１人で行くヨーロッパ気まま旅⑧　～ハイジの村を訪ねて・・・マイエンフェルトと氷河急行の旅～

2018/08/10 - 2018/08/26

サラリーマンながら16連休を取得して行ったヨーロッパ一人旅。

１人で海外は初めてにも関わらず完全個人手配で行った先には色んな出会いや経験が――。



今回はシリーズ第８回（全１３回）として、ハイジの村・マイエンフェルトをご紹介します！

エリア マイエンフェルト(スイス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

スイスの田舎は朝もいい。

深い谷間の村が多いスイスは、朝に陽が差し込まない。ひんやりとして、爽やかな朝でした。遠くで朝日に照らされて輝く山々が実に美しい。

Hirschen B&B ホテル

今日はハイジ村ことマイエンフェルトを観光します。移動の関係上、10時半にはマイエンフェルト駅に戻る必要があり、忙しい一日でした。朝ごはんを食べ、8時には行動開始です！

世界的な大ヒット作品 ”ハイジ” の舞台ですが、多くの観光地にありがちな賑やかさは無く、長閑な風景が広がるのみでした。

アニメのモデルとなった通り。今にもハイジが出てきそう。。

絵に書いたような噴水。。　ここもアニメに描かれていたはずです。

街を抜け丘陵地を登ってゆくと沿道にはブドウ畑が広がる。山並みといい、ブドウ畑といい、ホントにのどかな場所で癒やされます。

ハイジの道 体験・アクティビティ

この村には至る所に泉があります。一口飲んでみましたが、アルプスの水はとても美味しかったです。

ハイジの家までの道には林を抜ける場所もあります。夏にも関わらず、日本のようなジメジメとした蒸し暑さはなく爽やか。

林を抜けると、牧草地帯に突入する。そう、ここがハイジの家なのです。

ハイジ村 草原・平原

めんどりも、

やぎもいる。

ハイジの像もありました！

そしてここが噂のハイジハウス。

ハイジハウス (ハイジ博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

中に入ることができ、ハイジの暮らしぶりが再現されている。これはハイジの寝床。

質素ながらも素敵な空間ですね。

眺めも素晴らしい。

さらに丘の上のほうに行くと、ハイジアルプに行くことができます。片道1時間はかかるので、体力に自信が無ければやめておくのが吉。ちなみに先程行ったのはハイジドルフ。

眺めの良い牧草地の中をゆく。

牛さんも気持ちが良さそう。

ここの牛さんには首元に鐘が取り付けられており、カンカンと甲高い音を立てながら歩いていました。なかなか面白い光景ですよね。

ハイジの泉。水を飲もうとしているハイジが可愛らしい。

ハイジの泉 モニュメント・記念碑

駅までの道は森の中に入ったり、

牧草地を横切ったりするのでなかなか楽しいものです。

街まで戻ってきました。

一路、クール（Chur）へ。普通列車ではありますが、時速160km/hで田園地帯を駆け抜けます。

乗るのは12:26発のツェルマット（Zermatt）行き氷河急行です。7分遅れと表示されていました(^^)

最終的には9分遅れで到着。これからツェルマットまで5時間の列車旅です。

氷河特急 (グレッシャー エクスプレス) 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

列車に乗り込んですぐにお席でランチです。予約しておきました(^^)

日本語メニューもあります。

まずは白ワイン

サラダ

メインディッシュは豚肉のクリーム煮でした(^^)

スイス料理はみんな美味しいです。

列車は長閑な牧草地帯を走ります。アンダーマット（Andermatt）まではライン川の流れに沿って、ぐんぐんと標高を上げていきます。

途中、同じ名前の列車とすれ違う。"Glacier Express" を直訳すると "氷河急行" の訳になりますが、車内の日本語音声・パンフでは "氷河特急" と訳されます。特別料金の必要ない "Regio Express" と分ける必要があるためでしょうか。

こんな田舎をゆったりとした速度でひた走る。

牛も多数見かける。

斜面には牛が何世代にも通ってできる、通称 ”牛の道” が見られる。

氷河急行と名付けられていますが、実のところ氷河はほとんど見られない。見られるのはかつての氷河が形成したU字谷ばかりなのです。

グレッシャー・エクスプレス（氷河特急） 山・渓谷

見ることができても遠くの山の頂上付近にわずかに見えるのみ。

フィスプ（Visp）から先は、ラックレール式鉄道です。ラックレールとは通常のレールでは登れないほど急勾配であるときに、レールの真ん中に敷かれたギザギザしたレールと機関車の歯車を噛み合わせて登る方式です。ラックレール区間に差し掛かると ”ドドン” という音が車内に響きます。勾配は125‰もあり、車内通路の移動が大変なほどです。

ラックレール区間では、レールの真ん中にラックレールが敷かれている。

今までよりも深く険しい谷の縁を進みます。

この区間では氷河が見えました。ここが氷河急行で一番氷河が見える所かもしれません。

ツェルマット駅に到着！　時刻は18:10。サマータイムですが、まだまだ外は明るかったです。

ツェルマット駅 駅

夕暮れ時のバーンホフ通り。一般車通行規制しているため、ほとんどの道が歩行者天国状態です。

今日はユースホステルに宿泊です。ツェルマットの宿はどこも高いので、こうした宿はありがたいものです。

ツェルマット ユース ホステル ホテル

夕ご飯はジャガイモとチーズとサラダ・スープ。チーズがとても美味しかったです(^^)。

今日の行程はここで終わり。明日はマッターホルンを望む展望台に行きます。