祭の公式HPを見ると、『伊吹島と粟島を１日で巡る！モデルコース（公共交通機関編）』というのがアップされていました。
それを見た私はその週末の土曜日に、HPに紹介されている通りの順番でバス・船・鉄道を乗り継ぎ、紹介されている通りの時間の船に乗って、モデルコース通りの旅をしてみた旅行記です。

エリア 観音寺市(香川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 船 JRローカル 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

妹尾駅です。快速マリンライナーも半数以上停車する駅です。町の駅らしく橋上駅舎でした。

妹尾駅 駅

植松駅です。直前の宇野線との分岐地点の写真も撮ったのですがブレていました。

植松駅 駅

木見駅です。瀬戸大橋線は多くの電車が行き交う幹線ですが、普通電車は1時間に1本のようです。
確かに私も茶屋町から南は普通電車に乗ったのは初めてです。

木見駅 駅

上の町駅です。かみのちょうと読みます。始発と最終付近のマリンライナーのみ、これら3駅にも停車するようです。

上の町駅 駅

児島駅で途中下車して駅周辺をちょっとだけ歩きました。

児島駅 駅

春期間の沙弥島へ行った時には宿泊した都市で途中下車したら、こんなのも発見しました。

久米通賢翁と入浜式塩田碑 名所・史跡

本山駅です。四国では電車内の廻りの会話が瀬戸芸一色で、みんなモデルコースを利用するのかと思っていたら、詫間駅でほとんど降りて、コノ駅まで来ると写真撮れるくらい空いていました。

本山駅 駅

折り返し観音寺港行きになる無料シャトルバスです。
観音寺港からモデルコースの出発時間と同じ船に乗り伊吹島へ渡りました。

ib０２　伊吹島ドリフト伝説￥３００　コンタクト・ゴンゾです。
壊れて右折が出来ない為、全員が制限時間8分でアウトになるので、アホ程待ち時間があり、学生集団が終わるまで結局1時間待ちました。15歳以下無料なので、学生服着て中学生に見えた集団は1時間以上無料で占領してたのかも。。。
ココの建物にはその他に複数の作品が展示されていました。

ib01　トイレの家￥０石井大五です。
実際に小で利用してみましたが、間から見えると思いました。

伊吹島のイリコは日本一！

伊吹島 自然・景勝地

ib03　イリコ庵￥０みかんぐみ＋明治大学学生です。
いりこの加工に使う材料などを建築資材として再生させた建物。

ib05　伊吹の樹￥３００栗林隆（新作）です。
個人的には伊吹島で一番の作品でした。

ib04　壁￥３００エコ・ヌグロホ（新作）です。
別の部屋にウルトラマンの怪獣のパクリがいたが、まあタマタマなのだろうｗ

野生のアサギマダラを伊吹島民俗資料館の庭で見れました。
資料館内には島内に3か所あるib０６も展示されていました。

ib05「伊吹の樹」の制作現場です。説明してくれる人がいて興味深かったです。

ib06　パサング―ふたつのものすべての中に￥０メラ・ヤルスマ＋ニンディティヨ・アルディプルノモ（新作）です。
島内3か所に作品がありますが、私はココが良かったです。

モデルコース通りの時刻の船で伊吹島を離れます。
今月（10月）から消費税アップで伊吹島への船賃も10円値上げで片道５２０円、往復で１０４０円でした。

無料シャトルバスに乗って港から戻って来ました。
次は快速サンポート南風リレー号に乗ります。

観音寺駅 駅

詫間駅で次の無料シャトルバスまで待ち時間がかなりあるので、周辺を歩いていると、アートらしい場所を発見しました。
そこのベンチに座って昼を食べながらパンフレット見てると、地元のおじさんに話しかけられました。
この周辺の観光地の事や瀬戸芸の事など色々見知らぬおじさんと話してました。

詫間駅からの無料シャトルバスはマイクロバスでした。公式HPのモデルコース通りの出発時間なのに、なんと乗客は私一人の貸切タクシー状態でした。
須田港に着いたら詫間駅行きに乗る人が行列待ちしていて、一人降りるのが恥ずかしい位でした。
この状況にいたり、公式HPのモデルコース通りでは時間ヤバイのかもと思い始めました。

詫間駅 駅

aw１０　須田港待合所プロジェクト『みなとのロープハウス』￥０山田紗子です。粟島へ向かう船もガラガラで乗客はほとんどいませんでした。

aw09　ヒキコモリ￥０　リチャード・ストライトマター・トラン（新作）
モニターで外の世界が見れるようにしている仕組み。

aw０８　「ナイト&デイ（人生は続く）」/「この家の貴女へ贈る花束」「PhoUdon&COFFEE HOUSE」￥３００ディン・Q・レ&サン・アート（新作）です。
aw08は２ヶ所ありますが、「この家の貴女へ贈る花束」の方が良かったのでその作品の写真をアップします。

aw02　種は船プロジェクト￥０　日比野克彦（新作）です。
出航する姿を見れました。

aw01「瀬戸内海底探査船美術館プロジェクト　ソコソコ想像所」日比野克彦です。
Aw03とAw05と３つ合わせて￥６００．

aw03「TARA」TARA（新作）と
aw05「SOKO LABO」（新作）は
特に一体化して展示してあり、
この１枚の写真にも両方の作品が写っています。

ちなみに敷地外も含めて
aw05は６作品。
aw03は５作品あります。

そのなかには、高松港周辺の会場で見た作品もありました。

粟島海洋記念館 美術館・博物館

aw01＋aw03＋aw05で￥６００の受付はこの建物で行っていました。

粟島海洋記念館(旧粟島海員学校) 名所・史跡

aw04　粟島芸術家村￥３００大小島真木/マユール・ワイェダ（新作）です。
敷地も広く、各部屋ごとにいろんな作品が展示してありました。
大小島真木が制作したroom１やroom７等が鯨シリーズです。
鯨の骨格などがある共同制作のroom８「始まりの洞窟　言葉としての洞窟壁画と、鯨が酸素に生まれ変わる物語」が一番人気でした。
写真はroom５「文化の糸ワルリ画」です。

aw06　思考の輪郭￥３００エステル・ストッカーです。
表紙の写真もココの写真です。

aw07　過ぎ去った子供達の歌￥３００ムニール・ファトゥミです。
各教室には作品が展示されているのですが、
何故か何もない屋上に惹かれました。
「私には春がなかった、夏がなかった、今はもう冬だ。」
そうです。

日が傾き始めてから、西浜へやって来ました。

粟島 自然・景勝地

aw01に含まれる「Re-ing-A」と
aw05に含まれる「Re-ing-Aと想像するところ」があります。

一通り見て港へ戻ると、立ち客で一杯の船があり、私が乗ると間もなく、定員一杯という事で、予定出航時刻よりかなり早く船が出発しました。
ピストン運航するようです。
歩き回った上に船でもずっと立ちっぱなしでしたが、夕日に染まる瀬戸内の島々が綺麗でした。

粟島汽船 乗り物

臨時無料シャトルバスに乗って詫間駅に戻って来ました。最初詫間駅前のこの案内所に入った時、白人のお姉さんが出て来てビックリしたけど日本語ペラペラでした。
粟島は勿論、伊吹島もジックリ時間をとればまだまだ見て回るポイントはあるのですが、取り敢えず、今回の目的の瀬戸芸に絞った旅をして、希望の作品巡りはする事が出来ました。
週末なのに、遅い時間のスタートだと粟島では全ての作品が待ち時間ゼロだったので閉館までに見て廻る事が出来たのでしょう。

今日は2島の有料作品を全て鑑賞して合計￥２７００円分がパスポートで無料になりました。