和歌山周辺のローカル私鉄に乗りに行った【その４】　いろんな電車を乗り継いで行く和歌山電鐵線〈後編〉

2019/09/20 - 2019/09/20

昨年夏、大阪への用事のついでに巡った大阪南部のローカル線。
今回、また同じ用事で大阪に出かけたので、その続きで和歌山のローカル私鉄に乗りに行っております。

朝から和歌山港線、ちょっと寄り道して多奈川線と巡って、和歌山電鐵貴志川線に乗っています。
この路線はかつて南海貴志川線という路線で、それ以来の乗車になります。当時はただのローカル路線でしたが、その後いろいろあって現在の岡山電軌の子会社の路線となりました。

それとともに、車両も個性的に改造されまして、できるだけそれらに乗ってやろうと何回か途中下車しながら終点の貴志駅に向かったのでした。

いろいろあって長くなってしまい、本編はその後半です。

エリア 岩出・紀の川(和歌山)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【その３】〈前編〉からのつづき

和歌山駅から、途中下車しつつ和歌山電鐵貴志川線に乗って終点の貴志駅を目指しています。
現在いるのが、この路線の本社と車両基地がある伊太祈曽駅。

和歌山電鐵貴志川線 乗り物

ここから、この路線３つめの電車に乗ります（右側）。
さきほど交通センター前駅で見た「おもちゃ電車」。

伊太祈曽駅 駅

おもちゃ電車の車内。

個性的な座席。
一部背もたれが木製。

これは何？
赤ちゃん用のベットにも見えるけど（笑）

電車の中にガチャガチャ。初めて見る組み合わせ（笑）

車両の端にあるショーケース。

電車の模型が展示されたりしている。

さて、発車時間が来て先に進む。
ちょっとの間だけ雨が･･･

山東（さんどう）駅

山東駅 駅

各駅、駅舎のない駅ばかり。
このような待合スペースがある駅も少ない。

その横にあったイラスト。
たけのこの里かと思った（笑）

その先。
少し山が迫っている。

電車から見える、大きな池。
ここから紀の川市に入る。

大池遊園駅。
かつてはすれ違いができたような線形。

大池と書いて「おいけ」と読む。
さっきの池の名前。

大池遊園駅 駅

ここにも駅舎はなく、ホームからまっすぐ駅前に出る。

再び、田園風景。

西山口駅。

西山口駅。

西山口駅 駅

甘露寺前駅。

甘露寺前駅。

甘露寺前駅 駅

そして、次が終点の貴志駅。

終点、貴志駅に着いた。

改めて、今乗ってきた「おもちゃ電車」を見る。

これは何のマーク？

これが「おもちゃ電車」のマークらしい。

貴志駅のホームにあった「たま神社」。

ホームに掲載されている時刻表。
伊太祈曽駅からここまでは電車が１本しか入って来られない関係で、約30分くらい間隔。

では、ホームから階段を降りて、駅舎に行きます。

駅舎からホームを振り返ったところ。
駅としては無人駅だが、この両側に売店がある。

そして、上の写真の左側にある「駅長室」。
たまⅡ世駅長「ニタマ」がお出迎え。
なかなかこちらを向いてもらえなかった（笑）

駅長室のとなりに「ニタマ」の経歴が書いてあった。
2012年に研修期間を経て伊太祈曽駅に着任。
2014年に課長職に昇格。
2015年に貴志駅長に就任。　だそうです。

といっている間に、おもちゃ電車が折返し発車していった。

貴志駅の駅舎。2010年に建て替えられた。
別名「たまミュージアム貴志駅」。
ネコの顔をモチーフにしたデザイン。

貴志駅 駅

駅の入口はこんな感じ。

となりには、売店がある。
初代駅長「たま」は、もともとここの主人の飼い猫だった。

売店の内部。たまグッズや地域のお土産がいろいろ売っている。
駅の入場券もここで買える。

駅横の踏切より駅構内を見る。
駅の構造としては片面ホーム。

上の写真の反対側。
この駅では夜間、２編成の電車が夜を明かすのだが、そのうちの１編成はこの位置に停まっているようだ。

駅の向かいにある情報ステーション。貸し自転車もあるようだ。
神奈川県内に「たまぷらーざ」という駅がありましたね（笑）

ちょっと、駅の周辺を歩いてみた。

川に出た。

この川は、路線名と同じ名前の「貴志川」。

紀の川の支流で、結構大きな川だった。

貴志川 自然・景勝地

駅に戻った。さっきの次の電車が到着したところだった。
これが、４つめの電車「いちご電車」。

貴志駅のある旧貴志川町は、イチゴの産地なのだそうた。

いちご電車の車内。

シートもイチゴ柄。

そういえば各電車連結部分には、のれんが掛かっている。

「いちご電車」はみんなのでんしゃ。

４つのいちご。楽しい苺。と書いてある。

平成18年度「日本鉄道賞表彰選考委員会特別賞」の楯とメダルが飾ってあった。

ということで、これがこの路線を走っている電車６編成。
車庫で寝ていた「チャギントン電車」と「たま電車」以外に乗りました。

まだ出発まで時間があったので、駅舎内にある「たまカフェ」へ。

たまカフェ グルメ・レストラン

和歌山特産、南高梅のジェラートを購入。

いちご電車を眺めながらのジェラート。

貴志駅には駐車場がないので、車で来た場合、会社としては和歌山駅か伊太祈曽駅の駐車場を利用して貴志駅に来るように勧めている。
そういうお客さんが多い。
この電車の２両目は、見事に全員、Ｃ国から来た皆さんだった。

伊太祈曽駅に着いた。
最初に乗った「うめ星電車」とすれ違う。

伊太祈曽駅 駅

すると、そのＣ国の方々は全員降りた。

神前駅。鉄道むすめ「神前みーな」。

神前駅 駅

日前宮駅。さっき乗った「おもちゃ電車」とすれ違い。

和歌山駅の手前。ＪＲ線と並行。

終点、和歌山駅に着いた。

和歌山駅 駅

改めて、振り返って「いちご電車」を見る。

ホームの先端に改札口がある。

改札口を出た先はＪＲ和歌山駅の構内なので、ＪＲの改札口を出るときに必要な精算済証が渡された。
･･･まだ平成31年のままなんですけど･･･

一方、和歌山駅からＪＲ線に乗り継ぐ客のための自動改札機もある。

私は改札口を出ずに、そのままＪＲ線のホームへ。
考えてみれば、これから今日初めてＪＲ線に乗ることになります。

【その５】につづく。

この旅行記へのコメント （2）

• 墨水さん 2019/10/24 23:08:06

  玉手箱。

  Ｔａｇｕｃｙａｎさん、今晩は。
  山東駅ー大池遊園駅間のＳ字カーブは、凄いわ！。
  ローカル線で無いと、見る事が出来ない線形ですね！。
  ニタマの課長昇進、早すぎないか？。(チョット、嫉妬した。笑)
  縦列駐車すんのか～～っ。
  脱線するけど・・・・。
  河川管理境界が有って、国土交通省管理と為れば「一級河川」の証。
  
  「いちご電車は、みんなの電車。」意味判らん？。
  狙いは、何？。
  ジェラードは、階段でしょ・・・・。(笑)
  オードリー・ヘップバーンとグレゴリーペックが・・・・・。
  わりい、わりい、俺が、夢を見すぎた・・・。(笑)
  日付刻印機は、今や貴重品だからね。(笑)
  で、今年は「３１」で、押し通すんだろうね～っ。(笑)
  ワンダーランドやね～～っ、玉手箱や！。
  墨水。

  Tagucyanさん からの返信 2019/10/25 00:04:58

  RE: 玉手箱。

  
  墨水さま
  こんばんは。
  
  あのＳ字カーブ、何の気なしに撮ったのですが、改めて見るとすごい線形ですね（笑）
  この路線、全体的に見ても、山とかを迂回して結構蛇行しています。
  
  ニタマ、私も順調すぎる出世だなあと思って見てました（笑）
  余談ですけど、たま、ニタマ、よんたま。「３たま」はいませんね。
  
  この路線、全線ですれ違える駅が３つしかありません。終点の貴志駅も、ホームは片面しかないですが、その先があって、夜間は縦列駐車。分岐器を減らしてメンテナンス費用を抑えているんでしょうか。
  
  貴志川は、紀の川の支流の中で一番長い川だそうですよ。なんと高野山のあたりから流れてきます。ちなみに少し前まで、海南駅から野上電鉄というローカル私鉄がありました。廃止になった原因のひとつが、貴志川を渡る鉄橋の老朽化だそうです。
  
  いちご電車はみんなの電車。私も分かりません（笑）
  ジェラート、階段。そう来ましたか。ちなみにあの有名な階段、今はジェラートどころか飲食自体が禁止だそうですね。話逸れますがトレビの泉もコインを投げちゃいけないとか聞いたことがあります。私は５円玉を投げましたけどね（笑）
  
  平成31年。あまりにさりげなくて、その時は気づきませんでした。ひょっとすると平成32年になっても続くかも知れませんよ...
  
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  Tagucyan