2019/09/28 - 2019/10/08
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ダイスケitさん
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この旅行記のスケジュール
2019/09/28
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成田からNH209便でデュッセルドルフへ(10:50-15:50)
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デュッセルドルフからOS156便でウィーンへ(20:05-21:40)
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ウィーン空港からタクシーでリンク内のオーストリアトレンドホテルヨーロッパへ(22時半着)
2019/09/29
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朝食前にケルントナー通りからシュテファン大聖堂付近を散策(6時半~7時)
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オペラ座・国立図書館・アウグスティーナ教会経由、王宮見物へ(8時半~11時半)
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この旅行記スケジュールを元に
幸運なことにヨーロッパまでのビジネスペアチケットが手に入ったので、どこに行こうかと考えて前にも訪れたことのあるパリとウィーンを選んだ。理由は、自ら航空運賃を払って旅行する場合は、目標としている世界遺産200個所巡りを達成するために、未だ行ったことのない地域・国を選択したくなるが、今回はおまけの旅行なので気分的にも余裕があり、これまでハイライトツアーでほんのさわりしか行っていない有名観光地の見残し部分の穴埋めをしようとなったからだ。貧乏性なのか、100%自費でもう一度同じところに行くというのは、何だか勿体ない(笑)。ペアの相方は、もちろん女房だ。
今年春頃に、ANAが来年の東京オリンピックを記念して、これまでにオリンピックが開催されANAが就航している都市の写真を募集してカレンダーを製作するという企画を打ち出した。その都市は、ロンドン・パリ・ミュンヘン・シドニー・ロサンゼルス・メキシコシティ・バンクーバー・北京・東京・札幌・長野に加えて特別に富士山という12個所が対象だった。これに応募していたところ入選となり、その賞品がANA国際線ビジネスクラスのペアチケットというものだった。7月末頃にその知らせが届き、早速時期も都合も良い10月頃に最もお得感のあるヨーロッパ旅行の計画を立てようとしてANAと相談した結果、必ずしも希望通りの便が取れた訳ではなかったが、11日間でウィーンとパリを訪れることになり、下記の旅程となった。ちなみに、採用された写真は、ANAの「Welcome Aboard」という2020年の壁掛けカレンダーに載ることになっている。
1日目:成田~デュッセルドルフ~ウィーン移動、ウィーン泊
2日目:ウィーン観光(シュテファン大聖堂・王宮・ベルヴェデーレ宮殿・オペラ座等)、ウィーン泊
3日目:★ヴァッハウ渓谷日帰りツアー、ウィーン泊
4日目:ウィーン観光(シェーンブルン宮殿・美術史美術館)、ウィーン~パリ移動、パリ泊
5日目:ヴェルサイユ観光、セーヌ川クルーズ、友人と会食、パリ泊
6日目:シャルトルへ半日観光、★エッフェル塔、パリ泊
7日目:フォンテンブローへ半日観光、パリ観光(サントシャペル寺院・★ルーヴル美術館)、パリ泊
8日目:パリ観光(オルセー美術館・オランジェリー美術館・サンジェルマン界隈散策)、パリ泊
9日目:★シャンパーニュ・ランス日帰りツアー、パリ泊
10日目:パリ観光(モンマルトル散策・オペラ座)、パリ~ブリュッセル~成田移動、機内泊
11日目:帰国
2度目のウィーンでは、前回行けなかった王宮見物(特にシシー博物館)、ベルヴェデーレ宮殿美術館でのクリムト鑑賞、オペラ座内部見学ツアー、シェーンブルン宮殿庭園散策、ヴァッハウ渓谷観光を組み込んだ。また、3度目の観光となるパリでは、ヴェルサイユ宮殿庭園・大トリアノン・小トリアノン・王妃の村里、エッフェル塔登楼、シャルトル大聖堂、フォンテンブロー宮殿、オペラ座内部見物、オランジェリー美術館、シャンパンメーカー・ランス大聖堂見物ツアー、サンジェルマン・デ・プレ界隈など、見残しているところを訪れる計画とした。モン・サン・ミシェルやロワール河の古城巡りは、過去に済ませている。もちろん、何度でも行ってみたいルーヴル・オルセー美術館、40年も前に行ったサント・シャペル寺院やモンマルトルなども訪れる予定としていた。残念ながらノートルダム寺院は立入禁止となっている。
このうち、上記の日程表の★印のあるルーヴル美術館・エッフェル塔とVELTRAの日帰りツアーは日本で予約しておいた。ルーヴルとエッフェル塔は、予約なしでは2~3時間の行列を覚悟しなければならないと聞いていたからだ。この盛り沢山の予定は、何のトラブルもなしに計画通り実行出来るか少々不安もあったが、その結果は10回ほど続ける旅日記の中で明らかにして行こう(笑)。
第1回目は、出発からウィーン到着までの1日目と、2日目のウィーン観光の午前の部の模様となる。2日目の午前に訪れたのは下記のところだった。
・早朝のケルントナー通り散策
・シュテファン寺院
・王宮
・国立図書館(イベントのために臨時休館で入場出来ず)
・アウグスティーナ教会
【旅メモ1】世界遺産
今回訪れる予定の世界遺産は、以下の通りとなっている。(*)は初めてのところ。
・ウィーン歴史地区
・ヴァッハウ渓谷の文化的景観(*)
・シェーンブルン宮殿と庭園群
・パリのセーヌ河岸
・ヴェルサイユの宮殿と庭園
・フォンテーヌブローの宮殿と庭園(*)
・シャルトルの大聖堂(*)
・ランスのノートルダム大聖堂、サンレミ旧大修道院及びト宮殿(*)
・シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーブ(*)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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1日目。
自宅を車で出発して、空港近くのパーキングに8時過ぎに到着。8時40分にはチェックインが終了(厳密にはチェックインは前日に済ませており、荷物預けが終了)。この時、ANAから貰っていた成田~デュッセルドルフに加えて自ら手配していたデュッセルドルフ~ウィーンのオーストリア航空のチケット発券と荷物のスルー扱いを依頼。同じスターアライアンスグループなので、すんなりと聞き入れてもらい、ひと安心だ。
レンタルルーターを借りてから、ANAラウンジに入ったのが9時半頃。搭乗まで1時間ほどの余裕があった。ただ、ラウンジ内の食べ物は大したものはなく、朝食代わりにサンドイッチといなり寿司をつまんだ程度だった。 -
昔はもっと感激するような食べ物があったように思うが、今は利用する人も多く大衆化しているのだろう。
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予定通りの出発で、搭乗口へ。
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ビジネスクラスは、フルフラットシートが互い違いに配置されたスタッガードシート配列となっている。
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飛び立ってから1時間ほどで、1回目の食事が出て来た。飲み物はシャンパンを貰う。
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和食を希望していた。
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主菜は、すき焼きだったように記憶しているが、これも若干期待外れ。
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デザートのフルーツと一緒にチーズも貰う。
映画は、ディズニーの「アラジン」を1本観たが、後は興味を引くものがなく、麻雀ゲームで時間を潰すことになった。映画のラインナップが、アイアンマンやXメンやスパイダーマンのようなものが多く、ドラマが少ない。いつからこんな子供向けばかりになったのだろうか。 -
2回目の食事。これも和食で、鮭だったように思う。この時はビールを頼んでいる。
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定刻通り、15時50分にデュッセルドルフの空港に到着。時差が7時間なので、約12時間掛かったことになる。珍しく、バスで到着ゲートへ。
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ウィーンへの乗り継ぎのため、デュッセルドルフの空港で4時間待ちだ。少々長い。2時間ぐらいが理想だろうか。
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雨が少し降ったようだ。
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オーストリア航空の機内。
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定刻通り、ウィーンに21時40分着。荷物受け取りゾーンには、シェーンブルン宮殿庭園内の動物園の広告が出ていた。
ホテルを予約した時に、空港~ホテルのタクシーも予約していたので、ドライバーが通関後の出口で名札を持って待っているはずだった。だが、どこにもいない。探し回っていると、携帯に2度も電話が掛かってきたが見当はずれの内容だ。暫く探しているうちに、ドライバーが登場。遅れて来たのだ。それにしても、何故携帯の電話番号が判ったのだろうか。ドライバーを探している最中だったので、深く考えずに電話に出たが、不思議だ。 -
空港からホテルまで約30分で、料金は40ユーロ。夜遅くの利用だったので、高い感じはしない。ホテルのチェックインは22時半頃だった。
予約していたトレンドホテルヨーロッパは、ウィーンのリンク内のメイン通りであるケルントナー通りに面し、シュテファン大聖堂とオペラ座の中間あたりなので、観光には便利なところにある。ツインベッドの部屋でそれほど広くはないが、贅沢は言うまい(笑)。 -
ひとつ便利だったのは、この写真の右端に見えている荷物置きの棚。長く右側に延びており、二人分のトランクを上手く広げることが出来、屈まずに開けっ放しの状態で使用出来た。
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2日目。
時差ボケの関係もあって、朝早く目が覚める。朝食は7時からなので、それまでケルントナー通りからシュテファン大聖堂まで散歩に出掛けた。6時半頃で、まだ薄暗い。
洒落たウィンドー。 -
ホテル近くの店では、クリムトのPRが大きく出ていた。
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さすがにスワロフスキーの店はお洒落だ。
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ショーウィンドーの中のバッグ。財布が125ユーロ、バッグが267ユーロとそれほど高くはない。
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夜明け前の青い空に浮かぶライトアップされたシュテファン大聖堂。
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東の空が、明るくなってきた。
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朝早くのカフェ。もちろん、客はいない。
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シュテファン大聖堂の周囲をグルリと一周する。
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周囲には、日本の工芸品を扱う店もあった。
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裏側から見上げるシュテファン大聖堂。
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大聖堂にある大きな像。
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大聖堂の入口が開いていたので、少し覗いてみる。
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7時ごろになるとすっかり明るくなり、ライトアップも終了していた。
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ホテルに戻る時に見つけた、クリムトの「接吻」をモチーフにした装飾品。
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7時過ぎからホテルで朝食。
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パンの種類も多い。
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まだ客は少なく、好きなテーブルに座ることが出来る。
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ジュースとコーヒー、パン・チーズ・ソーセージ・目玉焼きなど。
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この日最初に訪れるのは王宮と決めていたが、9時開館なのでそれまでオペラ座方面を散策すべく、8時過ぎにホテルから出掛けた。
まず、オペラ座のこの掲示板を目指す。何が書かれているかというと、この日の内部見学ガイドツアーの予定が出ているからだ。この日は15時から日本語ガイドツアーが実施となっており、この時刻に戻ってくることに決める。 -
横から眺めたオペラ座。
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オペラ座の屋根の角に立つ像。誰だろう?
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王宮の方へ行くためにケルトナー通りの角を曲がったところに、ホテルザッハーの正面入口があった。
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正面から見たところ。なかなか風格がある。
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このショーウィンドーの店は、何を売っているのだろうか?
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王宮の手前にあるアウグスティーナ教会に入ってみたが、まだ日曜日のミサ前のようで誰もいなかった。
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国立図書館前を通過。ここには素晴らしい蔵書室があるとのことで、王宮の後に行ってみる予定だ。
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ヨーゼフ2世公とのこと。
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王宮入口に到着。
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大きな入口の隣にある2つの小さな入口。
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同じく反対側の入口。
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噴水もある。
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チケットを購入して入場。銀器コレクションの方から皇帝の部屋、シシィ博物館に行くようになっている。ただ、銀器や磁器などのコレクションは撮影可能だが、皇帝の部屋以降は撮影禁止となっていた。
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膨大な銀の食器。
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お皿のコレクション。
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ハプスブルグ家の象徴である双頭の鷲。
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金の燭台。
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中国風のお皿もあった。
この後、皇帝の部屋やシシィ博物館・シシィの部屋も見物したが、残念ながら写真は残っていない。シシィは、オーストリア=ハンガリー帝国の皇帝(兼国王)フランツ・ヨーゼフ1世の皇后エリーザベトの愛称で、ここを見物することは女房からのリクエストだった。 -
王宮中庭のフランツ2世像。
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王宮中庭のフランツ2世像。
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王宮中庭のフランツ2世像。
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王宮近辺では、馬車に乗っての観光が盛んだった。
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王宮入口も馬車が多い。
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王宮入口。
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馬車が多い分、馬糞の臭いもかなりあるのだが、誰も気にする様子はない。
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再びアウグスティーナ教会に入ってみると、ミサが行われていた。
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国立図書館にもう一度やって来て、入口から入ろうとすると「今日はイベントのために臨時休館です」と止められた。残念! その準備のためだろうか、図書館前の広場には電源車や大きなトラックが何台も停まっている。
11時半近くになっていたが、この後はトラムに乗ってベルヴェデーレ宮殿に向かうこととなった。
(続く)
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この旅行記へのコメント (2)
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- アルオさん 2019/11/05 11:19:00
- ようやくウイーン・パリの旅日記が始まりましたね!
- 最初に出て来る夜空が青い写真が実に素晴らしいですね。色合いは違いますが、ゴッホの作品の一つを連想しました。大阪中之島の国立国際美術館で開かれたクリムト展では、やはりウイーンの銀食器なども多く展示されていました。ヨーロッパ駐在が長い知り合いの話では、日本企業がヨーロッパに進出しようとした時には先ずヨーロッパの中央に位置するウイーンに支社を置くのだが、ハプスブルグ家の伝統を受け継ぐせいか、ウイーンの人々はあまりにも誇り高くて仕事がやり辛く、結局はウイーンから他の都市に移ることが多いとのことでした。また、クリムトの描いた作品の所有権をめぐる争いを描いた映画「黄金のアデイーレ」を見たことがありますが、そこでもウイーン当局の対応は批判的に描かれていましたね。私は家族でワルシャワでのショパンピアノコンクールを見に行ったことがあります。その時にオーストリア航空を利用しましたが、妻の隣に座った女性が業務から離れて"フリー"で乗っていた乗務員で、「どこに行くのか?」と訊ねてきたので、妻が「ウイーンは飛行機を乗り換えるだけで、ワルシャワに行く」と伝えると、彼女は憤慨したようで「ウイーンを通り過ぎて、ワルシャワのような田舎の都市に行くなんて?!」と言ったそうです。中欧に行ったことが無い私たちにとっては、ウイーンは非常に魅力的ですが、プラハやソフィアにも行って見たいと思っています。近代的な都市はどれもさほど変わり無く、古いヨーロッパの雰囲気の残る街の方が興味あります。この連載を読んで、中央を旅行する際の参考にしたいと思います。
- ダイスケitさん からの返信 2019/11/05 22:26:47
- Re: ようやくウイーン・パリの旅日記が始まりましたね!
- アルオさん
コメントをいただき、ありがとうございます。旅行から帰ってから、疲れと雑用のバタバタでなかなか着手出来なかったのですが、やっと落ち着いて旅日記をスタートさせることが出来ました。
最初の写真は、夜明け前の空が青く写る一瞬を捉えたものです。連想されたのがゴッホの「星降る夜」のことでしたら、そのうち出て来ます(笑)。第一回目はまとまりのないものになってしまいましたが、2回目以降はウィーンの神髄に触れるものが登場しますので、ご期待ください。
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