2019/08/20 - 2019/08/20
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8月15日、大型台風10号が接近する中、かろうじて日本を脱出し向かった「イタリア8日間」の旅の記録です。
第6日目パート1は、「ヴァチカン」訪問。
※ほとんど「ヴァチカン美術館」の記録ですが・・・。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
PR
-
1<サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂>
ヴァチカン美術館の予約が9時だったため、朝イチでローマ四大バシリカの一つ「サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂」に行くことにしました。
今日もいい天気です。暑くなりすぎないといいけど・・・。サンタ マリア マッジョーレ大聖堂 寺院・教会
-
2<身廊>
イタリア軍の緩いセキュリティーチェックを受けて聖堂内へ。
朝の光に照らされた堂内は、静かで荘厳な雰囲気。
早い時間に来て本当によかった。 -
3<黄金の天井>
この天井は、コロンブスが新大陸から持ち帰った黄金で作られたとか。
一つだけ模様が違う格子が分かりますか?それは、教皇の「雄牛の紋章」です。 -
4<天蓋と主祭壇>
身廊の一番奥が、フェルディナンド・フーガ作の天蓋と主祭壇。
サン・ピエトロ大聖堂の大天蓋の大きさには及ばないが、装飾は見事で負けていない。 -
5<半地下には・・・>
半地下にシスターが入って行きました。
信者ではないので「入っていいのかな?」と思いましたが、特に規制もないようなので入ってみました。 -
6<祈る教皇の視線>
祈りを捧げる像は、ローマ教皇「ピウス9世」
その見つめる先にあるものは・・・。 -
7<聖遺物>
銀の容器に入った「聖遺物」です。
中には、ベツレヘムでイエスが生まれた当時の「飼い葉桶の木片」が入っていると言われています。
※ここは、最も重要な教会の一つなので、本当に「聖遺物」が入っているかも? -
8<ローマ・モザイク>
後陣のモザイク画は、ヤコポ・トッリーティが手がけた「聖母戴冠」
「ローマ・モザイクの傑作」といわれるのも納得! -
9<キリスト誕生>
モザイク画「聖母戴冠」のすぐ下にある絵。
キリスト誕生を描いたものと思われます。 -
10<左翼:パオリーナ礼拝堂>
教皇パウルス5世の礼拝堂の入り口上部。
1500年前のモザイク画が、今でもきれいに残っています。
残念ながら柵が閉まっていて入れませんでした。 -
11<右翼:システィーナ礼拝堂>
右翼にあるのは、教皇シクストゥス5世の礼拝堂。
通称「システィーナ礼拝堂」
ここは、入場できました。 -
12<クーポラ>
システィーナ礼拝堂のクーポラ。
「これは、すごい・・・」
美しいフレスコ画が壁やクーポラ内部に描かれています。 -
イチオシ
13<側廊>
側廊はアーチ型で、白地に金の模様。上品な美しさがあります。
神父さんが椅子に座り、何やら話をしていました。 -
14<ローマ四大バシリカ>
さすがに四大バシリカだけあって、想像以上のすばらしさ。
次にローマを訪れる機会があれば、残りの三つも是非訪れたい。 -
15<ステンドグラス>
朝日に美しく輝く「聖母子像」を見ながら、聖堂をあとにしました。
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂→★★★★です! -
16<この長蛇の列は?>
地下鉄A線が工事で運休のため、路線バスでヴァチカンへ。
「何っ?」オープン30分前だというのにこの長蛇の列。
ヴァチカン美術館の「当日券」を買うための列です。 -
17<ヴァチカン美術館出口>
ここは出口。立派なので何となく入り口に見えます。
上部には、ミケランジェロとラファエロの彫刻があります。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
18<地味な入り口>
ヴァチカン美術館(Musei Vaticani)は、ヴァチカン市国にある、歴代ローマ教皇の収集品を収蔵展示する世界最大級の美術館です。
2ヶ月前に日本で予約をしておいたので、スマホでQRコードを見せ、待ち時間なしで「スマート」に入館。 -
19<セキュリティーチェック>
内部に入って、まずセキュリティーチェック。
手荷物検査、金属探知機、ボディーチェックと飛行機なみのチェック。
ここは、地下2階部分。 -
20<チケット売り場>
その後、地下1階に上がりスマホ画面を示して「チケット」と交換。
残念ながら、日本語版のパンフレットはなし。
※ここの館内案内図は、分かりづらいことで有名です。 -
21<螺旋スロープ>
チケット交換をしたら、螺旋スロープで1階へ。
オープン直後なのに、もう人で一杯。 -
22<案内板>
螺旋スロープを上がり、最初に目にするのがこの案内板。
全部見るためには1週間必要と言われる美術館なのに、今日充てられるのはわずか4時間のみ。そのため、場所を次の4つに絞りました。
①ピナコテカ(絵画館)②ピオ・クレメンティーノ美術館(彫刻)③ラファエロの間(絵画)④システィーナ礼拝堂(最後の審判) -
23<ピナコテカ>
4時間で有名どころを見るためには一番最初に「ピナコテカ」に行くのがお勧めです。
そして、ここで見るべきものは、第8室の「ラファエロ」と第9室の「ダ・ヴィンチ」、第12室の「カラヴァッジョ」の絵画です。 -
24<ピエタ>★★★
ピナコテカに入ってすぐの所に「ピエタ」があります。
これはレプリカで、本物はサン・ピエトロ大聖堂の中に。本物はこんなに近くで見られないので、そういう意味では必見といえるかも。
※「ピエタ(哀れみ)」:死んで十字架から降ろされたキリストを抱く聖母マリアの彫刻や絵の事を指す。 -
25<第8室「キリストの変容」(ラファエロ)>★★★★
ラファエロの遺作。上部はキリストが天の声を聞き自分が神であることを告げる場面、下部は悪魔に取り憑かれた少年に奇跡が起こる場面。
途中でラファエロが亡くなったため、弟子が完成させました。 -
26<第8室「フォリーニョの聖母」(ラファエロ)>★★★
貴族のシジスモンド・デ・コンティ(赤い服の人物)が、火の玉(隕石)に襲われても無事だった奇跡を神に感謝するため、ラファエロに制作を依頼した作品。
背後の雲が「天使」なのに気付きました? -
27<第8室「モンテルーチェの聖母」>★★★
ラファエロと弟子のジュリオ・ロマーノ、イル・ファットーレの合作。
地上では墓にマリアがいないことにみんなびっくり。天では聖母マリアがイエスから冠を受けています。 -
28<第9室「聖ヒエロニムス」(レオナルド・ダ・ヴィンチ)>☆
絵を捜してピナコテカを2周もしてしまったが、小さなカードを見付けてガッカリ。残念ながら、メポロポリタン美術館に貸し出されていました。
ヴァチカンにある彼の唯一の作品だったのに・・・。 -
29<第9室「死せるキリストの哀悼」(ベッリーニ)>★★
手を握っている女性は、たぶんマグダラのマリア。 -
30<第12室「キリスト降架」(カラヴァッジョ)>★★★★
ピナコテカで必見の作品。
息絶えたキリストを十字架から降ろす場面が描かれています。
女性の上げた手とキリストのダラリと垂れた右腕の対比が印象的。 -
31<第12室「聖ペトロの磔刑」(グイード・レーニ)>★★★
聖ペトロが処刑されるとき、「自分はキリストと同じ状態で磔にされるに値しない」として逆十字架にかかることを希望した、という故事に由来。
カラバッジョの影響がうかがえます。 -
32<天使像(ラファエロ)>★★
特別展示されていたラファエロ作の「天使像」
石膏製で、剥落した部分は針金が見えています。
どこかの教会に実際にあったもの。 -
33<2重螺旋階段>★★★★
ヴァチカン美術館でぜひ見たいものの一つが、この螺旋階段。
出口のすぐ前にあるのですが、今日はシスティーナ礼拝堂からサン・ピエトロ寺院にショートカットするつもりなので、そうすると見られません。
「ピナコテカ」から「ピオ・クレメンティーノ美術館」に行くときに、見に行きました。階段ですら芸術の「ヴァチカン美術館」恐るべし!! -
34<ピーニャの中庭>★★★
「ピオ・クレメンティーノ美術館」に行く前に「ピーニャの中庭」へ。
緑の芝生が広がり、サン・ピエトロ大聖堂のクーポラも見えます。
軽食もできるので、一休みにちょうどよいところです。 -
35<ピーニャ>★★
松ぼっくりのことをイタリア語で「ピーニャ」と言います。
このピーニャはローマ時代の噴水で、かつてはサン・ピエトロ大聖堂の前庭の中央に置かれていました。
もう噴水が出ないようで、残念。 -
36<八角形の中庭>★★
2つ目の美術館「ピオ・クレメンティーノ美術館」の最初の見どころが、この「八角形の中庭」です。
回廊には、たくさんの彫刻が飾られています。 -
37<ラオコーン>★★★
一番観客が多いのが、古代ギリシャ時代の彫刻「ラオコーン」
ラオコーンは、ギリシア神話に登場するトロイアの神官です。
女神アテナの怒りを買ったラオコーンと彼の息子が海蛇に襲われる場面を描いたこの作品は、後の作家に大きな影響を与えました。
3人の苦悶の表情が、スゴイ!! -
38<メデューサの頭部をもつペルセウス>★★
フィレンツェのシニョーリア広場にも「ペルセウス像」がありました。
あちらはブロンズ製でおどろおどろしい感じでしたが、こちらは大理石造りのためか、「やっつけましたよ」って軽い感じ。 -
39<ベルヴェデーレのアポロン>★★
「アポロン」は芸能・芸術の神として有名ですが、同時に「遠矢射るアポロン」と言われる弓矢の名手でもありました。
これは「グーパンチ」のポーズではなく、もともと左手には弓、右手には矢を持ち敵を射るポーズだったのです。 -
40<ウェヌス・フエリックス>★
「ウェヌス・フエリックス」は、ローマの「サンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ聖堂」で発見されたヴィーナス像です。
すごく反り返っている天使の手の先がどうなっていたのか、とても気になります。 -
41<ベルベデーレ宮>★
レオナルド・ダ・ヴィンチは、1513年から約3年間、ここ「ベルベデーレ宮」に居住し、ヴァチカンから依頼された道具を作っていました。
宮殿住まいとは、ダ・ヴィンチさん、さすがです。 -
42<ベルベデーレ宮からの眺め>★
ダ・ヴィンチも、ここからローマの景色を眺めたことでしょう。
そう考えると、この場所に今いられることに感無量です。 -
43<円形の間>★★
次は「円形の間」です。
中央に、赤大理石一枚岩の巨大な杯が、どんと置かれています。
周囲には十体以上の彫刻が並び、床にはギリシャ時代の戦いの様子を描いたモザイク画があります。 -
44<円形の間の天井>★★
「円形の間」はローマ市内のパンテオンを意識してデザインされたそうで、クーポラの形や彫像の配置などよく似ています。
ただし、屋根に穴は空いていません。 -
45<ヘラクレス>★★
一体だけある金色の像は「ヘラクレス」
ギリシャ神話に登場する半神半人の英雄で、最大最強の存在です。
足長でうらやましいですなぁ・・・。 -
46<ギリシャ十字の間>★★
次は、部屋の形が十字形の「ギリシャ十字の間」
部屋の中央には、「知の女神アテナ」を描いたモザイク画があります。
ちなみに、アテナはラオコーン親子を殺させた怖ーい女神です。 -
47<燭台のギャラリー>★
ギリシャ十字の間から階段をのぼり2階へ。
そこから、多くの彫像が並ぶ「燭台のギャラリー」が始まります。
一番気になったのは、乳房が一杯の「豊穣の女神アルテミス」の立像。
「疫病と死の神」も、ところ変われば役割もがらっと変わるのですね。 -
48<タペストリーの間>★★
「燭台のギャラリー」の次は「タペストリーの間」です。
色の退化や劣化を防ぐため、カーテンで外光が抑えられています。 -
49<タペストリーの間の天井>★★
天井には、カメオの立体的な装飾がずっと続いています・・・。
なーんちゃって。実は、これ絵なんです。すごい! -
50<地図のギャラリー>★★★
「タペストリーの間」の次は「地図のギャラリー」です。
壁の地図より目が行くのが黄金に輝く天井。
ここの主役は、地図よりも天井かも・・・。 -
51<地図のギャラリーの天井>★★★
天井は、豪華絢爛な絵画と彫刻で埋め尽くされています。
一つ一つがとても繊細で、これが120mも続きます!! -
52<イタリアの地図>★
16世紀に教皇グレゴリウス13世は、フレスコ画でイタリア各地と教会領地の地図を描かせました。
すでに、このような正確な地図を作る技術があったとは驚きです。 -
53<ヴァチカンの紋章>★
地図のギャラリー出口にあるヴァチカンの紋章とレリーフ。
ここだけでも、一体どれほどの手間と金がかかっているのでしょう。 -
54<ラファエロの間>★★★★
いよいよ「ラファエロの間」にやってきました。
ここは、システィーナ礼拝堂と双璧をなすヴァチカン美術館の目玉で、ラファエロと弟子たちの描いた壁画が圧巻です。全部で4つの部屋(コンスタンティヌスの間、ヘリオドロスの間、署名の間、ボルゴ火災の間)から構成されています。
これは、第2室「ヘリオドロスの間」の『ボルセーナの奇跡』 -
55<第2室「ヘリオドロスの間」>★★
『神殿から放逐されるヘリオドロス』は、神殿から財宝を奪おうとするヘリオドロスが、神に使わされた騎士たちに追い出される場面。(右下)
これは、「教会から盗んではならない」という教訓を表しています。 -
56<第2室「ヘリオドロスの間」の天井>★★
青い空に聖人や天使たちが描かれています。
旧約聖書のエピソードのようです。 -
57<第3室「署名の間」>★★★★
「署名の間」は、ラファエロの間の中で最も有名な部屋で、その中でも一番の傑作が『アテネの学堂』です。
50人以上の古代ギリシャの賢人が集まり、議論する様子が表現されています。ラファエロは、この中に尊敬する人物や自分自身を描きました。 -
イチオシ
58<哲学者プラトン>★★★
彼は、フィレンツェ時代に大きな影響を受けたレオナルド・ダ・ヴィンチを「哲学者プラトン」として描きました。中央左の赤い服を着た人物がそれです。
右隣の青い服は弟子のアリストテレス。 -
59<ヘラクレイトス>★★
ヘラクレイトスは、古代ギリシアの自然哲学者です。 難解な思想から、「暗い人」「泣く哲学者」などと呼ばれました。中央下段で頬杖をついている人物がミケランジェロがモデルのヘラクレイトスと言われています。
ミケランジェロの気難しい性格から、彼を選んだのでしょうか?
右側の「エロいポーズの親父」も、実は著名な哲学者「ディオゲネス」 -
60<こちらを向く青年>★★★
ラファエロは絵画に自画像を描き込むことで、自らが古代ギリシャ精神の継承者であることを示したかった、と言われています。
単なる「遊びゴコロ」なんかじゃないんです。 -
61<第3室「署名の間」の天井画『正義の女神』>★★
署名の間の天井には、アダムとイブの逸話などが描かれています。
金色に彩色され、とても煌びやかです。 -
62<第4室「ボルゴ火災の間」>★★
『ボルゴの火災』は、9世紀にボルゴ地区で発生した火災を、教皇レオ4世が十字を切って静めたという奇跡が題材です。
教皇は、中央奥に小さく描かれています。 -
63<第4室「ボルゴ火災の間」の天井画『三位一体と使徒』>★★
天井に描かれた4つの絵画は、ピエトロ・ペルジーノの作品。
ペルジーノは、ヴァチカン、システィーナ礼拝堂の壁画装飾を担当し、若きラファエロの師でもありました。 -
64<コーヒーショップで一休み>
疲れたのでコーヒーショップで一休み。
その後、階段を上がりいよいよ「システィーナ礼拝堂」へ。 -
65<システィーナ礼拝堂>★★★★★
ここは、教皇シクストゥス4世によって建てられた礼拝堂です。
「神のごとき」と言われたミケランジェロの祭壇画「最後の審判」と旧約聖書「創世記」を描いた天井画で、あまりにも有名です。
現在はローマ教皇を選出する「コンクラーベ」の場所としても利用されています。
※礼拝堂内部は全面撮影禁止のため、「ヴァチカン美術館HP」の「Discover the Museums」から画像をお借りしました。
http://www.museivaticani.va/content/museivaticani/en.html -
66<「最後の審判」(ミケランジェロ)」★★★★★
1535年から1541年にかけて描いた「最後の審判」は、ミケランジェロの最高傑作と言われています。左側が天国、右側が地獄で、中央のキリストが死者を天国と地獄に分ける裁きを行っている場面が描かれています。
ところで、ミケランジェロはこの壁画の中に自分自身を「人の抜け殻」として描いています。いかにも彼らしいと思いました。
※画像元:http://www.museivaticani.va/content/museivaticani/en.html -
67<システィーナ礼拝堂天井画(ミケランジェロ)>★★★★★
長さ約40mの天井一面に、旧約聖書「創世記」の9つのエピソードがフレスコ画で描かれています。ミケランジェロは、1508年から4年間を掛けてほぼ一人でこの絵を完成させたと言われています。
彫刻だけでなく絵画も天才的なミケランジェロって、凄すぎる!
※画像元:http://www.museivaticani.va/content/museivaticani/en.html -
68<「アダムの創造」(ミケランジェロ)>★★★★
天井画の中で一番有名な部分が、この「アダムの創造」です。
旧約聖書の『創世記』に記された神が、最初の人類たるアダムに生命を吹き込む場面を表現しています。
映画「E.T.」の指と指を合わせるシーンは、この絵がモデルとか・・・。
※画像元:http://www.museivaticani.va/content/museivaticani/en.html -
69<秘密の出口>★★
これは、「最後の審判」の反対側の壁面です。
通常は左側のドアから出て美術館の出口方向に向かうのですが、右側から出ると「サン・ピエトロ大聖堂」に抜けられます。
ここは、団体専用の通路となっているようですが、あまりの人の多さでチェックもなく、自分たちのような個人客もスイスイ出られました。
※画像元:http://www.museivaticani.va/content/museivaticani/en.html -
70<秘密のトイレ>★
まあ、別に秘密というわけでもありませんが、この階段の途中にトイレがあります。でも、それは入り口がひと目では分からないように作られた「秘密のトイレ」なのです。
これから行く方は、ぜひ探してみてください。 -
71<セキュリティーチェックなし>★★
秘密の出口から「ヴァチカン美術館」の外に出たところです。
ここは、もう「サン・ピエトロ大聖堂」の中。つまり、通常必要なセキュリティーチェックなしで入れちゃうんです。 -
72<サン・ピエトロ大聖堂>★★★
サン・ピエトロ大聖堂は、キリストの一番弟子であり、初代ローマ教皇となった聖ペトロを祀ったローマ・カトリックで一番神聖な教会です。
また、聖ペトロが逆十字架に掛けられて亡くなった場所が、手前にあるサン・ピエトロ広場です。サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会
-
73<聖年の扉>★★
大聖堂の正面には、向かって左から「死の扉」「善と悪の扉」「中央扉」「秘蹟の扉」「聖年の扉」(写真の扉)と五つの扉があります。
一番重要とされる「聖年の扉」は、25年おきに訪れる「聖年」の年だけ開かれます。次は、西暦2025年です。 -
74<「ピエタ」(ミケランジェロ)>★★★★★
入ってすぐ右にあるのが、ミケランジェロの最高傑作「ピエタ」です。
十字架から降ろされたイエスのなきがらを胸に抱き、聖母マリアは悲しみの表情を浮かべています。人物の表情や衣服は、とても石から削り出したとは思えません。
若干23歳でこの作品を作るとは、まさに天才! -
75<驚きの聖堂内>★★★★★
人と比べると、いかにこの聖堂が巨大か分かると思います。
この聖堂には6万人が収容でき、11の礼拝堂と45の祭壇があります。
大きいだけでなく、無数の彫像や絵画が聖堂内を飾り、天井や壁、床など目にするものすべてに細かい装飾が施されています。
ちなみに、聖堂の長さは186m、天井までは44m、世界一の聖堂です。 -
76<バルダッキーノ(大天蓋)>★★★★
巨大なブロンズ製の大天蓋は、ベルニーニの手によるもので、究極のバロック美術です。
ここは、サン・ピエトロ大聖堂の核であり、最も神聖なエリア。
聖ペトロの墓はこの下にあります。 -
イチオシ
77<バルダッキーノ>★★★★
大天蓋を支えるねじ曲がったブロンズ製の4本の柱には、月桂樹の葉やオリーブの枝、子供、家紋などが彫り込ま れています。天蓋上部の四隅には、 教皇の象徴である冠や鍵、聖書や剣を持つ天使が立っています。
そして、大天蓋の裏には、精霊の象徴とされる鳩が描かれています。 -
78<クーポラ(大円蓋)>★★★★★
大天蓋の上には、巨大なクーポラ(ミケランジェロ作)があります。
クーポラは、直径43m、高さ116mで、黄金に輝く聖人のモザイク画が描かれています。クーポラの縁の周りには、「ペトロよ、わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。そして、あなたに天の国の鍵を授ける」というマタイ16章のイエスの言葉が書かれています。 -
79<アプシス(後陣)>★★★★
後陣にあるのが「聖ペトロの司教座」(ベルニーニ作)です。
中央には教皇だけが腰掛けることができる黄金の椅子が、上部には精霊の象徴とされる鳩のステンドグラスが輝いています。 -
80<左右の側廊>★★★★
左右の側廊も、この豪華さ。
歴代の教皇や聖人たちの墓やすばらしい彫刻、絵画が続きます。 -
81<グレゴリアン礼拝堂のクーポラ>★★★
大聖堂の天井には、小さなクーポラがいくつもあります。
これは、グレゴリアン礼拝堂のクーポラ。
ミケランジェロが手掛け、ジャコモ・デッラ・ポルタが完成させました。 -
82<礼拝>
ちょうどミサを行っている礼拝堂もありました。 -
83<聖ペトロ像>★★
これは、キリストの一番弟子である「聖ペトロ」の像です。
カトリック教徒にとっては最も崇めるべき存在であり、ペトロ像の足に触ったり、キスをして祈りを捧げる人たちが、列をなしていました。多くの人が触ったため両足ともかなりすり減っていました。
私は仏教徒ですが、一応、触っておきました。 -
84<なぞのマンホール?>★
大聖堂の床に、美しい透かし模様のマンホール?がありました。
よく見ると下に人影が見えます。後で分かったのですが、大聖堂の地下にある歴代法王の墓を見学するツアーがあるそうで、人影はその人たちだったようです。 -
85<宝物館入口>★★
これは左側廊にある「教皇ピウス7世」の記念碑で、その下が「宝物館」の入り口になっています。宝物館には、バチカンの長い歴史の中で収集された数々の美術品や財産が納められています。 -
86<天使の持つ聖水盤>★★
これは、入り口近くにある「天使の持つ聖水盤」です。
小さく見えますが、実際には2メートルほどもあります。
ここで写真を撮ると幸せになると言われていて、多くの人が写真を撮ったり聖水盤の水を口にしたりしていました。 -
87<スイス人衛兵>★★★
ヴァチカン市国とローマ教皇を警護しているのは、スイス人衛兵。
この印象的な服は、ミケランジェロがデザインしたもので昔からほとんど変わっていないそうです。
ミケランジェロ、どんだけ~!(IKKOさん風に) -
88<サン・ピエトロ広場>★★
サン・ピエトロ大聖堂の見学を終えて外へ。
目の前に広がるのは、30~40万人も収容できるという「サン・ピエトロ広場」
幅240mもある広場の周りは列柱で囲まれ、中央にはローマ皇帝カリグラがエジプトから運び込んだオベリスクが立っています。サン ピエトロ広場 広場・公園
-
89<列柱廊>★★
広場を囲んでいるのはドーリア式の円柱で、全部で284本も並んでいます。そして、その上には、140体の歴代教皇と聖人像が飾られています。 -
90<べルニーニポイント>★★
広場には、写真のような白い円が二か所あります。
これは、「ベルニーニポイント」と呼ばれる場所で、ここから柱廊を見ると不思議なことが起こります。 -
91<ベルニーニミステリー>★★★
ベルニーニポイントに立ち柱廊を眺めると、4列の柱がなんと1列に重なって見えるのです。どうです?1本にしか見えないでしょう?
これは、「ベルニーニミステリー」と言われています。 -
92<ヴァチカン市国>★★★★★
たった4時間でしたが、すばらしい時間を過ごすことができました。
2度も3度も、ぜひ訪れたい場所となりました。
※画面をクリックして、ワイド画面でお楽しみ下さい。
午前中のヴァチカン訪問は、以上でおしまい。
最後までごらんいただき、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (1)
-
- 旅熊 Kokazさん 2021/04/25 12:29:25
- ミケランジェロ、どんだけ~!
- ナイスなコメントです!
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