2023/07/20 - 2023/07/27
48位(同エリア134件中)
迷子ですさん
スイス鉄道旅行について、こちらのQ&A欄に大変お世話になり無事8日間の旅を楽しむ事ができ、備忘録と、お礼に代えて旅の記録を残す事にしました。
七夕の頃、破格値で見つけたスイス航空往復直行便をおさえ、後は宿泊と移動手段だけ手配すればいいとたかを括っていた私。
今回なまじ航空券を購入済の為に、スイスに特化した旅行代理店数社とも『航空券&ホテル&移動手段』一括の申込みでないと相談が出来ず、近隣の大手個人旅行代理店も、実際スイス旅行経験のある方がおられず、アフターコロナの情報収集はネット上だけ、準備期間約10日は荷造りと並行して深夜まで旅程を組み鉄道・ホテル予約で大忙しでした。
思えば宿泊地をチューリッヒなど一都市拠点にし、行ける範囲で数カ所日帰り旅行にするのが最も簡単なのですが、希望訪問地が東のマイエンフェルト、西のラ・ショード・フォン、中央山岳地帯のグリンデルヴァルトと分散しています。
加えてバカンスシーズンの始まりで、評価の良いホテルも次々満室になっていきます。(シングルで一泊20万位なら沢山残っていますが)
こちらでの親切なご回答の助け、スイス国鉄SBBとのメールでのやり取りで何とか到着日以外の鉄道チケット、鉄道その他半額になるハーフフェアカードを用意し、後はパッキング、という段階で出発3日前になっていました。
街のスーパーなど少額からでもカード決済可との事で、貨幣の両替は2万円程に留め、携行するカードはセキュリティロックがかからないよう連絡をしておき上限額を下げておきました。(普段使用しない地域での利用があるとロックがかかる事が鉄道パス購入の際判明。海外での多額決済がクレジットカードで出来なかったという例を聞きますが、これが原因かと)
昔、両親と周遊旅行をした時のスイス貨幣が幾らか残っていましたが残念ながら2016年?に旧紙幣は廃止になりコインだけ持ち出しました。有料トイレにやはりコインは必要ですし。
旅行中のレートは1CHF(スイスフラン)=170円で換算しています。
前置きが長くなりました。
20日前夜にスイス航空から11:15に出発が遅れる旨のメールがありましたが、同日18時過ぎ予定通りチューリッヒ空港着。
入国時、日本人を含め来訪者が少なく審査はあっという間に終了。
私など滞在期間の『Eine Woche.(1週間)』しか応えておらず荷物もすぐ手にでき、降機から30分で鉄道駅に。
やはり到着当日の鉄道移動時間は読めず現地購入にして正解でした。
SBBアプリから予約購入もできましたが、凡そ~時から~時までと利用時間を指定する必要がありましたので。
ハーフフェアカード適用で3.4CHF、カードでタッチ決済しました。という事は拾われたらバンバン誰でも使えるのだから、現金より管理は気をつけました。
車内の検札はなし。
15分程でチューリッヒ中央駅に着いたのは19時過ぎ。
まだ明るいので徒歩5分のホテルはすぐ見つかりました。日本でならばそこそこ星◯グループクラスの宿泊費ですが、本っ当にベッド、デスク、ライト、タオルとコップしかありません。目薬を差すもティッシュすら無し。
因みに27℃位でしたが空調もなく窓を開けるとトラム、バイクの音がするので、閉め切ると少し暑かったです。
ここから最終宿泊地のベルン迄は空調は無しでしたので35℃以上の日もあるマイエンフェルト地方に盛夏宿泊される方はキツいかもしれません。
これらを下調べで予想し歯磨きセット、シャンプー・トリートメント、耐熱カップと折り畳みのトラベルケトル(変圧器付)を携行していました。
到着1時間半前に機内食を戴き、お腹が空いていませんでしたが持参したハーブティー、フリーズドライ食、駅前で買ったヨーグルトで夕食を済ませ早々に休みました。
スーパーCoopで売っていた日本のコンビニおにぎり風の物(ZENBUという商品名、具の名前?)は4CHF以上、680円ほど。大変高価な寿司も人気で、この先立ち寄った全てのCoopにありました。サーモンとアボカド、野菜で巻物風になったもの。
経験上、海外の人に海苔はウケが悪いので巻き込んで無かった気がします。
翌朝、朝食はついていなかったので、これまた持参したカップ日本そばとバナナ(1本売りで3.40CHF)で朝食にし、8時過ぎには中央駅からSBBの荷物駅間別送サービスを使うのでインフォメーションへ。
案内の列で私の番になると60過ぎ位のおじさまに『What can I help you,girl?」
と訊かれ、実年齢押しも押されぬ中高年の私は平静を装いつつ心の中は口笛スキップです。
PUMAのスポーツシャツにパンツというマッチヤンガーな服装のせいでしょうが…
出発前、SBB公式サイトの荷物受取り日チェッカーで気を揉んでいたLuggageサービスですが、すんなりスーツケースを預けて(12CHF)翌々日の宿泊地で受取り予定、2泊分の軽装になりました!
チューリッヒ界隈を観光していないのでスイスの玄関口である立派な駅舎と銅像を撮影している時、有色の女性が『Hello』と声をかけてきたのですが、手ぶらで人待ち顔だった事などから(おいでなすった!)と判断、聴こえないフリで去りました。
もう一度私の背中に声を掛けてきましたが、明らかに旅行者の私に道を訊く訳もなく、多分話を聞いても碌な事は無かった気がします。
朝からよく晴れていましたが予報では終日雨でしたので、マイエンフェルトに向かう前にハウス・オブ・レダラッハというチョコレート工場に立ち寄ります。
Google mapsにweb予約項目があり、17日の時点で21日の15分刻みの予約枠を選んで予約できました。
チューリッヒ中央駅から40分程でZiegelbrückeへ、そこから歩いてすぐのZiegelbrücke南駅から524番のバスでBilten.Grabenstr.まで行き停留所で降りると道の反対側にそれらしき建物があります。
この停留所までの乗車券がSBBのアプリから購入でき、バスに乗る際運転士さんに見せていたので工場最寄の停留所に着いても山の撮影に夢中になっていた私に、運転士さんが「ビルテン.グラーベンシュトラーセ!」と教えてくれました。
受付で名前を確認して戴くとネックストラップに白い箱とスプーンが付いており、箱のQRコードがエンターキーになっています。
順路に従い、レダラッハ起業の歴史、厳選されたカカオ豆、乳製品、砂糖の契約栽培農家の情報、製法の行程など見学していきます。
白い箱の中身はレダラッハの特徴的なナッツ入り板チョコで動画映像と共に五感で楽しみます。
スプーンはホワイト、ミルク、ダーク、ブロンド4種のチョコレートファウンテンから試食する為のものでした。小さな蛇口があり、白いスプーンにひと口分だけ液体チョコが出てきます。
出発前既に酷暑であまりチョコレートを食べなかったのですが、元々リンドールなどスイスチョコが好きなので、独りなのをいい事に沢山試食させて戴きました^^
出口のショップでは形が規格外などアウトレットチョコの詰め合せなどがあり、国内の車でみえている方は沢山買ってらっしゃいました。
私は帰国まで暑くて持ち歩けないと思い、旅の間楽しむだけ何粒か買うとサービスで一粒チョコがついて来ました。
スイスのプラリネチョコはベルギーのものに比べると、乳脂肪分は高く甘味は抑えめ、日本と比べて唯一お安い食品なので、涼しい季節には沢山お土産にされると喜ばれると思います。
併設のカフェで帰りのバスが来るまでケーキやサンドイッチでお昼を戴きました。
コーヒーはデミタスサイズですがケーキが抜群に美味しかったです。
鉄道からの車窓もいいですが、山あいの村を抜けて走る黄色いポストバスの旅も長閑で癒されました。
見学を予想より早く終え、午後早めの電車に乗れたのでマイエンフェルトに向かう前のバート・ラガッツという保養地に途中下車を。
降り注ぐ陽射しの元、旧市街まで歩き街一番の目玉、温泉浴場を見ての帰り道。
駅からの大通りと並行して斜めに走る道があり、途中で道を間違えたのではと気づきました。
住宅街の前で近所のお父さん方2人とマダムが歓談されていたので『この道は駅方向への道ですか?』
私の中の迷子会話集から幾らでも凡例がでてきます。
危なく町外れに向かい歩いて行く所で、マダムに丁寧に道を教えて頂きバート・ラガッツからひと駅のマイエンフェルトに無事、到着しました。
翌日は駅舎向こうに見えるハイジドルフ(村)に向かいます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 飛行機
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
- 旅行の手配内容
- その他
- 利用旅行会社
- エクスペディア
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スイスの空の玄関口、チューリッヒ空港着陸前
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チューリッヒ中央駅近辺
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Biltenという街のハウス・オブ・レダラッハ
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マイエンフェルトで2泊したスイスホテルハイジ
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マイエンフェルト駅ホーム
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バート・ラガッツ旧市街への途中
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マイエンフェルト駅前にて
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スイスホテルハイジの朝食
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駅間荷物別送サービスLuggageの引換え証
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高山植物はご法度ですが、ホテルハイジ前の原っぱのお花は摘んでも大丈夫でしょうか、とフロントの女性に尋ねたら『Kein problem!』と笑ってらしたので宿泊中洗面台の上に飾らせて戴きました。
黄色のバターカップとレンゲしかわかりませんが… -
往路エコノミークラス機内食。
冷や麦、ロールパン、マカロニグラタン、スポンジケーキ。
ジョコビッチみたいなグルテンフリーの乗客に逃げ道なしメニュー(笑
日本食を選べば牛丼がメインでした。
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