2025/11/06 - 2025/11/06
92位(同エリア189件中)
けんいちさん
けんいちの1人旅です。
四国八十八ヶ所霊場の区切り打ち歩き遍路を、2023年の秋に始めました。
これまで4回に分けて、合計36日間・約900キロを歩き、前回は愛媛県松山市のJR浅海駅まで到達しました。
歩き遍路は、全行程約1,300キロ、所要期間はおよそ45日間とされています。サラリーマンの私には、一度にすべてを巡る「通し打ち」は難しいですが、少しずつ区切りながら歩き続けたいと思います。
前回の行程でやっと半分を過ぎたと思ったら、イッキに終わりが見えてきました。9日間で26の札所を巡り、最終目的地は香川県の79番札所・天皇寺です。
2025年秋 7日目(トータル43日目)です。[2025年11月6日]
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
〈2025年秋 7日目のお遍路歩行距離・歩数〉
20.4km・36,380歩
〈浅海駅からの歩行距離・歩数〉
7日間 193.3km・292,616歩
〈1番札所霊山寺からのお遍路トータル歩行距離と歩数〉
43日間 1094.9km ・1,601,737歩
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
おはようございます( ^ω^ )
7日目です。
今日は、四国遍路最高峰の雲辺寺へのアタックです。膝を痛めてリタイアも考えましたが、強行することにしました。登りは大丈夫だと思いますが、下りが厳しいです。もしどうしてもダメならリタイアして、ロープウェイとタクシーで戻る覚悟で行きます。 -
足への負担をできるだけ軽くするため、荷物は1gでも軽くします。リュックは背負わず、参拝に必要な最低限のものだけを小さな斜めがけバッグに入れて挑みます。
この民宿にはまた戻ってくる予定なので、持っていかない荷物は軒先に置かせてもらいます。 -
民宿の女将さんからは[登り2時間 下り1時間半]が一般的と言われました。
歩きお遍路あるあるなのですが、お遍路さんや遍路宿の人に行程の所要時間を聞くと、だいたいその時間では到達できません。歩き遍路をしている人は皆さん鉄人のような方ばかりなので、私のような“たまにお遍路さん”には参考にならないのです
(^-^;
特に今回は膝を痛めているため、下りには相当な時間がかかると覚悟しています。とにかく明るいうちに下山できれば、それでよしとします。 -
これから登る遍路道は、本来であれば雲辺寺から下ってくる道です。私は雲辺寺を回避してその先の宿に着いたため、これから向かう道は逆打ちになります。
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標高900mの雲辺寺へ向けてアタックです。
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雲辺寺へ3.6キロ
これも歩きお遍路あるあるです。「あと〇〇キロ」という数字は当てにしてはいけません。あれ?さっきより増えてる!?なんてことはよくあります(^-^;
ただ、距離はどうでもいいのです。札所がこの先にある限り、それが1,000キロ先であろうと行かなくてはならないのです(^-^; -
登りはほぼ膝の痛みはありません。快調に標高を上げていきます。
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道沿いにはお地蔵さまが一丁間隔で鎮座されています。
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標高を上げていくと雲の中に入りました。
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とても幻想的です。
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登山道を登りきりましたが、雲がかかっていて視界はほとんどありません。写真では電波塔が見えますが、肉眼では近くまで寄らないとハッキリ確認できませんでした。
お寺まで舗装された軽い下り坂を歩きます。すると途端に膝が痛み出します。 -
雲の中の五百羅漢
落ち葉で作られたハートがありました。 -
いろいろな表情に見守られながら歩きます。
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雲辺寺に到着しました。文字モニュメントが山門前に設置されていました。
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第66番札所 雲辺寺(うんぺんじ)
まさしく雲の辺りにあるお寺です。昨日はリタイアも考えるほど厳しい状況でしたが、どうにか四国遍路最高峰に到達できました。宿からは2時間10分の道のりでした。香川で最初のお寺ですが、場所は徳島県にあります。 -
ちょうど紅葉のシーズンです。雲辺寺にはロープウェイがあるため、紅葉を目当てにした一般の観光客もちらほら見かけます。
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山門を見下ろす
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観音さま
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本堂
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大師堂
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大師堂でお経を読み終えると、雲が消え去りいっきに青空が広がりました。
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境内
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境内
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境内にも落ち葉でハートです。この遊び心がいいですね(^-^)
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雲の中のお寺の雰囲気も良いですが、青空と紅葉のお寺も綺麗です。
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山門
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雲辺寺納経
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参拝を終えたあと、雲辺寺山頂公園へ向かいます。道すがらの紅葉がとても綺麗です。
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雲辺寺山頂公園
芝生と青空が鮮やかです。 -
観音寺市と瀬戸内海を望む絶景です。雲が足元よりも下に広がっています。
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公園にはブランコがあります。
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天空のブランコ
標高900mにあるブランコです。海外からの若い観光客がワイワイ楽しんでいますが、せっかくなので私も乗ってみます。おそらく彼らは、ここが札所であることやお遍路のことなど知らないでしょう。笠と白い装束をまとった“変な人”が来たと思ったに違いありません(^-^;
子どもの頃のように、降りるときには前方にジャンプしてみました。着地に失敗したら瀬戸内海まで転げ落ちそうですけどね(^-^; -
公園内にはクレープを売るキッチンカーがありました。コーヒーを扱うキッチンカーもあります。
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レモネードを注文しました。宿でお接待として持たせてもらったサンドウィッチと一緒にいただきます。飲みやすくて、とても美味しかったです(^-^)
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さあ下山しましょう。打戻し(歩いてきた道を戻ること)になります。
大師堂と紅葉 -
先ほどは雲の中でしたが、陽に照らされた五百羅漢を眺めながら来た道を戻ります。
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よく見えなかった電波塔も、青空に映えています。
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登ってきた山道を下ります。ここから地獄の下りが始まります。
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一歩進むごとに激痛が走ります。うぎー! うぐー!! と悲鳴を上げながら歩きます。後ろから来るお遍路さんや登山者は、「この人、大丈夫かしら」という表情をしながら私を追い抜いていきます(^-^;
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息も詰まるほどの激痛に耐えながら、90分ほどかけてようやく舗装路まで降りてくることができました。舗装路まで降りてこられれば、万が一歩けなくなってもタクシーを呼ぶことができます。遍路最大のピンチを乗り越えた達成感はひとしおです。
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民宿まで無事に帰ってこられました。お寺からは2時間15分でした。
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宿で荷物を受け取り、5キロ先にある今日の宿泊地を目指します。なだらかな舗装路の下り坂が続きます。実はこれが山道の下りよりも膝に厳しく、ここでも痛みに唸りながら歩いていきます。景色を眺める余裕もなく、俯いてトボトボと歩くばかりです。年配のハイカーにもあっさり抜かれていきます。
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第67番札所 大興寺(だいこうじ)
ホテルに直行したいところですが、次の札所に向かうことにしました。明日あらためて戻ってくることを考えると、無理しても今日のうちに済ませておいた方が良いと判断したためです。 -
本堂
前回レンタカー遍路の際は改修中だったので、今回初めて全景を見られました。前回は「お寺の名前どおりで、大工事(だいこうじ)だ!」と喜んでいた記憶があります(^-^; -
大師堂
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大興寺納経
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早くホテルに入って休みたいです。「痛い、痛い、痛い・・・」と声に出しながら歩きます。
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亀の井ホテル 観音寺
1泊2食付 大浴場有 12,812円
今日の宿に到着しました。普段からするとだいぶ短い20キロの歩きでしたが、もうギリギリの状態です。それでもリタイアの危機もあった中で、雲辺寺に到達できてひと安心です。これまでにない達成感があります。
よく頑張った自分!(≧∀≦) -
急遽、療養のために予約したホテルは旧かんぽの宿で、いわゆる観光ホテルです。
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高台にあるため、部屋からは観音寺市街と瀬戸内海を望めます。温泉の大浴場で疲れを癒します。
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夕ご飯です。雲辺寺と温泉のあとの生ビールは、世界中のどんな飲み物よりも美味しいです。くわ~(≧∀≦)
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2段構成の懐石料理です。まず第一段です。
[瀬戸の彩プラン]
夕焼け豆腐
お造り三点盛り(観音寺合わせ醤油)
鰆山椒仕立て
オリーブ豚と讃岐うどんの塩鍋(写真には写っていません)
炙り秋刀魚と菊花五色膾(なます) -
地酒もいただきます。
川鶴 本醸造 ハイカラクチ 冷酒 -
第ニ段です。
海老とじゃが芋饅頭の吹寄せ
舞茸炊き込みご飯(香川ブランドおいでまい)
地産茄子赤だし(こんぴら味噌)
かぼちゃのババロア
どれもとても美味しいです。頑張ったご褒美ですね(^-^) -
夕食後、またお風呂に入ります。夜中には夜鳴き蕎麦のサービスがあります。担々麺でした。
いつもは、どれだけ効率的に、そして安くお遍路ができるかを考えて行程や宿泊を決めていました。しかし、膝の調子に関係なく、今日のように余裕を持ったプランを立てなくてはいけないのだと考えさせられました。 -
今日こそ、このお遍路のハイライトでした。辛い下り坂ではありましたが、なんとか遍路の糸を途切れさせずに平地まで戻ってくることができました。あと2日間となりますが、歩行距離を短くし、足の状況を見ながら目的地を決めていきます(^-^)
44日目に続く → → →
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この旅行記へのコメント (2)
-
- まつこさん 2026/01/09 02:06:29
- お疲れ様でした。
- 私も12月末、孫を連れて雲辺寺に上って来ました。ただし雨の中をロープウェイで。
なのであの険しい山を徒歩で、しかも膝を痛めながら登り、降りてこられたと知り、けんいちさんの体力と精神力の強さに驚愕しました。
私達は頂上も雲の中で一面白く何も眺望が無かったですが、けんいちさんは晴れていたので絶景のご褒美でしたね。
お疲れ様でした。そして膝をお大事になさってください。
- けんいちさん からの返信 2026/01/09 20:37:42
- Re: お疲れ様でした。
- まつこさん、こんばんは(^-^)
旅行記を見ていただきありがとうございます。
11月初旬でも肌寒かったです。
12月末で、雨の中となればだいぶ寒かったのではないでしょうか。
他に選択肢が無かったのでやってみたというのもあります。次回はしっかりトレーニングして臨みたいと思います( ^ω^ )
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